「えっ!俺すか?」赤岳ガイドは突然に・・(地蔵→文三郎)


- GPS
- 10:40
- 距離
- 15.1km
- 登り
- 1,411m
- 下り
- 1,414m
コースタイム
天候 | 基本的に終日曇り。 風は極弱で気温は高め(歩くには良いコンディション) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
「通」は美濃戸口から歩くんです。。。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■はじめに 今回はナンと!行者小屋でpikachanさんとhagure1945さんにバッタリ遭遇! しかもhagureさんの体調不良で登頂を断念しかかっていた矢先にまさかの「俺、登場…」だったようで、 急遽、pikachanさんを赤岳山頂までお連れする助っ人に任命された次第。 いやあ、すごい展開でした〜。 ■美濃戸口-美濃戸 この日の時点では凍結した路面の轍も深く「四駆+スタッドレス+チェーン」というパターンでないとクルマでの走破は難しそうな路面状況。 ■南沢コース 樹林帯の標高が低い箇所は凍結も多くかなり滑るところも多数。ちょっと早いかなと思ったけどこの時点でアイゼンを着けました。 下山時点でも凍結しておりアイゼンがよく効きました。 ■行者小屋-地蔵の頭(地蔵尾根) 前日にそれなりの降雪があったようで、硬く締まった積雪に柔らかい新雪が乗った感じの雪質でした。 この日は結構な人数が通過していたはずですが、踏み固められるほどではなく歩く度に足を取られやや体力消耗。 ピッケルを深く刺せるポイントを探すのがやや難しかったです。 最上部のナイフリッジについては写真コメント参照。 ■地蔵の頭-山頂 さすが厳冬期、といった感じで、風で飛ばされる箇所以外の雪は多めでした。 「肩」と呼ばれる北峰直下の岩稜がやや神経を使います。 その他、アイゼンの引っ掛けで転倒、みたいのは絶対避けたい区間と思います。 ■山頂-行者小屋(文三郎道) 北峰からの下り出しに階段がありますが今回これが完全に埋まっており、結構危険なポイントになってました。 (滑ったら断崖を真っ逆さま・・・) その後も岩稜部分は踏み跡もやや分かりづらく、また危険箇所でもあるので通過時間はかなり余裕を持った方が良いと感じました。 文三郎分岐から先は例の階段も完全に雪の下で歩き易い?かと思いきや、やはり新雪に足を取られ結構大変でした。。。 |
写真
hagure1945さんと赤岳アタックのはずがhagureさんの体調不良で諦めていたところに僕が現われ、hagureさんに「pikaを山頂に連れていって!」という展開。。。
一気にスーパーハイテンション!
感想
また1ヶ月空いてしまいました。。
最近多少忙しいのもありますが、なんとなく山のテンションが上がらず…、しかし、アレよアレよと厳冬期も終わりそう。
これはいかん!と八ヶ岳の保守本流(?)・赤岳とあわよくば阿弥陀と強制接続!とか思ってましたが、見事に寝坊(3時発予定が4時過ぎ起床…)してOUT。
でも、一山だけならOKだろうと一念発起しての赤岳には思わぬサプライズが待ってました!
聞けば、
・hagureさんとpikachanさんで赤岳を目指したものの、時間的に登頂が難しくなった。
・しかし、風の状態やトレースなど条件は良好。hagureさんはpikachanさんの数年来の目標であった「冬の赤岳」に是非登頂させてあげたいと「託せる人」を探していた。
・そこにナント、pikachanと何度か山行きした「honsama」登場。
てなことで、2人の「思い」を一身に背負って気迫の「ガイド山行」となりました。
僕の「冬の赤岳」はこれまで2勝1敗。1敗は飛ばされそうなほどの強風で地蔵の頭まで。
ここはそれなりに知見があるということで。
とはいえ、人サマを連れて歩けるほど俺に余力があるのか??と自問自答。
ですが、ここはお二人の思いを重んじスーパーハイテンション化してGOです。
登ってみると前日の新雪でやや歩きづらい面もありなかなか大変でしたが、大勢の方のトレースにも助けられ無事コンプリート。
山頂からの下りでは一部ロープで安全確保した場面もありましたが、とにかく無事にサポートできて良かったです♪
しかしまあ、こーゆーこともあるのですね〜。
ちょっとズレたら「ニアミス」で済んじゃったところですが、ドンピシャのタイミングで遭遇できて最高でした。
pikachanさんの記録もあわせてご覧ください★
なるほど こういうことだったんですね
ぴかちゃんにとってはラッキーでしたね
昨日は10時くらいまでは赤岳もばっちり見えていて
文三郎からの登りは結構人影が目立ちました。
僕らが阿弥陀登頂したころちょうどガスが掛かってしまいまして・・・
ラッセル大変でしたよ
micさん
いやあ、行者小屋ではビックリでしたヨ。
「えー、何してんの?」って思ったけど、そりゃ山登りでしょ!
途中までは阿弥陀から御小屋尾根のトレースを「ラッセル泥棒」するハラもあったのですが、この日の阿弥陀はなかなか厳しそうでしたので、今回は赤岳でヨカッタかなと。
確かに10時くらいまでは近場の視界は良好でしたね。
行者小屋でも地蔵尾根を歩く人たちがよく見えてましたが、
登っているうちにだいぶガスってしまいました。
しかし、hagureさんの代打とは言え、それなりにクリーンヒットを打てたと思います。
まあ、ガイドなどと呼べるほどのものではなく、pikachanさんの頑張りが何より素晴らしかったですね★
かなり高度感のあるこのコースをしっかり歩き切ったのはさすがです。それと「体力」も
ということで、非常に「いい赤岳」でした♪
阿弥陀の記録は「組織」のブログで後日チェックしますね〜
僕らもトレース頂いちゃいました。
僕らは初日のP1手前まで先頭、幕営中に1パーティ通過し翌朝早々に登りはじめていたので彼らが御小屋のトレースつけてくれたかと思います。
その彼らに「ラッセル有難うございました」とうれしい一言いただきました〜
先程ぴかちゃんの記録も見ましたがホン様、ナイスヒットだと思いますよ!
honsama,すてきなレコをありがとう。やはり思ったとおりのお人であった。
わが目に狂いなし。お願いしてよかった。
ほんとにこの日は天気が文句なくよい条件だったと思います。
あなたに出会えたのもぴかちゃんの願いをかなえさせるために神様が準備してくれたのでしょう。
神様・仏様・ホン様でした
いや、ほんとにいい赤岳でしたよ。
八ヶ岳山荘で待っている間、一度も心配することがなかった。6時には戻ると確信していました。そのとおりの時間で帰還してくれました。
昨年の冬とではぴかちゃんも経験が違ってきていたので、いけると確信していましたが、ホン様にガイドしていただけてほんとにラッキーでした。
文三郎のくだりを心配していたのですが、下から見ていてトレースは大丈夫と思いました。
でもぴかちゃんのレコ仲間がきしくも八ヶ岳で遭遇(micさんは阿弥陀)しているなんて、これもドラマですね。
ほんとに感謝ですよ。
神様・仏様・ホン様
hagureさんのこの言葉、いただきました
「えっ!俺すか?」赤岳ガイドは突然に・・
ナイスなタイトルですね
山歩きと言うより、私を連れていくということで、疲れたのではないですか?
本当にありがとうございました
honsamaさまとは、5〜6回一緒に歩いているので、登山道などの状況は不安や心配もありましたが、honsamaさまといることで、私は気分的には安心していられました。
筋肉痛心配でしたが、ありません
今日
ではでは、神様・仏様・ホン様
おやすみなさいませ
micさん
再度のコメント、サンキュです!
これまでのコラボを諸々ひっくるめつつ思うに、
やっぱり山の仲間と思える人たちってすっごくいいですね。
今回いろいろな偶然が引き合って思いがけない山行になりました。
日常のバタバタにかまけ、うだうだしていた僕にメッセージくれたmicさんがいなかったら、
実はこの山行はなかったかも?という思いも実はあります。
そういった繋がりが今回の奇跡的な巡り合わせになったと思います。
といった思いを抱きつつ、また是非コラボりましょー
行者小屋でpikachanさんに遭遇したのは勿論ビックリ。
さらに「pikaを山頂に連れて行って下さい!」と、
hagureさんに「信頼」いただけたのがさらにビックリ!でした
jinさんとpikachanさんで行った鹿島槍の時も「リーダー」に「任命」されたりと、何かと気にかけていただきました。
自分なりにいろいろ積み重ねてきた山行が、今回の「信頼」と無事登頂・下山に繋がったと思うと、とても嬉しく思います。
記録の映像に、hagureさんの思いの深さが感じられ、改めて良かったな、と感じます。
また是非ご一緒しましょう!
す、すごいお言葉で嬉しいのはもちろん、思わず「ぷぷっ」と笑えました
過大な高評価、、、とは思いますが、ここは素直に喜んでおきます
今回は天気良くなかったけど自分で登って観たあの景色や空気感、
とても良かったでしょ?
ですが、青空いっぱいの時はこれまた素晴らしいですので、
「一生に一度」と言わず、次は是非hagureさんと一泊行程で再訪しましょ
もちろん、他の仲間がいても楽しいでしょうし、まだまだこの先、楽しみが広がると思います。
ホント、良かったです
まったくドンピシャのタイミングで登場されましたね。
寝坊されなかったら出会うことも無かったかもしれません。
当日のお天気はイマイチでしたが、それでもトレースはしっかり付いていたようで
ご無事に下山されて何よりでした。
picachanさんのエスコート、お疲れ様でした。
noborundaさん
いやあ、ほんとこれ以上ないタイミングでの遭遇でした。何せ、行者小屋前に出た瞬間に目線の先にいましたからね〜。
それと、確かに寝坊してなかったら5時半くらいには美濃戸口を出る予定でしたので完全にすれ違いでした…。
天気が悪くてもやはり山頂を踏むと達成感が違います。
無事登下山できましたし、僕自身の経験値もUPしました〜
こんばんは、honsama様
広い日本で、こんなにも偶然が重なることがあるのですね。
hagure1945様の動画を見ていて、
pikachan様の歓声がひときわ高く聞こえてきました。
神様、仏様、honsama様
まさに、颯爽とヒーロー現る。といった感じです。
私も冬の赤岳へ連れてってとお願いしたいところですが、
相変わらずのお子ちゃま装備で、行けるはずもなく。
冬の赤岳は見るものと決めております。
aonuma1000さん
今回は飛び切りビックリでした〜
出くわしたのもそうですが、赤岳に一緒に登れる人を探してた正に絶妙なタイミング…。
確かにヒーロー登場みたいなシチュエーションではありましたね
だがしかし!
そのヒーローも結構最初はビビリ入ってまして、
「俺で大丈夫かぁ??」という逡巡もありました(約3秒)。
ですがpikachanさんが冬の赤岳にかける想いも前々から知っておりましたし、見知らぬ人にさえ頼もうと思っていたというhagureさんの願いも伝わりましたので、
ここは「義を見てせざるは勇無きなり!」と奮起した次第です
腹を括ってしまえばあとはやるだけ。
自分でも結構冷静に状況判断しつつ安全に水先案内でき、己の雪山対応力が着実にUPしている感じも嬉しかったですね〜。
なお、aonumaさんとpikachanさんもバッタリ出くわしたり、aonumaさんとは麦草峠でモロに鉢合ったり(僕だけがちゃんと気付かず残念でしたが)と、
この「権現メンバー」はなかなか引き合っているような気がします
今回hagureさんにもお目にかかれましたし、佐久周辺の地元名山でご一緒したいですね
こんにちわ!
私も去年の暮れに、美濃戸口からの車道でonsenさんにいきなり出会ったとき「なにしてんの!?」と言われました。
いやそりゃ山登りに・・・。笑
みんな同じ反応するんだなと笑ってしまいました。
いやぁ、すごい偶然ですねぇ〜。
それにしてもpikachanさん、良かったですね!
積雪期にもう一度八ヶ岳を狙ってるんですが(悲しくも厳冬期は過ぎてしまった
あ、地蔵のナイフリッジ、こんな感じかと大変参考になりました!ありがとうございました
tamaさん!
お引越し後もアクティブに山登ってますねえ
焼岳の記録にコメントしようと思いつつ何となく書きそびれてました
そういえばtamaさんもonsenさんとバッタリ
見つけた方はホント、「何してんの??」て思うんです
しかし今回は同行者を探していた矢先、というこれ以上ないグッドタイミングで登頂のお手伝いが出来、図らずも思い出深い山行となりました〜
それにしても積雪期に八ヶ岳、行きますか?
八ヶ岳は3月がもっとも雪が多い時期と言われています。自身の経験でも概ね正しいですかね。
僕の「ファースト雪の赤岳」も3月半ばでしたが、
(↓ご参考)
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-58601.html
雪の量はだいぶありました。
ナイフリッジも一番怖かった…
まだもうちょっとイケると思いますよ
僕ももう1〜2回突撃したいと思っています
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