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Yamareco

記録ID: 1848782
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
塩見・赤石・聖

20000805-06赤石岳→荒川三山一気登山

2000年08月05日(土) 〜 2000年08月06日(日)
 - 拍手
GPS
32:00
距離
59.1km
登り
3,693m
下り
3,690m

コースタイム

1日目
山行
12:47
休憩
3:44
合計
16:31
23:16
0:00
19
畑薙大吊橋
23:35
0:00
0
畑薙大橋
0:01
0:00
47
0:48
0:57
21
1:18
1:32
44
椹島・赤石岳登山口
2:16
0:00
13
下の林道
2:29
0:00
13
上の林道
2:42
2:48
69
約2030m地点・休憩
3:57
4:14
23
4:37
4:39
24
5:03
5:16
31
6:01
6:18
7
6:32
6:35
20
6:55
0:00
14
7:09
7:30
50
8:20
0:00
3
荒川岳稜線分岐
8:23
8:27
1
8:28
0:00
5
荒川岳稜線分岐
8:33
8:42
38
9:20
9:37
10
9:47
0:00
17
10:04
10:09
13
10:22
10:45
45
11:30
11:41
56
清水平
12:37
12:40
5
12:45
13:14
73
椹島
14:27
14:38
27
15:05
15:10
17
15:27
15:29
22
畑薙大吊橋
天候
アクセス
利用交通機関:
自家用車
その他周辺情報 接阻峡温泉
http://www.sessonoyu.jp/

感想

 夏山真っ盛りの8月第一週の週末、私にとってかねてから懸案であった南アルプス南部の名峰赤石岳から荒川三山までの一気登山にチャレンジしました。今年はGWに山に行ってからは怪我や仕事で5月、6月はランニングも山も御無沙汰状態で、トレーニング不足は否めず、一気の踏破は無理か、とも思っていましたが、天気にも恵まれて疲労困憊ながらも計画通りのコースを踏破することができました\(^_^)/。 以下、長文ですがUpいたします。

8月5日(土)、6日(日)
 土曜日未明に大阪の自宅を出発、寄り道しながら畑薙第一ダムの奥の沼平ゲートに到着し仮眠。当初は午後8時頃出発の予定だったが夕立で大雨。車の中で寝てると寝過ごし、気がつくと雨は止み、星が輝きだしている!大急ぎで用意して23時前に出発。
 赤石岳で御来光を見ようと思っていたのだがちょっと無理そう。椹島までの17km弱の林道は満点の星空の下、ヘッドランプを手に持ちジョギングモードでのんびり進む。椹島の手前の登山口から赤石東尾根の急登に入る。赤石岳頂上まで約2000mの登り。ヘッドランプの灯りを頼りにとにかく道を外さないようひたすら登る。
 赤石小屋に着くと小屋の電気が灯り、小屋の人達が起き出してくる頃だった。トイレの横の水場で水を補給し出発。富士見平に着く頃にはあたりは明るくなりランプをしまう。富士山や南ア南部の絶景が素晴らしかった(^_^)。
 北沢源頭の水場に着く頃朝日が昇り、山々に日が当たり始める。天気は今日も良さそうだ。稜線に向かって登っていくと赤石岳避難小屋に泊まったと思われるパーティが幾つか下山してきた。高度が上がると酸素が少なくなるせいかやはり息切れが強く感じられる。稜線に飛び出すと反対側に中央アルプスや北アルプスも遠望できた。素晴らしい天気だ。
 赤石岳頂上には出発から約7時間、登山口から約4時間半かかりようやく到着。学生時代以来15年振りの赤石岳。この時、塩見から光まで一週間以上かけて縦走したことが懐かしい。今日はまさに360゜のパノラマ(^_^)。 しかし、じっとしていると半袖Tシャツにランパンでは寒い。写真をパチパチ撮り、水分と行動食を採って縦走開始。
 赤石から小赤石を越えて荒川小屋まで標高差約500mを一気に駆け下る。雄大な眺望、あちこちに咲き誇る高山植物、雷鳥の家族。まさに雲上のトレールランニング!この辺りがが今回の山行のハイライトだった!思わず病みつきになりそう(^^ゞ。
 荒川小屋に泊まったと思われる結構たくさんの登山者とすれ違い、山腹の巻き道から樹林帯に入るとまだ新しい感じの荒川小屋到着。小屋のオヤジやバイトの兄ちゃんも今日の行程を説明すると「えぇー」という感じだった!テント場横の水場で南アルプスの天然水を賞味してしばらく休憩後荒川岳に向けて約450mを登り始める。
 途中のお花畑は15年前も今回も素晴らしい!稜線に出る頃には早くも雲が湧き上がり、眺望が隠された。前岳を往復後、直下に避難小屋のある中岳到着。雲は多いが日は照っているので寒くは無かった。
 快調に鞍部まで下るが、途中雷鳥を一羽発見、写真に収めた。岩場のある悪沢岳への急な登り返しは、さすがに疲れてきてペースが落ち、休み休みの登行となった。
 悪沢岳頂上にも結構人が休んでいる。やはり南ア南部も山小屋が食事を出すようになって中高年を中心に登山者がかなり増えているみたいだ。ここからは登りはほとんど無いので気分は楽だ。ここでも今回の行程を説明するとみんな「スゴイ!」という感じだった。しばし休憩後、丸山を経て一気に千枚岳まで駆け下った。残念ながらここからも雲で眺望無し(;_;)。 さらに樹林帯の中の千枚小屋まで一気に下り大休止。
 小屋の回りから上部はお花畑になっており綺麗だ。マルバダケブキが一番目についた。小屋のギターをつま弾くお兄さんに今日の行程を説明したら「やるねぇ」とのこと!小屋の横の水場で水を補給し、行動食を採り、記念写真を撮って下山開始。千枚小屋から椹島までは傾斜がきつくなく、道も良く、駆け下るにはいい感じだ。途中、結構たくさんの登山者とすれ違った。標高が下がるにつれ暑くなりしんどくなってくる。
 清水平の水場で一度休憩。そこで食事中の二人組から梨をいただき、少し生き返る。さらに暑くなる中、かなり疲れを感じた頃、道は山腹を巻くようになり吊り橋を渡ってしばらく進むとようやく滝見橋のたもとで林道に飛び出た。そこから5分ほどで椹島に到着。
 ここもたくさんの登山者がいて、畑薙ダムへ行くバスを待っている。その中に朝、赤石岳手前で出会った人達もいて、昨夜の内に出発し赤石から悪沢まで縦走して下山してきた、と言うとかなりビックリされてしまった・・・。
 他の人達はバスを待っていたのだが、私はもう一踏ん張りで林道を走っていく。しかし、疲労と暑さで足は動かず、結局行きよりも時間がかかってヘロヘロになりながらも何とか夕立にも遭わず16時前にやっとの事で沼平のゲートに帰り着いた\(^_^)/。
 赤石温泉も口坂本温泉も16時で終了するので、20時までやっている接阻峡温泉会館で汗を流し(\300)、帰路についた。

 最初は林道、そして赤石岳までの標高差2000m近い登り、大きなアップダウン、悪沢岳から椹島まで約2000mの下り、最後に又林道と合計距離約60km、コースタイム33h55m(2000年版エアリアマップで)はさすがにきついものがありました。でも、なかなかクセになりそうです(^^ゞ。

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