三岩岳〜窓明山周回ルート
- GPS
- 09:46
- 距離
- 14.3km
- 登り
- 1,623m
- 下り
- 1,608m
コースタイム
- 山行
- 8:57
- 休憩
- 0:38
- 合計
- 9:35
天候 | 快晴ほぼ無風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
その他周辺情報 | 小豆温泉 窓明の湯(500円で入れた) |
写真
感想
昨年度の山スキーベスト3に入るであろう達成感の素晴らしかった三岩山行。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1390199.html
今年もその感動を味わいたい、また、昨年ピークに立てなかった思いを断ち切るべき今日も昨年と同じメンバーで三岩を目指した。
しかし、今年は雪が少ない。それにここ最近まとまった降雪もない。そして、この陽気。山はパウダーは期待出来ないおそらくカチカチ山であろう。
ラッセルがないとなればここは山スキーの機動力を使ってのツアースキーも悪くない。昨年三岩から俯瞰した窓明山(まどあけやま)への周回ルートを視野に入れる。
計画はこうだ。まずは、スタート(770P)から三岩岳(2065P)を狙う。標高差+1295m。我々の体力からすると過酷だ。暗くなる前に駐車場に帰りたいし万が一の事を考えて12時前に登頂できれば窓明山周回に挑戦することにした。
栃木を3時30分集合出発で現地スタートが6時30分を少し回った。三岩への道は最初取り付きがある意味核心部だ。予想通りカチカチ山でクトーが良く利く。クトーがないと身の危険を感じるが、ゴローさんは159ポンでクトーなしだ。今年はやる気だ。
尾根に登り上がり巻きながら三岩鞍部を目指す。メンバー3人は159ポン×2、179ポン×1とポンポンポンだ。私だけセミファットのBD163の軽板だ。これがここまでは功を奏してカチカチ山の急こう配をジグを切りながら負荷をかけないで登ってきた。完全に窓明山周回を狙ったペース配分でもある。
三岩稜線にとりかかる。昨年の膝ラッセルを思い出す。あれを経験した者にとっては今日は快晴の中のピクニック気分である。標高を上げるにつれ眺望が良くなる。飯豊連峰ドーン。遠くに朝日か。那須まで見えるし厳冬期特有の澄み切った青空で遠くまで見える。
そうしてみても三岩は遠い。ロックオンしてからが遠く感じる山だ。アイスモンスターのなりそこないの森を抜け三岩岳へピークハント。11時10分。予定より早い。ゴローさん念願の2年越しのピークハントだ。
ここでお昼を食べたら終わってしまうし、ゴローさんの攣った足も気になるけど滑れば状況が変わるかもしれないので滑走へ。
三岩岳北斜面。窓明山鞍部を狙う。あまり標高を落とすと登り返しが辛いし、ゴローさんの体調次第では避難小屋で宴会後三岩ピークハントのみの山行になるがそれは仕方ない。三岩ピークだけで十分満足だし来年に持ち越しても良いと思った。
東・南斜面のパウダーは終わっていたが、さすが北斜面の高高度地帯。生きているパウダーが残っていた。4人でかわるがわるパウダースノーを頂きながら大斜面を落ちていく。
さて、どうしよう?ゴローさんに委ねる。GPSで確認すればここは1700P。窓明山(1840P)よって+140m。1時間でピークと見た。この天候と眺望がゴローさんのやる気スイッチを押したのかわからないけど行ける!との事。
こうして窓明山へ。行ってみれば容易ではない。東側は雪庇が張り出しているし、樹林帯は凸凹で歩きずらい。でも行かなければならない。雪庇に気を付け、なるべく直線的に進みたい欲求に駆られるが樹林や雪庇が行く手を塞ぐ。
どうにか13時07分ピークハントに成功。ここも来て良かった。三岩岳がドーンだ。おまけに滑ったシュプールも見えて大満足だ。
そして、お待ちかねのモグモグタイム。窓明から少し高度を落としたテラスでこれから向かう家向山稜線部眺めながらの乾杯です。
乾杯後の滑走もカチカチ山が溶けだし回し易い。稜線部を颯爽と滑り家向山鞍部からの登り返し地点へ。本日2度目のシール走行。1日2度目となれば手際が良い。1384Pから1476Pへ登り返す。
家向山ピークハントは目視確認し、巽沢山(たつみさわやま)を目指す。
巽沢山への滑走もバーンも広く樹林帯を気持ちよく滑れた。しかし、ここの稜線部は複雑だ。GPSなしではどこが主稜線なのか迷うところである。
頻繁に現在地を確認して駐車場を目指す。途中から雪庇を交わすことが困難で夏道主体となり高度を落とすのが酷く大変だったけど、藪スキーに慣れた3人にとっては余裕だったそうだ。
遥かなる三岩岳から1年。雪の条件等も大分違ったけれど、三岩岳も近くて良い山になった気がした。
獲得高度1700m。これは山スキーにおけるメンバー全員最高獲得高度だ。それと、これぞツアースキーと言える一筆書き周回ルートを適度な緊張感のもとに制覇したことによる達成感。
体調、道具の整備、地図読み等すべてがリンクしないと定時には戻ってこられない山行でしたが、参加者全員獲得経験値もアップしてレベルがあがったことには違いない。今年は例年にない暖冬で雪不足は著しいけどこれから春スキー本番だ。行ける山は限られそうだけどまだまだ楽しい仲間達と山スキーを楽しみたい。
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