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Yamareco

記録ID: 1599023
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
中央アルプス

木曽駒ヶ岳 〜 紅葉と大展望のクラシカルルート「西駒登山道」より

2018年09月28日(金) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
09:24
距離
13.6km
登り
1,873m
下り
519m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
8:08
休憩
1:09
合計
9:17
5:36
69
6:45
6:46
14
7:00
7:01
13
7:14
7:14
21
7:35
7:36
10
8:31
8:33
24
8:57
8:57
43
9:40
9:51
7
9:58
10:08
15
10:43
10:43
18
11:01
11:12
19
11:31
11:34
72
12:46
12:47
16
13:03
13:24
12
13:36
13:36
23
13:59
13:59
4
14:03
14:04
49
14:53
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2018年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス タクシー 自家用車 ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
登山口;桂小場
・ 駐車場:20台ぐらい(無料)。ただし、学校登山の時期はバス転回スペースとなるため、半分ぐらいしか使えないらしい。

下山;千畳敷
・ ロープウェイ→バスで駒ヶ根駅(¥2240)→ 飯田線で伊那市駅(¥270)→ タクシーで桂小場(¥3700)
コース状況/
危険箇所等
〇 西駒登山道
学校登山が行われるだけあって、整備状況は抜群。危険箇所はない。胸突八丁ノ頭から将棋頭山への稜線ルート(冬道)はハイマツの藪漕ぎあり。ルートがはっきりしない部分があるので、視界不良時は避けて、夏道の巻き道(西駒山荘経由)を使うべき。
桂小場の駐車場。それなりに広く、20台ぐらい停められそう。ただ、学校登山が行われるシーズンは、半分ぐらいがバスの転回スペースになるらしいです。
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桂小場の駐車場。それなりに広く、20台ぐらい停められそう。ただ、学校登山が行われるシーズンは、半分ぐらいがバスの転回スペースになるらしいです。
ロープウェイができる前まで木曽駒ヶ岳へのメインルートだった「西駒登山道」。単純標高差で1700m。今回はあえてこのクラシックルートに挑みます。伊那では木曽駒を西駒と呼ぶそうです。東駒は甲斐駒ヶ岳。
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ロープウェイができる前まで木曽駒ヶ岳へのメインルートだった「西駒登山道」。単純標高差で1700m。今回はあえてこのクラシックルートに挑みます。伊那では木曽駒を西駒と呼ぶそうです。東駒は甲斐駒ヶ岳。
9月はじめの台風の爪痕。倒木が道を塞いでいます(2ヶ所)。高巻きに迂回路が作られているけど、滑りやすかった。
9月はじめの台風の爪痕。倒木が道を塞いでいます(2ヶ所)。高巻きに迂回路が作られているけど、滑りやすかった。
スタートから20分弱で最初の水場「ぶどうの泉」に到着。ここで水を汲んでいきました。
スタートから20分弱で最初の水場「ぶどうの泉」に到着。ここで水を汲んでいきました。
道はしっかり整備されていて、気持ち良く歩くことができました。順調に高度を上げて行きます。
道はしっかり整備されていて、気持ち良く歩くことができました。順調に高度を上げて行きます。
50分で最初のチェックポイントの野田場に到着。ここにも水場がありました。
50分で最初のチェックポイントの野田場に到着。ここにも水場がありました。
カラマツの林に朝の陽射しが差し込んで、清々しい気持ちで登って行きます。
カラマツの林に朝の陽射しが差し込んで、清々しい気持ちで登って行きます。
横山から登ってくるルートあり(左側)。数年前に再整備されたそうです。
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横山から登ってくるルートあり(左側)。数年前に再整備されたそうです。
馬返しで権兵衛峠から来るトレイルと合流。
馬返しで権兵衛峠から来るトレイルと合流。
伊那では多くの中学校で学校登山が行われるそうですが、その中で起きた「落雷事故現場」の看板。有名な「聖職の碑」の遭難はこれとは別です。
伊那では多くの中学校で学校登山が行われるそうですが、その中で起きた「落雷事故現場」の看板。有名な「聖職の碑」の遭難はこれとは別です。
シラカバはほのかに色付きはじめ。
シラカバはほのかに色付きはじめ。
苔むした道がクラシックルート感を演出しています。将棋頭山までで会ったのは3名(うち下山者1名)。静かな山歩きを満喫です。
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苔むした道がクラシックルート感を演出しています。将棋頭山までで会ったのは3名(うち下山者1名)。静かな山歩きを満喫です。
信大ルートと合流する場所が胸突八丁。ここから急登が始まるってことですね。
信大ルートと合流する場所が胸突八丁。ここから急登が始まるってことですね。
と言っても、それほどキツい登りではありませんでした。全国の「胸突八丁」の中では甘めの設定でしょう。
と言っても、それほどキツい登りではありませんでした。全国の「胸突八丁」の中では甘めの設定でしょう。
古道感の漂うルートが続きます。コメツガの森がいい感じです。
古道感の漂うルートが続きます。コメツガの森がいい感じです。
津島神社(祠などはない)で色鮮やかな紅葉が登場。
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津島神社(祠などはない)で色鮮やかな紅葉が登場。
なかなかのいい色付きです。
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なかなかのいい色付きです。
コメツガや色づいたダケカンバの混合林を登って行きます。
コメツガや色づいたダケカンバの混合林を登って行きます。
木々の間から稜線が見えて来ました。クマザサに混ざって紅葉がきれいです。
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木々の間から稜線が見えて来ました。クマザサに混ざって紅葉がきれいです。
ダケカンバの黄色とナナカマドの赤色の組み合わせがgood。
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ダケカンバの黄色とナナカマドの赤色の組み合わせがgood。
眺望が開けて来ました。こちらは東駒ヶ岳(=甲斐駒ヶ岳)ですね。
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眺望が開けて来ました。こちらは東駒ヶ岳(=甲斐駒ヶ岳)ですね。
胸突八丁ノ頭を過ぎると平坦な道に。それを進むと最初の目的地である将棋頭山を視認。まだもう少し登る必要がありますね。
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胸突八丁ノ頭を過ぎると平坦な道に。それを進むと最初の目的地である将棋頭山を視認。まだもう少し登る必要がありますね。
伊那の街並みの向こう側に八ヶ岳。
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伊那の街並みの向こう側に八ヶ岳。
茶臼山コースの分岐から少し進むと、大きく眺望が開けます。三角の整った形の行者岩。斜面の紅葉がきれい。
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茶臼山コースの分岐から少し進むと、大きく眺望が開けます。三角の整った形の行者岩。斜面の紅葉がきれい。
御嶽山も大きく。頂上への登山が可能になったようですね。
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御嶽山も大きく。頂上への登山が可能になったようですね。
そして、どっしりと鎮座する木曽駒ヶ岳。山頂はまだまだ遠いです。
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そして、どっしりと鎮座する木曽駒ヶ岳。山頂はまだまだ遠いです。
行者岩と御嶽山。
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行者岩と御嶽山。
「分水嶺」の標柱が立つ場所からルートがふたつに分れます。西駒山荘に向かうトラバース路と将棋頭山に直接向かう稜線ルート。後者は冬道と表記されていますが、今回は眺望の良い稜線を進むことに。
「分水嶺」の標柱が立つ場所からルートがふたつに分れます。西駒山荘に向かうトラバース路と将棋頭山に直接向かう稜線ルート。後者は冬道と表記されていますが、今回は眺望の良い稜線を進むことに。
ちょっとハイマツがうるさく、歩きづらいところもありました。基本的に道は明瞭ですが、分かりづらい部分も。視界が悪い時は避けるべきでしょう。
ちょっとハイマツがうるさく、歩きづらいところもありました。基本的に道は明瞭ですが、分かりづらい部分も。視界が悪い時は避けるべきでしょう。
木曽駒の眺望が最高です。斜面もいい具合に色付いていますね。ここからだとまだ小さいけど、宝剣岳の姿も。
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木曽駒の眺望が最高です。斜面もいい具合に色付いていますね。ここからだとまだ小さいけど、宝剣岳の姿も。
歩いてきた稜線を振り返って。一部、岩場を越える場所もありました。やや雲が掛かっているけど、背後には穂高、乗鞍岳も。
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歩いてきた稜線を振り返って。一部、岩場を越える場所もありました。やや雲が掛かっているけど、背後には穂高、乗鞍岳も。
スタートから4時間で将棋頭山に到着。最後が思っていた以上に急で、なかなか疲れました。山頂柱が手書きで不思議な感じ。ここは360°の大展望です。
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スタートから4時間で将棋頭山に到着。最後が思っていた以上に急で、なかなか疲れました。山頂柱が手書きで不思議な感じ。ここは360°の大展望です。
まずは何と言っても木曽駒。これから歩く「馬の背」といわれる稜線を目で追うことができます。紅葉も陽のまわりが良くなって、いっそう鮮やかに。
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まずは何と言っても木曽駒。これから歩く「馬の背」といわれる稜線を目で追うことができます。紅葉も陽のまわりが良くなって、いっそう鮮やかに。
西側に御嶽山と乗鞍岳。乗鞍は少し雲が掛かっています。
西側に御嶽山と乗鞍岳。乗鞍は少し雲が掛かっています。
北側には槍ヶ岳、穂高岳、笠ヶ岳。こちらからだと、奥穂から西穂の縦走路が良く見えますね。
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北側には槍ヶ岳、穂高岳、笠ヶ岳。こちらからだと、奥穂から西穂の縦走路が良く見えますね。
東側には南アルプスの山並み。三角の甲斐駒から、仙丈ヶ岳、北岳、間ノ岳、西農鳥岳。一番右には富士山の頭も少しだけ見えています。
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東側には南アルプスの山並み。三角の甲斐駒から、仙丈ヶ岳、北岳、間ノ岳、西農鳥岳。一番右には富士山の頭も少しだけ見えています。
下に見える西駒山荘に寄り道。ちなみに植生保護のため、将棋頭山から直に下ることはできず、やや遠回りをすることになります。左側の石室は100年前からあるそうで、有形文化財になっています。本来なら、帰り道にこの小屋に泊まりたかったのだけど、翌日が朝から雨予報なので、今回は取りやめて日帰りに。
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下に見える西駒山荘に寄り道。ちなみに植生保護のため、将棋頭山から直に下ることはできず、やや遠回りをすることになります。左側の石室は100年前からあるそうで、有形文化財になっています。本来なら、帰り道にこの小屋に泊まりたかったのだけど、翌日が朝から雨予報なので、今回は取りやめて日帰りに。
水場で補給して再出発。プランAは濃ヶ池の周回を含む木曽駒ピストンでしたが、将棋頭山で急に疲労感が強くなったので、千畳敷からロープウェイ下山のプランBに切り替え。駒ヶ根に下って、電車、タクシーで桂小場に車を回収する計画に変更。
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水場で補給して再出発。プランAは濃ヶ池の周回を含む木曽駒ピストンでしたが、将棋頭山で急に疲労感が強くなったので、千畳敷からロープウェイ下山のプランBに切り替え。駒ヶ根に下って、電車、タクシーで桂小場に車を回収する計画に変更。
葉を落として実だけ残したナナカマド。青空に映えますね。
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葉を落として実だけ残したナナカマド。青空に映えますね。
東側に広がる斜面の紅葉が、雲の陰影でくっきりと色分けされていました。
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東側に広がる斜面の紅葉が、雲の陰影でくっきりと色分けされていました。
西駒山荘から緩やかな稜線をしばらく進むと、遭難記念碑の「聖職の碑」。大正2年に起きた地元中学生の大量遭難の舞台となった場所です。浅田次郎の小説を読んでみようと思います。
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西駒山荘から緩やかな稜線をしばらく進むと、遭難記念碑の「聖職の碑」。大正2年に起きた地元中学生の大量遭難の舞台となった場所です。浅田次郎の小説を読んでみようと思います。
いつの間にか、伊那側からガスが湧いてきて、木曽駒を隠してしまいました…。
いつの間にか、伊那側からガスが湧いてきて、木曽駒を隠してしまいました…。
紅葉はベストタイミングでしたね。クマザサの緑とのコントラストが最高です。
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紅葉はベストタイミングでしたね。クマザサの緑とのコントラストが最高です。
右手には御嶽山を眺めながら。
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右手には御嶽山を眺めながら。
ここで一旦、稜線から離れて濃ヶ池に向かいます。当初は、木曽駒山頂から宝剣山荘経由で周回してくる予定でしたが、千畳敷に向かうことを決めたので。でも、ここだけは外せず、寄り道です。
ここで一旦、稜線から離れて濃ヶ池に向かいます。当初は、木曽駒山頂から宝剣山荘経由で周回してくる予定でしたが、千畳敷に向かうことを決めたので。でも、ここだけは外せず、寄り道です。
振り返った斜面の紅葉がすごいことに。今回の山行でここが一番かな。緑の稜線とのグラデーションもいいです。
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振り返った斜面の紅葉がすごいことに。今回の山行でここが一番かな。緑の稜線とのグラデーションもいいです。
稜線の分岐から15分ほどで、濃ヶ池のカールが見えて来ました。ここもいい色付きです。
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稜線の分岐から15分ほどで、濃ヶ池のカールが見えて来ました。ここもいい色付きです。
さてさて、どんな風景を楽しませてくれるでしょうか?
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さてさて、どんな風景を楽しませてくれるでしょうか?
これは美しい。湖畔に立って、紅葉の山肌を見上げます。
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これは美しい。湖畔に立って、紅葉の山肌を見上げます。
岩稜が小さな池を半分、取り囲むように続いています。さざ波立って完全な水鏡ではありませんが、湖面への映り込みも。
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岩稜が小さな池を半分、取り囲むように続いています。さざ波立って完全な水鏡ではありませんが、湖面への映り込みも。
ここは黄色の密度が一番濃い部分。
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ここは黄色の密度が一番濃い部分。
例年だと、これにナナカマドの赤色が加わって、もっと艶やかのようですが、今年はダメでしたね。ちょっと惜しいですが、これでも十分です。
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例年だと、これにナナカマドの赤色が加わって、もっと艶やかのようですが、今年はダメでしたね。ちょっと惜しいですが、これでも十分です。
濃ヶ池を楽しんで稜線に戻ります。しっかりと赤く色付いているナナカマドもありました。
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濃ヶ池を楽しんで稜線に戻ります。しっかりと赤く色付いているナナカマドもありました。
伊那前岳の下の斜面は、谷に紅葉が流れるかのよう。
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伊那前岳の下の斜面は、谷に紅葉が流れるかのよう。
伊勢滝方面の谷の紅葉はまだですが、色付いたらここもすごいことになりそう。
伊勢滝方面の谷の紅葉はまだですが、色付いたらここもすごいことになりそう。
馬の背の稜線に戻って、木曽駒の山頂を目指します。御嶽山と乗鞍岳を横目で眺めながら進みます。
馬の背の稜線に戻って、木曽駒の山頂を目指します。御嶽山と乗鞍岳を横目で眺めながら進みます。
ウラシマツツジの紅葉も鮮やか。
ウラシマツツジの紅葉も鮮やか。
緩急のある稜線を登って行きます。
緩急のある稜線を登って行きます。
振り返って、歩いてきた稜線を一望。この開放感、堪りませんよ。
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振り返って、歩いてきた稜線を一望。この開放感、堪りませんよ。
先ほどまでいた濃ヶ池を稜線上から見下ろします。
先ほどまでいた濃ヶ池を稜線上から見下ろします。
山頂へはもうひとつ急登が待っています。
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山頂へはもうひとつ急登が待っています。
再び振り返って、茶臼山から将棋頭山に続く稜線。直下の紅葉がきれいです。
再び振り返って、茶臼山から将棋頭山に続く稜線。直下の紅葉がきれいです。
紅葉をアップしてみる。
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紅葉をアップしてみる。
木曽駒から北に延びる支尾根の紅葉も濃密な色付き。稜線の背後には麦草岳。
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木曽駒から北に延びる支尾根の紅葉も濃密な色付き。稜線の背後には麦草岳。
さあ、ここが最後の頑張りどころ。所々で岩場も越えて行きます。見えているピークは頂上ではありません。
さあ、ここが最後の頑張りどころ。所々で岩場も越えて行きます。見えているピークは頂上ではありません。
眼下に濃ヶ池のパノラマ。
眼下に濃ヶ池のパノラマ。
急登をクリアして、あとは緩やかな稜線を。長かったクラシックルートの仕上げに掛かります。
急登をクリアして、あとは緩やかな稜線を。長かったクラシックルートの仕上げに掛かります。
左手に宝剣岳と中岳。荒涼とした風景が広がっています。
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左手に宝剣岳と中岳。荒涼とした風景が広がっています。
頂上山荘への巻き道を分岐して、これが本当に最後の登り。
頂上山荘への巻き道を分岐して、これが本当に最後の登り。
チングルマの葉の紅葉。
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チングルマの葉の紅葉。
頂上直下。ちょっとした登りでも、かなりキツいです…。
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頂上直下。ちょっとした登りでも、かなりキツいです…。
登って来た稜線はガスに飲まれそうです。
登って来た稜線はガスに飲まれそうです。
そして、7時間半掛かって、ついに登頂。濃ヶ岳の寄り道を差し引くと6時間半です。正直、疲労困憊。思っていた以上にキツかったです。その分、達成感もひとしお。
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そして、7時間半掛かって、ついに登頂。濃ヶ岳の寄り道を差し引くと6時間半です。正直、疲労困憊。思っていた以上にキツかったです。その分、達成感もひとしお。
まずは山頂の神社に参拝。社殿は伊那側と木曽側に2つあります。こちらは伊那駒ヶ岳神社です。
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まずは山頂の神社に参拝。社殿は伊那側と木曽側に2つあります。こちらは伊那駒ヶ岳神社です。
こちらが木曽駒ヶ岳神社です。
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こちらが木曽駒ヶ岳神社です。
それでは山頂からの眺望を。御嶽山方面。至近の二峰は木曽前岳(左)と麦草岳(右)。二峰の間にも登山道はありますが、かなりの険路のようです。なお、穂高方面はガスの中で見えず、残念。
それでは山頂からの眺望を。御嶽山方面。至近の二峰は木曽前岳(左)と麦草岳(右)。二峰の間にも登山道はありますが、かなりの険路のようです。なお、穂高方面はガスの中で見えず、残念。
存在感のある三ノ沢岳。高山植物が素晴らしいそうで、機会があったら歩いてみたいです。
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存在感のある三ノ沢岳。高山植物が素晴らしいそうで、機会があったら歩いてみたいです。
空木岳と南駒ヶ岳。ここもいつか稜線を辿りたいですね。
空木岳と南駒ヶ岳。ここもいつか稜線を辿りたいですね。
南アルプスも雲が大勢をを占めてきました。手前には中岳、宝剣岳、伊那前岳。
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南アルプスも雲が大勢をを占めてきました。手前には中岳、宝剣岳、伊那前岳。
伊那前岳の稜線。
伊那前岳の稜線。
宝剣岳。
さて、千畳敷に下山を開始します。中岳は残雪期に登っているし、気力が湧かず、右手に伸びる巻き道へ。
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さて、千畳敷に下山を開始します。中岳は残雪期に登っているし、気力が湧かず、右手に伸びる巻き道へ。
その巻き道は岩がゴロゴロ。滑落とかの危険はなさそうだけど、決して楽な道ではありません。
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その巻き道は岩がゴロゴロ。滑落とかの危険はなさそうだけど、決して楽な道ではありません。
奇石がそそり立つダイナミックな風景が広がっています。
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奇石がそそり立つダイナミックな風景が広がっています。
木曽駒は岩の山ですね。落石とか大丈夫なのかな?
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木曽駒は岩の山ですね。落石とか大丈夫なのかな?
木曽駒からはさすがに登山者が多く、岩場でちょっとした渋滞発生。
木曽駒からはさすがに登山者が多く、岩場でちょっとした渋滞発生。
中岳を通るルートと再び合流して、目の前に大きく宝剣岳。険しいですね。
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中岳を通るルートと再び合流して、目の前に大きく宝剣岳。険しいですね。
乗越浄土から、登って来た馬の背の稜線を見渡せました。なんだか感慨深いですね。
乗越浄土から、登って来た馬の背の稜線を見渡せました。なんだか感慨深いですね。
伊那前岳へ向かう稜線。残雪期に登りました。
伊那前岳へ向かう稜線。残雪期に登りました。
乗越浄土から千畳敷に向かって急降下。
乗越浄土から千畳敷に向かって急降下。
カールの草紅葉がきれいです。木々の紅葉はすでに終盤ですね。伊那の街が見下ろせて、最高のロケーション。
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カールの草紅葉がきれいです。木々の紅葉はすでに終盤ですね。伊那の街が見下ろせて、最高のロケーション。
振り返り見上げれば、迫力の岩稜。
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振り返り見上げれば、迫力の岩稜。
ガスが上空を覆ってきて、カールに陽が届かなくない…
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ガスが上空を覆ってきて、カールに陽が届かなくない…
草紅葉が光り輝く風景が見られるかなと思っていたので、ちょっと残念。それでも、千畳敷カールは雄大です。
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草紅葉が光り輝く風景が見られるかなと思っていたので、ちょっと残念。それでも、千畳敷カールは雄大です。
最後はロープウェイ駅に向かって、登り返さなければいけないという…。こんなちょっとの登りでもキツいです。
最後はロープウェイ駅に向かって、登り返さなければいけないという…。こんなちょっとの登りでもキツいです。
ロープウェイは整理券配布なし。ゆっくりコーヒーでも飲みながら待とうと思っていたけど、当てが外れました…。順次運行で、30分強で乗車。その後はバスで駒ヶ根駅まで行って、飯田線で伊那市駅、タクシーで桂小場に戻り、車を回収。電車の乗り継ぎが良くなく(40分待ち)、下山から3時間も掛かりましたとさ。
ロープウェイは整理券配布なし。ゆっくりコーヒーでも飲みながら待とうと思っていたけど、当てが外れました…。順次運行で、30分強で乗車。その後はバスで駒ヶ根駅まで行って、飯田線で伊那市駅、タクシーで桂小場に戻り、車を回収。電車の乗り継ぎが良くなく(40分待ち)、下山から3時間も掛かりましたとさ。

感想

金曜日に有休を使ってソロ山行。どこの紅葉がいいかなと悩んだけど、一番天気が良さそうな木曽駒ヶ岳に。

今回はロープウェイを利用せず、桂小場からのクラシックルートに挑みます。この「西駒登山道」は距離10km、標高差1700mの手強いコース。当初予定では、木曽駒山頂から宝剣山荘を経由して濃ヶ池を周回し、下山途中で西駒山荘に泊まる計画。しかし、翌日が朝から雨予報なので、強行日帰りを"プランA"に。このコースを日帰りする人はたくさんいますが、僕にはギリギリかと。キツいようだったら、木曽駒から千畳敷に向かい、ロープウェイで下山する"プランB"に変更する予定で出発。

最初のターゲットは将棋頭山。良く整備された道で、順調に高度を上げて行きます。ほとんど人がいない、静かなルート。途中から紅葉も登場し、気持ち良く歩けました。稜線に出てからは目指す木曽駒や御嶽山、穂高・槍方面、南アルプスを眺めながら。将棋頭山を目的地とする登山でも、十分に楽しめますね。

ただ、ここまでで思った以上に疲れてしまい、ペースが落ちてきたので、往復を諦めてプランBに変更。これで、時間を気にせず、ゆっくりと紅葉を楽しみながら登ることができます。

西駒山荘から先は「馬の背」と呼ばれる、眺望抜群の稜線を行きます。稜線から見える紅葉は、ちょうどいいタイミングで、色鮮やかでした。途中、濃ヶ池に寄り道。ここはカール地形になっていて、小さな池を取り囲むように紅葉が。今年はナナカマドの赤色が不作だったようですが、それでも十分にきれいな場所でした。

稜線に戻って、馬の背の続きを進みます。いくつか急登のこなして、トータル7時間半での登頂となりました。濃ヶ池を差し引くと6時間半です。正直、疲労困憊…。それでも、達成感はひとしお。

山頂から1時間半で千畳敷に下山。ロープウェイはそれなりに混んでいて、でも、順次運行してくれていたので、30分強で乗ることができました。そこからバスで駒ヶ根駅へ。電車の乗り継ぎが良くなく40分待ちの後、伊那市駅へ、さらにタクシーで桂小場に戻ると、下山から3時間も経っていました…。途中、電車の中から夕陽に赤く染まる南アルプスが見えたので、西駒山荘に泊まれなかったのが、唯一の心残りになりました。

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