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Yamareco

記録ID: 1773946
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
白山

笈ヶ岳(一里野温泉スキー場から)

2019年03月29日(金) [日帰り]
 - 拍手
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
13:59
距離
22.8km
登り
2,309m
下り
2,303m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
13:13
休憩
0:46
合計
13:59
2:57
151
スタート地点
5:28
5:29
111
7:20
7:21
58
8:19
8:19
50
9:09
9:09
20
9:29
9:29
9
9:38
10:17
15
10:32
10:33
68
11:41
11:43
33
12:16
12:17
32
12:49
12:49
150
15:19
15:20
96
16:56
ゴール地点
天候 曇り時々晴れ
過去天気図(気象庁) 2019年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
一里野温泉スキー場第5駐車場斜め向かいの、RCプラザ駐車場利用。
コース状況/
危険箇所等
<駐車場〜山毛欅尾山>
標高900メートル辺りまでは全く雪無し。中宮発電所から導水管に沿って階段を登ります。導水管が終わると急斜面の登山道になります。藪はそれほどひどくないですが急登です。
900メートル過ぎると雪が出てきて、更に登ると雪が繋がり歩きやすくなります。

< 〜シリタカ山>
所々雪が切れている箇所はありますが、ほぼつながっています。尾根道は雪庇あるので、雪質にもよりますが慎重に。アップダウンも多いです。
冬瓜平からシリタカ山の先に出るトラバースルートは一度標高を下げるため、冬瓜平から稜線に出るルートを選択。激急斜面で危険なルートでした。(降りは更に危険でした。)
稜線に出てからシリタカ山までは緩やかに登ります。

< 〜笈ヶ岳>
シリタカ山から急斜面を降り鞍部へ。そこから中宮ルート分岐までかなりきつい登り返し。分岐手前に岩場があるので、向かって左手を巻くルートがおそらく正解。岩場を登ると大変危険です。
下山時はトラバースしましたが、コース取りをミスして、かなり急な危険な斜面のトラバースとなってしまいました。
分岐から山頂までは、遠目ではなだらかな登りのように見えましたが、実際はアップダウンが多く結構キツイです。

<冬瓜山山頂付近>
もともとナイフリッジの箇所に雪が積り、かなり鋭角なナイフリッジになっていました。自分の技術では通過は難しかったです。

3時にスタート。写真は何枚か撮りましたが真っ暗で良く分からないので割愛しました。吊り橋も真っ暗です。
3時にスタート。写真は何枚か撮りましたが真っ暗で良く分からないので割愛しました。吊り橋も真っ暗です。
導水管に沿って階段を登ります。導水管が終わるとしばらくは藪の急斜面。この辺りの藪はそれほどひどくはなかったです。
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導水管に沿って階段を登ります。導水管が終わるとしばらくは藪の急斜面。この辺りの藪はそれほどひどくはなかったです。
900メートルあたりから雪が出てきて、1000メートルあたりからは雪がつながり歩きやすくなりますが、急斜面は続きます。だいぶ明るくなってきて、笈ヶ岳のピークが見えました。
900メートルあたりから雪が出てきて、1000メートルあたりからは雪がつながり歩きやすくなりますが、急斜面は続きます。だいぶ明るくなってきて、笈ヶ岳のピークが見えました。
山毛欅尾(ブナオ)山。ここまで2時間半もかかってしまいました。
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山毛欅尾(ブナオ)山。ここまで2時間半もかかってしまいました。
左に大笠山
山毛欅尾山を過ぎるとアップダウンを繰り返し標高をあげていきます。平坦な部分は雪が締まっていて歩きやすいです。
山毛欅尾山を過ぎるとアップダウンを繰り返し標高をあげていきます。平坦な部分は雪が締まっていて歩きやすいです。
要所要所にリボンはありますが、GPSを頼りに進みます。
要所要所にリボンはありますが、GPSを頼りに進みます。
曇ですが白山が綺麗に見えています。
曇ですが白山が綺麗に見えています。
だいぶ雪が少なくなっていて、尾根道でもこんな箇所が所々あります。
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だいぶ雪が少なくなっていて、尾根道でもこんな箇所が所々あります。
冬瓜(かもうり)山が見えてきました。このあと冬瓜山を巻いて進むことにしたのですが、冬瓜平から先、標高を下げるルートになるため、どなたかのレコを参考に急斜面を登り冬瓜山の先の尾根に出ることにしました。
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冬瓜(かもうり)山が見えてきました。このあと冬瓜山を巻いて進むことにしたのですが、冬瓜平から先、標高を下げるルートになるため、どなたかのレコを参考に急斜面を登り冬瓜山の先の尾根に出ることにしました。
物凄く急でしたが、適度に緩んだ雪で、チェーンスパイクでもなんとか無事に尾根に出ました。(第1の難所)
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物凄く急でしたが、適度に緩んだ雪で、チェーンスパイクでもなんとか無事に尾根に出ました。(第1の難所)
笈ヶ岳、かっこ良くて何枚も撮ってしまいます。
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笈ヶ岳、かっこ良くて何枚も撮ってしまいます。
真っ更な雪道。
白山は霞んできました。
白山は霞んできました。
シリタカ山山頂だったかな
シリタカ山山頂だったかな
シリタカ山からまた標高を下げてから山頂に向かいます。右手に見える三角形の岩場が第2の難所でした。
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シリタカ山からまた標高を下げてから山頂に向かいます。右手に見える三角形の岩場が第2の難所でした。
これがその岩場。実際は手前から向かって左手を大きく巻いていくようですが、直下まで登ってしまったので、無理やり岩場を登りました。
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これがその岩場。実際は手前から向かって左手を大きく巻いていくようですが、直下まで登ってしまったので、無理やり岩場を登りました。
小笈ヶ岳。
あと少し
ようやく到着しました。感動の一瞬です。
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ようやく到着しました。感動の一瞬です。
歩いてきた稜線。この稜線ですが、遠くから見るとなだらかで歩きやすそうでしたが、実際は結構なアップダウンでした。
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歩いてきた稜線。この稜線ですが、遠くから見るとなだらかで歩きやすそうでしたが、実際は結構なアップダウンでした。
シリタカ山
少し掘ると削れた部分が出てきました。名残惜しいですが下山します。
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少し掘ると削れた部分が出てきました。名残惜しいですが下山します。
山頂を振り返ります。往きに登った岩場を巻いてトラバースしましたが、これが結構危険でした。(第3の難所)
山頂を振り返ります。往きに登った岩場を巻いてトラバースしましたが、これが結構危険でした。(第3の難所)
往きは冬瓜山を巻いたので下山時に通過しようと山頂に向かいました。
往きは冬瓜山を巻いたので下山時に通過しようと山頂に向かいました。
おそらく山頂のナイフリッジ。とてもじゃないけどこれは通過不可能と判断。ここまで来るのも結構大変だったので、第4の難所としました。引き返して、往きに登った急斜面を下りましたが、登りよりも怖かった。
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おそらく山頂のナイフリッジ。とてもじゃないけどこれは通過不可能と判断。ここまで来るのも結構大変だったので、第4の難所としました。引き返して、往きに登った急斜面を下りましたが、登りよりも怖かった。
長い長い稜線を歩きようやく山毛欅尾山に戻ってきました。ここからもまだ結構あります。気を引き締めて。
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長い長い稜線を歩きようやく山毛欅尾山に戻ってきました。ここからもまだ結構あります。気を引き締めて。
雪がないところは藪ですが、かわいい藪です。
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雪がないところは藪ですが、かわいい藪です。
導水管上部の小屋。往きは暗くてこんな小屋があるとは分かりませんでした。
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導水管上部の小屋。往きは暗くてこんな小屋があるとは分かりませんでした。
導水管を降ったところの中宮発電所
導水管を降ったところの中宮発電所
RCプラザの駐車場。ここに駐車させていただきました。
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RCプラザの駐車場。ここに駐車させていただきました。

感想

以前から登りたかった笈ヶ岳、この期間天気今ひとつでしたが、晴れ予報のこの日をねらって登ってきました。

当初の計画では、白山自然保護センター経由でのルートを考えていましたが、ホワイトロードで法面崩壊箇所があり、ホワイトロード立入禁止の情報を受けて、一里野温泉スキー場から中宮発電所経由のルートに変更しました。早朝のスタート予定のため、前日の夕方に駐車場と歩き始めの場所を確認しておきました。

当日は真っ暗ななか3時にスタート。下見は正解で迷うこと無くスタートできました。中宮発電所からの導水管沿いの登りは、雪無しで階段をひたすら登ります。登山道に入ると軽い藪道でしたが、藪自体は問題ありませんでした。1000メートルを過ぎるとほぼ雪道となりました。往きは雪が締まっていて、そこそこ歩きやすかったです。

シリタカ山あたりからは、かなりのロングコースを歩いてきて疲労困憊状態でしたが、綺麗に見える笈ヶ岳や大笠山に元気付けられ、何とか念願の笈ヶ岳に登頂できました。

危険箇所(難所)は写真のコメントで書いた通りですが、往路はチェーンスパイクのみで、復路はワカンとチェーンスパイクのみで、アイゼンを使用しなかったのが失敗だったと反省しています。次回に生かしたいと思います。

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