ウトウの頭、酉谷山(東日原-タワ尾根-天目山-東日原)
- GPS
- 09:00
- 距離
- 20.6km
- 登り
- 1,581m
- 下り
- 1,574m
コースタイム
天候 | 晴れ時々曇のち雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
一石山神社から最初の急坂道が枯れ葉に隠されており、ちょっと不安になる。樹木の名前を書いた名阪があるので、それを見つけると安心できる。 金袋山の大ミズナラは、山頂よりかなり手前にある。またミズナラから左側(登り時)に登山ルートがある。少し登ると右側(小川谷側)からモノレールのレールが合流するので、それに沿って登ることとなる。モノレールは篶坂ノ丸で天祖山側の谷に下りて行くが、ルートはそのまま尾根沿いに付いている。 ウトウの頭の先の大岩のところにはトラロープと赤いテープでルートが示されている。しかし、その先の鞍部でルートを見誤らないようにする必要がある。尾根に沿って登り返すと左側(天祖山側)から再びモノレールが現れる。 |
写真
感想
さて、年末は帰省や芝刈りの予定が入っているため、今週は登り納めである。とは言っても日曜日はは高校駅伝をTV観戦したいので日帰りで計画を立てる。一方この冬に踏破をしたいと思っている長沢背稜の続きは天目山からである。しかし小川谷と日原の林道が閉鎖されているという条件を考えると、タワ尾根から長沢背稜を通って天目山から日原に下りるというルートをしか残らなかった。高水山から長沢背稜に向けて東から辿って来たので、本来はヨコスズ尾根から登って西方向に進むべきであるが、タワ尾根は正規のルートではないし、初めて辿るところなので登りに使うべきであると考えて、逆ルートを選択した。
例によって最寄り駅の初電で出発、奥多摩発7:26の東日原行きに乗る。東日原に8時前に着いて最初は林道歩きである。鍾乳洞でトイレを借りて準備万端出ようとすると、鍾乳洞の管理人が上がって来たので、「おはようございます」と声をかけると、それには答えず、「あの車はあんたのものか」と来た。一瞬ムッとして「違います」と答えたが、朝一番から不愉快なスタートであった。
一石山神社の社務所の脇から登り始めたが、一折れしたところで踏み跡が落ち葉に隠れてしまう。しかも本当に靴の幅しかない踏み跡である。不安に思いながら登ったが、樹木の名板が所々にあるので、それを頼りに登って行く。30分ほどで一旦平らな所に出る。なぜかベンチがある。そこを過ぎるとまた徐々に急坂になって、再度尾根に上がる。ここからは尾根沿いの道となり、徐々に高度を稼ぐようになる。
針葉樹と広葉樹の境を進んで行くと橅が出てくる辺りで斜面を右方向に進むようになる。ミズナラやブナの大きな株が目立つようになると、「もうすぐ大ミズナラ」の表示。倒木で作ったサークルに囲まれた巨樹が現れた。これが大ミズナラである。しかし、ここで踏み跡を見失ってしまう。左側の尾根がルートであろうと見当をつけ、そちらに行くと踏み跡があった。ちょっと登るとモノレールのレールが右側から現れた。次の篶坂ノ丸までこのレールにくっついて行けば良い。30分足らずで金袋山を通過、その後篶坂ノ丸は意外に近い。篶坂ノ丸山頂でレールは一旦折り返して左側の谷に下りて行っている。(おそらく、ウトウの頭は尾根が痩せていて、レールを支える支柱を立てることができないため、かなり下を迂回しているものと思われる。)
レールと別れて平坦地を進んで行くと、樹間に黒々とした山影が見えるようになる。ウトウの頭のようである。ここから落ち葉の中の急斜面を這うように登る。約30分斜面を登ると痩せ尾根になり、すぐにウトウの頭に到着。有名なウトウの絵を写真に収め、先を急ぐ。
稜線を進むとトラロープが張られたところに出る。どうやらネット情報でルートを間違ったという記載が多かった大岩の場所であるらしいが、しっかり左側の斜面に踏み跡が付けてあり、迷うことは無い。ただ、そこを抜けて下から眺めると分かりにくいかもしれない。それから下りたところが鞍部となっており、その先に全くテープなどが無いので、ちょっと探し回ってしまった。下りたと同じくらい登り返すのであるが、正規のルートになれば表示が必要な場所であろう。
そこを登りきると左側から再びレールと合流し、10分ほどでモノレールの終点、その先5分で縦走路に出る。
そこからは東側斜面の積雪に気をつけながら稜線の道を飛ばす。今回のルートの最高点酉谷山と前回割愛した天目山はピークを踏むことにする。ただ、酉谷山は結構登り甲斐があり少々バテ気味に。
この辺りで東日原の到着時間が気になり始める。コースタイムでは、酉谷山-天目山は2時間と少しかかるようになっているが、今月4日に下った時は1.5時間で下っているので、5時を目標にした。
天目山には15時過ぎに着いたが、ちょうど石尾根の上に雲がかかって、所々から太陽光線が射しこんでいる状態で、結構面白い写真となった。
少々エネルギーが切れてきたが、天目山の上は風が強く、また気温も下がって来たようなので、避難小屋まで下って一休みする。その日は小屋泊まりという方がお一人で食事中であった。少し話をする。昨晩は奥多摩小屋だったが、えらく混んでいた由、雲取の避難小屋も満杯だったということで、それに比べてこちらの空いていること、とのコメントであった。確かに自分も本日行き違ったのは5人、9時間で5人であるから空いているであろう。
さて、3時35分に小屋を出て、一路東日原へ。途中で雪が本降りになって来たが、幸いにして積っているところは無く、夏道のスピードで下りることができた。17時22分のバスに乗る。
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