阿弥陀岳 北稜 ソロ
- GPS
- 27:05
- 距離
- 3.9km
- 登り
- 218m
- 下り
- 754m
コースタイム
天候 | 晴れ、くもり |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
美濃戸から行者小屋までの間は凍結ありなのでチェーンスパイクあると良い(今回は忘れてしまった) |
写真
感想
前日は他の2人と赤岳主稜を狙ったが、取り付きをミスってしまい敗退
今日は他の2人は赤岳主稜のリベンジだが、俺は北稜のソロを選んだ
俺自身、北稜は2年前くらいにソロで行こうとして、アプローチをミスって敗退している
なので今回はそのときのリベンジである
文三郎尾根に向かう登山道の途中で立派な標識があり、そこを右(阿弥陀岳方面)へ進む
その後すぐに沢を抜けて右の樹林帯へ入っていくトレースがある
前日に北稜登ってきたパーティーから、すぐのトレースには入らず、もう一本先のトレースから入った方が良いとの情報があったのでもう少し沢を進む
で、右の樹林帯へ抜けていくトレースがあったのだが、今度は【新版:冬期クライミング】に書いてあるアプローチだともう少し登った方がいいような気がして
もう少し沢を登って、トレースないかなと探す
で、
結局中岳沢を詰め過ぎてしまい、トレースのない中をラッセルする羽目になった
まぁこれはこれで楽しいのだが( ̄∀ ̄)
ジャンクションピークの少し上に出たようだが、難所はさらにこの上らしいので良しとしよう👍
ここで後ろを振り返ると、文三郎尾根上に人影がちっさく見える。恐らく赤岳主稜に取り付く2人だろう
北稜に出てからはアイゼンを履き、ダブルアックスで登っていく
雪壁は斜度があり高度感もあるが、しっかりと三点確保すれば問題ない
初心者がいても灌木があるのでロープ確保もできそうだ
で進むと岩場が見えてきた
ここが核心だろう
正面は垂直だが左脇から登れそうだ
偵察すると左の奥からは階段状になってるようで、ロープもいらなそうである
ここを登ろうかな思っていたが、
左の手前にペツルのボルトを見つけた
斜度はあるがクラック伝いでここも登れそうだ
せっかくだから難度の高い方を選択
ロープはどうしよう?
雪面を見下ろす、、、落ちても、、、たぶん止まるよね?
ということで、フリーソロで登っていく
クラック隙間の雪や岩にアックスを引っ掛けて登っていく
今月初めにドライツーリングの練習をしたのが良かった
ちょっと怖さもあったが、安定して登れた
その上も岩場が続き、雪と岩をこなす
あ、これがミックスというやつかな
緊張するのはトータルで15mくらいかな
途中で岩の右側出るときは足場が切れてて、怖い
で岩場をこなすと今度はミニナイフリッジ
トレースがついているのと、距離も短いのであまり怖さはない
でもう少し登ると、阿弥陀岳山頂に到着
ロープを使わないのもあったが、呆気ないw
朝6時過ぎにスタートして8時半には山頂着いてしまった
ソロのため、仲間にLINEで連絡を入れ、行者小屋まで下っていく
中岳沢のコルまでの下りが怖い、嫌だという声も聞くが、斜度があるところはクライムダウンで下っていけば大丈夫である。ちょっと怖いとこもあるが
中岳沢に入って下っていくと、俺が取り付いたとこよりも下に北稜へ向かうトレースがあった
あれ?見逃してたのかな?
俺は2600m付近からトラバースする感じで北稜に入ったがもう少ししたが良かったみたい
で、行者小屋に戻って9時
あとは赤岳主稜組が戻ってくるまで昼寝、アイゼン研ぎ
風が強くて寒いから心配したが、14時頃に無事に戻ってきてよかった
いじょう!
○今の50lザックの腰ベルトとハーネスがえらく干渉するから、今度は腰ベルト外して細いウェービングテープ&バックルを試してみよう
○明け方は−16℃まで冷え込んだみたいだが、冬用寝袋、シュラカバ、湯たんぽで快適だった。3人居たのが良かったか?
○モンベルステラリッジのインナーは風がテント内をざわわするので、レインフライとの組み合わせだとちょっと寒い
○寝袋とツーレイヤーシュラカバは結露するなー
○阿弥陀北稜は初心者・初級者を連れていくのには良いルートだ
怖いとこがあるが短くて、しっかりとしたボルトもある
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