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Yamareco

記録ID: 1763962
全員に公開
雪山ハイキング
槍・穂高・乗鞍

冬の上高地雪キャンプ(上高地〜徳沢)

2019年03月16日(土) 〜 2019年03月17日(日)
 - 拍手
hiyo-ru その他1人
体力度
3
日帰りが可能
GPS
27:20
距離
23.4km
登り
323m
下り
514m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
4:30
休憩
1:19
合計
5:49
8:40
12
スタート地点
8:59
9:02
0
9:02
9:03
21
10:23
10:46
6
10:52
10:52
58
11:50
12:40
58
13:38
13:38
46
14:24
14:26
3
2日目
山行
3:29
休憩
0:17
合計
3:46
8:14
1
8:15
8:15
42
9:02
9:02
55
9:57
9:57
8
10:05
10:21
12
10:33
10:33
32
11:05
11:05
15
11:20
11:21
38
11:59
11:59
1
12:00
ゴール地点
スタートも中の湯バス停から。
天候 晴れ〜雪〜曇り
過去天気図(気象庁) 2019年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
タクシー 自家用車
前夜、沢渡の駐車場に着いて仮眠。そこからタクシーで釜トンネル入り口まで(約3000円)。帰りも、大正池ホテルから電話して釜トンネル入り口まで迎えに来てもらう。
コース状況/
危険箇所等
トンネル近くの道はとにかく滑る。分かっていても滑ってこける。
その他周辺情報 白骨温泉、笹の湯にて日帰り入浴(11時〜14時まで)。
前夜泊まった沢渡の駐車場からの梓川。
2019年03月16日 06:23撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
3/16 6:23
前夜泊まった沢渡の駐車場からの梓川。
夜2時ごろに到着して、他にも数組。
2019年03月16日 06:23撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
3/16 6:23
夜2時ごろに到着して、他にも数組。
釜トンネル入り口。
2019年03月16日 06:51撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
3/16 6:51
釜トンネル入り口。
釜トンネルはゲート閉まっていて一般車両は通れません。でも、関係者の車両は結構通っていて、トンネル内でちょこちょこ抜かされた。
2019年03月16日 06:52撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
3/16 6:52
釜トンネルはゲート閉まっていて一般車両は通れません。でも、関係者の車両は結構通っていて、トンネル内でちょこちょこ抜かされた。
ようやく釜トンネル(1310m)を通過。続いて上高地トンネル(550m)。
2019年03月16日 07:19撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
1
3/16 7:19
ようやく釜トンネル(1310m)を通過。続いて上高地トンネル(550m)。
上高地トンネルも抜けて、上高地。大正池に着いたところ。
2019年03月16日 07:42撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
1
3/16 7:42
上高地トンネルも抜けて、上高地。大正池に着いたところ。
大正池に映える穂高の山。
2019年03月16日 07:45撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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3/16 7:45
大正池に映える穂高の山。
焼岳(?)
2019年03月16日 07:45撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
3/16 7:45
焼岳(?)
一部ノートレース。
2019年03月16日 07:52撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
3/16 7:52
一部ノートレース。
サルが結構な数いた。大人も子供も。
2019年03月16日 08:10撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
3/16 8:10
サルが結構な数いた。大人も子供も。
雪の中気持ち良い。
2019年03月16日 08:26撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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3/16 8:26
雪の中気持ち良い。
梓川を挟んで穂高の山が近い
2019年03月16日 08:49撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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3/16 8:49
梓川を挟んで穂高の山が近い
2019年03月16日 08:49撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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2019年03月16日 09:00撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
3/16 9:00
もう少しで頂上の雲も晴れるか
2019年03月16日 09:02撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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3/16 9:02
もう少しで頂上の雲も晴れるか
青空の下、雪の白と岩の黒が映える。
2019年03月16日 09:02撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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3/16 9:02
青空の下、雪の白と岩の黒が映える。
人もほとんどいなくて貸切状態。
2019年03月16日 09:02撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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3/16 9:02
人もほとんどいなくて貸切状態。
2019年03月16日 10:17撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
3/16 10:17
2019年03月16日 10:29撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
3/16 10:29
前日から入っていたグループがいて、トレースはあった。川沿いなど吹き溜まりは消えかかっていたけど。
2019年03月16日 10:57撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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3/16 10:57
前日から入っていたグループがいて、トレースはあった。川沿いなど吹き溜まりは消えかかっていたけど。
2019年03月16日 10:58撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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一度渡渉。行きも帰りも足を濡らす。
2019年03月16日 11:05撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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3/16 11:05
一度渡渉。行きも帰りも足を濡らす。
徳沢にてテント泊。前夜テント泊していたグループのおかげで雪面が均されていて、雪ブロックも出来ていて助かりました。
2019年03月16日 12:31撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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3/16 12:31
徳沢にてテント泊。前夜テント泊していたグループのおかげで雪面が均されていて、雪ブロックも出来ていて助かりました。
徳沢にテント設営後、ワカンを履いて身軽になってスノーハイキング。
2019年03月16日 13:46撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
3/16 13:46
徳沢にテント設営後、ワカンを履いて身軽になってスノーハイキング。
川原に出て横尾方面。川は歩いて渡れたけど、梓川でなくて支流かも。
2019年03月16日 13:59撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
3/16 13:59
川原に出て横尾方面。川は歩いて渡れたけど、梓川でなくて支流かも。
川原は樹林帯と変わって、かなり強い風が吹いていた。
2019年03月16日 13:59撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
3/16 13:59
川原は樹林帯と変わって、かなり強い風が吹いていた。
雪も舞っていた。
2019年03月16日 14:06撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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3/16 14:06
雪も舞っていた。
雪ブロックを増強するAKIYAN。
2019年03月16日 15:59撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
3/16 15:59
雪ブロックを増強するAKIYAN。
無事翌朝を迎えられた。でも零下10度を下回っていて、テント出るのが辛かった。
2019年03月17日 06:09撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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3/17 6:09
無事翌朝を迎えられた。でも零下10度を下回っていて、テント出るのが辛かった。
テント場。貸切。
2019年03月17日 06:09撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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3/17 6:09
テント場。貸切。
テント場。
2019年03月17日 06:09撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
3/17 6:09
テント場。
朝一は雪は降っていなかったけど、テント撤収中あたりから雪が降り始める。
2019年03月17日 08:07撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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3/17 8:07
朝一は雪は降っていなかったけど、テント撤収中あたりから雪が降り始める。
昨日来た道を帰る。
2019年03月17日 08:07撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
3/17 8:07
昨日来た道を帰る。
そこそこ雪が降る。まあ、道も分かっているし、心配はない。
2019年03月17日 08:49撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
3/17 8:49
そこそこ雪が降る。まあ、道も分かっているし、心配はない。
帰りも少々手ごわかった渡渉。
2019年03月17日 08:49撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
3/17 8:49
帰りも少々手ごわかった渡渉。
小梨平近く。
2019年03月17日 09:46撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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3/17 9:46
小梨平近く。
河童橋からしばらく梓川沿いを下る。
2019年03月17日 10:00撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
3/17 10:00
河童橋からしばらく梓川沿いを下る。
大正池をバックに。
2019年03月17日 11:12撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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3/17 11:12
大正池をバックに。
無事釜トンネルまで戻ってこられた。
2019年03月17日 12:02撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
3/17 12:02
無事釜トンネルまで戻ってこられた。
撮影機器:

装備

備考 リップクリーム。替えのボンベ

感想

AKIYANから、3月に涸沢カールに行かないかとお誘いが来た。前から雪山テント泊はトライしたかったが、中々タイミングが合わなかったので、今回は是非ともと誘いに乗らせてもらった。とは言え、初めての雪テント泊で、冬の涸沢というのは何ともハードルを上げ過ぎでないかと、出発の日が近づくにつれて不安感が募ってくる。

前日の夜、AKIYANの車に乗っけてもらって京都を9時半に発つ。高速や下道を経て、沢渡の駐車場に2時ごろ到着。AKIYANは駐車場にテント張って寝ると。私は車の中で寝させてもらう。今回デビューのNANGAの寝袋は快適だった。

翌朝6時過ぎにタクシーに乗り、釜トンネルまで。初めて来る身には十分に雪が多そうに見えるけど、タクシーの運転手さんによると今年は雪が少ないらしい。トンネル歩きを黙々とこなして、釜トンネル、上高地トンネルを抜けると、目の前には大正池が現れる。ついに、冬の上高地に到着。

雲はやや多いけれど、青空も見え、穂高の山々も良く見える。大正池を左手に見つつつぼ足で進む。順調に河童橋到着。橋の上からの眺めも中々。さらに明神方面へ。樹林帯歩きで、途中はほとんど人に会うことはなかったが、それなりにトレースも付いていて迷うようなところはなし。

明神から先、トレイルが川原に出て一度川を渡るところがあり、そこの渡渉は微妙に石の位置が悪く、行きも帰りも足を濡らしてしまった。そうこうするうちに徳沢に到着。前夜ここに泊まったという5人組みグループが残していった均した雪面と雪ブロックがあり、これ以上先に進むのは止め、徳沢でテント泊とする。

広々としたキャンプ設営地に、他にテントは一切なし。AKIYAN手製の竹製ペグが活躍する。

テント設営後に、身軽になってワカンを履いて横尾方面に向かってスノーハイキング。樹林帯から川原に出ると、樹林帯と違ってかなり風が強く吹き雪も舞っている。
梓川の支流なのか、川が流れていそうなところも歩いて渡れる。ひとしきり歩いて、徳沢に戻る。

4時過ぎに晩御飯の準備を始める。AKIYANがおでんとソーセージとうどんを持ってきてくれたので、豪勢な晩御飯となる。道中かさばって重いのが難点だけど、晩御飯が豪勢なのは良いもんだ。5時を過ぎるとすることも無いし、外は寒いのでテントに入って寝ることにする。こちらが寝床の準備をしたり荷物の整理をしたりしているうちに、隣のテントからは寝息が聞こえてきたので、思わず「早!」と呟く。

いよいよ雪中テント泊。今回デビューのNANGAの寝袋は、-15℃まで快適、限界温度が-25℃というもの。威力は絶大で、初めのうちは寒さを感じず。とはいうものの、周囲が暗くなり、日付が変わった辺りから、足元がものすごく冷えてきて、眠りも浅くなる。一時間おきに寝たり醒めたりの繰り返し。いくらNANGAの寝袋でも、寒いものは寒かった。

翌朝は、まずは無事に朝を迎えられたことを感謝しつつ、寒さに震えながら朝ごはんを食べ、だらだらと撤収。二日目は終日曇り空。元来た道を引き返す。行きは先が見えずにちょっと長く感じた道のりも、帰りはあっという間で、河童橋、バスターミナルと進む。バスターミナルでしばし休憩。大正池ホテルからタクシーに電話。

トンネルも見えてもう楽勝と思ったら、トンネルの周囲の地面がものすごく滑りやすくなっており、まずAKIYANが思いっきり滑る、一度ならず二度も三度も。私は体重が軽いから大丈夫かと思っていたら、いきなり防ぎようもなく滑って、思いっきり腰を打つ。最後はカニさん歩きをして進む有様。

上高地トンネル、釜トンネルを抜けると、タクシーのお出迎え。何ともありがたい。その後沢渡駐車場まで運んでもらい、その後白骨温泉で体の疲れと冷えを芯からほぐす。続いて、タクシーの運転手さんに教えてもらった手打ちそばや(道の駅を少し下ったところ)でザルそば。帰りは松本経由で高速に乗って、無事京都に帰る。

雪テント泊、まずは無事デビューを果たせて良かった。とは言え、NANGAの寝袋でも寒かったし、もう少し防寒対策要るかも。でも、荷物も増やしたくないし、悩ましいところ。何はともあれ、今回の上高地は好天に恵まれた。素晴らしい雪山ハイキングであった。

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コメント

ほぼ無人の上高地・・・
おはようございます。しばらくヤマレコを休眠されていると思いきや、突然とんでもないレコが上がってくるのは如何にもhiyo-ruさんらしいですね
まずは雪中テント泊デビューおめでとうございます  私はさすがに寒すぎて余りデビューしたくないですが……(積雪期は山小屋が一番、と思いつつ、全然行っていない )。
そして、又しても「クヤシー!!」と思ったのは、晴れ間に見えた白銀の峰もさることながら、上高地の人のなさですね〜。私が昨年の夏に足を踏み入れたときには、ただでさえ登山者が怒濤のように行き交っていただけでなく、日本人・C国人観光客がワンサカで、河童橋周辺は渋谷状態でしたから・・・
危険のない範囲で、季節も勘案しながら、誰も目を付けていない場所を探して楽しむ。日本国内でもまだ辛うじてこういう楽しみが可能であることを再認識させられました (大袈裟 w)。
2019/3/22 9:50
Re: ほぼ無人の上高地・・・
いつもコメントありがとうございます。
最近、bobandouさんのレコにお邪魔していないだけに、恐縮です
ほんっとうに、人いなかったです。きっと夏の上高地も素敵なんだと思いますが、でも、この人のいなさを味わってしまうと、人が多かったら何だかなーと思ってしまいそうです。
釜トンネルからの歩きとか、さすがに外国からだと情報少なくて、来るには勇気いるのでしょうね。寒さも半端なかったですけど、是非冬の上高地もお奨めです
2019/3/22 23:32
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ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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