六ッ石山


- GPS
- 06:45
- 距離
- 13.6km
- 登り
- 1,212m
- 下り
- 1,397m
コースタイム
トオノクボ10:29
11:16六ッ石山12:06
三ノ木戸山13:12
石尾根登山口14:41
奥多摩駅15:16
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
復路:JR奥多摩駅の奥多摩駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
ほぼすべて雪道ですが、六ッ石山までの尾根道、石尾根共にトレースはしっかりある。 登山口付近の日影の道は固く滑りやすい。 登山口付近の林道は凍結しているところもある。 |
写真
感想
全く知らない道を雪がある時期に登ってみたくなり、六ッ石山に行って来ました。水根からのルートを地図で見るとほとんど尾根一本で迷いようがなさそうでしたので、これが決め手になりました。
水根バス停から道路を越えて小さな道へと入っていき、車道の登り坂を進んでいきました。日影では道がほとんど凍結しており、凍結していないわずかな場所を踏んで進んで行きました。少し行くと奥多摩湖を見下ろせるいい場所がありました。指導標に従って進み、民家の横を通るようにして登り、畑を越えていくと樹林帯の山道になりました。さっそく雪道のお出ましでした。トレースはしっかりついていました。少し登ってみたところ急な傾斜では靴が滑り踏ん張りがききにくくなったので、さっさとアイゼンを出して装着しました。12本爪をつけてからは問題なくガシガシ進めました。林業関係者用の道が分岐していますが、明らかに人が歩いている方が雪が踏まれていましたので、そちらを登っていけば問題なく進めます。スギの枯葉がポツポツ落ちていました。雪の上に落ちていたということは降雪があってから落ちたのでしょう。いつ落ちているのか全く分からないスギの枯葉ですが、おおよその時期が特定できるというのも珍しいことです。
尾根に出るとさっそく尋常じゃない登り坂が待っていました。一歩一歩しっかり登っていきました。重登山靴+12本爪アイゼン+スパッツで普段使用しているトレッキングシューズより片足1kg近く重量が増しているわけですが、思ったよりも重さは感じませんでした。常緑樹地帯を抜けて落葉樹のエリアに入ると青空の下で雪道を登るのがこれまた気持ちのよいものでした。ジグザグに登るトレースがあるのですが、中には直登みたいに行くトレースもあって、その都度自分で道を選択しなければならないのが無雪期と違うところでしょう。再び小さな祠をやり過ごしてさらに登ると、もうすぐハンノキ尾根と合流するというところになって尾根を登るトレースが全くなくなってしまいました。地図上では尾根を真っ直ぐ登っているはずなのですが、踏み固められている道はトラバースしておりました。ここではトレースに従って山肌に沿って進みました。ハンノキ尾根と合流したところに指導標があり、ここから六ッ石山に向けてトレースがついておりました。ここがトオノクボなのでしょう。トレースに混じって、人ならぬモノの足跡がありました。
太陽の下、雪のない季節だったらさぞかし大変だろうなあと思える急坂を登っていきました。ゴーグルを出して装着したものの登りではすぐに曇ってしまいました。やはり登りではゴーグルは使えないようです。急坂を登り切ったとこにもまた人ならぬモノの足跡が。今度は肉球のようなものがあり、まさかクマでは!?と思ってしまいました。実際は野兎のものだったようですが、この時はちょっと怖かったです。再び落葉樹の尾根道となり、ここから傾斜がゆるやかな雪一面の道を進むのは非常に気持ちよかったです。トレースが人の歩幅ぐらいしかないので、ストックがむしろ邪魔になりましたが。最後だと思われる坂道を登って六ッ石山山頂へ無事到着。未踏のピークを踏むのも無雪期とは違う喜びを感じました。風も弱かったので、お湯を沸かしてカップラーメンを食べました。甲斐駒ケ岳や鳳凰三山あたりは綺麗に見えましたが、北岳のあたりは雲でおおわれており見えませんでした。
石尾根に向かって急な坂を下って合流。ちょっと進んだところでは寝転がるのにちょうどよさそうな雪がありましたので、自分の型を作って遊んでしまいました。石尾根はかつて登ったことがありましたので、前のことを思い出しながら進みました。この辺で相方がトイレに行きたくなったなとか、この辺でアンパン食べたなとか、この辺で雨に降られたなとか。三ノ木戸山へのトレースもあったのでせっかくだから登ってみました。トレースはあるものの踏み固められているわけではないので、足跡からはずれるとすぐにズボズボの道になりました。三ノ木戸山から尾根を下ってそのまま石尾根縦走路へ合流する道もありましたが、自分は念のため分岐へ戻ってから再び進みました。やがて雪がなくなる箇所があり、そろそろアイゼン外すべきかと思いきや先にはまだ雪があったのでそのまま進みました。普通の土道をアイゼンで進むのは歩きにくかったです。さらに下ってまた雪がない箇所が見えてきたので、もうそろそろだとと思ってアイゼンを外しました。しかしここでもまたさらに進むと雪道が見えてきました。さすがにこれぐらいの傾斜ならなんとかなるかと思い、そのまま進みました。やや滑る箇所もありましたがストックでなんとかなりました。雪が浅くなって土の露出が目立つようになり、やがて完全に土の道となった頃にようやく登山口へ到着しました。ここからの林道が一部凍結しておりました。指導標に従って神社を経由する山道を通って奥多摩駅へ戻りました。
スギの枯葉や動物の足跡など、雪道ならではの楽しみがありました。天気にも恵まれてよかったです。
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