五竜岳「晴天と裏腹なG0稜、…そして敗退」の巻

2019年04月20日(土) 〜 2019年04月21日(日)

• GPS: 23:17
• 距離: 12.8km
• 登り: 1,166m
• 下り: 1,253m

コースタイム

1日目

• 山行: 8:05
• 休憩: 0:32
• 合計: 8:37

8:58 地蔵の頭
10:15 10:16 小遠見山
10:39 10:39 中遠見山
11:21 11:21 大遠見山
13:39 13:41 西遠見山
15:18 15:18 白岳
15:28 15:54 五竜山荘
16:00 16:03 遠見尾根分岐
16:04 16:04 白岳
16:55 16:55 西遠見山
17:35 宿泊地

2日目

• 山行: 1:53
• 休憩: 0:02
• 合計: 1:55

6:18 大遠見山
6:55 6:56 中遠見山
7:12 7:12 小遠見山
7:56 7:57 地蔵の頭
8:06 8:06 白馬五竜アルプス平
8:13 ゴール地点

天候

天候：
20日（土）快晴
21日（日）曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車 ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）

・ゴンドラ往復＋展望リフト：2200円／往復
　白馬五竜＆白馬五竜高山植物園
　http://www.hakubaescal.com/shokubutsuen/

コース状況／危険箇所等

・全般に関して雪質が悪かったので注意が必要でした。
※装備に関してはG0稜を登るための登攀装備なので
　一般ルート登山ではここまで必要ありません

その他周辺情報

安曇野しゃくなげの湯：http://syakunagenoyu.info/

写真

4/20 8:23

雲一つないドピーカンの下、出発！

4/20 8:48

ゴンドラで一気にスキーゲレンデに！
♪〜ゲレンデのカフェテラスで

4/20 8:49

♪〜すべるあなたに釘付け byユーミン
なんか絵になったので

4/20 8:40

そしてスキーゲレンデからの五竜岳！

4/20 8:50

武田菱も決まってますね！

4/20 8:51

ゴンドラの次はリフトで。ハイ、金にものを言わせます！
というより根性なしなだけ 笑）

4/20 9:01

では出発！あれ？ゆうさん風邪？花粉症？笑）
↑内輪ネタです

4/20 9:03

ゲレンデを進むと色々と情報の掲示がありました。
ここからが入山となります

4/20 9:46

それにしても無風の上暑い！みんなTシャツで登りました。

4/20 9:47

アイゼンやワカンは使いませんでしたが雪質は気温が上がるにつれグズグズで悪かったです。

4/20 9:47

白馬三山と手前は唐松に続く八方尾根

4/20 9:47

振り返り。雪庇も解けてきてますね

4/20 10:07

天狗岳との分岐

4/20 10:08

厳冬期はさぞかし立派な雪庇が見れるのではないでしょうか

4/20 10:10

ここからは北峰しか見えませんが鹿島槍ヶ岳。

4/20 10:24

小遠見、中遠見、大遠見とアップダウンが続きます

4/20 10:33

どデカイ雪庇をトラバース

4/20 10:35

本当恵まれ過ぎな天気。これが後で裏目に出るのですが…

4/20 10:36

雪庇の横を通ります。“落ちるなキケン”

4/20 10:40

中遠見山。

4/20 10:41

こんな良い天気も明日は午後から怪しい予報なので予定を変更して今日中にG0稜に登ってしまおう。という作戦に

4/20 10:49

鹿島槍ヶ岳のカクネ里。スゲーな

4/20 10:58

やれやれ、もうすぐ大遠見

4/20 11:53

テント適地に着くや否や整地をして。
パワハラを受けているゆうさん

4/20 12:36

ささっとテントを張って

4/20 13:15

登攀具を付けて、いざG0にGO！

4/20 13:31

G0稜。実際見るとデカいというか高いというか…
威圧感アリですね。汗）

4/20 13:31

イメージとしてはこんな感じでしょうか。ここから100mほど降りて400m以上登ることになります

4/20 13:33

青い空とダケカンバがキレイ！雪山はやっぱこうでなくちゃ。
みんながしげしげとG0を観察している間ひとりだけそんなことに感動していました。笑）

4/20 13:39

観察していると先行パーティが戻ってきて、雪質は悪くクラックも入っていたので危ないから引き返してきたとのこと。

4/20 13:46

それを聞き、初級者の自分がいることや出発時間が遅いこともありとても残念ですがG0は断念することにしました。

4/20 13:52

その代わりに一般ルートで五竜を目指すことに。
楽しみにしていたので気が抜けてしまいました。

4/20 13:53

カッコ良い武田菱と手前のG0稜を見上げる

4/20 14:28

写真じゃ伝わりませんがノーマルルートもヤバいくらいの急登と距離です。オマケにグズグズの雪で足が取られてフラフラ…

4/20 14:28

雪面のテカりが良い感じ！

4/20 14:58

そして無骨さがカッコイイ五竜が見えてきました。
丸い斑点はレンズに雪が付いたもの。この後もしばらく続きます。ご容赦

4/20 14:58

ハァハァゼィゼィ、たまらず白岳まで登らず途中からトラバースすることに

4/20 15:00

進行方向先のコルにある五竜山荘へ。足元の雪は相変わらずグズグズ、ズボズボ。

4/20 15:03

下を見ると結構な高度感。滑ったら止まらんでしょうね。コワッ。
ここも “落ちるなキケン” です。笑）

4/20 15:03

シュプールの跡もありました

4/20 15:03

そして無骨な五竜が少しづつ近づいて

4/20 15:09

と、この後リーダーの姿がフっと消えたと思ったら見えないクレバスのような深い穴に落っこちて引き上げるに一苦労。この時期単独じゃヤバいですね。

4/20 15:25

やっとの思いで五竜山荘にとうちゃこです。
さすが稜線に出ると風は強く時々体がフラれます。

4/20 15:32

まだまだ雪に覆われている劔岳。白さが違うなぁ
からのー！

4/20 15:36

雷鳥登場！　もしかしたら白い雷鳥は初めましてかも！

4/20 15:44

そして、ここでナント自分はバテたのか燃料切れになってしまったのか、足が一歩も前に出なくなりました。

4/20 15:51

もう少しのところまで来ましたがリーダーの判断で全員下山することに。みんなに迷惑をかけてしまいほんま面目なかったです。涙）
またもやレンズに雪が。これもご容赦…

4/20 16:03

唐松方面への分岐

4/20 16:07

先ほど緊張を強いられトラバースしていた所を上から

4/20 16:07

今日歩いて来た遠見尾根

4/20 16:07

最後に五竜の勇姿を後ろ髪を引かれる思いで…クッソー！

4/20 16:07

唐松岳方面も見納め

4/20 16:07

白岳から降ります

4/20 16:38

4/20 16:50

もう一度G0稜を

4/20 16:50

取り付き付近をアップ。この時期は雪崩も気になりますね

4/20 17:15

で、なんの結果も残せなく、残念感と申し訳ない気持ちでテントに帰還。

4/20 17:40

隣の鹿島槍ヶ岳に西日が当たります

4/20 17:40

ボーっと眺めていると残念感と申し訳ない気持ちが少し癒されました

4/20 17:42

五竜と右の白岳。
気持ちを切り替え、晩ご飯！

4/20 20:57

酔っ払って撮ったのでボケてますが…

4/21 5:40

そして朝の五竜岳

4/21 5:41

雲が多い朝でした

4/21 5:45

雲の隙間からおはようございます！

4/21 6:04

鹿島槍にご来光が

4/21 6:04

テッペンだけが輝く

4/21 6:16

今日は下山のみ。天使のはしごがキレイです。

4/21 7:10

8時までコンゴラは動かないのでゆっくり降りました

4/21 7:16

天狗岳との分岐まで帰ってきました。

4/21 7:17

振り返ると今にも雲に覆われそうな五竜

4/21 7:21

唐松岳かな？の頭は早くも雲の中

4/21 7:22

白馬三山をバックに八方尾根

4/21 7:22

浅間や妙高方面でしょうか。あちらもどんよりした天気

4/21 7:26

下界も

4/21 8:10

まぁ、何はともあれ無事下山することができました。
これで今年の雪山は終わりかな。。。

撮影機器：

EOS Kiss X5 CANON

装備

個人装備

ビーコン スコップ ゾンデ タイブロック スリング長 スリング短 ワカン ストック アイゼン ピッケル

共同装備

8mm50mダブルロープ スノーバー デッドマン スノーソー テント GPS

感想

tamu-chan

「平成時代に間に合った！初アルパイン」
なんて今回のレコのタイトルにしようかとワクワクしながら
挑んだG0稜でしたが自分のアルパイン熱より気温の方が暑過ぎて
雪がグズグズに腐ってしまっていました。

先行していたパーティの話では、取り付きを少し登ったところで
横にクラックが走っていたことや雪質も悪かったので
引き返してきたとのことでした。
それを考慮に入れ検討した結果、初アルパインの自分がいることや
出発時間が押していたので日没までに登頂できないとの判断で断念。
ある程度分かっていたことですが、ガクっと気が抜けてしまいました。
その代わりにノーマルルートで山頂を目指すことに。
ノーマルと言いながらもキツイ急坂な上、雪質も悪くて結構疲れました。
トラバースしたもののクラックの上を歩いているんちゃう？
と思うほど時折ズボっと太もも辺りまではまります。
リーダーがはまった所は足が届かない深さで怖かったわと。
そんな思いをして五竜山荘に到着しましたが
途端、自分は急に足が進まなくなり、みるみる内にみんなに遅れをとるハメに。
今考えるとシャリバテかG0が登れなくて気持ちが萎えて
メンタル的な要素からきたのかと思いますが
いずれにせよ、会のメンバーに悔しい思いをさせてしまい反省。

ま、調子ノリの自分のことですから最初から調子良く登れてしまっては
今後のアルパインでも調子にのって危険を冒すこともありえると捉え
色々勉強させていただいた山行でした。

コメント

うえはる

お疲れさまでした
雪のアルプス
一筋縄ではいきませんね
でも青空にその白い姿を見るだけでも
ちょっといいかも
安全第一
無事に帰還でご苦労様でした
（イワザクラ はめっちゃ綺麗やったよ）

tamu-chan

Re: お疲れさまでした
隊長、コメントありがとうです。

大きな山は本当難しいですね。
そんな中でアルパインとなると更に
でもやっぱりアルプス！
その場にいるだけで雄大さを感じれますね。
今度一緒に行きましょうよ。
イワザクラ良かったですか！
ホンマは僕が先に行って報告するハズだったのにね