不帰2峰・南峰オープンb
- GPS
- 06:28
- 距離
- 14.7km
- 登り
- 948m
- 下り
- 2,102m
コースタイム
- 山行
- 6:10
- 休憩
- 0:15
- 合計
- 6:25
過去天気図(気象庁) | 2019年01月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
滑りたいラインはいくつかあったが、結果的に去年転んだ因縁の不帰2峰・南峰、通称「オープンb」を滑ってきた。初日はパートナーが初滑りということもあり、足慣らしにガラガラ沢からの通称「トライアングル」。アダム乗り場でチケットを買うのに時間を要したものの(登山者、滑走者は8時半までチケット販売されず)、どちらもノートラック。雪も悪くなく、かなり安定しているように感じた。滑走前八方池で楽Pの旦那にお会いした。下山後、スーパーで買い出しをして再びゴンドラとリフトを乗り継ぎ八方池に入り、幕営。
翌朝は3時半起床。少し風があったのでゆっくりと準備をして6時前に出発する。P2554あたりが強風だったが、ここを越えれば問題は無かった。8時過ぎに唐松岳を通過。前日券売所で会ったオーブ氏らのパーティが先行しており、トレースが残っており使わせてもらったが、途中で急な箇所をクライムダウンしていたので、これを逸れて岩峰を回り込んだ。二峰に着いた頃からガスが出始めており、行き先に迷う。西壁に取り付いているオーブ氏らが確認できた。
北峰を見に行くもドロップポイントが前回来た時(2017年3月)と大分異なり、入りにくいので断念。ハイク中に撮影した写真をよく確認し、下部が辛うじてつながっていそうな南峰を選んだ。ここは昨年転倒して悔しい思いをしたラインなので、「いつかは再び」と思っていたが、よもやこんなに早く機会が訪れるとは思っていなかった。行動食の不足か武者震いか、しばらく震えが止まらなかったが、滑走準備をしていると次第に落ち着いた。準備を整えてドロップイン。
前回はスキーヤーズライトの吹き溜まり地形に全力で当て込んだこと、そして板が比較的細くて短かったこともあり、板が潜って吹っ飛ばされた。その後、この時の板を紛失してしまったため、この経験を踏まえて(この時の失敗が主要因で)より太くて長い板を購入していた。スピードも今回は少し抑え気味に入った。雪は良く、快適に高度を落とす。下部、隣の斜面に乗り移る箇所で立ち止まって振り返ると、大量のスラフ。これをやり過ごしてから横滑りを交えて慎重に斜面を替える。後は数回のペダルターンで唐松沢まで。やり切った。悔いはない!
パートナーを待ってしばらく自分たちのシュプールを眺める。緊張も解けて本当に素晴らしい時間が流れる。今日も来てよかった。唐松沢のパーティランは多少パックしていたものの、滑りやすい柔らかさ。しばらくノートラックだったが、途中から複数のスキーヤーとボーダーのトラックに合流。これらは南滝に吸い込まれていて、戻ってきた形跡はないため、これを追うことにする。途中板を脱ぐ箇所があり、最後は氷瀑が出ていてかなり悪かった。不帰の滑走よりも緊張したかも…。この後の降雪で状況は変わるだろうが、なかなか危険な状態だった。
これらの模様は動画にまとめました:
下山後、残置してきたテントを回収するために再びアダムに乗る。二人行く必要はないためジャンケンで負けた方が行くことになった(私が負けた)。八方池山荘に顔を出し、少しのハイクで幕営地に到着。回収後はガスの抜けた崩沢を滑った。どこまでトラバースしてもトラックだらけで特に沢のボトムはゲレンデ状態(混んでる時の谷川岳・西黒沢のよう)。所々食べ残しを拾いながら楽しく下る。ただ雪が少ないためか堰堤がいつになく出ているため、視界不良などで気づかずに突っ込むと致命的になりかねない。右岸側の林道沿いに下りた。気温は低く高速ボブスレーで「花彩」まで。パートナーに拾ってもらい、ジェラートを食べてこの日の〆とした。翌日も快晴予報だったため、後ろ髪を引かれながらも帰路についた。
なお、GPSログは2日目のものだけが表示されています。
前回転んだ時の記録:
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1378433.html
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