谷川岳 落葉の一ノ倉沢トレッキング土合駅から周回
sunvito
体力度について
- GPS
- 04:26
- 距離
- 14.4km
- 登り
- 392m
- 下り
- 391m
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標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 4:00
- 休憩
- 0:11
- 合計
- 4:11
| 天候 | 曇りのち雨 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2018年11月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車 自家用車
■土樽駅からJR上越線で土合駅下車。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
■ハイキングコースでアップダウンが少ない。 ■濡れた岩が滑りやすい。 ■紅葉は終わり。 ■冬眠前の熊に注意。 |
| その他周辺情報 | ■「岩の湯」５００円 内湯のみの小さな日帰り温泉。 ややぬるめの湯に癒され長湯してしまう。 |
| ファイル |
（更新時刻：2018/11/27 22:48）
|
写真
到着が早すぎたので駅の中を色々と見てみる
いずれもきれいに掃除されているが紙は無い
他に1人づつの独立椅子が連結したベンチが2基
「熊に襲われて重傷・・」と書かれている
有料と書いてある中はロープで閉鎖されていて入れないがその手前には10台位停められそうだ
旧清水越国道の石垣が残されていた※ここで対向してくる方から「この先旧道の斜面高さ5m位のところでさっき熊を見た」の情報を得る
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※ここで対向してくる方から「この先旧道の斜面高さ5m位のところでさっき熊を見た」の情報を得る
旧道の進行方向にはロープを渡してあるが普通にくぐり通り抜けられる高さに張ってある
霧雨から次第に雨粒が当たるようになってきたJR見張小屋から誰にも会っていない
人の気配が無いので熊に遭遇するかもしれないと考えるようになる
スマホのアンテナも立たなくなった
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JR見張小屋から誰にも会っていない
人の気配が無いので熊に遭遇するかもしれないと考えるようになる
スマホのアンテナも立たなくなった
この先もどんより曇っている
「清水越新道と宿泊茶屋」明治7年に清水越新道開通
明治18年に開通した清水街道（旧国道8号）は災害で瞬く間に廃道となるも一ノ倉付近には6棟の宿泊茶屋が建てられ栄えた
しかし明治26年信越線の開通によりその栄華は儚くも短命に終わったと書かれている
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明治7年に清水越新道開通
明治18年に開通した清水街道（旧国道8号）は災害で瞬く間に廃道となるも一ノ倉付近には6棟の宿泊茶屋が建てられ栄えた
しかし明治26年信越線の開通によりその栄華は儚くも短命に終わったと書かれている
まだ3時間近く待たなければならない
感想
深秋の一ノ倉沢を周回した。元々は、土合駅から蓬峠を越えて土樽駅へ行く計画だったが、条件が悪くて途中で引き返して周回することとなった。
少しは紅葉が残っているだろうと期待したが、下の方ではわずかに紅葉が見られるものの、山に奥深く入るほど落葉が進んでいた。天候も晴れの予報に反して雨に降られ、葉を落としたブナの木と、山に垂れ下がる雲がモノトーンの景観を造りだしていた。
土樽駅に戻ってくる予定だったので、駅前の駐車スペースに車を置いて、6時28分発のJR上越線で土合駅に向かった。朝の乗客は少ない。土合駅で下りたのは自分ひとりだった。曇り空だったが晴れを信じて歩き出す。
谷川ベースプラザから旧道を歩く。紅葉シーズンが終わったので観光客は少なかったが、一ノ倉沢までハイキングを楽しむ人はまだまだいる。一ノ倉沢から先はほとんど人は入らず、JR巡視小屋までに会った人は2人だけだった。
一ノ倉沢を過ぎて未舗装路を進むと旧清水越国道の石垣が残されているところがある。そこで対向してきた方から熊を目撃したという情報を聞く。この先旧道の斜面高さ5m位のところでついさっき熊を見たというのである。情報を頂いた礼を言って先に進むが人気が無いし熊が気になって仕方が無い。幸いというと申し訳ないが、すぐその後に足の速い人が追い越して先に行ってくれたのでやや安堵する。
やがて新道との分岐にさしかかる。旧道にはロープが渡してあり注意看板がぶら下がっている。この先に崩壊箇所があるので新道を利用するようにと促している。通行止めでは無かった。その証拠にロープは頭上に張ってあって体をかがめなくても通り抜けられるようになっている。だが、人気の無い山道でたった一人であえて危険は犯すまい。新道へ下る。さきほど追い越していった人はこの分岐で引き返していった。
JR見張小屋まで下りてくると薪を燃やすにおいがした。裏手にある虹芝寮に人がいるようだ。ここからは新道で蓬峠に向かう。
轟音を立てて流れる湯檜曽川沿いの新道は全く人と出会わない。人の気配が無い。自分はたぶん、この日最初に歩く人間なのだろう。そう考えると熊の存在が近くに感じられてくる。熊鈴を強く鳴らして辺りを見回しながら歩く。
JR見張小屋から雨が降り出しており、山に近づくにつれて雨粒が大きくなってきた。雨対応の支度に整え直したが、しばらくして足が先に進まなくなっていた。新道入り口にあった熊注意の札を思い出していた。
看板は「・・熊に襲われ重傷・・朝晩の時間帯と人の気配が少ない所はご注意・・」と書かれていた。
冬眠前のこの時期の熊はえさを探し回っているだろうし、雨も止む様子が無いし、紅葉も無い。電波が通らないので助けも呼べない。何も良いことが無い。
よし！引き返そう。
JR見張小屋まで戻ると虹芝寮から出てきた賑やかな団体さんと出会った。団体さんは旧道へ上がっていった。自分はこのまま新道を歩いて帰る。
新道は数箇所渡渉するが、水に濡れることはなく観光客向けに橋も整備されており平坦で歩きやすい。
土合駅に戻って時刻表を確認すると、次の下り電車は13時49分発だった。まだ3時間待たなければならなかった。1日5本しかない。他に交通手段が無いので待つしかない。
とりあえず近くにある「谷川岳ドライブイン」で昼食にしようとするが、予約団体客で席が空かないため1時間待たされる。他に食堂も無く、ガスが使えそうな場所も無いのでここでも待つしかない。
昼飯後もこの辺には何も無いのでまだまだ時間を持て余す。仕方ないのでモグラ駅で時間を潰した。
日本一のモグラ駅の動画
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