阿弥陀岳(北稜)


- GPS
- 32:00
- 距離
- 14.4km
- 登り
- 1,587m
- 下り
- 1,575m
コースタイム
8:10赤岳鉱泉-7:50-8:00行者小屋-10:15-10:20阿弥陀岳-11:45-12:54赤岳鉱泉-1354美濃戸山荘
天候 | 3日は快晴、4日は晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
3日の朝9時過ぎ、美濃戸口から美濃戸山荘へ向かう道を、ノーマルタイヤでゴムチェーンのフォードエクスプローラが道を塞ぎ一時通行止め状態になる。 僕らはお昼に赤岳鉱泉について午後講習なのであまり影響は無かったが、迷惑した人も多いと思う。 「チェーン巻いてもキビシイ状態」の看板はダテじゃない! |
写真
感想
初めての雪山登山の講習です。
去年申し込んだら予約が一杯で、今日になってしまいました。
その間に天狗岳、硫黄岳、権現岳を登ってアイゼン慣れするつもりだったのですが、雪の状態が良く、硫黄岳でしかアイゼンはつけませんでした。
そのかわりガイドさんの書いているブログを印刷し、繰り返し読んで歩き方を勉強しておきました。
1日目の午後、赤岳鉱泉のアイスキャンデーの周りの傾斜しているところで、アイゼンを付けて歩行訓練。
読んで分かったつもりでも、やってみると違うものです。
最後は頭が混乱してきました。
「意識して歩き、それが無意識でもできるようにする」ということですが、意識してもなかなかうまくできません。
それでも「理想の歩き方」がわかっていれば、目標がある訳ですから歩く方向性は分かるというものです。
頑張らねば!
初めての赤岳鉱泉泊まり。
噂に聞く「ステーキ」を食べることができました。
霜降りでほんとに良い肉です。
部屋も6人部屋でほぼ民宿くらいです。
暖房も良く効いて、トイレもきれい。
去年泊まった南アルプスの小屋とは大違いです。
赤岳鉱泉の中ではauの携帯はトイレの前だけ電波が届きます。
本来は翌日、赤岳登山でしたが、ガイドさんに「阿弥陀か横岳行きたい?」と聞かれ、即座に「阿弥陀に行きたいです」と答えてしまいました。
ということで阿弥陀岳に北稜から登ることになりました。
ハーネスをしてザイルで確保してもらい、雪の急斜面と岩場を3ピッチ登るとナイフリッジ。
そこを渡ってちょっと登ると阿弥陀岳の山頂でした。
無風で暖かでした。
途中で2人抜かしたのですが、頂上に3人いました。
霧(雲?)がかかっていて、赤岳が見えたのは登っている途中と降りていく途中のほんの一瞬でした。
頂上に着いた瞬間南アルプスが見えたのですがすぐに見えなくなりました。
積雪の状態はあまり良くない様で「沢を避けて降りるように」とガイドさんが3人にアドバイスしていました。
昨日ここで滑落した人がいて、樹林帯でビバークして、朝ヘリで運ばれていったそうです。
ちょっとだけ中岳寄りの稜線のトレースの無いところを下りました。
雪はモナカ状、表面が凍っていて中は柔らかい状態です。
僕は体重が重いので、踏み抜くと腰まで埋まってしまい往生しました。
前に倒れた時ピッケルでお腹を打ったのですが、後でハードシェルが破れている事に気がつき大ショックでした。
後で聞いたらもうひとりの講習生は僕より20kg軽いのでスイスイ行っているように見えたのですが、雪の表面の凍っているところがスネに当たり痛くて大変だったということです。
ウェアリングですが基本的に暖かく、1日目の午前中は薄いウールのアンダーに薄いウールのTシャツ。
講習中はアンダーにフリースに薄い化繊ダウンにハードシェル。
2日目アンダーにフリースにハードシェルで行者小屋まで。
行者小屋でフリースを脱ぎ、最後までそのまま。
ザイルを繋いだところからバラクバをしました。
手袋は薄いウール、厚いウール、ゴアのオーバーグローブです。
ひとりのガイドさんに生徒2人の濃い内容の講習でした。
まさか行けると思っていなかったところを登れて大満足でした。
阿弥陀岳へのルートは上り下りとも不確かなので参考にしないでください。
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