三浦アルプス(ルート確認&ガイド)
- GPS
- 03:55
- 距離
- 11.1km
- 登り
- 814m
- 下り
- 770m
コースタイム
- 山行
- 3:15
- 休憩
- 0:44
- 合計
- 3:59
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
復路:木古庭からバスで汐入駅(平作町の銭湯立ち寄り) |
コース状況/ 危険箇所等 |
・急斜面に新しいトラロープが付けられていました ・以前と比べて道標が充実して道迷いしにくくなりました |
その他周辺情報 | 衣笠駅行バス平作町下車2分に「明徳湯」があります。小さいけれど明るく清潔。ここから汐入方面行のバスも1時間5本くらいあるので便利。 |
写真
感想
正月太りを絞りがてら三浦アルプスのルートをGPSで確認しようと再訪した。あいにく前日の雨模様のせいで、冬の割に視程は低く、富士山ははっきり望めなかった。
スタートは前回同様11時過ぎとなった。風早橋でバスを降り、トンネル前で右折。おしゃれな店を横目に葉山教会への急坂へ折り返す。振り返るとすぐに江ノ島が見えてきた。教会前で綿入れを脱ぎ、仙元山でさらにウインドブレーカー代わりのゴアレインウエアも脱いで登山シャツだけになる。相変わらず素晴らしい眺望だが、遠くは霞んで春か夏の空のようだ。ただ、じっと江ノ島の左上の雲を見ると、なんだか富士山頂の一部が見えている気がしてきた。どうなのだろう。
”ぼっとん式”のトイレに寄り、いったん大きく下って戸根山へ登り返す階段地獄に挑む。若者ランナー2人が抜いて行ったが、上に着いたら喘ぎながら息を整えていた(この程度でそれじゃランナーと言えないですよ)。ベンチを横目に少し行けば戸根山。登山道をちょっと離れて見晴らし休憩。長者ヶ崎だけでなく、三角点?の標石がある辺りからは江ノ島側も見える。
今日はルートチェックが主眼なので小さなピークをカウントしながら歩いている。仙元山を1つ目とすると戸根山で6つ目になった。後はピークのないままダラダラと下り、クリーンセンター分岐を経てエゴノキの幹に「三浦アルプス」と大書した分岐に到着。最近誰かが書き直したと見え、見落としようがない。
実教寺ルートを見るため直進。小さい女の子の手を引いたお母さんに「この道はどこへ?」と尋ねられた。花の木公園から上がって来たという。地図を示して「あと少し頑張って見晴らしのいい山まで行って見たら」と、戸根山を案内してあげた。
さて、このルートは一か所長者ヶ崎が見えただけで樹林帯の中をゆるゆると下って住宅地に出た。すぐ先に実教寺が見え、読経の声が聞こえる。江ノ島方面は見えないし、ちょっとつまらない。折り返し、今度は小さな男の子の手を引いたお父さんに道を教えてあげて、本来の縦走路を目指した。
エゴノキの分岐の50mほど手前にショートカットの分岐があったのでこちらから通称南尾根縦走路へ。途中、道標に従って若干右へ向かい、急坂を登れば9つ目のピーク・観音塚で、その次が高塚、「ドングリ並木」だ。木々が伸びて南側の眺望は悪くなってしまったが、ここで昼食休憩とした。三々五々と双方向からハイカーが行きかい、結構歩く人がいるんだなと思う。
急坂を下り、だんだん車の音が遠くなる樹林帯を行くと、やがて両側に背の高い篠竹の繁る区間が現れる。地形図に176mの水準点が記載されたピークの南端部が目標番号27の新沢停留所分岐。その次の170m級ピークの手前に「森戸林道終点」と道標に書かれた連絡尾根分岐がある。ピークに登り詰めて振り返れば江ノ島が見える。
南へU字に迂回するような尾根を辿って登った先が30番の要注意分岐。直進側の木の幹に×印が削ってあるので、ここは右。いつの間にか樹間から東京湾が覗いている。さらに一つ二つ小ピークを越えて大桜に着いた。大桜というが、多くの幹が四方八方に伸びる様は、どうみても「蛸桜」と呼ぶのがふさわしいと思う。次は200m級尾根へ登るのでここで小休止した。自己流のカウントによれば、大桜で20ピーク目となる。
いったん下って目標番号32番地点は栗坪分岐。ここも行き先は新沢停留所で、地形図の破線の道とほぼ一致しているようだ。登り返して標高200mに達した尾根が30mほどに渡って桜の木が並ぶ通称「桜並木」。もう一度下ってしばらく行くと視界が開け、送電鉄塔の下に着いた。ここが24番目のピークだった。
ピークのカウントはこれにて終了。この先は電力会社の作業通路でもあるとみえて整備が格段に良くなる。降り口が二つあってちょっと迷ったが、どちらもすぐ合流した。ネット風の金属ステップの階段を下り、上山口小分岐を経て次の分岐で右の茅塚へ折り返す。眺望のいいピークだが、やはりひどく霞んでいる。後で向かう畠山の尾根を目で確認し、乳頭山へ。211m水準点ピークを越え、畠山への分岐の三国峠道標を過ぎてひと登りで乳頭山。軍港と東京湾を眺めて一休みした。
さて、この後向かう畠山は初めてのはず?だ。ン十年前の学生時代、山中側から藪漕ぎして直登したような気もするのだが定かではない。三国峠からいささか足場の悪い斜面のトラバース路を辿ると、田浦梅の里への道標に至る。一緒に立っているのが、旧海軍が昭和16年に立てた要塞の標柱。結構きれいで漢字も今風の略体を使っている。最初が一四号で、尾根伝いに一三、一二号と見つかった。戦時中にこんな所を歩いたりしたら憲兵にしょっぴかれただろう。
道は特に難所もないまま塚山からのハイキングルートにつながり、ほどなく畠山山頂に到着。東京湾側が少し開け、第一、二海堡などが見えた。こちらのルートには人影がない。
さあ、あとは下るだけ。道標の「不動橋」というのがどこか分からなかったが、木古庭の辺りに違いはあるまいとみて進む。途中、左への分岐もあったが、入ってみると木の枝が何本か横たえてあるようなので、やはり直進の「不動橋」を目指すことにした。立派な竹林を通り過ぎ、アスファルトの小道に出ると横横道路の高架が左前方に見えた。グーグルマップを参照しながらバス道路を右に行くと、ほどなく不動橋ならぬ木古庭バス停が見えた。
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