石鎚山、遭難者ヘリ搬送(愛媛県)
- GPS
- 08:23
- 距離
- 9.6km
- 登り
- 1,039m
- 下り
- 911m
コースタイム
- 山行
- 5:01
- 休憩
- 3:33
- 合計
- 8:34
天候 | 曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
途中まで2車線の道ですが、上の方は1車線のところもありました。 ロープウェイの山麓駅に駐車場あり 1月3日は正月料金で1000円、 1月4日からは通常料金で700円でした。 石鎚山ロープウェイは往復1950円でした。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
コース全体が雪道でしたが、ロープウェイ山頂の成就駅から成就社までは、幅の広い林道のような道でした。 成就社から上は整備された登山道。 成就社からは少し下りますが、一部、雪がとけて少し地面が露出しているところがありました。 今回、積雪は山頂手前でも数十センチぐらいだったと思います。 傾斜のきつい所には木製の立派な階段がたくさんあります。 山頂直下には、これも立派な鉄製の階段が何箇所かあります。 一部、階段の無い急な所が少しありました。 また山頂直下で斜面をトラバースするところで、雪がさらさらで足下が不安定な所がありました。 この場所と鉄製の階段の所は、絶壁状のところにあったので、気をつけて歩きました。 今後、積雪によって状況は変わってくると思います。 |
写真
感想
正月休み、初めて冬の四国へ
1泊2日で石鎚山と剣山に行こうと出かけましたが、
石鎚山でゆっくりしたくなったので、剣山は次回に延期。
中腹の成就で宿泊することにして、2日連続で登りました。
雪はまだ少なめだったようですが、素晴らしい景色で雪山登山を楽しむことができました。
ただ、下山時に体調が悪くて倒れている方と、介抱している方(第一発見者)に出くわしました。
第一発見者が、ヘリを呼んだので大丈夫だと言われたので、そのまま進みました。
でも日没まであまり時間も無く、ちょっとまずいなと思ったので、すぐに引き返して、持っているツエルトやダウンジャケットをかけたり、一緒に介抱してヘリを待ちました。
倒れた方は歩けないようでしたが、外傷は無い様子。倒れた方と第一発見者はそれぞれ単独の登山者でした。
場所はと一の鎖と試しの鎖の間ぐらいの樹林の中でした。
1時間ぐらい前?に要請されたヘリが、しばらくすると近くまで来てくれました。
こちらの場所は樹林の中。ヘリの見える方向に、目立つ色のものを持って手を振ったりしました。
ヘリは少し下の所でホバリングしていたので、発見してくれて救助隊員を下ろしているのかなと思ったのですが、どうもこちらを発見できてないようでした。
ちょっとしてから第一発見者に電話があり、場所を再確認されました。
第一発見者は、少し下の試しの鎖付近に救助隊員が下りたと言われたので、下っていきました。
その後、ヘリが再び近づいてきたので、私が手を振っていたら、ようやく発見してもらえました。
すぐに救助の方がヘリから吊されて降りてきて、体調の悪かった方は、そのまま吊り上げて救助されました。
第一発見者も戻ってきましたが、救助隊員は下には来てなかったとのこと。
電話での行き違いがあったようです。
その後、どうなったかは全然わかりませんが、吊り上げられるときには、少し意識が回復されているようだったので、おそらく無事だったのかなと思います。
救助が終わった時間は16時45分ごろ。
ロープウェイの最終時間は17時。
現場からロープウェイ乗り場までは、まだ1時間ぐらいかかる所でした。
私は成就で宿泊だったので問題無かったのですが、第一発見者はロープウェイで下山予定だったので、ロープウェイ会社に電話すると、何と待ってくれるとのことで、ほっとしました。
その後、二人で成就まで下山して、そこで別れました
今回は、何とか日没までにヘリで救助されて問題無かったのですが、日が暮れて、ヘリが飛べなかったことを考えると、あの場所で寒さをしのいで耐えることは、なかなか難しかったと思います。
第一発見者と私はツエルトや予備のダウンジャケットやレスキューシートなどは持っていたのですが、氷点下の気温では、ちょっとしんどかったと思います。
あと救助者も一人だけでは対応が難しいので、何人かいたほうがいいと思いました。
またヘリが来たときに、樹林帯の中だったので、なかなか発見されず、少し時間がかかったことも課題だったと思います。
携帯の連絡はつく場所だったので、位置座標などはわかるのかなと思ったのですが、ヘリは位置を特定できていなかったので、ヘリが近くに来ている現場では、物理的に発見してもらえる方法を考えた方がいいのかなと思いました。
もっと目立つ色のものを振り回したりした方が良かったかもしれません。
それか発煙筒とか煙や光の出るものがいいのでしょうか?
車には積んでますが、他にそのような商品があるのかな?
実はヘリの救助現場に立ち会ったのは2回目。
数年前に滋賀県の鈴鹿で、その時は初夏したが、今回は氷点下の雪山。
山の中で動けなくなることも想定して、簡易テント等を持参したりはしていたのですが、まだまだ不十分だったと思います。
今後に備えて、装備や救援要請の方法など、いろいろと考えなさなければと思いました。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する