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Yamareco

記録ID: 182861
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科

阿弥陀岳_(まだ雪深い御小屋尾根トレース造り)

2012年04月15日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
12:47
距離
15.3km
登り
1,377m
下り
1,377m
歩くペース
ゆっくり
1.21.3
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

美濃戸口駐車場3:50===阿弥陀岳11:30〜12:30===駐車場16:50
天候 明け方風有り-1℃
日中晴れ後薄曇り、無風
ぽかぽか暖か。
過去天気図(気象庁) 2012年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
美濃戸口駐車場は既に10台位の車。広々スペース500円
天気の割には空いている。
赤岳山荘まで雪なしノーマルで行けます。
コース状況/
危険箇所等
舟山十字分岐までは積雪・トレース無時迷わぬよう。
基本は尾根歩きで分岐まで。

登りはストック・下りはピッケル
(アイゼン12本+傾斜がきついのでワカンも有効)
月がとても綺麗な夜です。今日は期待できそう。
2012年04月16日 20:09撮影 by  PENTAX Optio RZ18, PENTAX
4/16 20:09
月がとても綺麗な夜です。今日は期待できそう。
何とかここまで自分トレースを付けてきました。
2012年04月16日 20:13撮影 by  PENTAX Optio RZ18, PENTAX
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4/16 20:13
何とかここまで自分トレースを付けてきました。
踏み抜くとこんな状態。まあ普通。この段階では・・・
2012年04月16日 20:14撮影 by  PENTAX Optio RZ18, PENTAX
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4/16 20:14
踏み抜くとこんな状態。まあ普通。この段階では・・・
天気は言う事なし、ここまでは気分上々。
2012年04月16日 20:15撮影 by  PENTAX Optio RZ18, PENTAX
4/16 20:15
天気は言う事なし、ここまでは気分上々。
2匹の兎じゃないカモシカ?が権現岳目がけて下って行く。
2012年04月16日 20:15撮影 by  PENTAX Optio RZ18, PENTAX
4/16 20:15
2匹の兎じゃないカモシカ?が権現岳目がけて下って行く。
おっと!そんなよそ見してるとこの有り様。抜けね〜〜。体力もたね〜。
2012年04月16日 20:15撮影 by  PENTAX Optio RZ18, PENTAX
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4/16 20:15
おっと!そんなよそ見してるとこの有り様。抜けね〜〜。体力もたね〜。
いよいよ阿弥陀様が大きく見えてきました。これこそ踏み抜き無のカモシカの足跡だ!これに続け!
2012年04月16日 20:16撮影 by  PENTAX Optio RZ18, PENTAX
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4/16 20:16
いよいよ阿弥陀様が大きく見えてきました。これこそ踏み抜き無のカモシカの足跡だ!これに続け!
マジここ登るの?嘘。どっぷり深かそ・・・
2012年04月16日 20:16撮影 by  PENTAX Optio RZ18, PENTAX
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4/16 20:16
マジここ登るの?嘘。どっぷり深かそ・・・
ここまでの登り、自分的に半端じゃない。めげる。撤退もよぎる。やっとこさ見晴らしの良い岩場ピークに出ましたよ。今ここに居たカモちゃんがどいてくれました。変な奴だとこちらを見て30秒以上願見。さすが縦横無尽。その足ほしー。
2012年04月16日 20:16撮影 by  PENTAX Optio RZ18, PENTAX
4/16 20:16
ここまでの登り、自分的に半端じゃない。めげる。撤退もよぎる。やっとこさ見晴らしの良い岩場ピークに出ましたよ。今ここに居たカモちゃんがどいてくれました。変な奴だとこちらを見て30秒以上願見。さすが縦横無尽。その足ほしー。
これを見ると何故かやる気が出るなー。撤退して下るも大変だぞ。取り合えず手前のピークまで。阿弥陀様これ以上深くならないで・・・。
2012年04月16日 20:17撮影 by  PENTAX Optio RZ18, PENTAX
4/16 20:17
これを見ると何故かやる気が出るなー。撤退して下るも大変だぞ。取り合えず手前のピークまで。阿弥陀様これ以上深くならないで・・・。
やった第二のピーク。ここまで来れば射程圏内。
2012年04月16日 20:18撮影 by  PENTAX Optio RZ18, PENTAX
4/16 20:18
やった第二のピーク。ここまで来れば射程圏内。
森林限界。体力限界。
2012年04月16日 20:19撮影 by  PENTAX Optio RZ18, PENTAX
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4/16 20:19
森林限界。体力限界。
おっと!まだこの辺も落とし穴が一杯だ!ストックで探って静かに足を置く。滑稽だ。ここから抜くに非常に体力消耗。
2012年04月16日 20:19撮影 by  PENTAX Optio RZ18, PENTAX
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4/16 20:19
おっと!まだこの辺も落とし穴が一杯だ!ストックで探って静かに足を置く。滑稽だ。ここから抜くに非常に体力消耗。
やっとハイマツ帯突入!多少は助かる。ハイマツの上はお助けグッツ。
2012年04月16日 20:21撮影 by  PENTAX Optio RZ18, PENTAX
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4/16 20:21
やっとハイマツ帯突入!多少は助かる。ハイマツの上はお助けグッツ。
見えてきたぞ。夏道右岩場をよじ登り大岩を右トラバース中央稜下山口にはい上る・・でイメージング。
2012年04月15日 21:47撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
4/15 21:47
見えてきたぞ。夏道右岩場をよじ登り大岩を右トラバース中央稜下山口にはい上る・・でイメージング。
あっこが大変だったなー。と、ここで次なる勝負前の大休止。見晴らしいいなー。来てよかった。
2012年04月15日 21:49撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
4/15 21:49
あっこが大変だったなー。と、ここで次なる勝負前の大休止。見晴らしいいなー。来てよかった。
中央稜。プチ雪崩跡。
2012年04月15日 21:50撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
4/15 21:50
中央稜。プチ雪崩跡。
夏道のロープ見えます。天狗も素晴らし。
2012年04月15日 21:51撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
4/15 21:51
夏道のロープ見えます。天狗も素晴らし。
はい登って来たぞ!!疲れたぞー!!
2012年04月15日 21:54撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
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4/15 21:54
はい登って来たぞ!!疲れたぞー!!
360°ファインびゅう。。写真じゃ表現難しので動画でどうぞ。(雑音入ってますが気にしないで下さい。boyakiです)http://youtu.be/8Bv4mlHPO60
2012年04月15日 21:55撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
4/15 21:55
360°ファインびゅう。。写真じゃ表現難しので動画でどうぞ。(雑音入ってますが気にしないで下さい。boyakiです)http://youtu.be/8Bv4mlHPO60
期待していなかったトレース無の新雪のご褒美。
2012年04月15日 21:56撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
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4/15 21:56
期待していなかったトレース無の新雪のご褒美。
アルプスバックの自分の足跡だ。最高。^^
2012年04月15日 21:56撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
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4/15 21:56
アルプスバックの自分の足跡だ。最高。^^
この岩トラバースは写真撮る余裕が無いほど緊張したな―。下は恐ろしくて見れません。
2012年04月15日 21:57撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
4/15 21:57
この岩トラバースは写真撮る余裕が無いほど緊張したな―。下は恐ろしくて見れません。
岩トップからの眺め。
2012年04月15日 21:58撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
4/15 21:58
岩トップからの眺め。
もうじき前半終了の阿弥陀岳頂上。ほっと。
2012年04月15日 21:59撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
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4/15 21:59
もうじき前半終了の阿弥陀岳頂上。ほっと。
余裕が出てきて振り返りの一枚。
2012年04月15日 21:59撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
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4/15 21:59
余裕が出てきて振り返りの一枚。
頂上に着きました。下山中の方を撮ってみます。さっき姿は無かったけど西の肩に居た方かな。
2012年04月15日 22:00撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
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4/15 22:00
頂上に着きました。下山中の方を撮ってみます。さっき姿は無かったけど西の肩に居た方かな。
やっぱ赤いいわ!
2012年04月15日 22:00撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
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4/15 22:00
やっぱ赤いいわ!
お決まりの疲れが見える1カット、元気が無いね。いやー。いつも様にならないなー。バックが良過ぎだよ。(写真をお願いする前にポーズ考えとこ)
2012年04月15日 22:04撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
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4/15 22:04
お決まりの疲れが見える1カット、元気が無いね。いやー。いつも様にならないなー。バックが良過ぎだよ。(写真をお願いする前にポーズ考えとこ)
ピークの道標に引っ掛けて只今、講習中。この道標色々使えるんだな。2m位有ったかなそれがまだ埋没。
2012年04月15日 22:04撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
4/15 22:04
ピークの道標に引っ掛けて只今、講習中。この道標色々使えるんだな。2m位有ったかなそれがまだ埋没。
阿弥陀頂上からは横並びにうまいように硫黄・天狗・北横・蓼科・並んでいます。(久しぶりにこの景色見ますよ)
2012年04月15日 22:05撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
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4/15 22:05
阿弥陀頂上からは横並びにうまいように硫黄・天狗・北横・蓼科・並んでいます。(久しぶりにこの景色見ますよ)
こちらの方は?キレットから権現岳の稜線と阿弥陀岳南稜。おっと!人がいますよ。ズーム
2012年04月15日 22:07撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
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4/15 22:07
こちらの方は?キレットから権現岳の稜線と阿弥陀岳南稜。おっと!人がいますよ。ズーム
南稜に人発見。p3中かな。足跡から3人パーティーでしょう。ここはいつもガスっているので全容を拝見したのは久々。
2012年04月15日 22:07撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
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4/15 22:07
南稜に人発見。p3中かな。足跡から3人パーティーでしょう。ここはいつもガスっているので全容を拝見したのは久々。
キレットからの権現もズームで撮ってこう。本日、キレット稜線は誰もまだ入っていないようです。
2012年04月15日 22:08撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
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4/15 22:08
キレットからの権現もズームで撮ってこう。本日、キレット稜線は誰もまだ入っていないようです。
顔を恥ずかしく遠慮してるのが天狗ですか。
2012年04月15日 22:09撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
4/15 22:09
顔を恥ずかしく遠慮してるのが天狗ですか。
青空が増したので主峰赤岳を登山者と撮ってみます。
2012年04月15日 22:11撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
4/15 22:11
青空が増したので主峰赤岳を登山者と撮ってみます。
阿弥陀岳下山の核心部へ下る登山者。
2012年04月15日 22:11撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
4/15 22:11
阿弥陀岳下山の核心部へ下る登山者。
ゆっくり寝たし、大休止したし、私もそろそろ下ります。
2012年04月15日 22:12撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
4/15 22:12
ゆっくり寝たし、大休止したし、私もそろそろ下ります。
下る途中で見収め権現様。
2012年04月15日 22:12撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
4/15 22:12
下る途中で見収め権現様。
見上げる。日が当たりザクザク 滑る。
2012年04月15日 22:12撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
4/15 22:12
見上げる。日が当たりザクザク 滑る。
中岳への雪ピの美しい曲線。
2012年04月15日 22:14撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
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4/15 22:14
中岳への雪ピの美しい曲線。
最後はこのカットでおしまい。
2012年04月15日 22:16撮影 by  NIKON D7000, NIKON CORPORATION
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4/15 22:16
最後はこのカットでおしまい。

感想

前日雨、八ヶ岳では雪であった様だ、
新雪が10cm以上積っている。
白樺湖の大門峠は路面凍結していてハッとした。

御小屋尾根にトレースが有れば赤にも行けるかなと甘い考えを抱いて美濃戸口を早出した。
暗さも有り途中道を間違え大幅にロス。ここでアイゼンを付ける。


舟山十字の分岐まで行けばトレース有りのすいすいだと思っていたが昨日の雪で全くなし。
実際入山者も少ない様だ。(帰りに駐車場の管理人に聞く)
ならば自分の道は自分で切り開くんだ、とは言ったものの。。。
尾根に取り付いてから上がれば上がるほど雪が深くなる。半端じゃない。

腰まで何度も踏み抜いて、体力を奪っていく、ここで充分じゃないか引き返そうの文字が
何度も頭をよぎる。足の踏み場をストックで探り前進を繰り返す。
こんなんじゃ、いつ着くか解らないぞ。これからますます傾斜は増すし、雪もより深くなる。

まだ朝早いので、視界に見えるあの岩場のピークまで行ってみよう、傾斜が急なんで何度も
滑る、ストックで体を持ち上げる。やっとの思いで岩場ピークにやってきたら、
今ここに居たカモシカが下に逃げてゆく、そしてこちらを見て笑っている様に見える。
カモシカは踏み抜かないのか?人の足跡は見えないが新しい獣の足跡がけっこうあった。
奴はここを駆け巡ってるぞ、これは面白い。
なんて気を紛らわす。

さてと、これからどうしよう。。。
次も急斜面が残っているが、そこを越えればハイマツが見える。
ハイマツまで行けば何とかなる。射程圏内だ
雪の吹きたまりを避けハイマツまでたどり着く。
後はハイマツの上そして吹きたまりの夏道の横の岩場を登り中央稜入口からはい登る。イメージは出来た。
汗が出る、息が切れる、やっと出た!充実感が湧いてきた。

分岐の道標には出たが、安心はまだまだ、西の肩の岩場をトラバース、下は奈落の底、緊張もピーク。
新雪に自分のトレースが描かれるのは言葉に言えないくらいの満足感。

なんか前半でパワーを全て使い果たしてしまった感。
頂上でしばし足を投げ出し大の字で昼寝、春山はこれだから良い。
下りに備えて大休止。

さあ、そろそろ下ろう
強い日が当た腐った雪でピッケル・アイゼンワークに当然また力が入って、
行者小屋についた頃にはヘロヘロ状態。
美濃戸口までが長く感じられた。
横を過ぎる長野ナンバー、「俺を乗っけてくれ!」と心の中で空しく叫んだ。

積雪は4月と言うのに以前より一段と増えているようだ(頂上の道標がまだ埋もれてる)
今思うと赤岳なんてとんでもない。
仮定の話でコンディションは日々変わる。考えが甘い事を思い知らされた。

珍しく山頂では無風 春を感じさせる陽気。
天気が良かった割には阿弥陀岳に登って来た方は少なかった。
(御小屋から私・北稜1人・中央なし・下の方で南稜3人?・他)

前日雪が降ったので素晴らしい景色が楽しめた。
自分も 周りの景色も ゆっくり見れた充実した1日だった。


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