唐松岳・五竜岳
- GPS
- 04:06
- 距離
- 5.6km
- 登り
- 938m
- 下り
- 145m
コースタイム
天候 | 1日目 晴強風 2日目 快晴無風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
コース状況/ 危険箇所等 |
八方尾根は登山口の八方池山荘から積雪があるが、ところどころ夏道が出ているところもある。標高が上がるほど積雪は増えるが、唐松岳頂上山荘から唐松岳山頂までにも夏道が出ているところがあった。登山者の多い山域だけあって、唐松岳山頂までしっかりトレースが残っており、たえず誰かの背中を近くに見ながら登っていく感じで、危険な箇所はなかった。 唐松岳頂上山荘から五竜岳への主稜線も同様で、ところどころ夏道が出ている。牛首尾根の鎖場はすべての鎖が出ており、アイゼンを引っ掛けないよう注意して鎖を使って慎重に行けば問題はない。北側斜面では登山道の融けた雪が、夜間に凍結している箇所もあった。積雪の多いところでは、ルートファインディングが求められる。トレースを見失わないよう注意が必要です。五竜岳山荘までは危険な箇所はなかった。 五竜岳山荘から五竜岳へは、遠目から見ても雪の急斜面のトラバースや、山頂直下のクライムダウンなど、危険箇所もあり、相当の技術と安全確保が必要と思われる。 遠見尾根は積雪も豊富で、スキー場近くまで積雪があった。ここもしっかりトレースがあり、危険な箇所はなかった。ただし、雪の状態は日々刻々と変化するので、特に痩せ尾根では、慎重な行動を求めたい。 |
その他周辺情報 | 唐松岳登山口の八方池山荘へは、八方尾根スキー場のゴンドラとリフトを乗り継いで、遠見尾根からの下山は白馬五竜スキー場のゴンドラを利用した。 八方に車を止めていたので、白馬五竜スキー場のエスカルプラザ前からシャトルバスを利用して八方に戻った。ちなみに、八方尾根スキー場のゴンドラ・リフトは片道1,550円、白馬五竜スキー場のゴンドラは片道1,000円、シャトルバスは300円だった。 八方周辺には温泉施設が沢山あるが、白馬八方温泉『八方の湯』を利用した。こちらは800円だった。 |
写真
感想
今回のコースは、八方尾根から唐松岳、そして後立山主稜線を縦走して五竜岳へ登頂し、遠見尾根から下山する一泊二日の行程です。
1日目、唐松岳は人気の山で山小屋も営業していたので、この時期でも夏山と変わらない賑わいでした。実は前日から入山予定でしたが、強風でリフトが止まった影響で、麓のスキー宿で停滞しました。天気は回復しているけど、寒気の影響が残り強風の中の登山でしたが、特に問題なく唐松岳をピストンし、唐松岳頂上山荘に宿泊しました。夕景の北アルプスの山々やモルゲンロートの剣岳をカメラに収められ、幸運でした。
2日目は、強風も収まり無風快晴、これ以上ないコンディションで、五竜岳へ向かいます。今回は小屋泊で荷物を軽量化し、楽勝で登頂するはずでしたが、五竜岳は手強わかった。小屋の方の『かなりテクニカルですよ』とのコメントのとおり、雪の急斜面のトラバースや、山頂直下のクライムダウンなど、相当な危険が伴う状況でした。トラバース斜面はカットされ雪の状態も悪くはないものの、下山者との対向にも対処できるか私には不安な状況です。先行のパーティを見ると、ザイルを出して確保している様子、また、クライムダウンではダブルアックスが欲しいところ。私はソロでアックスは一本のみ、技術的にも…。無理すれば登頂できるかもしれないけど、それを無理と思うのであれば、安全を優先して撤退すべきと判断し、残念ながらトラバース斜面の途中で引き返しました。
登頂成功より敗退の記録の方が、ある意味で役に立つのかもしれないと思ってアップします。
なお、2日目の行動開始の際、ログの取得を再開したはずがタッチ操作が悪かったのか一時停止のままで、2日目の山行ログが記録されていません。
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