雪の鍋割山【川でコケて大反省】(二俣〜鍋割山〜大倉)
- GPS
- 07:50
- 距離
- 16.9km
- 登り
- 1,285m
- 下り
- 1,272m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険な箇所は特にありませんでした。 大倉から二俣に向かって西山林道に入る所にあまり目立ちませんが“このあたりの山で日曜祭日を除いた週2回、銃を使って有害獣の狩りをしています。”というような看板がありました。 |
写真
感想
さすがに平日、土日はギュウギュウ詰めの渋沢駅発大倉行きバスも乗客は10人程度でガラガラでした。
登山口までの林道歩きは退屈なものですが、自分としては大倉から二俣に向かう西山林道は大好きな道で、景色を楽しみ足元に残る動物の足跡を探しながら林道歩きを楽しんでいるうちに周りの木々の枝に付いている雪の量も増え、二俣に着く頃には風に吹かれて樹上からサラサラと雪が舞い落ちて来て冬山ムードがかき立てられました。
と、ここでちょっとしたアクシデント発生!
二俣の木橋の上にはかなりしっかりと雪が積もっていて滑りそうな感じが、、、
かたや川の流れは水量が少なくて川巾も跨ぎ越せそうなくらい、、、
少し迷ったものの、ええい川を跨いじゃえと横着をしたのが大間違い。
川に近づいてどこから渡ろうかと目星を付けているさなか、ちょっと躓いた拍子に足を載せた石の上が凍っていてツルリ、、、川の水の中にコケて、そのハズミで持っていたデジカメを水没させてしまった上、ポケットの中にあったコンビニのつり銭で膨れた小銭入れで太ももをしたたか打ってしまいました。
幸い大事にはなりませんでしたが、横着しようとして転ぶなんて、、、大反省です。
カメラ水没にショックを受けたものの気を取り直して先へと進みました。
ミズヒノ沢では、先程横着したことの反省とゲンかつぎを兼ねて水ボッカ、と言っても小さな自分のザックにやっと入る一番小さなペットボトルでしたが。
後沢後沢乗越までは前回久しぶりに来てバテバテになった反省から、ゆっくりゆっくり登って行きましたが、自分のようにペースが遅い者にとっては人の少ない平日はいいものだと思いました。
尾根に出ると高度を稼ぐに従い雪が深くなってきて、鍋割山手前の木道あたりまで来るとすっかり雪山の風景になって来ましたが、風が穏やかで歩いているうちに汗ばむ陽気、すでに上着は脱いで背中に羽織っている状態で毛糸の帽子も脱ぎ首からタオルをかけて汗を拭き拭き歩いていました。
このあたりまで来ると足跡に軽アイゼンが混ざっていましたが、降ったばかりのフカフカな雪で滑る心配もそれほどありませんでした。(平地で転んだ身で言うのもなんですが><)
鍋割山頂に着くといつも大勢の登山者がくつろいでいる草原も一面銀世界、座れるのはテーブルの上の雪を払ったわずかな部分だけですが、山頂にいる人は10人弱で全員が座ることができるほど空いていました。
上げて来たペットボトルを山荘に置き一休みして塔ノ岳方面に出発すると、これまで登って来た道と比べて格段に雪が深く、足元が上がっているのを忘れて歩くと樹の枝に頭をぶつけそうになるところも何ヶ所かありました。
蹴ると雪煙を上げるような新雪の道は綺麗で歩きやすいですが、下に木道があっても隠れて見えず所々木道を逸れて踏みぬいたらしい深い足跡などがあったので、トレースを外れないように気をつけて進みました。
小丸尾根分岐の先大丸あたり、少しばかり傾斜が急なところもアイゼンを付けなくても不安を感じないような雪の状態でしたが、つま先で足元を蹴るとフカフカ雪の下にコチコチの氷の塊が出てきたので、アイゼンの準備は必須だと改めて感じました。
当初は塔ノ岳、雪の調子次第では丹沢山も頭の中にありましたが、件の太ももの調子を考えて金冷シから大倉に下ることに決めました。
金冷シを下り始めると後ろの方からタタタという速そうな足音がしたので脇に避けると「ごめんね〜」と言いながらチャンプさんが走り抜けて行きました、噂には聞いていましたが、雪の中薄手のワイシャツのようなものを羽織って短パンを履いて足元はスパッツといういで立ちで背負子を背に走り抜けていく姿、、、凄いの一言です。
晴れているだけでなく空気がとても澄んでいるらしく、花立山あたりからは左方に横浜ランドマークタワーを始めMM21地区がはっきりと見え、朝西山林道を歩いている時に東富士演習場からの爆音らしい音が聞こえていましたが、花立山荘から富士の裾野を見ると、はるか先の演習場に立ち上る演習の煙も見えました。
花立山荘から下は雪もシャーベット状になって跳ね上げが気になりましたが、これが凍ったら下りはもちろん登りも厄介そうです。
これより下は、シャーベットになったり雪道に戻ったり、いささか深めの泥濘になったりと足元の状況は変化し始めますが、駒止茶屋の手前あたりからは雪がほとんど目につかなくなって来ました。
今回登る前は、グズグズの雪やアイスバーンばかりを想像していたのにこんなにフカフカで綺麗な新雪の中を歩けて大満足の山行ができました。
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