富士山（吉田口から）
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-tanaka-
体力度について
- GPS
- 16:38
- 距離
- 161km
- 登り
- 6,064m
- 下り
- 3,808m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 5:00
- 休憩
- 1:23
- 合計
- 6:23
- 山行
- 6:46
- 休憩
- 3:00
- 合計
- 9:46
| 天候 | 1日目／曇り 2日目／晴れのち曇り |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2019年05月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
バス
帰り／吉田口からバスで新宿 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
6合目から雪あり。山頂付近は雪なのでアイゼンピッケルは必須。 |
| 予約できる山小屋 |
里見平★星観荘
|
写真
佐藤小屋は今まで行ったどの小屋よりも親しみ深く、優しかった。ご家族の人柄なのだろうなぁ。と、まるで我が家にいる気分だった。
2
いつも気になる狛犬が小さな狛犬を足でギュっとしている。奥多摩の神社でも同じだったなぁ。どうしてかご存知の方、良かったら教えてください。
下山後は時間があったので直接バス停へ行かず、佐藤小屋へ無事登頂のご報告へ。ビールを買ったらカレーのおすそ分けをいただきました。本当に美味しかった。
3
写真では分かり辛いけれど、ゴミ。雪解けで登山道へ流れてくるのでしょう。登っている時も小屋周辺にはゴミが多かった。富士は風が強いのでゴミ捨てないように気を付けても飛ばされてしまうこともあるのだと思うけど、それを見越して準備するようにしたい。
感想
今回は結構背伸びをした山行を行った。
残雪期富士の登頂。夏は3度ほど登っているが雪の時期は初めて。
奥多摩主脈縦走でアイゼン歩行や雪山に少しは慣れ、どうしようか悩んだ末決行した。
土曜に佐藤小屋で前泊。翌朝、前日に確認した日の出前に暗くても進めるところ（花小屋）まで歩をすすめ、腹ごしらえし目視でトレースが追える頃に出発。
標準コースタイムでは五合目からは約6時間。帰りのバスを考慮すると10時には下山を開始する予定とした。もし叶うなら剣ヶ峰まで行きたい。
雪はあったもののガチガチの氷ではなかったのでアイゼンが効き、高度を稼げた。
結果、8時には吉田口山頂へ到着できた。片道1時間として9時に引き返す想定で剣ヶ峰まで向かい到着できた。嬉しかった。
前日の佐藤小屋ではツアーのガイドさん達がお客さんを引き連れており、少し会話する機会があった。
夏は3度ほど富士山登頂しているが、冬は初めて。単独。やめた方が良いと思う。と助言をいただいた。その時、自分の考えがいかに甘いか恥ずかしくなった。雪がある富士はそんなに甘くないのだ。
そもそも雪のある富士（雪がなくとも、どの山でも）に単独で登るのは、おそらく推奨されないことだろう。滑落停止の訓練など受けたこともない素人が挑むべきではない。リスクが高い。自分の中では良く考え準備したつもりでも全然浅い考えだったことを痛感した。
アイゼン歩行は奥秩父で数日毎日歩き続けても、歯と歯が当たることがあり、今回の山行では2度ほど転んだ。平坦だったから良かったものの8合目の斜面なら命を落としていただろう。
幸いにも快晴、微風の好条件だったので今回はたまたま山頂まで行けたに過ぎない。ということを心に留め今後の課題としたい。
冬山に登るなら同じ山域にチャレンジできる仲間を作り、しかるべき訓練を受けることが必要だと思った。本当ならどうでも良い自分の事を考えて助言をくださった山の先輩はに感謝します。
話は変わり、佐藤小屋についても感想を記録しておきたい。
ご家族で運営されており、自分が行った際はご夫婦と息子さんの3人がいらっしゃった。3人とも気さくで嫌な所が一つもなく本当に優しい方達だった。
富士山で今時期営業している小屋はここだけであり、それだけでも宿を提供してあげているんだぞ。という雰囲気がありそうだが、それが全くなかった。それどころか自分の家なのかも。と錯覚するほどだ。お客さんがいないので自分がたまたまそういう扱いを受けているのかと思いきや、トレランで走りに来て昼食を食べる人達にも「こっちのあったかいところで食べなよ」など優しい。この気さくさと優しさは笠取小屋のご主人を思い出した。
前日に七合目まで様子を見に行く際も「帰りの時間はどのくらい？」「帰ってくるの待ってるからね」「行ってらっしゃい」と気にしてくれる。思えば私生活でも最後に「帰ってくるの待ってる」なんて言われたのは何年、何十年振りだろうという感覚だ。富士山という場所、冬も営業するというところで、もしかするとそのまま帰ってこない人もいたのだろうか。と色々と想像してしまった。
年末年始は年越し営業をするらしく、飲み放題\12,000（赤字）らしい。
自分は実家が無いので年越しは山小屋で過ごすことにしている。
去年の年越しは福島の黒鉄小屋。今年は建て替えかもしれないので、佐藤小屋に行けたら行ってみようかな。と思った。
課題は積み重なったものの、日本一の山富士の残雪期登頂成功。また少し前進できた気がする。次は白山に行ってみたいなぁと妄想中。夏かな。
以上です。
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