記録ID: 1825908
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積雪期ピークハント/縦走
甲信越
マイナー名山から上越国境を望む!「ネコブ山&下津川山」[三国川ダムから]
2019年05月03日(金) [日帰り]
体力度
6
1〜2泊以上が適当
- GPS
- 09:17
- 距離
- 26.3km
- 登り
- 2,027m
- 下り
- 2,033m
コースタイム
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
自転車
・駐車場は2箇所あり、計30台は駐車可能 ・公衆トイレ有り ●駐車場から導水管取付きまで自転車を利用 ・ダム湖の北側車道を約4.3km走行 ・全体の標高差は少ないが、小さなアップダウン多い ・自転車で有れば、所要時間は約20分ほど ・途中でデブリ箇所が4〜5箇所あり、自転車を持ち上げて通過 |
コース状況/ 危険箇所等 |
★登山道整備度:-(良5・4・3・2・1悪)階段や木道、鎖等の整備度 ★体力難易度 :4.5(難5・4・3・2・1易)歩行距離、累積標高差、急登等 ★技術難易度 :4.5(難5・4・3・2・1易)岩場等の頻度及び危険性等 ★登山道の眺望:5(良5・4・3・2・1悪) ★山頂の眺望 :5(良5・4・3・2・1悪) 【すれ違った登山者の数:2人】 ◆ルートの状況(導水管〜桑ノ木山〜ネコブ山) ・導水管取付きから急登の管理用歩道(階段)を標高差160mほど登る。 ・導水管上部から尾根に取付く際、モルタル斜面の右側から岩場を登り尾根に取付く。 ・尾根は確認できた標高1100m付近まで薄い踏み跡があった。日当たりの良い箇所は藪っぽい区間もあるが、全体的に破線ルートに近いイメージで比較的歩きやすい。 ・本日は標高850mから残雪が見られ始め、標高1100m付近まで夏道と雪道のMIX状態。それ以降は、ほぼ全線雪面歩きとなった。 ・標高1100m付近から標高1496mの桑ノ木山まで、安定した雪稜歩きとなり、特に危険性のある雪庇やクラック等はなく歩きやすい。また、桑ノ木山の山頂周辺は平坦な大雪原となっているため、視界不良時は道迷いに要注意。 ・桑ノ木山から緩やかに鞍部まで一旦下ってから標高1774m三角点ピークまで登り返していくが、標高1500m付近の稜線には雪が無かったため、尾根の西側斜面をトラバースして通過した。また、標高1774m三角点ピークまでの稜線は、雪割れやクラックが多くなるので、安定した雪面をルーファイしながら進む。 ・標高1774m三角点からネコブ山までは安定した緩やかな雪原を歩く。現在は雪庇が安定していたが、雪庇の直高が大きいので、雪庇東側に寄り過ぎないように注意して歩こう。 ◆ルートの状況(ネコブ山〜下津川山) ・基本的に全線稜線歩きの縦走となり、標高差130mほどを緩やかに下り、下津川山まで標高差260mほどを登り返していく。 ・大半は安定した雪面歩きができるが、標高1700m前後の約1km区間の稜線は痩せ尾根も多く、ナイフリッジ状の残雪や大きな雪割れがあり、技術レベル及び危険性が少し高くなっている。ルーファイ等を慎重に行いながら通過しよう。 ・標高1750m付近まで登り返すと山頂直下まで安定した雪面に乗ることができる。 ・下津川山の山頂付近は雪が無いため、北側から巻くように山頂まで登った(薄い踏み跡あり) ・山頂は360度の大展望が見渡せる。上越国境の全景をはじめ、越後三山や巻機山、谷川連峰まで一望することができる。 ◆本日の雪山装備 ・本日は10本爪アイゼン、ピッケル、ストック、ワカン、20mザイル等を持参。 ・夜の冷え込みが弱く雪面が完全に凍みていなかったが、残雪は程よく締まっていたため、終始ワカンは使用せず、10本爪アイゼン装着のみで歩行した。また、ネコブ山から下津川山までの痩せ尾根は、ややグリップ不足を感じたので、12本爪アイゼンの方が良かったかもしれない。 ・本日は雪面のコンディションが良かったため、結果的にピッケルやザイルも使用せず、ストックのみで歩行した。しかし、下津川山までのナイフリッジ状の雪面はピッケルを利用しても良かったかも。 ・ネコブ山までの一部区間は、微かなトレース痕が確認できたが、下津川山までの稜線は完全にノートレースだった。 |
写真
撮影機器:
感想
GW10連休の後半は比較的良好な天気になりました。
連休前半の九州遠征を所用で早めに切り上げたこともあり、後半は残雪期限定の山に登ってみることにしました。
登る山は、岳人 2002年4月号で紹介され、四季を問わず創造的な登山をしなくては登頂できない山として「マイナー12名山」として選出された「ネコブ山」です。
また、時間に余裕があれば、越後百山として紹介された「下津川山」まで足を延ばしてみることにしました。
今年は3〜4月の低温で新たに降雪があったり、案外、雪の締まりが遅かったですが、ようやく、雪が締まってきました。
そのため、本日の雪面は比較的歩きやすく、普通のペースで順調に歩け、予定どおりネコブ山経由で下津川山の頂に立つことができました。
また、上越国境をはじめ、慣れ親しんだ越後三山や巻機山を別角度から眺めながら雪稜を歩けて、越後の大自然を改めて満喫することができました。
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