冬の雨に濡れながら 武奈ヶ岳,金糞峠


- GPS
- --:--
- 距離
- 12.7km
- 登り
- 1,037m
- 下り
- 1,247m
コースタイム
- 山行
- 5:25
- 休憩
- 0:45
- 合計
- 6:10
『関西のクラシックルート』という紹介文が琴線に触れ、いつか登ってみたいと思った。
その後、伊吹山の山頂から琵琶湖越しに比良の山々を眺めた時に、さらにその思いは強まった。
天候 | 雨のち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
復路:JR湖西線 比良駅 |
写真
感想
京都遠征二日目、この日はあこがれの武奈ヶ岳に行く計画。
本来初日に行くつもりが、京都に早く着きすぎて堅田から出るバス待ちが辛い。
それで、初日と二日目の計画を入れ替えたのだが二日目はあいにく雨予報。
まあ、降ってもたいしたことが無いだろう、と楽観視していたのだが…
4時頃、二日酔いの渇きを癒すため缶ビールを取りにキッチンへ下りる。
室内からも雨音が聞こえ、二日酔いが怠くこの日の登山をやめようと考えた。
そう考えたので浴槽にお湯を張って、朝風呂に入りながら缶ビールを飲んだ。
天気予報を見ると夕方には雨が上がるらしいが、これからが本降りらしい。
空いた一日何して過ごそうか考えたが、雨と思うと他にアイディアが湧かない。
このままだと後で後悔すると思い、山麓まででも行ってみることにした。
急いで荷物をまとめて宿を引き払い、雨が降る中京都駅へ向かう。
傘が無いので結構濡れた、着ていたレインウェアは防水性がほぼ無い。
食糧を持ってないのでコンビニに寄りたかったが、電車の時間ギリなのでスルー。
黄緑色の可愛らしい電車に乗って、バスが出る堅田駅へ移動する。
堅田駅前にはコンビニがあり、バスが出るまでの10分弱で食糧を購入する。
満員以上の乗客を乗せてバスは発車、学生が多くて途中でほとんど降りた。
一時は周りが白く煙るほど猛烈な土砂振りになり、同じバスで折り返す事を覚悟。
坊村で降りる頃にはそこそこ雨足も弱まってきたので、とりあえず出発してみる。
明王院の方に行くと登山届を入れる箱があり、登山道の案内標識も出ていた。
防水性の乏しいレインウェアは、この時点で裏地まで濡れが浸透し始めた。
着ていたフリースを濡らしたくないので、ザックに仕舞い下は綿Tシャツだけ。
幸い気温が高く、動いている分には寒くないのでそのまま登ることにする。
標高700mを越えた辺りから雪が現れ始めるが、アイゼンは着けずに登って行く。
Tシャツは水が絞れるくらいびしょ濡れだが、登り基調で熱を発し寒くはない。
急に山の上に出て、雨で周りに高い山が見えないため武奈ヶ岳山頂かと思ったが、
山頂標識が無いのを訝り、スマホアプリで現在地を確認すると御殿山だった。
結局そこから40分間弱かかって、ようやく武奈ヶ岳の山頂に到着。
ここでゲイターと軽アイゼンを着けるが、調整に時間を食い身体が冷え切った。
ザックに入れたフリースを着こみ、手袋をつけてようやく寒さが和らぐ。
できればTシャツも替えたいが、もしものために温存しておくことにして出発。
ここからは道が色々分岐しよく分からないので、トレースを辿って下りていく。
計画では八雲ヶ原を通っていくつもりだったが、多分金糞峠へ向かっている。
登りではほとんど踏み抜かなかったが、雪が緩んできたのか結構踏み抜く。
沢に下り少し先へ行くと、それまで辿っていたトレースが消えてしまった。
このまま下れそうにも思えるが、慎重にGPSアプリを起動し現在地を確認する。
一応下れなくもないみたいだが、結構大回りになりそうなので戻ることにした。
戻った先の分岐に案内標識を見つけほっとする、そこから少し登ると金糞峠。
峠に着き東側に目を向けると眼下に琵琶湖が広がっていて、正直結構感動した。
雨は降ったり弱まったりを繰り返していたが、この時点では完全に上がっていた。
青ガレと呼ばれる谷筋を下る、割と急勾配なのでアイゼンを着けといて良かった。
沢の反対側の斜面では、雪上訓練をしているような登山者グループがいた。
大山口の手前で雪が完全に消えたのでアイゼンを外す、軽くなり歩きやすい。
イン谷口から先は小道を通って一旦舗装路を横切りまた砂利道に変わる…
よく分からなくなってGPSアプリを起動し、その案内に従い琵琶湖畔まで歩いた。
琵琶湖の水にそっと足先を浸し、比良駅へ向かった。
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