記録ID: 1856108
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
磐梯・吾妻・安達太良
飯豊望観の県境稜線を歩く「鉢伏山・飯森山・栂峰」[日中ダムから]
2019年05月19日(日) [日帰り]


体力度
6
1〜2泊以上が適当
- GPS
- 08:28
- 距離
- 21.8km
- 登り
- 1,990m
- 下り
- 1,971m
コースタイム
天候 | 曇りのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
・駐車スペースは10台程度 |
コース状況/ 危険箇所等 |
★登山道整備度:3(良5・4・3・2・1悪)階段や木道、鎖等の整備度 ※飯森山〜栂峰の間は夏道無し(積雪期限定) ★体力難易度 :4.5(難5・4・3・2・1易)歩行距離、累積標高差、急登等 ★技術難易度 :3(難5・4・3・2・1易)岩場等の頻度及び危険性等 ★登山道の眺望:3(良5・4・3・2・1悪) ★山頂の眺望 :4(良5・4・3・2・1悪) 【すれ違った登山者の数:0人】 ◆ルートの状況(登山口〜飯森山) ・登山道が整備された区間。特に階段等は設置されていないので急登区間はやや歩き難いが、ルートが幅広く刈り払いされているので緩やかな林内は歩きやすい。ただし、一部の稜線で東側が少し切れ落ちている区間があるので慎重に通過しよう。 ・標高490mの登山口から標高1381mの地蔵までアップダウンが少ないが、これ以降、小さなピークも含め、大倉ノ頭、鉢伏山、そして飯森山まで、標高差50〜100mのアップダウンもあって、ややドS的なルート。体力に自信のない方は、飯森山同様に眺望の良い鉢伏山を目標にしても良いかも。 ・特に技術レベルの高い区間はないものの、残雪で夏道が埋まっている区間があるので、ちょっとしたルーファイが必要(尾根に沿って進めば支障はないが)。 ・現時点の残雪区間の割合は、登山口〜地蔵:5%以下、地蔵〜鉢伏山:約50%、鉢伏山〜飯森山:約90%となっている。 ◆ルートの状況(飯森山〜栂峰) ・福島県と山形県の県境稜線となり、昔は登山道があったらしいが、現在は完全に廃道化しており(栂峰西側の蔵王神社から栂峰区間は登山道あり)、積雪期でないと歩行は困難。 ・飯森山から標高差150mを下り、栂峰まで標高差100mを登り返していく。 ・現時点で、ほぼ全区間で雪面を歩くことができたが、飯森山からP1441までの稜線で2箇所(30〜50m区間)は雪が無く藪漕ぎが必要だった。 ・栂峰の南西側ピーク(P1497)や蔵王神社周辺は、不明瞭の尾根もあり、また、ブナやオオシラビソに覆われ地形が見え難くいので、道迷いに注意してルーファイする必要がある。 ・2箇所の藪漕ぎ以外は、残雪に乗ることが可能でルートの約98%は雪面歩きができた。残雪区間は、危険性のある雪庇やクラックはないが、やや急登な斜面(約30度ほどの雪面)も短区間あるので注意したい。 ◆本日の雪山装備 ・チェーンスパイク+ストックのみ。雪面は全体的に締まってワカン等は不要だが、昼頃は雪面が緩みチェーンスパイクはグリップが甘かった。 ・飯森山から栂峰区間は、最低限、10本爪アイゼン程度はあった方がよかったかも。 |
写真
撮影機器:
感想
今回の山行は、新潟市内から比較的近い未踏の山の中から「眺望、残雪歩き、花等」をポイントに楽しめそうな山を選んでみました。
結果、登る山は、東北100名山の栂峰、うつくしま100名山の鉢伏山&飯森山。
福島県と山形県の県境稜線を歩き、名峰の飯豊連峰を眺めようと思います。
早朝は雲が多く視程もイマイチでしたが、徐々に青空が広がり、雲に隠れていた飯豊山も昼前には顔を出してくれました。
また、現在は登山道のない飯森山から栂峰区間は、事前の下調べをしていなかったので、色々と不安な点はありましたが、久しぶりに激藪と格闘したり、繋がっている雪面をルーファイしたり、ちょっとした冒険気分を味わいながら静かな山歩きを満喫しました。
お気に入りした人
人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:2102人
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する