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Yamareco

記録ID: 1687293
全員に公開
雪山ハイキング
近畿

安蔵山で今季初スノーシュー

2018年12月28日(金) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
05:08
距離
9.1km
登り
724m
下り
716m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
4:54
休憩
0:14
合計
5:08
10:33
37
スタート地点
11:10
11:13
153
13:46
13:54
75
15:09
15:12
29
15:41
ゴール地点
天候 曇りのち雪
過去天気図(気象庁) 2018年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
田戸の集落跡の駐車適地に
コース状況/
危険箇所等
県道257号線は12/1~4/19までは冬期通行止めとのこと。実際には通過できるが、あくまでも自己責任で。積雪が深く、立ち往生した際には電波圏外であることを念頭に置く必要あり
上記の理由により、おそらく新雪期のこの山に登る機会は少ないと思うが難所は尾根までの最初の急斜面、
尾根上はテープ類も頻繁にあるので道迷いの心配は少ない
北小松の琵琶湖湖岸より
暗雲が空を覆ってゆく
2018年12月28日 08:38撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
12/28 8:38
北小松の琵琶湖湖岸より
暗雲が空を覆ってゆく
菅波集落より
晴れ間が広がる
2018年12月28日 10:05撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
12/28 10:05
菅波集落より
晴れ間が広がる
林道(県道285号線)へ
2018年12月28日 10:14撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/28 10:14
林道(県道285号線)へ
田戸
2018年12月28日 10:25撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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12/28 10:25
田戸
高時川にかかる橋を渡って
2018年12月28日 10:37撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/28 10:37
高時川にかかる橋を渡って
橋から望む高時川上流
2018年12月28日 10:37撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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12/28 10:37
橋から望む高時川上流
奥川並川
2018年12月28日 10:38撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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12/28 10:38
奥川並川
林道奥川並線より
2018年12月28日 10:44撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/28 10:44
林道奥川並線より
一段と雪深さを増す林道沿いの光景
2018年12月28日 10:52撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/28 10:52
一段と雪深さを増す林道沿いの光景
藍色の水が流れる奥川並川
2018年12月28日 10:59撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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12/28 10:59
藍色の水が流れる奥川並川
林道の向こうに広がる青空
2018年12月28日 11:02撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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12/28 11:02
林道の向こうに広がる青空
やがて林道の左手に
2018年12月28日 11:11撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/28 11:11
やがて林道の左手に
登山口の梯子が見えてくる
2018年12月28日 11:11撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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12/28 11:11
登山口の梯子が見えてくる
尾根に
2018年12月28日 11:54撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/28 11:54
尾根に
尾根より西に東妙理山
2018年12月28日 12:14撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/28 12:14
尾根より西に東妙理山
南に横山岳(左)と桑樹谷山(右)
2018年12月28日 12:19撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/28 12:19
南に横山岳(左)と桑樹谷山(右)
尾根上に柔らかな陽光がさす
2018年12月28日 12:47撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/28 12:47
尾根上に柔らかな陽光がさす
雲の合間より柔らかい日差しが洩れる
2018年12月28日 12:48撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/28 12:48
雲の合間より柔らかい日差しが洩れる
いつしかブナの樹が多くなり
2018年12月28日 13:09撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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12/28 13:09
いつしかブナの樹が多くなり
雪がきつくなる
2018年12月28日 13:16撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/28 13:16
雪がきつくなる
変形ブナの樹々
2018年12月28日 13:34撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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12/28 13:34
変形ブナの樹々
山頂に
2018年12月28日 13:47撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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12/28 13:47
山頂に
雪の踊り子のような霧氷を纏った樹々
2018年12月28日 13:47撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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12/28 13:47
雪の踊り子のような霧氷を纏った樹々
山頂周囲の壮麗なブナの森
2018年12月28日 13:48撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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12/28 13:48
山頂周囲の壮麗なブナの森
霧氷の樹々の中心には朱色のプレートをつけた樹が
2018年12月28日 13:50撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/28 13:50
霧氷の樹々の中心には朱色のプレートをつけた樹が
火の用心・・・かと思いきや安蔵山の山名標
2018年12月28日 13:50撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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12/28 13:50
火の用心・・・かと思いきや安蔵山の山名標
霧氷というドレス故の美しさだろうか
輪舞する樹々に訣れを告げて
2018年12月28日 13:53撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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12/28 13:53
霧氷というドレス故の美しさだろうか
輪舞する樹々に訣れを告げて
ブナの林の下山路に
2018年12月28日 14:02撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/28 14:02
ブナの林の下山路に
林道に戻ると多数の手形
2018年12月28日 15:30撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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12/28 15:30
林道に戻ると多数の手形
菅波の集落より七々頭ヶ岳
2018年12月28日 15:54撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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12/28 15:54
菅波の集落より七々頭ヶ岳
丹生の集落に来ると西の空が晴れて
2018年12月28日 15:59撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/28 15:59
丹生の集落に来ると西の空が晴れて
木ノ本の富田酒造へ
2018年12月28日 16:11撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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12/28 16:11
木ノ本の富田酒造へ

感想

湖北に雪が降り積もるようになった頃、真っ先に訪ねたい思っていたのがこの安蔵山である。というのも安蔵山の登山口へと至る県道285号線が積雪で通れなくなるからだ。12/1より翌年の4/19まで冬期通行止めということであるが、実際は道が塞される訳ではなく、通行止めの看板の横を通過出来るようだ。しかし、除雪がされないために、雪深い湖北においては通れなくなるのはもうまもなくだろう。

琵琶湖の湖西を北上すると湖の南の方は晴れているのだが、北に向かうにつれ日本海側に雪をもたらしている重苦しい雲が広がる。琵琶湖の上では青空を徐々に炭色の雲が覆い隠してゆく。

もしも積雪で通れないようであれば七々頭ヶ岳へと山行先を変更するつもりで菅波集落に到着してみると、除雪されていない県道には10cmほどの雪が積もっている。日中の降雪のために夕方までに間違いなく積雪量は増えるだろうが、この程度ならばなんとか帰ってこれるだろう。既に一台の車が通ったようだ。新雪の上の平行に走るシュプールを追って県道へと入る。降雪の直後のためか、厚く雪化粧を施された樹々の白さが雪景色の静けさを引き立てるようだ。

田戸に辿り着くと道路脇に広場がある。先行する車はさらに奥へと入ってゆくようだ。高時川にかかる橋を渡って林道奥川並線へと入る。雲の合間に青い空が見えたかと思うとみるみるうちに青空が広がり始めた。静かな谷間には藍色の水を湛えた奥川並川の流れの音だけが響きわたる。林道上には多数の踏み跡がある。猿のものだ。突然、林道の下の斜面に生える樹が大きく揺れたかと思うと眼の前の林道を一匹の猿が横切った。

登山口の鉄梯子を上がると杉の植林地の中をピンクテープの目印を辿って急斜面を登ってゆく。間もなく尾根の手前の467m峰との鞍部に辿り着く。西側の遥か下には樹間に車を停めた田戸の広場が見える。

ここからは尾根道となりルート・ファインディングの苦労はない。登山道を探すまでもなく、尾根上には雪の下に埋もれた登山路を示すかのように鹿の足跡が延々と続いている。最初の急斜面ほどではないがそれなりの急坂が続く。青空は消えてしまってはいるものの、時折雲の合間から陽光が差し込んでは真新しい雪の上に樹々のシルエットを落とす。

標高700mを過ぎたあたりで尾根はなだらかになり、尾根上にはブナの大樹が目立つようになる。雪が振り始め、積雪も徐々に深くなる。ツボ足でも歩けない訳ではないが、そろそろ折角携行してきたスノーシューの出番だ。久しぶりにスノーシューによるモフモフの新雪の感触を味わう。

ブナの樹高が高くなり、林が壮麗な雰囲気を漂わせるようになると、ほどなく山頂についた。山頂の一帯ばかりは曲がりくねった枝に霧氷を纏った潅木が雪の中で踊る妖精のような姿を晒している。山名標は輪舞する樹々の中の立ち枯れたナラの樹に打ち付けられた小さなプレートがあるばかりだが、霧氷の白い樹々の中にあってプレートの朱色はよく目立つ。

雪の登りに家内が慣れないせいかここまででかなりの時間を要するが、スノーシューを履いての下りは早い。467m峰の鞍部に戻るとスノーシューを脱いでチェーンスパイクを装着する。

駐車場に戻り着くと林道上の積雪の量は増えていたが、我々がここに到着してからさらに数台の車が通過しているようで道路の轍が広くなっている。轍のお陰もあって無事、菅波集落まで運転することが出来たが、次にこの道に入ることが出来るのは残雪の季節までお預けとなりそうだ。

菅波の集落を通過している際はシンシンと雪が降っていたのだが、ものの数分も走らないうちに丹生の集落に来ると青空が広がりはじめた。湖北に来るときは木ノ本でつるやパン、七本槍を醸す富田酒造に寄り道するのがお決まりである。つるやぱんではチーズフォンデュ・パン、餃子パン、焼きチーズパン、富田酒造では山田錦と渡船、それから有機農法の玉栄の純米の3本セットを入手。

往路と同じく湖西経由で京都に向かうと比良の山麓を走るあたりで大雪となった。和邇から途中に抜けて大原へとR367を下ると雪道の準備をしていなかったためだろか、トンネルを越えたあたりで何台かの車が立ち往生しているのだった。明日は久しぶりに京都でも雪が積りそうだ。

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コメント

静かな ブナ林へ
yamaneko0922さん、yamaizuさん こんばんは
湖北の山は、ブナ林がとても美しいですね。
横山岳、大黒山あたりを歩いただけですが、若々しさが気にってます。

>富田酒造では山田錦と渡船、それから有機農法の玉栄の純米の3本セットを入手。
これから、飲み比べが楽しみですね。
2018/12/30 20:04
Re: 静かな ブナ林へ
コメント有難うございます。
churaさんもお持ちの余呉トレイルの地図をようやく入手したので、来年はあちこち歩いてみようと思っております。

富田酒造に限らず、これまで玉栄、渡船、吟吹雪といった滋賀の古代米の酒を気に入って呑んでおり、先日、己高山に登った時に求めたのもこの3種でした。こちらの山田錦は始めて呑んだのですが、山田錦は単にフルーティーなだけでなく、七本槍らしいコクがあって、優れたお酒だと思いました。churaさんも宜しければどうぞ ・・・とはいえ、お近くにも美味しい酒蔵がいっぱいありますね。
heheさんもお好きみたいですよ
2018/12/30 20:25
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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