二十六夜山から赤鞍ヶ岳へ ひたすらラッセル(梁川駅〜秋山二十六夜山〜棚ノ入山〜赤鞍ヶ岳/朝日山)


- GPS
- 08:47
- 距離
- 20.9km
- 登り
- 1,733m
- 下り
- 1,305m
コースタイム
8:51 寺下峠
9:13 尾崎
10:27 秋山二十六夜山
11:48 棚ノ入山
13:02 赤鞍ヶ岳(朝日山)
14:09 赤鞍ヶ岳登山口
過去天気図(気象庁) | 2012年01月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
電車 タクシー
|
コース状況/ 危険箇所等 |
(梁川駅〜寺下峠〜尾崎) トレースついてます。 積雪はくるぶしまで。 ロープ地帯は横滑りに注意。 アイゼンあったほうが楽に歩けます。 (尾崎〜秋山二十六夜山) ここもトレースあり。 後から3人登ってきたはずなので、充分踏まれていると思います。 (秋山二十六夜山〜赤鞍ヶ岳) トレースつけてきました。 ツボ足で一人分なので、あんまり役に立たないかも。 積雪は膝まで。吹き溜まりでは股下まで。 赤鞍ヶ岳への急登りは、チェーンスパイクではつらいです。 赤鞍ヶ岳〜菜畑山はトレースありません。 (赤鞍ヶ岳〜道志村) 充分なトレースあり。 山の南側なので、融雪が進んでいます。 岩の上に雪がのっている場所では注意が必要。 かなり滑ります。 下りはアイゼン必須です。 この時期の道志村は、土日のバス運行がありません。 行かれる方は注意してください。 |
写真
感想
雪山を満喫したい。できれば人が少ないところで。
で、一度行ってみたかった道志山塊へ。
たぶんトレースはないだろうな、と期待して。
といっても、道志山塊は登山者が少ない所。
この季節に登る人は、ほとんどいないはず。
万が一を考えて、ビバーク装備一式と、3日分の食糧を持っていきました。
梁川駅を出発したのが7時過ぎ。
おひとり、倉岳山へ向かう方もいました。
まずは寺下峠に向かいます。
雪はくるぶしくらいまで。
トレースもあって、楽に登れます。
これならアイゼンなしでも大丈夫かな。
が、途中でトラロープ出現。
一気に急登りに。
しかも道が狭いので、横滑りします。
慌ててチェーンスパイクを装着しました。
これで急登りも確実に歩けます。
寺下峠からは倉岳山方面など、全方向にトレースついてました。
さて、尾崎へ下ります。
ここはチェーンスパイクが威力を発揮。
小走りで行けました。
尾崎に到着すると、ちょうどバスが来たところ。
3名降りてきました。
声をかけると、同じく二十六夜山に向かうのだとか。
この時季でも、けっこう登る人いるんですね。
二十六夜山も、トレースはしっかりとついていました。
2、3人で登ったような足跡です。
辿っていくだけなので、意外と楽。
問題は、二十六夜山から先です。
トレースを辿っていくと、あれ、なんかおかしい。
GPSを確認すると、分岐点を通り過ぎています。
道標がないので気づかなかった。
少し戻ってルートを探します。
赤テープが数箇所。
ああ、ここだな。
もちろんトレースなし。
誰も踏み入れてない雪が残っています。
最初のうちは余裕でした。
雪山楽しい! ラッセル楽しい!
とか思ってましたが。
三日月峠を越えてしばらく行った辺りから、積雪量が増えます。
膝まで埋まる。
なかなか前に進まない。
トレースのありがたさがよく分かります。
いえ、足跡は沢山ついているんです。
ただ、それがすべて人間のものじゃないってだけで。
棚ノ入山を過ぎると、さらに状況は悪化。
吹き溜まりでは、股下までズボッといきます。
なんとかサンショ平まで来ました。
こんなんで赤鞍ヶ岳にたどり着けるのか、ちょっと不安に。
と、ここで人間の足跡を発見。
どうやらこの方は、雛鶴峠から赤鞍ヶ岳に向かった様子。
ありがたくトレースを使わせてもらいます。
楽ができると思ったのもつかのま。
尾根筋は風が強いためか、トレースがほとんど消えていました。
またもツボ足ラッセル。
積雪は膝上まで、ところにより股下まで。
赤鞍ヶ岳への急登り、きつかった。
山の北側なので、雪が融けずにそのまま残っています。
普通に登ろうとすると、足場が崩れてズルズルと滑ってしまう。
チェーンスパイクの爪の短さも影響しているのでしょう。
こうなると、一歩ずつ蹴り込んで登るしかありません。
なんとか赤鞍ヶ岳到着。
最初の予定では、道志二十六夜山まで行って、芭蕉月待ちの湯に下りるはずでしたが。
このペースではとても無理。
もう少し楽に行けると思ったんだけど。
菜畑山まで行こうかと思いましたが。
そっち方面には、トレースがありません。
おとなしく道志村に下山します。
下山後、お風呂入りたい、と思って道志の湯まで歩きましたが。
休業中。
そういえば、どなたかのレコに書かれていたような。
ならばビール飲みたい、と思って食堂を探しますが。
蕎麦屋、ラーメン屋、レストラン。
すべて休業中。
まあ、シーズンオフだからしょうがない。
結局、道の駅どうしまで歩いて、ビールとおいしいカレーをいただきました。
雪山歩き、しっかりと堪能できました。
低山でも膝までの積雪が楽しめます。
さて次も、人が入っていない山に行こうかと。
トレースつけてくるのは、キツイけど楽しいので。
現在、地図を広げてよさげな山を物色中です。
westmalleさん、1月は南国ムードの島をやったあと、今度は雪山ガッツリですか
しかし膝上から股下の積雪をラッセルで20kmとは馬力ありますねぇ。
道志の湯は、ちょっとがっかりでしたね。休業中とは。それでも道の駅まで歩いた甲斐あって
ShuMaeさん、いつもありがとうございます。
いろんな人のレコを見ていると、西丹沢から道志あたりは、特に積雪量が多いようですね。
膝までのラッセルとはいっても、パウダースノーなので意外とスピードがだせます。
さっきエアリアを参照してみたら、ラッセル区間はちょうど標準CTで歩いてました。
そう、それとバス。
下山中に、「あ、道志村は土日のバスがないんだった」と思い出して。
引き返すのも面倒なので、「なんとかなるだろう」と、そのまま下りてしまいました。
が、案の定どーにもならず。
道の駅でタクシー呼んでもらいました。
約7000円の出費。
ちょっと、痛かった。
でも、タクシーの運転手が周辺の山の情報をいろいろと教えてくれました。
「御正体山はここから登ったほうが楽」とか。
まあ、こういうのもいい経験だな、と思ってます。
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