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記録ID: 1833221
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積雪期ピークハント/縦走
道東・知床

北海道残雪期の旅②「斜里岳」(パンケニワナイ沢)

2019年04月30日(火) [日帰り]
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GPS
06:58
距離
14.1km
登り
1,082m
下り
1,074m

コースタイム

日帰り
山行
6:26
休憩
0:33
合計
6:59
5:30
251
スタート地点
9:41
10:14
135
12:29
ゴール地点
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2019年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
根北峠の駐車スペースを利用。早朝、道路の凍結注意。
コース状況/
危険箇所等
4月末だが、まだ雪は十分に積もり、途切れることなくコルに乗り上げることができました。
スキーヤーをはじめ、大型連休の好天をねらって多くの登山者が入山していました。トレース多数。
その他周辺情報 日帰り温泉「道の駅ぱぱすランドさっつる」
早朝、道の駅から根北峠へ向かいます。あの山にバリルートでうまく登ることが私に出来るだろうか。昨日のロングドライブと羅臼岳のダメージも背負っています。緊張します。
2019年04月30日 03:49撮影 by  iPhone 7 Plus, Apple
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4/30 3:49
早朝、道の駅から根北峠へ向かいます。あの山にバリルートでうまく登ることが私に出来るだろうか。昨日のロングドライブと羅臼岳のダメージも背負っています。緊張します。
根北峠に到着。幸いなことに好天。風も弱そうな予感がします。装備を入念に整え、入山します。
2019年04月30日 05:21撮影 by  iPhone 7 Plus, Apple
4/30 5:21
根北峠に到着。幸いなことに好天。風も弱そうな予感がします。装備を入念に整え、入山します。
パンケニワナイ沢か東斜里岳稜線が、残雪期斜里岳のメインルートです。トレース多数。どちらのコースも雪が溶けたり崩れていたりしたら、期限切れ。藪や岩に阻まれ、タイムオーバーになってしまいがちです。
2019年04月30日 05:31撮影 by  iPhone 7 Plus, Apple
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4/30 5:31
パンケニワナイ沢か東斜里岳稜線が、残雪期斜里岳のメインルートです。トレース多数。どちらのコースも雪が溶けたり崩れていたりしたら、期限切れ。藪や岩に阻まれ、タイムオーバーになってしまいがちです。
町境の線あたりを、ほぼ西方向、ほぼ平坦に奥まっていきますが、距離が長いです。ようやく斜里の山容が見えてきました。意外に積雪はあるような印象。
2019年04月30日 06:55撮影 by  DSC-WX500, SONY
4/30 6:55
町境の線あたりを、ほぼ西方向、ほぼ平坦に奥まっていきますが、距離が長いです。ようやく斜里の山容が見えてきました。意外に積雪はあるような印象。
標高770mあたりから徐々に左カーブして南へ近づいていきます。ほんとうに少しずつ、歩行距離を使って沢底に着地していくのが楽にやるためのコツです。
2019年04月30日 07:05撮影 by  DSC-WX500, SONY
4/30 7:05
標高770mあたりから徐々に左カーブして南へ近づいていきます。ほんとうに少しずつ、歩行距離を使って沢底に着地していくのが楽にやるためのコツです。
パンケニワナイ沢の底に取り付きました。ここで嬉しい情報。雪はしっかり稜線上まで繋がっているとのこと。このルート選択に希望が見え、俄然モチベが上がってきます。ただし、ここからが長い!遠い!
2019年04月30日 07:45撮影 by  DSC-WX500, SONY
4/30 7:45
パンケニワナイ沢の底に取り付きました。ここで嬉しい情報。雪はしっかり稜線上まで繋がっているとのこと。このルート選択に希望が見え、俄然モチベが上がってきます。ただし、ここからが長い!遠い!
二股に分岐するポイント。左からも行けそうですが、多数派の教科書通り、ここは右股に進路をとりましょう。
2019年04月30日 07:52撮影 by  DSC-WX500, SONY
4/30 7:52
二股に分岐するポイント。左からも行けそうですが、多数派の教科書通り、ここは右股に進路をとりましょう。
沢の上流。狭くなるに伴って、斜度が厳しくなってきます。けっこう足にきますが、粘るしかありません。
2019年04月30日 07:58撮影 by  DSC-WX500, SONY
4/30 7:58
沢の上流。狭くなるに伴って、斜度が厳しくなってきます。けっこう足にきますが、粘るしかありません。
暑い。疲れた。けれど標高1300m強にあるコルは近づいているはず。
2019年04月30日 08:25撮影 by  DSC-WX500, SONY
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4/30 8:25
暑い。疲れた。けれど標高1300m強にあるコルは近づいているはず。
右手に東斜里岳ルートが見えます。陽当たりが良さそうで、だいぶ藪が濃くなっているかもしれません。途中から滑れれば満足なスキーヤーならばともかく、ピークハント狙いの人にはお勧めできないルート??
2019年04月30日 08:47撮影 by  DSC-WX500, SONY
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4/30 8:47
右手に東斜里岳ルートが見えます。陽当たりが良さそうで、だいぶ藪が濃くなっているかもしれません。途中から滑れれば満足なスキーヤーならばともかく、ピークハント狙いの人にはお勧めできないルート??
コルに到着しました。遠かった。けれど、ここからはモードが変わって、トラバース地帯です。風もないので、ここでひと休みして心を整えます。
2019年04月30日 08:51撮影 by  iPhone 7 Plus, Apple
4/30 8:51
コルに到着しました。遠かった。けれど、ここからはモードが変わって、トラバース地帯です。風もないので、ここでひと休みして心を整えます。
朝なので、まだ雪の状態は悪くないです。想定よりもだいぶコースタイムをまけたおかげです。ピッケルは出さず、ストックとアイゼンでのバランスでトラバース。
2019年04月30日 09:05撮影 by  DSC-WX500, SONY
4/30 9:05
朝なので、まだ雪の状態は悪くないです。想定よりもだいぶコースタイムをまけたおかげです。ピッケルは出さず、ストックとアイゼンでのバランスでトラバース。
冬と違って、一度下降してから登り返すルート採りをする必要はなさそうです。
2019年04月30日 09:34撮影 by  DSC-WX500, SONY
4/30 9:34
冬と違って、一度下降してから登り返すルート採りをする必要はなさそうです。
思ったよりも山頂は近そうです。ドピーカンで、登っていると暑いぐらい。
2019年04月30日 09:21撮影 by  iPhone 7 Plus, Apple
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4/30 9:21
思ったよりも山頂は近そうです。ドピーカンで、登っていると暑いぐらい。
ラストスパート。ビクトリーロード。
2019年04月30日 09:33撮影 by  iPhone 7 Plus, Apple
4/30 9:33
ラストスパート。ビクトリーロード。
そして海別岳が目に飛び込んでくると…
2019年04月30日 09:42撮影 by  iPhone 7 Plus, Apple
4/30 9:42
そして海別岳が目に飛び込んでくると…
斜里岳、登頂です。
やりました!
2019年04月30日 09:42撮影 by  iPhone 7 Plus, Apple
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4/30 9:42
斜里岳、登頂です。
やりました!
登ってきた稜線。その向こうには南斜里岳が連なっています。
2019年04月30日 09:43撮影 by  iPhone 7 Plus, Apple
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4/30 9:43
登ってきた稜線。その向こうには南斜里岳が連なっています。
斜里町から清里町方面には、広大な田園風景が。
2019年04月30日 09:45撮影 by  iPhone 7 Plus, Apple
4/30 9:45
斜里町から清里町方面には、広大な田園風景が。
『ヤマノススメ』のあおいもよく登った!
2019年04月30日 10:09撮影 by  DSC-WX500, SONY
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4/30 10:09
『ヤマノススメ』のあおいもよく登った!
最高の天気のもと、下山開始。
2019年04月30日 10:40撮影 by  DSC-WX500, SONY
4/30 10:40
最高の天気のもと、下山開始。
コルから沢へ。
2019年04月30日 10:58撮影 by  DSC-WX500, SONY
4/30 10:58
コルから沢へ。
沢底から台地へ復帰。
2019年04月30日 11:49撮影 by  DSC-WX500, SONY
4/30 11:49
沢底から台地へ復帰。
無事下山しました。
清里町に車を走らせる途中、あまりにも斜里岳が清らかなので、降車しました。
この後、雲が出てきて、平地でも急速に風が強まりました。
2019年04月30日 13:35撮影 by  iPhone 7 Plus, Apple
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4/30 13:35
無事下山しました。
清里町に車を走らせる途中、あまりにも斜里岳が清らかなので、降車しました。
この後、雲が出てきて、平地でも急速に風が強まりました。
小麦の産地、清里町にある天然酵母パン屋さんでイートイン。下山後の優しいおやつでした。
2019年04月30日 14:40撮影 by  iPhone 7 Plus, Apple
4/30 14:40
小麦の産地、清里町にある天然酵母パン屋さんでイートイン。下山後の優しいおやつでした。

感想

5座中の2座目。
北海道遠征2日目は、斜里岳のバリエーションルートでした。
天気がハッキリしているのは今日まで、というわけで、先行して険しい羅臼と斜里をやるという作戦。
キツいのを先に済ませて、果たして余力で残りをやり遂げられるのか?

ともあれ、斜里岳は絶好の登山日和。
入山者も多めで、精度の高いトレースも残り、想定よりも速いコースタイムで無事に下山できました。

無事ではなかったとすれば、左の踵のみ。
踵用絆創膏で保護していたにもかかわらず、靴擦れで皮がめくれ上がっていました。
これが知床攻めを成功した代償か…

まだ残雪期の山旅は続きます。
本来ならば次は、移動距離から考えて当然、阿寒岳のはず。
しかし、天気予報は阿寒岳×
大雪山ならばなんとか△
不合理で非効率なロングドライブに踏み切ります。
いざ旭川地方へ。全体の計画に希望を繋ぐために。
(その③大雪山に続きます)

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