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Yamareco

記録ID: 175795
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
奥秩父

朝日岳北尾根〜金峰山〜瑞牆山荘

2012年03月16日(金) 〜 2012年03月19日(月)
 - 拍手
体力度
6
1〜2泊以上が適当
GPS
33:58
距離
37.7km
登り
2,681m
下り
2,714m
歩くペース
ゆっくり
1.92.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

【17日】
(バス7:45着)川端下(7:50)─(8:35)北尾根取付(8:50)─(11:35)1855ピーク南のコル(11:55)─(14:40)2044ピーク(14:55)─(18:30)2218ピーク

【18日】
2218ピーク(3:30起床/5:35)─(6:45)兜岩(6:55)─(10:50)稜線(11:00)─(14:15)金峰山─(15:35)大日岩(15:45)─(17:45)瑞牆山荘(17:55)─(18:25)金山山荘

【19日】
金山山荘(8:00起床/8:30)─(徒歩)─(9:55)増富の湯
天候 【17日】
雨のち曇のち雪

【18日】
曇のち雪のち曇

【19日】
晴れ
過去天気図(気象庁) 2012年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
【新宿〜小淵沢】
鈍行
小淵沢はホーム (お馴染みのところ) で寝ようとしたら注意された。
駅の待合室で寝るのは問題ないと言われた。

【小淵沢〜信濃川上】
ちょうどダイヤ改正があり、6:19発、7:01着だった。
バスの乗り継ぎはぎりぎりの時間です。

【信濃川上〜川端下】
バス。

【増富温泉〜韮崎】
バス。

【韮崎〜新宿】
鈍行
コース状況/
危険箇所等
・「朝日岳北尾根」は勝手に自分がそう呼んでいるだけです。何ていう尾根なんでしょうか?
・行動中、気温は4〜6度。17日の夜も氷点下になってなさそう。
・川端下、au 圏外。
・ヤブと岩が多く、観察によるルートファインディングが重要な尾根でした。
・大日小屋、まだ水は無かった。
・富士見平小屋、営業していて、水もあった。
・瑞牆山荘、まだ営業していなかった。
・金山山荘、素泊まり3500円。
・増富の湯、10時から営業。食堂は11時半から営業。
川端下からしばらく車道歩き。屋根岩。
2012年03月17日 08:06撮影 by  DSC-W300, SONY
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3/17 8:06
川端下からしばらく車道歩き。屋根岩。
今回登る朝日岳北尾根。ずっしりしていて、存在感が凄い。
2012年03月17日 08:12撮影 by  DSC-W300, SONY
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3/17 8:12
今回登る朝日岳北尾根。ずっしりしていて、存在感が凄い。
つらら。薄い湿雪の下は凍った土で滑りやすい。藪も強いのでストックが邪魔になってきた。ここらへんでアイゼンとピッケルに装備変更。
2012年03月19日 20:31撮影 by  DSC-W300, SONY
3/19 20:31
つらら。薄い湿雪の下は凍った土で滑りやすい。藪も強いのでストックが邪魔になってきた。ここらへんでアイゼンとピッケルに装備変更。
廻り目平が見えた。
2012年03月19日 20:46撮影
3/19 20:46
廻り目平が見えた。
藪が想像以上に強く時間がかかる。
2012年03月17日 10:02撮影 by  DSC-W300, SONY
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3/17 10:02
藪が想像以上に強く時間がかかる。
虹!
2012年03月17日 10:05撮影 by  DSC-W300, SONY
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3/17 10:05
虹!
1855ピークは西側をトラバースした。谷側を見ると結構斜度がある。
2012年03月19日 20:31撮影 by  DSC-W300, SONY
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3/19 20:31
1855ピークは西側をトラバースした。谷側を見ると結構斜度がある。
トラバース中にあった砂防ダム。
2012年03月17日 11:01撮影 by  DSC-W300, SONY
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3/17 11:01
トラバース中にあった砂防ダム。
1855ピークのトラバースを終えて、2044ピークが見えた。中央に見える谷は藪が弱そうなので、谷を登ることにした。
2012年03月17日 11:31撮影 by  DSC-W300, SONY
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3/17 11:31
1855ピークのトラバースを終えて、2044ピークが見えた。中央に見える谷は藪が弱そうなので、谷を登ることにした。
谷を登り始める。雪の下は氷で登りやすい。常に東側の谷を選べば最後まで詰められる。
2012年03月19日 20:31撮影 by  DSC-W300, SONY
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3/19 20:31
谷を登り始める。雪の下は氷で登りやすい。常に東側の谷を選べば最後まで詰められる。
アイゼンとピッケルで登っていく。暫くすると、氷ではなく、膝上の湿雪ラッセルになった。この後は朝日岳までずっと膝あたりのラッセル…。
2012年03月17日 12:14撮影 by  DSC-W300, SONY
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3/17 12:14
アイゼンとピッケルで登っていく。暫くすると、氷ではなく、膝上の湿雪ラッセルになった。この後は朝日岳までずっと膝あたりのラッセル…。
2044ピーク。岩岩してきた。
2012年03月17日 14:24撮影 by  DSC-W300, SONY
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3/17 14:24
2044ピーク。岩岩してきた。
2044から南側へ下る時に岩のガケになる。懸垂下降したいが、ザイルが無いので無理矢理降りた。よく探せば安全に降りられる箇所があるかもしれない。
2012年03月17日 15:08撮影 by  DSC-W300, SONY
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3/17 15:08
2044から南側へ下る時に岩のガケになる。懸垂下降したいが、ザイルが無いので無理矢理降りた。よく探せば安全に降りられる箇所があるかもしれない。
2044ピークから下ったコルから再び登り始める。岩の東側登ったらこんなとこをくぐった。しかし、
2012年03月19日 20:32撮影 by  DSC-W300, SONY
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3/19 20:32
2044ピークから下ったコルから再び登り始める。岩の東側登ったらこんなとこをくぐった。しかし、
大きな岩があり、行き止まり。結局戻って岩の西側を登った。
2012年03月19日 20:32撮影 by  DSC-W300, SONY
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3/19 20:32
大きな岩があり、行き止まり。結局戻って岩の西側を登った。
膝あたりのラッセルが永遠に続く。湿雪で重い。
2012年03月17日 16:24撮影 by  DSC-W300, SONY
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3/17 16:24
膝あたりのラッセルが永遠に続く。湿雪で重い。
2100mあたりの岩場。ここはもう少し降りて西側を巻いた。
2012年03月19日 20:32撮影 by  DSC-W300, SONY
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3/19 20:32
2100mあたりの岩場。ここはもう少し降りて西側を巻いた。
18時半に2218ピークで幕営。夕飯はステーキ。
2012年03月17日 19:42撮影 by  DSC-W300, SONY
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3/17 19:42
18時半に2218ピークで幕営。夕飯はステーキ。
翌朝、2218ピークから兜岩方面。この日は湿雪の表面が硬い状態のラッセル。
2012年03月18日 05:31撮影 by  DSC-W300, SONY
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3/18 5:31
翌朝、2218ピークから兜岩方面。この日は湿雪の表面が硬い状態のラッセル。
2350m あたりで一時開けた尾根になる。カチカチで歩きやすい。
2012年03月18日 07:18撮影 by  DSC-W300, SONY
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3/18 7:18
2350m あたりで一時開けた尾根になる。カチカチで歩きやすい。
開けたところから登ってきた尾根を振り返る。岩岩している。
2012年03月18日 07:42撮影 by  DSC-W300, SONY
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3/18 7:42
開けたところから登ってきた尾根を振り返る。岩岩している。
瑞牆山と後ろにうっすら八ヶ岳。
2012年03月18日 07:55撮影 by  DSC-W300, SONY
3/18 7:55
瑞牆山と後ろにうっすら八ヶ岳。
あと少しで稜線!

樹林帯に入った後、朝日岳に近づくにつれ緩やかになりラッセルがキツくなってきたので、トラバースしたが失敗だった。トラバース途中でお腹まで踏み抜くことがしばしば。
2012年03月18日 09:48撮影 by  DSC-W300, SONY
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3/18 9:48
あと少しで稜線!

樹林帯に入った後、朝日岳に近づくにつれ緩やかになりラッセルがキツくなってきたので、トラバースしたが失敗だった。トラバース途中でお腹まで踏み抜くことがしばしば。
稜線到着!トレースはスノーシューの跡がところどころ残っていたり残っていなかったり。でも、今までよりはとても歩きやすくなった。
2012年03月18日 11:50撮影 by  DSC-W300, SONY
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3/18 11:50
稜線到着!トレースはスノーシューの跡がところどころ残っていたり残っていなかったり。でも、今までよりはとても歩きやすくなった。
2012年03月19日 20:32撮影 by  DSC-W300, SONY
3/19 20:32
森林限界まで来たが、真っ白。
2012年03月18日 13:59撮影 by  DSC-W300, SONY
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3/18 13:59
森林限界まで来たが、真っ白。
森林限界超えて、とても歩きやすい。
2012年03月18日 14:13撮影 by  DSC-W300, SONY
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3/18 14:13
森林限界超えて、とても歩きやすい。
金峰山到着。
2012年03月18日 14:15撮影 by  DSC-W300, SONY
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3/18 14:15
金峰山到着。
五丈岩。
2012年03月19日 20:32撮影 by  DSC-W300, SONY
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3/19 20:32
五丈岩。
金峰山から瑞牆山荘まではよく歩かれており、楽。ただ、富士見平小屋より下はぐちょぐちょ。この日は、金山山荘で宿泊。
2012年03月18日 17:12撮影 by  DSC-W300, SONY
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3/18 17:12
金峰山から瑞牆山荘まではよく歩かれており、楽。ただ、富士見平小屋より下はぐちょぐちょ。この日は、金山山荘で宿泊。
翌日、増富の湯まで歩き、温泉と昼食。
2012年03月19日 11:32撮影 by  DSC-W300, SONY
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3/19 11:32
翌日、増富の湯まで歩き、温泉と昼食。
バスから八ヶ岳。この日はとても天気がいい。
2012年03月19日 12:39撮影 by  DSC-W300, SONY
3/19 12:39
バスから八ヶ岳。この日はとても天気がいい。

感想

・予定では、八幡尾根を下る予定だったが、遅れていたためエスケープルートとしていた一般登山道で下山した。
・ライターを忘れるという致命的なミスをした。予備ライターも忘れていた。乾いたポケットにバーナーを暫く入れておいて、その後にカートリッジに装着し、浅い蓋でガスを少し溜まるようにしたらなんとか着いた。今回の山行でカチカチを1000回以上は押しました。
・藪漕ぎの途中でカメラ落とした。見つけられてよかった。
・ラッセルと藪により想定以上に時間がかかり、下山予定日に東京に戻れないという事態になってしまった。雪山の経験が少ないのに、情報の無い尾根で計画をたててしまったことが問題だった。
・登りはじめてすぐに携帯電話が壊れてしまった。恐らく藪漕ぎの衝撃に耐えられなかったのだと思う。
・体力不足を感じた。

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コメント

朝日岳北尾根は止めておきます。
wetcradleさん、こんにちは。

朝日岳北尾根、歩けるのかなぁとヤマレコの地図検索でこのレコを見つけ、興味深く拝見しました。私なりの結論は、「無理」でした。
私は、甲武信ヶ岳北側の毛木平から富士見への尾根を登り、大変な思いをしたのですが、この朝日岳北尾根は同じように藪が深く、更には険しい岩稜帯も加わり、とても日帰りでは不可能なことが良くわかりました。貴重なレコをありがとうございました。

それにしても、こんなルートをザイル無しで(ライターも忘れ)挑むなんて、私には到底考えられません。
くれぐれも安全に注意し、山を楽しんでください。
2014/10/9 13:43
Re: 朝日岳北尾根は止めておきます。
kinoe さん、こんにちは。

積雪期だったのである程度のヤブと地形は吸収してくれたのですが、
他に記録は無いようですし、無雪期だとどのような状態なのか分からないですね。
もしかしたら岩稜側面にて不安定な草付きトラバースを強制されるかもしれません。

ライターはいつも3つ (ポーチに1つ、火器と一緒に1つ、予備に1つ) 持って行っているのですが、
予備分を切れたライターに移動したまま補充を忘れていたようです…。
このスタッフバッグにいつも入れてあるから大丈夫ではなく、山行前に中身も確認すべきと反省した山行でした。
2014/10/14 12:27
「朝日岳北尾根」で間違いないと思います
はじめまして。Boulder05と申します。
今年、20年ぶりに登山を再開した者です。

さて、「朝日岳北尾根」の呼称ですが、これで間違いないと思います。
手元にある『登山手帖1970-1971』(『山と渓谷』誌の夏山号の附録として重宝した)のメモ書き頁に、「朝日岳北尾根(奥秩父・朝日岳)」の書き込みがあります。
これは、当時、登りたい尾根のひとつとして書き留めたもので、まだ駆け出し時代の私が勝手に名付けた訳ではなく、『山と渓谷』『岳人』『新ハイキング』などの案内・記録を読んで選び出したものです。
同頁には、他に槍ヶ岳北鎌尾根、前穂高岳北尾根、赤石岳東尾根、赤岳天狗尾根、阿弥陀岳南稜、木賊山鶏冠尾根、なども書き込まれてます。
ただし、その後登ったのは、鶏冠尾根と前穂北尾根の二つだけで、朝日岳北尾根はすっかり忘れておりました。
80年代になって、フリークライミング時代となり、廻り目平(小川山)に何十回も通いましたので、チャンスはいくらでもあったのですが、興味が失せていました。

昔はクライマーだったので、やはり岩岩したところが大好きです。
ただしもう若くはないので、積雪期に行く気にはなれませんが、機会があれば訪れてみたいと思います。
2014/12/18 18:10
Re: 「朝日岳北尾根」で間違いないと思います
Boulder05 さん、はじめまして。

> さて、「朝日岳北尾根」の呼称ですが、これで間違いないと思います。

情報ありがとうございます!

こんなに立派な尾根なのに記録が見つからないのもおかしいなと思っていましたが、
昔の山岳雑誌などには載っていたのですね。

もし、朝日岳北尾根に行かれた際には、記録公開を楽しみにしています。
2014/12/23 17:34
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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2/5
体力レベル
4/5

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