静寂の大室山 加入道山 （用木沢出合より周回）

2019年03月03日(日) [日帰り]

• GPS: 05:50
• 距離: 13.2km
• 登り: 1,391m
• 下り: 1,319m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:48
• 休憩: 1:14
• 合計: 6:02

7:40 用木沢出合
8:36 8:41 犬越路
9:03 9:03 大杉丸
9:58 9:58 大室山・犬越路分岐
10:04 10:09 大室山
10:12 10:12 大室山・犬越路分岐
10:44 10:48 破風口
11:00 11:00 前大室
11:05 11:06 馬場峠
11:14 11:22 加入道避難小屋
11:22 11:22 加入道山
11:29 12:01 加入道避難小屋
12:02 12:02 加入道山
12:09 12:10 1345m分岐
12:17 12:20 白石峠(お茶煮のコシッパ)
12:37 12:37 篠大慈沢
12:48 12:50 白石滝（大理石の滝）
13:02 13:07 ザレノ沢
13:12 13:15 ヌタ小屋沢
13:21 13:23 大石沢
13:26 13:26 トリキ沢
13:31 13:33 水元沢
13:39 13:40 手沢
13:42 ゴール地点

天候

雨&雪

アクセス

利用交通機関：

自家用車

用木沢出合ゲート付近駐車スペースに駐車（3〜4台停められる）

コース状況／危険箇所等

下の方は雨、上の方は雪で全体的に滑りやすかった。

・用木沢出合〜犬越路
標識やピンクテープも多く迷わないが結構急で辛い
犬越路避難小屋は奇麗でトイレもある

・犬越路〜西ノ肩〜大室山
道はしっかり整備されている。天気が良ければ眺めの良い尾根道かもしれない。
アップダウンもあり結構長い（犬越路よりコースタイム2時間）

・大室山〜加入道山
登りはそれほどきつくないがアップダウンが何回かある。本当は眺めが良さそうだがこの日はホワイトアウト。
加入道避難小屋は非常に奇麗な小屋で休憩にピッタリ

・加入道山〜白石峠〜用木沢出合
道は荒れ気味。雪と泥で滑りやすく崩壊箇所多数。
それでも通れるように最低限整備されているので注意すれば大丈夫。
ずっと一緒沢沿いを行くので何度も橋を渡り河原を歩く。
ヤマビルの時期は歩きたくない場所（西丹沢はヤマビルが少ないと言うが…）

その他周辺情報

山北町立 中川温泉ぶなの湯　（外部大人2時間　700円）

写真

3/3 7:40

朝7時半前に到着。用木沢出合のゲート付近に車を停めることができた。
到着時から雨が降っており、土曜が天気良かっただけにわざわざこんな日に来る人は少ないだろう。自分も中止しようか迷った程だ。
先行者の車が2台。1台は釣り客、もう一台が登山者のものだったが…

3/3 7:42

まずは犬越路を目指す。
歩き始めて程なく橋が現れる

3/3 7:42

犬越路まで2.3キロ。
こういった標識が頻繁にあり道迷いの心配は少ないかも。

3/3 7:43

3/3 7:44

あれ？先行の登山者が戻ってくる様だ。
やはり天気が悪いからだろうか。
俺も帰ろうかな…

3/3 7:54

ここから先、下山し林道終点に出るまで誰一人すれ違わなかったし足跡もなかった。
真のソロ山行の始まりだ。

3/3 8:04

道迷いの心配は落石が多く荒れ気味だ。
丹沢はこんな場所が多い気がする。
整備するのも大変だろう。

3/3 8:20

標高を上げていくと雨は雪に変わった。
雪の方がマシとは言え、あまりに多く積もると下山の白石峠からの道が心配だ

3/3 8:40

積もりたての薄い新雪は意外に滑りやすく足を取られる。
しかし風もあり、気温的に今回着てきたミレーのティフォン50000が良い感じだ。
装備選択がハマると気持ちよいな

3/3 8:40

犬越路到着。ここまで約一時間。
身体の動きが鈍くて此処までの坂は辛かったが漸く目が覚めて来た様だ。

3/3 8:41

3/3 8:41

檜洞丸との分岐なんだな。
檜洞丸と大室山どちらに行こうか迷ったが、ヤマビルが出る前にあちらの方にも登っておきたいものだ

3/3 8:41

犬越路避難小屋

3/3 8:42

中を覗いてみたが奇麗な小屋だ。
なんとトイレもある。

3/3 8:44

行きはますます強く降り続く。
誰もいないので自分の足跡だけが残っている。

3/3 8:54

一旦傾斜は緩やかに

3/3 8:54

大杉丸というピークに着いた。
標識には…神奈川百名山？

3/3 8:56

晴れていれば眺めが良さそうな尾根だな

3/3 8:56

何にも見えないぞ

3/3 9:04

あーあんな降りたくないぞ！
降ったらまた登らなきゃいけないし

3/3 9:10

其処彼処にベンチがある。
かなり整備されているな

3/3 9:10

3/3 9:28

木階段もいっぱい。

3/3 9:38

初めて周辺の山影が見えた。雲の中から出たかな？

3/3 9:38

静寂が支配する。
あるのはウサギなど小動物の足跡、たまに聞こえる鳥の鳴き声のみ。

3/3 9:42

あれはもしかして大室山だろうか…（全く自信なし）

3/3 9:56

木道出現。雪で滑りやすいな

3/3 9:58

大室山西ノ肩に着いた。
大体コースタイム通りか

3/3 9:58

大室山山頂までは5〜6分の距離らしい

3/3 10:04

お、見えて来たぞ

3/3 10:04

大室山到着。

3/3 10:04

なんか標識だらけだな

3/3 10:04

山梨百名山でもあるのか。
此処山梨と神奈川の県境なんだな

3/3 10:05

他にも道があるようだ

3/3 10:16

西ノ肩に戻り加入道山を目指す

3/3 10:22

鹿防護柵脇を進んだり…

3/3 10:30

木階段を下らせられたり…

3/3 10:44

また鞍部か。地味につらいな

3/3 10:45

破風口到着。
ここら辺が加入道山との中間地点かな

3/3 10:45

3/3 10:51

なんだろうこれ。クマ…と読めるが。クマ除けに叩く木の板かな

3/3 10:55

3/3 11:00

前大室到着。
といっても眺望もないが

3/3 11:00

3/3 11:03

まーた下りか

3/3 11:13

お！標識が見える。着いたかな

3/3 11:14

加入道避難小屋着いた。
ちょうど昼休憩に良い時間だな

3/3 11:14

3/3 11:14

入口は道の反対側

3/3 11:22

びしょ濡れになったウェアを乾かしながら昼飯のカップ麺とおにぎりを食す

3/3 11:22

気温は5℃くらい？あまり寒くないな

3/3 11:22

外は雪やまず

3/3 11:33

日誌に書き込んだり他の人の書き込みを見たりしてお湯が沸くのを待つ

3/3 11:35

今日はシーフードヌードル

3/3 11:39

凄い奇麗な避難小屋だった。
12時になったのでそろそろ出発。
下山は2時間ほどのコースタイムなので14時には下山できるだろう

3/3 12:08

分岐。道志方面への道だが本来の道は崩落しており新しく道がつけられていた

3/3 12:16

またまたベンチ。あれがあるところは大体分岐があるんだよね

3/3 12:16

白石峠着いた。ゴールの用木沢出合までは3.8キロか

3/3 12:16

うーむ大丈夫かな

3/3 12:19

雪で滑りやすい下りに神経を使う

3/3 12:26

急激に雪が薄くなってきたな。泥濘地獄の始まりか

3/3 12:27

荒れた道だなぁ

3/3 12:30

このつるつるの濡れた岩をロープで降りるのは遠慮したい

3/3 12:31

脇の土の斜面を降りて下から見上げた図。実際は写真より急だった。

3/3 12:32

これ道なのか…？

3/3 12:33

崩れれまくりだな

3/3 12:35

標識なかったら道とは思えないぞ

3/3 12:38

3/3 12:41

豪雨後は通れなそうな道だ

3/3 12:43

まだ800mしか降りてきてないのか！ク〜ッ

3/3 12:48

漸く沢沿いの道から離れ一安心（？）

3/3 12:50

3/3 12:50

白石の滝の案内があるが…

3/3 12:50

気に隠れて全然見えない（音は聞こえる）

3/3 13:00

どんどん下りまた沢まで下りてきてしまった。

3/3 13:03

幾度も沢を渡る

3/3 13:03

沢に登山者のものと思われるレジ袋に入ったゴミ（カップ麺の空容器やアミノバイタルなど）が落ちていた為回収。
捨てたのか落ちたのかは知らないが気を付けてもらいたいものだ。

3/3 13:09

3/3 13:10

とっくに雪は消え雨になっていた。
沢でドロドロの靴やポールを洗う

3/3 13:24

3/3 13:29

漸く登山道も終わり林道へ。
林道終点では渓流釣りの男性が1名

3/3 13:32

ユーシン渓谷は当分見れないみたいだな

3/3 13:41

ゲートまでたどり着いた

3/3 13:41

ゴール！
思ったより早く降りてこれたな

3/3 13:56

西丹沢ビジターセンター。ここまでバスが来るんだな

3/3 13:56

改装中のビジターセンターでトイレを借りる。
ついでに資料室の展示も見たり

3/3 14:18

ぶなの湯で汗を流す

撮影機器：

iPhone 7 Apple

装備

個人装備

長袖シャツ 長袖インナー ハードシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 ゲイター 毛帽子 靴 ザック アイゼン 昼ご飯 行動食 飲料 水筒（保温性） レジャーシート 地図（地形図） ヘッドランプ 予備電池 ファーストエイドキット 常備薬 保険証 携帯 時計 タオル ストック

備考

風＆雪でティフォン50000で行けた

感想

kukaminn

土曜好天に対し本日日曜は関東周辺は雨雨雨予報！
なぜ土曜が休日出勤なんだと嘆きながら、いつか行きたい山ストックの中からあまり行ったことのない山域である西丹沢から大室山をチョイス。

日曜日、正直朝起きて雨が降っていた時点でやる気はダダ下がり、登山止めようかどうしようかと迷いながら登山口である用木沢出合まで来てしまった。
予報では降雪の筈なので登っているうちに雪に変わるだろう…とティフォン50000を着込み、こいつの雨具としての性能も試してみることにする。

登山口にはほかに2台の車が停まっており、自分以外にも登山者はいる様だ。
それならまぁ登るか！と出発したのもつかの間、前日から登っていて降りて来たのか、天候が悪かったからかはわからないが、先行の登山者が出発程なく引き返してきた。
これってもしかして今日大室山へ行くのは自分しか居ないのでは…

犬越路への登りでは未だ体が温まっておらず中々辛かったが犬越路に着くころには良い感じに体が動くようになっていた。
しかし標高を上げて予報通り降り始めた雪に足元を取られ結構歩きにくい。
また、この調子で降り続けたら下山時道の状況がどうなっているか…と少々不安も。

実際これ以降一人の登山者とも会わず、新雪に残された足跡は自分のものだけ。
雪に音も吸われ、聞こえるのは風の音と自分の呼吸、雪を踏むキュキュっという足音のみ。
予想外に静かな山行を楽しめた。
（稜線は常時ホワイトアウトで眺めは壊滅的だったが…）

これはこれで良いとして、今度来るときは絶対晴れの日に来たいものだ。
こちら側から見る蛭ヶ岳の姿を見ないことには、大室山の魅力の半分も味わっていないに違いないから。