籾糠山(天国〜地獄へ…籾糠・猿回しルート)


- GPS
- 12:08
- 距離
- 15.6km
- 登り
- 1,719m
- 下り
- 1,716m
コースタイム
天候 | 曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
若干の駐車スペースあり。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆宮谷ゲート〜籾糠山 ・標高800mくらいまでは藪がうるさいのでルート取りに工夫が必要。 ・ピストンする場合はできるだけ巻いて帰りのトレースを作った方が良い。 ・ただしまだ藪が残るので自由にトラバースというわけにはいかない。 ◆籾糠山〜猿ヶ馬場山 ・籾糠山〜沢床までの滑走は斜度、雪共に素晴らしい。 ・猿ヶ馬場山までの登りは尾根を使ったが非常に登りやすかった。 ◆猿ヶ馬場山〜宮谷ゲート ・まずは下降する尾根を間違えないようにGPSでこまめに現在地を確認しながら移動した方が良い。 ・1043ポコあたりまでは広い尾根が広がっていて非常に快適に滑走できる。 ・1043ポコから宮谷ゲートまでは試練の連続。渡渉、へつり、藪滑走、飛び降り等…正直お勧めしない。 |
写真
感想
今日は久しぶりに平日休みが取れたのでYSHR先生、なにわ君と籾糠山へ行くことにした。
いや、ちょっと嘘…猿ヶ馬場山まで行く。
当初は籾糠山〜猿ヶ馬場山をピストンする予定だったが、地形図を見ていたらふと気付いた
「センセー、猿ヶ馬場山から北西尾根下って1650ピーク〜1043ポコ滑って宮谷に降りたら周回できるんじゃないすか?」
そしたらセンセーからひと言。
「その尾根昔登ったことあるけど渡渉数回アリ、最後濡れる覚悟なら大丈夫!」
オー実績ありなら行きましょう!沢登りだと思えば大丈夫!ってことで籾糠山〜猿ヶ馬場山をつなぐ周回ルートに挑戦することになった。
名付けて「籾糠・猿回しルート!」
スタートは朝3時、ということは2時半スタートという意味なので2時に起床して準備を済ませる。
スタート時点では満月と星が見えていた。
白川郷の雪もだいぶ増えたが取付き〜800mくらいまではまだ藪が濃くてルート取りが難しかった。
1400mのポコまで来たら明るくなってきたのでヘッデンを外しつつシールを外して一旦谷へ滑降。
ここまで来てもまだ藪はうるさかった。
そこから籾糠山までは快適シールハイク、癒しの森を楽しみながら3人でラッセルを回した。
籾糠山〜猿ヶ馬場山までのルートはYSHR先生も初めてということでドキドキワクワクだ。
とりあえず猿ヶ馬場山への取付きの尾根を目指して山頂から滑降開始。沢床まで200m程度落とす。
そこそこ急斜面だが激パウダーと疎林でとても滑りやすく最高のパウダーが詰まっていた。
そこから再びシール装着。
YSHR先生との普段の山スキーではあまりシールの着脱はしないのだが(巻きまくるので)今回は完全にスキーツーリングだった。
再び猿ヶ馬場山を目指してシールハイク。ラッセルは大変だが癒しの森を眺めながら歩いているととても気分が良い。
天気はそれほど良くないのに歩いていてテンションが上がるというのは不思議だ。初ルートということもあるかもしれないが。
ほどなくして猿ヶ馬場山に登頂。相変わらず頂上台地が広すぎてピークの場所が良くわからない。
まあ適当に写真を撮って下山しましょう。
YSHR先生を先頭にGPSで慎重にルートを確認しながら先へ進む。
間違って違う尾根へ入ってしまったら進退窮まるリスクがあるのでメリハリをつけて滑ろう。
ようやくお目当ての尾根に入ったらお互いの写真を撮りながらガンガン滑走。
斜度も適度でパウダーも最高!今日来てよかった!
ここはゴールデンルートだと思った。
しかし、今回の山行もそう簡単に終わらせてもらえなかった。
標高1000mを下ったところから痩せ尾根の藪滑り、そして渡渉、崖のへつりなど地獄軍団に与えられた試練は数多く、簡単にゴールさせてもらえなかった。
更に途中でなにわ君の姿が見えなくなって心配になる。
ゆっくり準備しながら待つが一向に姿が見えない。
彼の生命力は半端ないので大丈夫だろうと少しずつ先へ進んでいるとようやく姿が見えてホッとした。
結果的には天国と地獄の両方を味わう形となったがアドベンチャー感満載の「籾糠・猿回しルート」を歩いて、滑ることができて良い経験になった。
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