丁須の頭（旧国民宿舎から周回）

2018年11月24日(土) [日帰り]

• GPS: 05:46
• 距離: 7.7km
• 登り: 908m
• 下り: 906m

コースタイム

日帰り

• 山行: 3:52
• 休憩: 1:52
• 合計: 5:44

7:50 国民宿舎裏妙義（閉館）
9:12 10:43 丁須の頭
11:31 11:41 赤岩
11:57 11:57 烏帽子岩
12:07 12:10 風穴尾根の頭
12:22 12:30 三方境
13:34 国民宿舎裏妙義（閉館）

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

旧国民宿舎「裏妙義」駐車場

コース状況／危険箇所等

　稜線を除けば多少の鎖場はあるにしても特段の難しさや危険はないと思います。稜線に出てからは滑落即死の鎖場が次々と現れ、一般的な他エリアとは違う西上州らしい登山になります。
　丁須の頭へ登るには多少のクライミング経験か、鎖場の多い岩山ルートを登りなれているくらいの経験があったほうが良いでしょう。腕力があれば鎖でゴボウ登りもできるかも知れませんが、自信がなければ取り付かないほうが良いです。
　また、人気のルートで紅葉時期のためか結構混雑していました。難易度の高いルートのため、自力では登れないメンバーを引き連れた団体ツアーもいくつか入っており、狭い取り付きに割り込んだり、下る人を無視して続々と登ってしまったりと、ここに来るにはいろんな意味でちょっと早いかなぁと思わせる登山者も散見されました。
　鎖場の鎖は総じてしっかりしており、今にも抜けそうなものなどは見当たりませんでした。鎖のない乾いた土の急斜面などは案外侮れません。
　人が多く歩いているのでルート上のホールドはしっかりしているものがほとんどです。ただ、少しルートを外れると浮いている石が増えるので、すれ違うために一歩ずれるなどするときなど注意が必要です。

写真

11/24 7:52

閉館してしまった国民宿舎裏妙義。建物はまだまだきれいで駐車場、トイレともに整備されていました。

11/24 7:52

入口の案内標識。チムニーのみ危険の文字がありますが、ほかの一般的な登山道と比べれば妙義らしい危険個所はたくさんあります。

11/24 7:53

看板脇に登山カード入れ。11月25日は丁須の頭に登れない時間帯があるようです。何の撮影だ？

11/24 8:00

看板の後ろに見える狭い林道を上がると丁須の頭への分岐。今回は左回りで周回するので、ここから登山道へ入ります。
谷急山や右回りの場合はもう少し林道を上がったところから。

11/24 8:03

樹林帯の隙間から右手に見える奇岩。ぽっかりと綺麗な円い窓が見えます。しょっぱなから流石の奇岩っぷり！

11/24 8:12

落葉が多くなっていますがまだまだ紅葉の美しいところが残っていました。

11/24 8:16

概して迷いやすい岩山エリアですが看板・ピンクテープは多く整備されている印象です。

11/24 8:41

立派な炭焼き窯跡。今でも使っているかのように健全な状態で残っていました。

11/24 9:07

地形図ではCo650あたりから尾根に上がるようになっていますが、実際はずっと沢沿いです。
稜線が近づくにつれて岩を踏む割合が多くなってきました。

11/24 9:15

鎖の急登を越えると横川方面との分岐の小コルに出ます。
上部は岩が脆いので細かい落石に要注意です。

11/24 9:21

少し下り、トラバースしながら丁須の頭基部へ。
日陰で寒い(;´Д｀)

11/24 9:25

間もなく丁須の頭が見えます。ロープで確保されながら取り付いている先行者の姿が見えました。
思っていたより小さく狭そう。

11/24 9:27

順番待ちなので稜線左手から。今にも落ちてきそうな威圧感。

11/24 9:29

御岳から続く稜線と榛名山塊がよく見えます。その向こうにうっすら見えるのは赤城山と日光方面。

11/24 9:40

丁須の頭を真下から。鎖がある右手は白っぽく崩落していてハング気味。また丁須の頭のとりつき自体がややハングした上にあるため足元が見えない。

11/24 9:56

ハングして足下が見えないのが怖いところですが、心を鬼にしていったん鎖の左側までトラバースすると、傾斜が無くなり楽に登れます。
（足元の日が当たっている石＝でっぱっていて踏みやすい石）

11/24 9:56

（参考）
赤線：登ったライン
青線：鎖のライン

11/24 10:01

M乃さん

11/24 10:03

N太さんと続き

11/24 10:04

3人でほぼいっぱいです。
N先さん写真ありがとうございます。

11/24 10:46

丁須の頭全景。3段テラスになっていて、上に行くほど狭いです。混雑するときはすれ違いに注意が必要。

11/24 10:46

最高の展望台。谷川連峰は真っ白に輝いています。
浅間山は意外にまったく雪がついていませんでした。

11/24 10:48

ここからは西上州らしい稜線歩き。赤岩の絶壁が見事。

11/24 11:04

赤岩へ向かう途中のチムニー。長い鎖場。
案内板に唯一危険と書かれていた場所です。

11/24 11:11

表妙義の稜線がシルエットに。よく見るとぽつりと穴が。

11/24 11:21

なだらかな部分もありますが

11/24 11:21

すぐに鎖場に。飽きさせません。

11/24 11:27

赤岩基部のトラバース。高度感も難しさもありませんが

11/24 11:27

落石がありそうで怖い。

11/24 11:31

烏帽子岩までトラバースがたくさん出てきます。

11/24 11:32

マタギステップスとアンカー

11/24 11:33

赤岩振り返り。

11/24 11:33

あ、ハチの巣。

11/24 11:34

さらにトラバース、ここは多少高度感がありますが足場板があって歩きやすい。

11/24 11:34

足元はこんな感じ。

11/24 11:36

日本でよく見るタイプのヴィアフェラータ。

11/24 11:37

いつ見ても何度見ても不思議な造形。

11/24 11:49

烏帽子岩の前衛峰へ。

11/24 11:50

赤岩の裏側と西大星？

11/24 11:50

のっぺりした岩と谷川方面。

11/24 11:53

巻いてきたゴジラの背中。

11/24 12:01

一度登ってみると遠くからでもわかるようになるマジック。
ほんといつ倒れるかわからないように見える・・・

11/24 12:03

妙義でたまに見る穴の開いた岩峰。上が今にも崩れそうで、二つの岩峰に分かれる日も遠くなさそう。

11/24 12:12

烏帽子岩を過ぎると一気に高度を下げ始めます。
こういう乾いた土斜面がまた歩きにくい。

11/24 12:20

スギの植林帯までくれば三方境は目の前。
広い稜線です。

11/24 12:20

稜線をこのままたどれば妙義最高峰の谷急山へ。
これもそのうち行ってみたいところです。

11/24 12:43

あとは樹林帯をひたすら下るだけ。
登りで見た紅葉も復活。

11/24 12:49

何やら立ち止まっています。

11/24 12:55

このあたりが最も紅葉がきれいで、丁須の頭に登ってきたのも忘れそうなハイライトに。
ここまでハイキングするだけでも十分な価値があると思います。

11/24 12:50

丁須の頭では撮れなかった集合写真を。
撮っていただきありがとうございました。

11/24 12:57

赤や黄色の樹林帯をひたすら下ります。

11/24 13:03

まだしばらくは楽しめそうです。

11/24 13:05

秋山のお気に入りスポットが増えました。

11/24 13:14

かなり遠くなった頭、もう忘れません。

11/24 13:27

背の低い密集した植林帯を抜ければ

11/24 13:27

林道からの登山道（巡視道）の入口に出ます。
左回りの入口とは5分と離れていません。

11/24 13:31

実は林道からも見えていた星穴岳の穴。
この後寄った峠の湯の駐車場からもきれいに見えていました。

撮影機器：

OM-D E-M1 Mark II ボディ オリンパス

コメント

yamazukin1gou

めっちゃアスレチック！
表も裏も妙義はおもしろそうだなぁ

今頃、紅葉の時期なんですね 機会があればガイドお願い

GON-BEE

Re: めっちゃアスレチック！
岩山好きも閉口するレベルに岩と戯れられますよ！
ぜひ来てください！