ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 1578510
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
奥秩父

奥秩父/金峰山

2018年09月08日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
06:21
距離
11.8km
登り
520m
下り
1,357m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
5:31
休憩
0:44
合計
6:15
10:07
27
10:34
10:35
18
10:53
10:53
8
11:01
11:01
66
12:07
12:07
16
12:23
12:36
18
12:54
12:54
11
13:05
13:05
9
13:14
13:16
41
13:57
14:18
23
14:41
14:41
10
14:51
14:52
42
15:34
15:37
7
15:44
15:44
4
15:48
15:48
6
15:54
15:57
23
16:20
16:20
2
16:22
瑞牆山荘
天候 雨後曇り
過去天気図(気象庁) 2018年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
◆往路
塩山駅8:12着の中央線で集合。
8:30 塩山駅北口→9:15 柳平(1000円)
9:25 柳平→9:55 大弛峠(800円)
(共に栄和交通バス http://eiwa-kotsu.jp/root.html 要予約)
◆復路
16:30 瑞牆山荘→17:45 韮崎駅(2060円)
(山梨峡北交通 韮崎瑞牆線 http://kyohoku.jp/)
韮崎駅19:25発の中央線でそれぞれ帰宅。
コース状況/
危険箇所等
◆道の状況
危険箇所は特に感じられなかった。
◆登山ポスト
大弛峠登山口にあり。瑞牆山荘側登山口にも設置してあった。
塩山では降っていなかったけど大弛峠に到着すると雨模様。見る間に雨足が強くなって行き雨具を着込んでの出発となった。
2018年09月08日 10:06撮影 by  ASUS_Z012DA, asus
2
9/8 10:06
塩山では降っていなかったけど大弛峠に到着すると雨模様。見る間に雨足が強くなって行き雨具を着込んでの出発となった。
金峰山への登山口。登山ポストもここにある。奥には10班まである大パーティが揃って出発準備をしていた。駐車場もクルマで一杯だったしこの頃は大弛峠からの往復が金峰山のメインルートのようだ。
2018年09月08日 10:06撮影 by  ASUS_Z012DA, asus
1
9/8 10:06
金峰山への登山口。登山ポストもここにある。奥には10班まである大パーティが揃って出発準備をしていた。駐車場もクルマで一杯だったしこの頃は大弛峠からの往復が金峰山のメインルートのようだ。
樹林の中の登り。このルートにはそれ程急登は無い。
2018年09月08日 10:13撮影 by  ASUS_Z012DA, asus
1
9/8 10:13
樹林の中の登り。このルートにはそれ程急登は無い。
所々にルートが付け替えられている所があった。
2018年09月08日 10:17撮影 by  ASUS_Z012DA, asus
1
9/8 10:17
所々にルートが付け替えられている所があった。
先日の台風で倒れたのだろうか?見事にバッテン。
2018年09月08日 10:28撮影 by  ASUS_Z012DA, asus
2
9/8 10:28
先日の台風で倒れたのだろうか?見事にバッテン。
朝日岳への鞍部にケルンがあった。ここが朝日峠だな。
2018年09月08日 10:34撮影 by  ASUS_Z012DA, asus
1
9/8 10:34
朝日岳への鞍部にケルンがあった。ここが朝日峠だな。
再び樹林帯の登り。コメツガの香りが漂う。
2018年09月08日 10:51撮影 by  ASUS_Z012DA, asus
1
9/8 10:51
再び樹林帯の登り。コメツガの香りが漂う。
前方が明るくなって来た。
2018年09月08日 10:52撮影 by  ASUS_Z012DA, asus
2
9/8 10:52
前方が明るくなって来た。
朝日岳手前の露岩帯に出た。
2018年09月08日 10:53撮影 by  ASUS_Z012DA, asus
1
9/8 10:53
朝日岳手前の露岩帯に出た。
朝日岳の山頂域。残念ながら山頂標識は見つけることができなかった。山頂から降りる手前で小休止したが、ここが一番風雨がきつかった。
2018年09月08日 11:00撮影 by  ASUS_Z012DA, asus
1
9/8 11:00
朝日岳の山頂域。残念ながら山頂標識は見つけることができなかった。山頂から降りる手前で小休止したが、ここが一番風雨がきつかった。
小休止して朝日岳を下る。
2018年09月08日 11:11撮影 by  ASUS_Z012DA, asus
1
9/8 11:11
小休止して朝日岳を下る。
少し下ると風も止み、雨も上がる。雨具のフードを降ろすと首元に風が当たり涼しい。
2018年09月08日 11:18撮影 by  ASUS_Z012DA, asus
1
9/8 11:18
少し下ると風も止み、雨も上がる。雨具のフードを降ろすと首元に風が当たり涼しい。
鉄山の道標が落ちているが鉄山に向かうルートはロープが張られている。
2018年09月08日 11:32撮影 by  ASUS_Z012DA, asus
1
9/8 11:32
鉄山の道標が落ちているが鉄山に向かうルートはロープが張られている。
鉄山周りをトラバースして行く。
2018年09月08日 11:32撮影 by  ASUS_Z012DA, asus
1
9/8 11:32
鉄山周りをトラバースして行く。
シャクナゲが増えて来た。周りの樹々も低木になって来た。そろそろ森林限界か。
2018年09月08日 11:49撮影 by  ASUS_Z012DA, asus
1
9/8 11:49
シャクナゲが増えて来た。周りの樹々も低木になって来た。そろそろ森林限界か。
ハイマツが出て来たねとOさんと話をしていたら突然森林限界。
2018年09月08日 11:51撮影 by  ASUS_Z012DA, asus
1
9/8 11:51
ハイマツが出て来たねとOさんと話をしていたら突然森林限界。
ルートはここで左に屈曲するがケルン状の突起が少々紛らわしい。
2018年09月08日 11:54撮影 by  ASUS_Z012DA, asus
1
9/8 11:54
ルートはここで左に屈曲するがケルン状の突起が少々紛らわしい。
もう金峰山の頂上域。突然のゴロゴロ岩場に少し戸惑う?
2018年09月08日 11:56撮影 by  ASUS_Z012DA, asus
1
9/8 11:56
もう金峰山の頂上域。突然のゴロゴロ岩場に少し戸惑う?
ダケカンバの紅葉がもう始まっている。向こうに山頂がガスを透かして望める。
2018年09月08日 12:00撮影 by  ASUS_Z012DA, asus
2
9/8 12:00
ダケカンバの紅葉がもう始まっている。向こうに山頂がガスを透かして望める。
金峰山山頂に到着。
2018年09月08日 12:05撮影 by  ASUS_Z012DA, asus
2
9/8 12:05
金峰山山頂に到着。
ここが恐らく一番高い所。
2018年09月08日 12:06撮影 by  ASUS_Z012DA, asus
2
9/8 12:06
ここが恐らく一番高い所。
ちょうど一緒になった2人パーティの方に撮ってもらいました。とても良いカットです。
2018年09月08日 12:09撮影 by  ASUS_Z012DA, asus
4
9/8 12:09
ちょうど一緒になった2人パーティの方に撮ってもらいました。とても良いカットです。
五丈岩の周辺は流石に登山者がたくさん集まっている。
2018年09月08日 12:15撮影 by  ASUS_Z012DA, asus
3
9/8 12:15
五丈岩の周辺は流石に登山者がたくさん集まっている。
五丈岩。以前は何と言うこともなく登れたが今日は岩が濡れていることを理由に天辺から2つ下のテラスで諦めてしまった。気合が入らない自分に何となく鬱積した気持ちになる。
2018年09月08日 12:35撮影 by  ASUS_Z012DA, asus
1
9/8 12:35
五丈岩。以前は何と言うこともなく登れたが今日は岩が濡れていることを理由に天辺から2つ下のテラスで諦めてしまった。気合が入らない自分に何となく鬱積した気持ちになる。
五丈岩にも登れなかったしさっさと下山。後ろを振り返ると五丈岩の横顔はちょっと意外な印象だ。
2018年09月08日 12:36撮影 by  ASUS_Z012DA, asus
3
9/8 12:36
五丈岩にも登れなかったしさっさと下山。後ろを振り返ると五丈岩の横顔はちょっと意外な印象だ。
ハイマツと露岩のアルペン的な登山道が続く。
2018年09月08日 12:41撮影 by  ASUS_Z012DA, asus
2
9/8 12:41
ハイマツと露岩のアルペン的な登山道が続く。
ハイマツの向こうに岩峰が見えて来た。
2018年09月08日 12:48撮影 by  ASUS_Z012DA, asus
2
9/8 12:48
ハイマツの向こうに岩峰が見えて来た。
この岩峰から右にルートは下り金峰山小屋への径を分ける。
2018年09月08日 12:56撮影 by  ASUS_Z012DA, asus
1
9/8 12:56
この岩峰から右にルートは下り金峰山小屋への径を分ける。
ハイマツとシャクナゲ。奥秩父はシャクナゲも美しいのでその季節にまた来たいものだ。
2018年09月08日 12:58撮影 by  ASUS_Z012DA, asus
1
9/8 12:58
ハイマツとシャクナゲ。奥秩父はシャクナゲも美しいのでその季節にまた来たいものだ。
もう雨は上がったが小さな蜘蛛の巣に水滴が集まっている。
2018年09月08日 12:58撮影 by  ASUS_Z012DA, asus
2
9/8 12:58
もう雨は上がったが小さな蜘蛛の巣に水滴が集まっている。
西側の谷から風が吹き上がってくる。
2018年09月08日 13:03撮影 by  ASUS_Z012DA, asus
1
9/8 13:03
西側の谷から風が吹き上がってくる。
覗くと中々の高度感だ。
2018年09月08日 13:05撮影 by  ASUS_Z012DA, asus
3
9/8 13:05
覗くと中々の高度感だ。
スラブの下りに鎖が付いていた。
2018年09月08日 13:07撮影 by  ASUS_Z012DA, asus
1
9/8 13:07
スラブの下りに鎖が付いていた。
振り返ってのカット。西側が切れ落ちている。
2018年09月08日 13:09撮影 by  ASUS_Z012DA, asus
1
9/8 13:09
振り返ってのカット。西側が切れ落ちている。
未だ未だ楽しい時間が続く。
2018年09月08日 13:12撮影 by  ASUS_Z012DA, asus
1
9/8 13:12
未だ未だ楽しい時間が続く。
砂払いの頭。
2018年09月08日 13:14撮影 by  ASUS_Z012DA, asus
1
9/8 13:14
砂払いの頭。
砂払いの頭からは樹林帯の径になる。
2018年09月08日 13:15撮影 by  ASUS_Z012DA, asus
1
9/8 13:15
砂払いの頭からは樹林帯の径になる。
ガスを透かして見えるのは大日岩?
2018年09月08日 13:38撮影 by  ASUS_Z012DA, asus
1
9/8 13:38
ガスを透かして見えるのは大日岩?
少し明るくなって来た。
2018年09月08日 13:51撮影 by  ASUS_Z012DA, asus
1
9/8 13:51
少し明るくなって来た。
と思ったら小川山の岩峰群が見えて来た。しばし見惚れる。
2018年09月08日 13:51撮影 by  ASUS_Z012DA, asus
2
9/8 13:51
と思ったら小川山の岩峰群が見えて来た。しばし見惚れる。
大日岩でルートは西に屈曲し更に下って行く。が、真っ直ぐに進むと…。
2018年09月08日 13:56撮影 by  ASUS_Z012DA, asus
1
9/8 13:56
大日岩でルートは西に屈曲し更に下って行く。が、真っ直ぐに進むと…。
これが大日岩か!
2018年09月08日 13:56撮影 by  ASUS_Z012DA, asus
3
9/8 13:56
これが大日岩か!
小休止の間にちょっと登ってみた。
2018年09月08日 13:58撮影 by  ASUS_Z012DA, asus
1
9/8 13:58
小休止の間にちょっと登ってみた。
直下に岩峰が見えるがあれは瑞牆では無い。
2018年09月08日 13:59撮影 by  ASUS_Z012DA, asus
2
9/8 13:59
直下に岩峰が見えるがあれは瑞牆では無い。
晴れ間も見えて来た。
2018年09月08日 14:00撮影 by  ASUS_Z012DA, asus
2
9/8 14:00
晴れ間も見えて来た。
大日岩の2/3位まで登って北側にヘツッて行くと瑞牆山の岩峰群が望めた。残念ながら天辺はガスの中。
2018年09月08日 14:01撮影 by  ASUS_Z012DA, asus
2
9/8 14:01
大日岩の2/3位まで登って北側にヘツッて行くと瑞牆山の岩峰群が望めた。残念ながら天辺はガスの中。
Iさんが下から撮ってくれた写真。大日岩の天辺までは後少しだけど少し難しそうだ。ハンドジャムしてクラックを登る?
2018年09月08日 14:03撮影 by  SOL24, Sony
3
9/8 14:03
Iさんが下から撮ってくれた写真。大日岩の天辺までは後少しだけど少し難しそうだ。ハンドジャムしてクラックを登る?
下って行くと尚大日岩の存在感が感じられる。向こうに望めるのは飯盛山か?
2018年09月08日 14:15撮影 by  ASUS_Z012DA, asus
1
9/8 14:15
下って行くと尚大日岩の存在感が感じられる。向こうに望めるのは飯盛山か?
基部から見上げるとまたまた強烈だ。
2018年09月08日 14:17撮影 by  ASUS_Z012DA, asus
1
9/8 14:17
基部から見上げるとまたまた強烈だ。
ほんのひと時の晴れ間に展望を楽しむ。
2018年09月08日 14:20撮影 by  ASUS_Z012DA, asus
1
9/8 14:20
ほんのひと時の晴れ間に展望を楽しむ。
ここからは急降下が続く。
2018年09月08日 14:22撮影 by  ASUS_Z012DA, asus
2
9/8 14:22
ここからは急降下が続く。
鎖場もあり。
2018年09月08日 14:32撮影 by  ASUS_Z012DA, asus
1
9/8 14:32
鎖場もあり。
大日小屋。
2018年09月08日 14:40撮影 by  ASUS_Z012DA, asus
1
9/8 14:40
大日小屋。
少し解りにくいが「フジミ」方面が下山路。
2018年09月08日 14:40撮影 by  ASUS_Z012DA, asus
1
9/8 14:40
少し解りにくいが「フジミ」方面が下山路。
カラカラと鳴る坂を下る。瓦のような石が多い。この辺りからOさんが膝の痛みに悩まされる。
2018年09月08日 15:16撮影 by  ASUS_Z012DA, asus
1
9/8 15:16
カラカラと鳴る坂を下る。瓦のような石が多い。この辺りからOさんが膝の痛みに悩まされる。
ここはちょっとした道迷いポイント。尾根伝いに歩いて行きそうだが道標は下を指している。
2018年09月08日 15:18撮影 by  ASUS_Z012DA, asus
1
9/8 15:18
ここはちょっとした道迷いポイント。尾根伝いに歩いて行きそうだが道標は下を指している。
尾根の側は岩壁。
2018年09月08日 15:24撮影 by  ASUS_Z012DA, asus
1
9/8 15:24
尾根の側は岩壁。
尾根から逸れて下ると間も無く富士見平小屋に出た。ここでバスの時間を見ながら小休止。
2018年09月08日 15:27撮影 by  ASUS_Z012DA, asus
1
9/8 15:27
尾根から逸れて下ると間も無く富士見平小屋に出た。ここでバスの時間を見ながら小休止。
こんなに小綺麗な小屋でしたっけ?四半世紀前の記憶しかないからなぁ。
2018年09月08日 15:41撮影 by  ASUS_Z012DA, asus
1
9/8 15:41
こんなに小綺麗な小屋でしたっけ?四半世紀前の記憶しかないからなぁ。
ここも尾根から左に下るポイント。解りやすい下山道の道標がある。
2018年09月08日 15:50撮影 by  ASUS_Z012DA, asus
1
9/8 15:50
ここも尾根から左に下るポイント。解りやすい下山道の道標がある。
そこから見える瑞牆山の岩峰群。
2018年09月08日 15:51撮影 by  ASUS_Z012DA, asus
2
9/8 15:51
そこから見える瑞牆山の岩峰群。
里宮神社参道の道標もある。時間があれば寄り道して行きたい感じだ。
2018年09月08日 15:53撮影 by  ASUS_Z012DA, asus
1
9/8 15:53
里宮神社参道の道標もある。時間があれば寄り道して行きたい感じだ。
林道に出た。
2018年09月08日 15:57撮影 by  ASUS_Z012DA, asus
1
9/8 15:57
林道に出た。
楽に歩ける林道を選択。距離は長いけどまあバスには間に合うでしょう。
2018年09月08日 15:58撮影 by  ASUS_Z012DA, asus
1
9/8 15:58
楽に歩ける林道を選択。距離は長いけどまあバスには間に合うでしょう。
瑞牆山荘に到着。
2018年09月08日 16:22撮影 by  ASUS_Z012DA, asus
1
9/8 16:22
瑞牆山荘に到着。
このバスで韮崎まで。乗客は我々+2名で途中で1名乗車、1名下車。殆どの登山者はクルマでピストンなんですね。ともかくお疲れ様でした。
2018年09月08日 16:23撮影 by  ASUS_Z012DA, asus
1
9/8 16:23
このバスで韮崎まで。乗客は我々+2名で途中で1名乗車、1名下車。殆どの登山者はクルマでピストンなんですね。ともかくお疲れ様でした。

感想

下ノ廊下を目指す会の今年の5回目の山行は奥秩父の雄峰金峰山を大弛峠から目指し、瑞牆山荘に抜けるルート。晴天であればアルペン的な岩稜帯と展望が楽しめる筈だったが、残念ながら雨後曇り。それでも初めての奥秩父で高山の空気に触れて楽しい山旅になった。下りては韮崎で呑んで特急の中で呑んで、中央線からの帰路は皆山よりもっと大変だった様子だった。

個人的には24年前に大弛峠からの往復、25年前に瑞牆山荘からの往復で2回金峰山には登っているが流石に四半世紀経つと色々と変わっているところがある。一番の違いは大弛峠までの林道が舗装されていることと峠の整備が素晴らしいことだ。塩山駅から柳平までグイグイ標高を上げた後にバスからミニバンに乗り換えて大弛峠へと約1時間半掛かるが快適に2365mの高地に引き上げて貰える。塩山駅から2000mを超える手前までは曇りだったがそれからガスの中に入って行くと徐々に霧雨状態になり、峠ではシトシト降り続けるようになった。残念ながら雨具を着ての出発だが、Iさんは逆に初めて雨具を使うと新鮮な気持ちだったようだ。

峠の混雑も大したもの。100台近いクルマが駐車しているし登山者を運ぶミニバンもひっきりなしに登ってくる。大弛峠からの往復が金峰山のメインルートになっているみたいだ。確かに瑞牆山荘からよりもずっと楽だけど瑞牆山荘から登る方が景観的には楽しいのだが。登山口を超えると一気に山中の雰囲気になり樹林帯の登高が続くが、傾斜は厳しくない。先頭を行くIさんは良いペースで引っ張ってくれた。元々の標高が高いがそれでも標高と共に植生も変化しやがてコメツガの甘い匂いに周囲が包まれて行く。露岩帯に出るとほぼ朝日岳の頂上域だ。晴れていれば朝日岳から金峰山ははっきりと望めるのだが今日は生憎の雨。しかも雨の勢いは強まり風もここでは強かった。撤退も視野に入れるが今戻ってもバスには時間があり過ぎるので兎も角金峰山までは行くこととする。

朝日岳を下り、鉄山はトラバースして行く。そうすると雨も上がり風も収まった。少し登り基調になって行き小川山の岩峰群が望める辺りになるとハイマツも見えだす。ハイマツが出て来たねと話しているとポンと森林限界を超えて金峰山の山頂域に飛び出す。この突然さが僕的にはイマイチなんだよなぁ。瑞牆山荘から登ってくると千代の吹上から五丈岩を目指して来る感が強いんだけど。ともあれ山頂域に出て岩がゴロゴロした所を山頂に向かって行くと金峰山山頂の標識に出合う。おそらく五丈岩の手前のここが最高地点なのだろう。写真を撮って更に進み五丈岩の基部で小休止とした。ここには登山者が大勢集っている。過去の2回はいずれも五丈岩には登っていたので今回も登るつもりでいたが、雨に濡れた岩に少し怖気て頂上から2つ下のテラス止まりになってしまった。そんな自分の小心に我ながら少し嫌な感じだが、やっぱり若い頃の方が大胆だったし登る力も強かったのは真実なんだろうと受け入れるしかないよね。

金峰山までIさんが良いペースで引っ張ってくれたので貯金が出来たがこれが幸いした。下りで段々と皆疲労の色が出て来てOさんが膝の痛みを気にしだしたけれどこの貯金を有効に使ってペースを緩めたり、林道を歩いたりすることが出来た。グッドチームワークでしょう。登りはそれ程登るルートでは無いけれど下りはしっかり1000m以上下ることになる。やっぱり中高年には下りが厳しいもの。

大日岩周辺ではひと時晴れ間を享受することが出来た。以前登った時には大日岩は見もせずに通過したけど今日は小休止の間に中腹まで登ってみた。北側にトラバースして行くと瑞牆の岩峰群も展望できてとても楽しい時間を過ごすことができた。もうひと頑張りする時間があれば頂上までも行けるかも?少し五丈岩を登れなかった鬱屈を晴らすことができた。

瑞牆山荘前には16:30発のバスが待っていたが乗客は僕らパーティ以外には2名だけだった。バスの車中で乗る特急の時間を決めて、韮崎駅では切符を買った後に1時間半限定で呑み会。例によって暴走列車のようにウィスキーのボトルを注文し、残りは特急の中に持ち込んでと言う状態だ。呑むらのご主人は親切にもプラコップをくれるし。山行の後の酒は実に楽しいのだけれどもう少しコントロールを効かせるのが課題だなぁ。ともあれお疲れ様でした。次回は紅葉の山旅を計画しましょう。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:784人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

ハイキング 奥秩父 [日帰り]
金峰山-みずがき山荘からピストン
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス
技術レベル
3/5
体力レベル
3/5
雪山ハイキング 甲信越 [日帰り]
みずがき山荘−金峰山−みずがき山荘
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
3/5
体力レベル
3/5
ハイキング 奥秩父 [日帰り]
金峰山と国師ヶ岳(大弛峠からピストン)
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
2/5
体力レベル
3/5
無雪期ピークハント/縦走 奥秩父 [日帰り]
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5
無雪期ピークハント/縦走 甲信越 [日帰り]
大弛峠から金峰山
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
2/5
体力レベル
2/5
無雪期ピークハント/縦走 奥秩父 [日帰り]
金峰山〜大弛峠ピストン
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
1/5
体力レベル
2/5
ハイキング 奥秩父 [日帰り]
大弛峠〜金峰山〜瑞牆山荘
利用交通機関: 電車・バス
技術レベル
2/5
体力レベル
2/5
ハイキング 奥秩父 [日帰り]
金峰山
利用交通機関:
技術レベル
3/5
体力レベル
3/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら