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Yamareco

記録ID: 1586322
全員に公開
ハイキング
奥秩父

トサカとトクサでトクだつた@鶏冠山-木賊山

2018年09月16日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
15:00
距離
18.4km
登り
1,745m
下り
1,715m
歩くペース
ゆっくり
1.21.3
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
12:16
休憩
2:31
合計
14:47
7:00
7:00
19
7:22
7:22
4
7:34
7:34
13
7:47
8:03
133
10:16
10:40
72
12:52
13:30
76
14:46
15:06
118
17:04
17:22
4
17:26
17:26
107
19:13
19:13
125
21:18
21:23
2
21:25
21:25
4
登り区間では何度も休んでいますが、チンネノコルとそれぞれの岩峰手前やピークでは多少長めに休憩しています。鶏冠山山頂でもしばらく待っている間に座っていました。木賊山のベンチでは日が沈む少し前だったこともあって、軽い休憩になりました。また、下り区間でも3回ほど休んでいます。
天候 曇り一時晴れ
過去天気図(気象庁) 2018年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
西沢渓谷駐車場
コース状況/
危険箇所等
 鶏冠尾根前半は渡渉後から尾根の上に登るまでがかなりキツい勾配で、そこからも普通に疲れる登りが続きます。チンネノコルに至る直前もハードな急斜面で、両手も使ってよじ登る区間も多くなってきます。そして第一岩峰からは岩場のナイフリッジが多くなり、一時脇に逸れる区間も石楠花の硬い枝や倒木等に悩まされます。第一岩峰と第二岩峰には鎖が垂れていましたが、どちらも上の方だけで、途中まではちょっとしたロッククライミングを余儀なくされます。第三岩峰の手前の岩は垂直に近い壁面で鎖もありませんが、左側に足掛かりになる凹凸があるので、クライミング経験のある人なら何とか登れるでしょうが、基本的には熟練者に先行してもらってザイルでしっかり確保してもらってから登るべきでしょう。そこからもまだいくつか岩場を乗り越えないと第三岩峰のピークに達しませんが、左側に一旦下ってから側面を登り返す巻き道も結構ハードな勾配です。尾根に乗ってから少し戻る形で第三岩峰頂上の山梨百名山標柱に至ります。本来の鶏冠山山頂はもうしばらく北にあり、やはり狭いナイフエッジや石楠花ヤブこぎが続くので、スピードアップできません。
 山頂から木賊山までの後半区間は、ハードな岩場こそないものの、思いの他起伏が強く、特に中間にある2117mの名無しピークまでも結構下ってから登り返すので、疲れた足にはハードでした。そこから木賊山へは高低差320mなんですが、一旦100m程下らねばならないので、実質400mの高低差を1km未満の距離で登らねばならず、大変でした。下の案内板には木賊から少し下った鞍部にある甲武信山荘まで8時間となっていましたが、駐車場から木賊山山頂まで10時間を要してしまいました。
 破風山への稜線の尾根は歩きやすく、南に下る戸渡尾根も問題はないです。途中から日が暮れてナイトハイクになりましたが、道は明瞭ですから迷う心配はまずありません。ただし、やはり歩く速度はガックリ落ちますから、本来掛かる時間よりも大分遅くなるのは仕方ないです。距離も結構長いので、日帰りで一周するには健脚でないとまず途中で日没になるでしょうから、ヘッドランプは必須です。また標高が1400mを切った辺りから土質が粘土質になっていて、やたらに滑りやすい上に結構キツい勾配になっていて大変でした。
早朝3時50分にdimeifuさんとhirokiさんに我が家に来てもらい、3人一緒に車で圏央道の厚木PAで藤沢組のYouさん、ミックさん、すずこまさんらと待ち合わせ、計6人で西沢渓谷に向かいます。西沢渓谷駐車場には6時40分に到着し、準備を整えて7時に登山開始です。
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早朝3時50分にdimeifuさんとhirokiさんに我が家に来てもらい、3人一緒に車で圏央道の厚木PAで藤沢組のYouさん、ミックさん、すずこまさんらと待ち合わせ、計6人で西沢渓谷に向かいます。西沢渓谷駐車場には6時40分に到着し、準備を整えて7時に登山開始です。
林道はすぐにゲートがありますが、鶏冠尾根の登山道入口までは2km近くあります。わいわいおしゃべりしながら楽しく歩いていますが、気楽だったのはこの時だけでした。画像は未明まで降った雨で濁るナレイ沢。紅葉時は最高でしょうね。
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林道はすぐにゲートがありますが、鶏冠尾根の登山道入口までは2km近くあります。わいわいおしゃべりしながら楽しく歩いていますが、気楽だったのはこの時だけでした。画像は未明まで降った雨で濁るナレイ沢。紅葉時は最高でしょうね。
近丸新道の近くにある祠。3D風の登山路の案内板が立っています。
近丸新道の近くにある祠。3D風の登山路の案内板が立っています。
分かりやすいですね。これによると鶏冠尾根は8時間ほど掛かるようですが、この時は時間までは細かく見ておらず、漠然と6時間くらいかなと思っていました。
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分かりやすいですね。これによると鶏冠尾根は8時間ほど掛かるようですが、この時は時間までは細かく見ておらず、漠然と6時間くらいかなと思っていました。
徳ちゃん新道入口。帰りはここから出てくる予定です。
徳ちゃん新道入口。帰りはここから出てくる予定です。
現在は廃業中の西沢山荘。先ほどの案内板には避難小屋と書かれていましたので、中は開放されているのかも。
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現在は廃業中の西沢山荘。先ほどの案内板には避難小屋と書かれていましたので、中は開放されているのかも。
二俣吊橋は結構揺れますね。天気がすっきりしていたら右に鶏冠山が見えますが、この時間は朝もやの中ですね。
二俣吊橋は結構揺れますね。天気がすっきりしていたら右に鶏冠山が見えますが、この時間は朝もやの中ですね。
もう一つ小さな橋があります。
もう一つ小さな橋があります。
そしてここから右に折れて沢沿いにしばらく進みます。
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そしてここから右に折れて沢沿いにしばらく進みます。
見ると沢沿いを進む道もあるようですが、ここはトラバースルートを使って進みます。
見ると沢沿いを進む道もあるようですが、ここはトラバースルートを使って進みます。
未明まで雨が降っていたので土が湿っています。
未明まで雨が降っていたので土が湿っています。
ここを渡渉しますが、先に4人のハイカーが渡って足を拭いていました。
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ここを渡渉しますが、先に4人のハイカーが渡って足を拭いていました。
さぁここからが大変な登山路になります。気を引き締めて行きましょう。
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さぁここからが大変な登山路になります。気を引き締めて行きましょう。
少しだけ沢に沿いつつ鶏冠尾根に向かいます。
少しだけ沢に沿いつつ鶏冠尾根に向かいます。
沢登りしているみたいですね。このすぐ先で左側の斜面を登ります。
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沢登りしているみたいですね。このすぐ先で左側の斜面を登ります。
いきなり急登が続き、大丈夫かと思っていた右足首がすぐに痛くなりました。勾配が強いために深く折り畳んだところで力を掛けますから、仕方ないですね。
いきなり急登が続き、大丈夫かと思っていた右足首がすぐに痛くなりました。勾配が強いために深く折り畳んだところで力を掛けますから、仕方ないですね。
足もさることながら、強い勾配なので息を整えながらゆっくり一歩一歩登ります。こんなきれいなヤマブキ色のキノコが密生していました。
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足もさることながら、強い勾配なので息を整えながらゆっくり一歩一歩登ります。こんなきれいなヤマブキ色のキノコが密生していました。
尾根に一時乗るんですが、勾配が緩むのはほんのひと時。待っていてくれた皆さんは健脚揃いだから余裕でしょうけれども、こちらにはこんな登りでも大変です。
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尾根に一時乗るんですが、勾配が緩むのはほんのひと時。待っていてくれた皆さんは健脚揃いだから余裕でしょうけれども、こちらにはこんな登りでも大変です。
すぐにこんな勾配になっちゃいました。ザレですから気を付けて進みます。
すぐにこんな勾配になっちゃいました。ザレですから気を付けて進みます。
簡単な道標がたくさん出てきます。
簡単な道標がたくさん出てきます。
ほんのわずかに平坦な区間になりましたが、息を整える前にすぐに登りになってしまいます。
ほんのわずかに平坦な区間になりましたが、息を整える前にすぐに登りになってしまいます。
この新し目の青い道標は木賊山までたっぷりありました。マーキングもしっかりしているので、道迷いはまずなさそうですね。
この新し目の青い道標は木賊山までたっぷりありました。マーキングもしっかりしているので、道迷いはまずなさそうですね。
なめこみたいにヌルヌルした傘のキノコ。結構大きかったです。
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なめこみたいにヌルヌルした傘のキノコ。結構大きかったです。
バリルートっぽい雰囲気です。
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バリルートっぽい雰囲気です。
キツい登りです。
キツい登りです。
岩が出てきました。鶏冠の山頂がそこそこ近付いてきたんでしょうか。
岩が出てきました。鶏冠の山頂がそこそこ近付いてきたんでしょうか。
一段と勾配が厳しくなり、両手も使って登るところが出てきました。
一段と勾配が厳しくなり、両手も使って登るところが出てきました。
今度は鮮明なオレンジ色のキノコが。先ほどのやつと同じ種類なのかな。
今度は鮮明なオレンジ色のキノコが。先ほどのやつと同じ種類なのかな。
最初のロープ区間。土だけでなく岩も湿っているので滑りやすいです。
最初のロープ区間。土だけでなく岩も湿っているので滑りやすいです。
岩場が多くなると、必然的に狭いトラバース区間も多くなります。
岩場が多くなると、必然的に狭いトラバース区間も多くなります。
今度は左側をトラバースします。
今度は左側をトラバースします。
次のロープは途中で切れ掛かっていました。
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次のロープは途中で切れ掛かっていました。
キノコ類だけではなく、意外と花もちらほら咲いていました。
キノコ類だけではなく、意外と花もちらほら咲いていました。
ここはリボンがなければ道だと思えないようなところですね。
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ここはリボンがなければ道だと思えないようなところですね。
振り返ると西沢渓谷が見えました。
振り返ると西沢渓谷が見えました。
ここのトラバースも危険ですね。濡れた倒木は滑りますが、こんな斜めになったものを越えて、狭い踏み跡に足を落とさないといけません。
ここのトラバースも危険ですね。濡れた倒木は滑りますが、こんな斜めになったものを越えて、狭い踏み跡に足を落とさないといけません。
3度目のロープ区間。
3度目のロープ区間。
登り切ったところがチンネノコルと呼ばれる鞍部で、ここを右に折れ曲がるように進みます。ストックのグリップが突き刺さり、そこに小さな道標がくくり付けてありました。
登り切ったところがチンネノコルと呼ばれる鞍部で、ここを右に折れ曲がるように進みます。ストックのグリップが突き刺さり、そこに小さな道標がくくり付けてありました。
軽く休憩して再スタート。もう岩が多く出てくるようになっています。
軽く休憩して再スタート。もう岩が多く出てくるようになっています。
ロープはもうないですが、岩登りは普通にあります。
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ロープはもうないですが、岩登りは普通にあります。
また尾根に乗りますが、こんな倒木も出てきます。
また尾根に乗りますが、こんな倒木も出てきます。
また岩を避けて脇を抜けます。
また岩を避けて脇を抜けます。
裏側に反り返った花びらが面白いですね。丹沢ではまだ見たことがないです。何と言う名前の花かな?
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裏側に反り返った花びらが面白いですね。丹沢ではまだ見たことがないです。何と言う名前の花かな?
土の斜面ももうこんな傾斜ですので、根っこを掴まないと登れません。
土の斜面ももうこんな傾斜ですので、根っこを掴まないと登れません。
上の方で振り返ると木々の間から南の乾徳山方面が雲から頭を出して見えました。左の多分黒金山の左後ろには富士山の影がチラ見できました。
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上の方で振り返ると木々の間から南の乾徳山方面が雲から頭を出して見えました。左の多分黒金山の左後ろには富士山の影がチラ見できました。
いよいよ核心部の始まり。第一岩峰の鎖場になります。鎖と言っても途中からなので、真ん中より上の方までは岩を掴んで登ります。
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いよいよ核心部の始まり。第一岩峰の鎖場になります。鎖と言っても途中からなので、真ん中より上の方までは岩を掴んで登ります。
こんなところにも黄色い花が咲いていましたが、一体何でしょう。
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こんなところにも黄色い花が咲いていましたが、一体何でしょう。
鎖が終わってももう少し岩を登ります。
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鎖が終わってももう少し岩を登ります。
登り切るとちょっとしたスペースがあります。
登り切るとちょっとしたスペースがあります。
鶏冠山の中心部が見えますね。岩場を伝って向こうまで進みます。
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鶏冠山の中心部が見えますね。岩場を伝って向こうまで進みます。
国師ヶ岳から甲武信ヶ岳へつながる稜線。
国師ヶ岳から甲武信ヶ岳へつながる稜線。
今度はYouさんに撮ってもらいました(^∇^)v
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今度はYouさんに撮ってもらいました(^∇^)v
上から見ると、第二岩峰にも鎖があるのが見えますね。Youさんが登り始めています。
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上から見ると、第二岩峰にも鎖があるのが見えますね。Youさんが登り始めています。
岩峰からはこんな感じで下ります。足が掛かりはあるので問題はないですが、こうして見るとやはり危険ですよね。画像はhirokiさんに撮ってもらいました。
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岩峰からはこんな感じで下ります。足が掛かりはあるので問題はないですが、こうして見るとやはり危険ですよね。画像はhirokiさんに撮ってもらいました。
第二岩峰の鎖は、下側が右の足掛かりのないところに固定されているので、半分は自力で左側から岩を掴んで登る形になります。
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第二岩峰の鎖は、下側が右の足掛かりのないところに固定されているので、半分は自力で左側から岩を掴んで登る形になります。
登り切るとこんなプレートが。てゆーかとても気は抜けるようなところではないですけどね(笑。
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登り切るとこんなプレートが。てゆーかとても気は抜けるようなところではないですけどね(笑。
次の岩場は左をトラバースして進みます。こんな感じで石楠花を初めとする硬い低木の枝がかなりウザくなってきました。
次の岩場は左をトラバースして進みます。こんな感じで石楠花を初めとする硬い低木の枝がかなりウザくなってきました。
こうした倒木くぐりも何度か出てきます。リュックが引っ掛かるので、結構突っ伏して進むので面倒です。
こうした倒木くぐりも何度か出てきます。リュックが引っ掛かるので、結構突っ伏して進むので面倒です。
いよいよ第三岩峰の手前の壁に。ここは元々迂回路を使うところらしく、鎖はありません。Youさんはこのところロッククライミングの練習をしているので、ここをあっさりクリア。ロープを垂らしてくれて安全確保しつつ、皆同じく登ります。左に足掛かりのある凹凸がありますので、自分も何とか登れそうですが、足を痛めているので、ここで悪化させたら後が大変ですから、安全に巻き道を進むことにします。
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いよいよ第三岩峰の手前の壁に。ここは元々迂回路を使うところらしく、鎖はありません。Youさんはこのところロッククライミングの練習をしているので、ここをあっさりクリア。ロープを垂らしてくれて安全確保しつつ、皆同じく登ります。左に足掛かりのある凹凸がありますので、自分も何とか登れそうですが、足を痛めているので、ここで悪化させたら後が大変ですから、安全に巻き道を進むことにします。
迂回路は一旦5mほど右に下ってトラバースしますが、こんな急な区間もあります。ロープがあるだけマシですけどね。
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迂回路は一旦5mほど右に下ってトラバースしますが、こんな急な区間もあります。ロープがあるだけマシですけどね。
岩の左側面をトラバースしています。
岩の左側面をトラバースしています。
登り返しは勾配のキツいバリルートと言う感じになります。
登り返しは勾配のキツいバリルートと言う感じになります。
鞍部に出ますが、ここを左に戻る形で第三岩峰のピークに進みます。それなりに距離はあります。
鞍部に出ますが、ここを左に戻る形で第三岩峰のピークに進みます。それなりに距離はあります。
これが第三岩峰のピーク。ここに山梨百名山の標柱がありますが、正しくは鶏冠山山頂はまだ先になります。それにしても、ここには誰もいませんで、向こう側を覗いてもひと気はないです。鶏冠山山頂で食事にする予定でしたから、もうそっちに行ってしまったのかなと思って、急いで先に向かうことにしました。
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これが第三岩峰のピーク。ここに山梨百名山の標柱がありますが、正しくは鶏冠山山頂はまだ先になります。それにしても、ここには誰もいませんで、向こう側を覗いてもひと気はないです。鶏冠山山頂で食事にする予定でしたから、もうそっちに行ってしまったのかなと思って、急いで先に向かうことにしました。
第三岩峰から山頂までは結構距離があります。
第三岩峰から山頂までは結構距離があります。
こうした岩がたっぷりありますが、脇を巻いて進みます。
こうした岩がたっぷりありますが、脇を巻いて進みます。
石楠花ジャングルのヤセ尾根。本当に歩きづらいです。
石楠花ジャングルのヤセ尾根。本当に歩きづらいです。
石楠花の葉にこんなマッシュルームみたいなものが結構付いていましたが、何かの卵か菌類の寄生でしょうか?
石楠花の葉にこんなマッシュルームみたいなものが結構付いていましたが、何かの卵か菌類の寄生でしょうか?
「とさか」ではなく、もう「とくさ」になっていますね。
「とさか」ではなく、もう「とくさ」になっていますね。
木の根階段の細尾根。湿った根っこは本当に滑りやすいです。
木の根階段の細尾根。湿った根っこは本当に滑りやすいです。
やっと鶏冠山山頂が見えてきました。やはり岩峰です。
やっと鶏冠山山頂が見えてきました。やはり岩峰です。
結構登りもあって疲れましたが、仲間達はそこにもおらず、どうやら巻き道の方が早く第三岩峰に到着できたようです。仕方ないので、ここで座っていつでも昼食を取れるように準備して待つことにしました。時間は12時50分ですから食事時間には丁度良かったです。
結構登りもあって疲れましたが、仲間達はそこにもおらず、どうやら巻き道の方が早く第三岩峰に到着できたようです。仕方ないので、ここで座っていつでも昼食を取れるように準備して待つことにしました。時間は12時50分ですから食事時間には丁度良かったです。
20分くらい待ったでしょうか、すずこまさんがやってきて話を聞くと、第三岩峰に自分がいなかったから迂回路で何かあったのではないかと心配し、Youさんとdimeifuさんがそっちを往復したんだそう。第三岩峰までは壁の後でもいくつかの岩場を乗り越えることになってかなり時間が掛かったそうです。
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20分くらい待ったでしょうか、すずこまさんがやってきて話を聞くと、第三岩峰に自分がいなかったから迂回路で何かあったのではないかと心配し、Youさんとdimeifuさんがそっちを往復したんだそう。第三岩峰までは壁の後でもいくつかの岩場を乗り越えることになってかなり時間が掛かったそうです。
何はともあれ合流できて良かったですが、もう時間は1時半。ピストンで戻るかと言う話にもなりましたが、岩峰を下るのは大変ですから、ナイトハイク覚悟で予定通り木賊山まで登って周回することにしました。その上で、ここで食事を取っていたら明るいうちに木賊山までたどり着けない恐れがあるので、食事は抜いて先を急ぐことにしました。
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何はともあれ合流できて良かったですが、もう時間は1時半。ピストンで戻るかと言う話にもなりましたが、岩峰を下るのは大変ですから、ナイトハイク覚悟で予定通り木賊山まで登って周回することにしました。その上で、ここで食事を取っていたら明るいうちに木賊山までたどり着けない恐れがあるので、食事は抜いて先を急ぐことにしました。
しばらくはあまり高低差のない起伏のヤセ尾根区間になります。
しばらくはあまり高低差のない起伏のヤセ尾根区間になります。
一応木が立っているだけましですが、ここは結構危ないナイフリッジですね。
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一応木が立っているだけましですが、ここは結構危ないナイフリッジですね。
こんな花も咲いていました。雄しべがピンと一本立っています。
こんな花も咲いていました。雄しべがピンと一本立っています。
その次の突起。こんな小さな登りでも、さすがに疲れた足ではすいすい進めませんね。
その次の突起。こんな小さな登りでも、さすがに疲れた足ではすいすい進めませんね。
道迷いポイント1。下り区間に支尾根があって、どちらにも踏み跡がありますが、左に進まないといけません。
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道迷いポイント1。下り区間に支尾根があって、どちらにも踏み跡がありますが、左に進まないといけません。
下って行く途中で見えた次のP2117。ドーンと壁のように立ちはだかっていて、「あそこを登り返すのかよ」と思ったら、気が重くなります。
下って行く途中で見えた次のP2117。ドーンと壁のように立ちはだかっていて、「あそこを登り返すのかよ」と思ったら、気が重くなります。
あまり下って欲しくないですが、こうしてガッツリ下ります。
あまり下って欲しくないですが、こうしてガッツリ下ります。
そして登りに転じますが、こんなよじ登りづらいところを這い上がります。
そして登りに転じますが、こんなよじ登りづらいところを這い上がります。
もう一度鞍部のようになった区間を進みますが、また石楠花がウザい区間になっています。
もう一度鞍部のようになった区間を進みますが、また石楠花がウザい区間になっています。
キツい登りになって名無しピークに至りますが、足も痛くて大変でした。
キツい登りになって名無しピークに至りますが、足も痛くて大変でした。
やっとP2117山頂になりますが、ここはまだ木賊山までの中間地点より手前なんですよね。単純に高低差で330mはありますが、ここからしばらく下ることを加味すると、400mは登り返すことになり、まだまだつらいです。
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やっとP2117山頂になりますが、ここはまだ木賊山までの中間地点より手前なんですよね。単純に高低差で330mはありますが、ここからしばらく下ることを加味すると、400mは登り返すことになり、まだまだつらいです。
後に稜線が続いていますが、あまりのんびりしてはいられませんので、ちょっと休憩して先を急ぎます。
後に稜線が続いていますが、あまりのんびりしてはいられませんので、ちょっと休憩して先を急ぎます。
途中良く見かけた苔だかキノコだかの菌類。フカフカしていました。
途中良く見かけた苔だかキノコだかの菌類。フカフカしていました。
稜線の岩場を回避してトラバースする区間が続きます。
稜線の岩場を回避してトラバースする区間が続きます。
倒木またぎが複数回出てきます。すっかりガスってしました。
倒木またぎが複数回出てきます。すっかりガスってしました。
勾配はまだ緩いので良いのですが、倒木またぎは意外と疲れますね。
勾配はまだ緩いので良いのですが、倒木またぎは意外と疲れますね。
こんなチョコレートみたいなキノコも傘を広げていました。
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こんなチョコレートみたいなキノコも傘を広げていました。
いよいよキツい登り区間になってきました。向こうの鞍部みたいになったところで尾根に乗ります。
いよいよキツい登り区間になってきました。向こうの鞍部みたいになったところで尾根に乗ります。
そしてまたキツい登り区間がずっと続きます。もう手前から寒くなってきたので、汗まみれのシャツを脱いでウィンドブレーカーを着ておきます。
そしてまたキツい登り区間がずっと続きます。もう手前から寒くなってきたので、汗まみれのシャツを脱いでウィンドブレーカーを着ておきます。
道迷いポイントその2。何とか上の方までくるとルートは分かりづらくなります。一応ピンクリボンはありますが、ルート自体は3つあるようです。それにしても石楠花ジャングルが一層酷くなりました。
道迷いポイントその2。何とか上の方までくるとルートは分かりづらくなります。一応ピンクリボンはありますが、ルート自体は3つあるようです。それにしても石楠花ジャングルが一層酷くなりました。
また踏み跡がはっきりしてきましたが、勾配は大分緩んでくれました。上の稜線はもう近いでしょう。
また踏み跡がはっきりしてきましたが、勾配は大分緩んでくれました。上の稜線はもう近いでしょう。
そしてやっと破風山〜甲武信ヶ岳の稜線に出ました。ちょっと西に向かいます。
そしてやっと破風山〜甲武信ヶ岳の稜線に出ました。ちょっと西に向かいます。
木賊山には5時12分に到着。明るいうちに一般登山道にたどり着くと言うことは問題なくクリアできましたが、こちらの遅い足取りで仲間達に面倒をかけてしまいましたね。
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木賊山には5時12分に到着。明るいうちに一般登山道にたどり着くと言うことは問題なくクリアできましたが、こちらの遅い足取りで仲間達に面倒をかけてしまいましたね。
木賊山の三角点。ベンチがありますから、時間が早ければここで食事でしたが、明るいうちに少しでも下らないといけないと言うことで、軽く休んでから下山します。ラーメン以外におにぎり二個と栄養ゼリーを持って行ったのが役立ちました。
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木賊山の三角点。ベンチがありますから、時間が早ければここで食事でしたが、明るいうちに少しでも下らないといけないと言うことで、軽く休んでから下山します。ラーメン以外におにぎり二個と栄養ゼリーを持って行ったのが役立ちました。
少し休憩の後、できるだけ明るいうちに下山することにします。
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少し休憩の後、できるだけ明るいうちに下山することにします。
湿っていますが、歩きやすい稜線の道ですね。
湿っていますが、歩きやすい稜線の道ですね。
と思ったら、雨で土がえぐれたところもあります。
と思ったら、雨で土がえぐれたところもあります。
戸渡尾根への分岐。ここを右に折れて尾根を下ります。3/5ほどの地点から徳ちゃん新道・近丸新道に分かれます。近丸は尾根の後で沢の上をトラバースするルートで、近年道の荒廃が進んでいるそうです。
戸渡尾根への分岐。ここを右に折れて尾根を下ります。3/5ほどの地点から徳ちゃん新道・近丸新道に分かれます。近丸は尾根の後で沢の上をトラバースするルートで、近年道の荒廃が進んでいるそうです。
今の日の入りは午後5時50分くらいですから、6時くらいまではまだそれなりに空は明るいでしょうが、さてどの辺でヘッドランプになるでしょうかね。
今の日の入りは午後5時50分くらいですから、6時くらいまではまだそれなりに空は明るいでしょうが、さてどの辺でヘッドランプになるでしょうかね。
前半はこんな岩や木の下りでしたが、そう勾配は厳しくないです。ただ、濡れた木の根は良く滑るのと、大きな石のあるところは段差になって、ジャンプするように着地すると足首がビキッと痛みます。
前半はこんな岩や木の下りでしたが、そう勾配は厳しくないです。ただ、濡れた木の根は良く滑るのと、大きな石のあるところは段差になって、ジャンプするように着地すると足首がビキッと痛みます。
やはり下りでも足取りは皆のようにスタスタ歩けないので、遅れがちになるのは仕方ないですね。
やはり下りでも足取りは皆のようにスタスタ歩けないので、遅れがちになるのは仕方ないですね。
面白い岩。豆みたいです。
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面白い岩。豆みたいです。
視界は雲の中に入ってあまり良くなかったですが、ちょっと開けたところに出ました。雲がなければ鶏冠尾根がきれいに見えたことでしょう。
視界は雲の中に入ってあまり良くなかったですが、ちょっと開けたところに出ました。雲がなければ鶏冠尾根がきれいに見えたことでしょう。
カメラのISO感度を6400まで上げているので、粒子は荒れていますが、まだ何とかストロボなしで写っています。
カメラのISO感度を6400まで上げているので、粒子は荒れていますが、まだ何とかストロボなしで写っています。
キツい勾配区間を下って振り返って見たところ。登りで使っても疲れそうですね。
キツい勾配区間を下って振り返って見たところ。登りで使っても疲れそうですね。
もう完全に日が沈んで真っ暗になってストロボ撮影になりますが、霧の粒がストロボに反射して雨粒みたいに見えますね。
もう完全に日が沈んで真っ暗になってストロボ撮影になりますが、霧の粒がストロボに反射して雨粒みたいに見えますね。
近丸分岐を過ぎた後ではつづら折れの急勾配と緩い尾根道が繰り返され、かなり気温も高くなってウィンドブレーカーは脱いでおきました。霧もなくなって星空も見えてきました。最後の勾配のキツい区間は悪いことに粘土質で、ヘッデンでははっきり分からずに、足を乗せるとツルンとなるところが続きます。ストックがここで2本とも折れてしまい、ビックリしましたが、去年にコケて凹んでしまったのを何とか使えるようにしていたやつだから、もう寿命でした。同じものを購入済みなので、まぁ惜しくはないんですけどね。
近丸分岐を過ぎた後ではつづら折れの急勾配と緩い尾根道が繰り返され、かなり気温も高くなってウィンドブレーカーは脱いでおきました。霧もなくなって星空も見えてきました。最後の勾配のキツい区間は悪いことに粘土質で、ヘッデンでははっきり分からずに、足を乗せるとツルンとなるところが続きます。ストックがここで2本とも折れてしまい、ビックリしましたが、去年にコケて凹んでしまったのを何とか使えるようにしていたやつだから、もう寿命でした。同じものを購入済みなので、まぁ惜しくはないんですけどね。
そしてやっと西沢渓谷の林道にたどり着きました。今回自分が参加していなければ、6時には下山できたでしょうが、今回はもう9時20分過ぎ。暗くなってからの歩きはやはり時間が余計に掛かりますね。足を痛めていたとは言え自分の体力では体調万全でも12時間コースでした。
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そしてやっと西沢渓谷の林道にたどり着きました。今回自分が参加していなければ、6時には下山できたでしょうが、今回はもう9時20分過ぎ。暗くなってからの歩きはやはり時間が余計に掛かりますね。足を痛めていたとは言え自分の体力では体調万全でも12時間コースでした。
駐車場には9時45分頃に到着。それから皆さん着替えて帰り支度をして、車に乗り込んだのが10時15分頃。中央道は遅い時間なのにまさかの渋滞17kmで、車でも時間が余計に掛かることになりました。上野原から下道で圏央相模原ICまで進んでから高速に乗り直しましたが、最終的に自宅に戻れたのは深夜12時半。dimeifuさんとhirokiさんはさらにバイクで20分は掛かるので、クタクタでしたでしょう。本当にお疲れ様でした。
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駐車場には9時45分頃に到着。それから皆さん着替えて帰り支度をして、車に乗り込んだのが10時15分頃。中央道は遅い時間なのにまさかの渋滞17kmで、車でも時間が余計に掛かることになりました。上野原から下道で圏央相模原ICまで進んでから高速に乗り直しましたが、最終的に自宅に戻れたのは深夜12時半。dimeifuさんとhirokiさんはさらにバイクで20分は掛かるので、クタクタでしたでしょう。本当にお疲れ様でした。
これが今回歩いたコースMAP。変化に富んだトサカの尾根を抜けるとトクサになり、夜のトクちゃん下りですから、1日で何本ものルートを満喫し過ぎてヨレヨレになった、お徳なのか支払いがキツいのか分からない今回の登山でした(^∇^)b
これが今回歩いたコースMAP。変化に富んだトサカの尾根を抜けるとトクサになり、夜のトクちゃん下りですから、1日で何本ものルートを満喫し過ぎてヨレヨレになった、お徳なのか支払いがキツいのか分からない今回の登山でした(^∇^)b

感想

 3連休の中日、YAMAP-ヤマレコ仲間と山梨100名山では3本指に入る難ルートの鶏冠尾根を歩いてきました。最初に鶏冠山に行くと言う話になって、ヤマレコのレポートで確認したところ、岩の区間が多くて鎖場もある様子が分かりましたが、距離感はイマイチ掴めませんで、ちょっと気楽に考えていました。実は2週間前の道志の沢下り中に足を捻って軽い捻挫になってしまい、なかなかそれが治らずにいました。ただ、足首を真っ直ぐ伸ばすか目いっぱい折り畳むかして捻らない限り、ピキンとした痛みは走らないので、もう大丈夫だろうと思っていましたが、この難ルートはそんな程度ではダメでしたね。
 鶏冠尾根の入口は西沢渓谷の入口付近になりますので、出発はかなり早い時間になります。横浜在住の2人に3時50分に我が家に来てもらい、3人で藤沢組の3人と圏央道の厚木PAで4時半に待ち合わせました。そこから中央道の勝沼ICで下りて北上し、西沢渓谷駐車場に到着したのが6時40分。それから準備して歩き始めたのが7時丁度になります。
 しばらく閉鎖林道を進んでから一度渡渉し、鶏冠山登山道に入ります。するとのっけからかなりの急登区間が続き、足首をかなり折り畳んだ状態で力を掛けるので、すぐに痛くなってしまいました。そのうち尾根の上に乗ったら多少勾配は緩みましたが、普通に厳しい登りと言う感じ。そのうちまた両手を使ってよじ登るようなところも多くなって、岩場に至る前に足の痛みもさることながら、普通に息が上がって足取りも重くなり、皆さんには先に行ってもらって、一人休み休み登りました。
 中間地点に「チンネノコル」と言う軽い鞍部の折れ曲がり地点がありますが、そこからはもっと勾配が厳しくなって、岩場もちらほら現われました。トラロープがあるだけマシでしたが、一つは切れ掛かっていました。そうして最初の岩峰に至りましたら、そこからは岩また岩の連続の危険区間でした。第二岩峰の鎖は足が掛からない右側に固定されていて、半分まで左の岩をよじ登ってから鎖に手を掛けるような感じでした。その上から見ると第三岩峰もかなり大変そうでしたが、そこまでは脇からたどり着けます。その第三岩峰の壁面は一見ただのまっ平な垂直な岩なんですが、切り込み隊長のYouさんが左側からすいすい登ってしまいます。そこからザイルを垂らして他の皆もハーネスを着けて安全確保して登りましたが、自分はここで足を少ない足掛かりに無理によじって置くと、痛んだ右足首がどうなるか分からないので、多くの人達が利用する迂回路を進みましたら、そっちもかなりの急登でハードでした。尾根に乗ってから少し戻ると第三岩峰のピークで、そこに山梨百名山の標柱が立っているんですが、そこまで行っても誰一人いません。下を覗いても全く人はいませんで、鶏冠山山頂で食事を取る予定でしたから、先にそっちに行ったのかと思って、Uターンして分岐を越えて山頂に向かいました。その鶏冠山山頂までもなかなか大変でしたが、鎖場はもうありません。しかし、その山頂にもだーれもいません。やまりまだ第三岩峰まで登っていなかったのかなと思いつつ、ここで待ちながらラーメンを作るべく用意して待っていました。時間は12時半で丁度良い感じでしたが、実は全体からするともうかなり遅れていました。
 そのうちしばらくしてから仲間達がやってきましたが、第三岩峰で待ってもなかなか登ってこないワタクシめが、巻き道でどうにかなったのかと心配して、体力のある二人が巻き道を往復して確認したそうです。あの岩場から第三岩峰頂上まではまだまだ距離があったそうで、一人ずつ進む関係で巻き道よりも大分時間が掛かったようです。何はともあれ合流できて良かったですが、鶏冠山山頂から木賊山までもかなり距離があるので、ここでピストンでUターンしようかと言う話にもなりましたが、今までのハードな岩場を下るよりも、頑張って木賊まで抜けてから一般登山ルートの徳ちゃん新道を暗くなって抜けることになってもまだマシと言うことで、予定通り先に向かうことにし、昼食はもう我慢して、できるだけ早く一般登山道に出ようと言うことになりました。
 鶏冠山から木賊山までにも一つ高低差のあるピークが立ちはだかり、それを越えても木賊山まではまだ400mほど登らないといけません。足はもうヨレヨレでしたから、自分に歩けるペースでゆっくり休み休み進んでいましたが、あまりに遅いと、結果として早い皆さんも下山が遅れてしまいますから、迷惑を掛けてしまいましたね。荷物を分散させて軽くしてくれると言ってくれましたが、もう持って行った飲み水3Lも残り500cc程しかない状態で、リュックは重くないです。それより自分の贅肉たっぷりの体が一番重い訳ですから、せっかくの申し出ながらお断りしました。正直足の具合のヤバさから言うと、去年の椿丸や鍋釣山を歩いた時の方が酷かったので、遅いけれども最後まで歩くことは間違いなくできると確信していました。
 それにしても鶏冠山の前後はとにかく固い石楠花等の低木の枝がやたらに多く、腕が傷だらけになりました。踏み跡ははっきりしているんですが、枝だらけで薮こぎ状態です。勾配だけではなく、そんな歩きづらさも時間を遅らせた要因でした。
木賊山には5時12分に到着しました。まだ日暮れには時間がありますが、せっかく用意した「出前山頂」は食べる時間がなく、少しでも明るいうちに下山しようと言うことになりました。下山ルートは徳ちゃん新道と呼ばれる戸渡尾根です。一般登山道だけに道は明瞭なので、途中完全に日が沈んでも大丈夫ですが、距離が長かったですね。1/3ほど下った辺りで完全に真っ暗になって、ヘッドランプ頼りに歩きますが、やはり暗い中ですとスピードはなおさら落ちます。足ももう足首だけではなくて膝下が全体的に痛くなりましたが、たくさん歩いた時に起こる太ももの筋肉の引き攣りは幸い起きませんでした。しかし、この道は粘土質の湿った下りが多く、暗い中だとかなり危ないです。実際3回は滑って尻餅を着きましたが、その際にストックを2本とも叩き折ってしまいました。まぁ、前に一度凹ませてしまい、何とか再生させて使ってきたやつですから、別にもう一セット買い置きしたあるので、そんなにガッカリもしませんでしたけどね。
 暗い中の徳ちゃん新道を下り切って林道に出ましたが、そこから駐車場までもまだ1.5kmはあるので、地味に長く感じました。最終的に駐車場に戻れたのは夜9時半過ぎ。翌日仕事の人もいるので、結局ラーメンは食べることなく、皆着替えを済ませてそのまま帰路に着きました。さすが山梨百名山では屈指の難関ルート。体調万全でも自分のペースではどのみち日が暮れての下山になるであろうと思われました。

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コメント

お疲れ様でした!
トプさん、お疲れさまでした!
鶏冠山、パンチありましたね(笑)
ちゃんと足を完治して、また丹沢でも遊びに行きましょう!
あと、出前山頂、ちゃんと家で食べましたよ(^_^)
2018/9/19 18:46
Re: お疲れ様でした!
youさん、体力のない自分には思いの他時間の掛かるコースでした。
足の具合は確かに痛みが再発していましたが、去年に歩いた椿丸や鍋釣山のように、ひどい靴擦れ&膝の筋肉の引き攣りよりかは全然マシでした。
また、天気も雨にはなりませんでしたから、その点でも良かったし、VRでのナイトハイクにもなりませんでしたから、長い登りと距離からくる疲れこそが大変でした。
危険度は鶏冠の岩場はドーカクの核心部に比べて特に上と言うイメージはないですが、その上で距離が長いからこそ大変なんだと感じました。
足はもうほぼ登山前に戻りましたので、大丈夫ですが、今週は天気が悪いから足を休めることにします(^∇^)
2018/9/20 17:14
詳細に書いてくれて感謝します!

俺、もう鶏冠・木賊はトラウマっすよ
俺は鶏冠の先の藪区間は写真撮る気にすらなれず、中途半端なレコになっちったんですが、このレコのお陰で世間にあのヤバさが伝わってくれることと思います。
ありがとうございまーす
2018/9/20 12:40
Re: 詳細に書いてくれて感謝します!
joe1さん、初めまして&コメ有り難うございます!
鶏冠の周辺の石楠花やその他低木の硬い枝々がビシバシ当たってくる狭い尾根は、倒木なんかもあって本当に歩きづらかったですよね。
岩場でも時間が掛かりましたが、薮こぎでもかなり時間をロスしていたはずです。
入口の案内板で鶏冠尾根経由での甲武信山荘まで8時間とありましたが、自分にはとても無理な数字でした。
でも、正規ルートの徳ちゃん新道は道迷いしないので安心してナイトハイクできましたね。
ゆったり楽しむなら、やはり山小屋泊での縦走がいいところですね。
2018/9/20 17:20
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ハイキング 奥秩父 [日帰り]
甲武信ヶ岳(徳ちゃん新道〜近丸新道)
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
2/5
体力レベル
3/5

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