宮之浦岳ー九州最高峰ー@屋久島(淀川口~宮之浦岳~縄文杉~白谷雲水峡)
- GPS
- 49:30
- 距離
- 19.3km
- 登り
- 1,211m
- 下り
- 1,959m
コースタイム
15:30 淀川口-16:30 淀川小屋
4月28日
6:00 淀川小屋-7:50 花之江河-9:00 投石平-11:00 宮之浦岳 12:00-12:30 焼野三叉路-15:30 新高塚小屋
4月29日
6:20 新高塚小屋-7:15 高塚小屋-7:30 縄文杉 7:45-9:10 ウィルソン株-10:45 楠川分かれ11:00-13:00 白谷山荘 13:20-14:00白谷雲水峡バス停
天候 | 1、2日目 晴れ 3日目 晴れ後曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス タクシー 自家用車
飛行機
当初、屋久島空港からタクシーにて淀川口へ移動する予定でしたが、屋久島在住の義兄のお父様のご好意により登山口まで自家用車で送っていただきました。 下山後、白谷雲水峡からはバスに乗る予定でしたが、こちらでは同じルートを歩いておられた方に声を掛けていただき、宮之浦までタクシーを相乗りしました。(約2600円/1台) |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆道の状況◆ 非常に丁寧に整備された登山道です。 登山道上の木の根には滑り止めの切り込みが彫られ、 岩場にはロープが設置されるなど、特に危険箇所はありません。 ただ、元々水が豊富なところゆえ、 雨天時、雨天後は要注意だと思われます。 ◆登山ポスト◆ 屋久島空港もしくは淀川登山口に有り。 ◆その他情報◆ <トイレ> 淀川登山口、淀川小屋、新高塚小屋、楠川分かれ付近のトイレを利用。 淀川小屋のトイレのみ「ぼっとん便所」ですが、清潔なトイレです。 その他は全て水洗、バイオトイレなどでびっくりするほど綺麗なトイレです。 登山道上には携帯トイレ用のブースもあります。 <水場> 各小屋の付近、登山道上に水場は点在。 ヤマレコでは「臭いが…」などの情報がありましたが 鈍感なのか私は全く問題なし。 <温泉> 下山後に宮之浦にてレンタカーを借りて空港横の「まんてん」(利用料金1200円:タオル、ジャンプーなど込み)にてお風呂の予定でしたが、 またまた義兄のお父様のご好意により予定変更となり、 温泉は行かずでした。 |
写真
感想
1ヶ月前に急に思い立った屋久島への旅。
(旅の始まりの物語りはこちらです→http://www.yamareco.com/modules/diary/8446-detail-32720)
そう、屋久島在住の義兄のお父様から戴いたタンカンが
私を屋久島へと呼んでくれたのです。
友人から聞いたトイレ問題(友人が訪れたときはキャパシティオーバーでトイレが大変なことになっていたそう…)、
縄文杉へと流れ込む大量の人の群れは時に森の中に都会なみの雑踏を生む…など、
耳にする話は今まで私を屋久島から遠ざけるのに十分でした。
それに加えて私は北アルプスや八ヶ岳のような、どこから見ても圧倒されるような大きな山が大好き。
宮之浦岳は山と言っても2000メートル以下だし…
と思っていました。
でも、突然呼ばれた気がしたんです、屋久島に。
行くと決まれば早速作戦の計画開始です。
まず、トイレ問題。
念のため携帯トイレを持参することにしました。
登山道上に携帯トイレ用のブースがあることもチェック。
使用済みのゴミは各登山口にて回収していただけます。
そして、人の問題。
GWに行くからには混雑必至ですが、
休みを金曜日から取って1日早めに屋久島入りし、
さらに日帰り登山者と縄文杉で鉢会わないようルートを選択。
小屋泊まりはあっさりと諦め、テントを持参。
意外と簡単に問題は解決しました(笑)
あとはのろまの亀歩きの私達なので、
山歩きは2泊3日の日程としました。
(荷物は増えました…( ;´Д`) )
***
気を遣われても悪いので…と思っていましたが
姉経由で屋久島在住の義兄のお父様(以下Hさんとします)に
私達の計画が知れることとなりました。
出発2日前に姉から連絡があり、空港から登山口まで送って下さるとのこと。
有り難い限りです。
姉の結婚式以来、2度めの対面でしたが、
空港に着くなり手を振って出迎えていただきました。
登山口までの道中、昼食にと飛び魚の姿揚げを食べに連れて下さり、
さらに専属ガイドさんのようにたくさん屋久島の話をして下さり、
飽きることのない時間を過ごしました。
おまけに、
「山から降りて来た日はうちに泊まりなさい!」
「電話くれたら迎えに行くし、島観光にも連れて行ってあげるからレンタカーはキャンセルしなさい!」
と言って下さり、そしてそれが飾ることのない本心だと伝わってきたので、素直にその言葉に甘えさせていただくことにしました。
***
宮之浦岳経由の縦走は想像通りの歩きごたえのある長い道のりでした。
名もない大きな大木がそこかしこにあり、
大きな一枚岩があり、
見たこともないような奇岩がゴロゴロ…
そして川の流れる苔むした森の中から、
笹が覆い茂る山頂付近まで、
めくるめく風景。
人が集まるところには、やはりそれ相応の、もしかしたらそれ以上の魅力があるんだと感じました。
***
下山後、Hさんと再び合流。
翌日には離島する私達のために駆け足で島一周観光に連れて行って下さいました。
島の壮大な自然に感動しましたが、
Hさんの温かさにも感動しました。
Hさんは「縁を大切にする」という言葉を口にされていました。
まさに、私達とHさんの出会いも縁です。
そしてまさにその縁を大切にして下さっていることが痛いほど伝わって来ました。
屋久島で何千年と生きる大きな大きな大木にとっては
私達の命はほんの僅かなものです。
その僅かな間に、泣いたり、笑ったり…
仕事に、私生活に、毎日目の前のことにあくせく忙しい私達。
でも忙しくとも心は失わないように…
僅かな命ならばこそ、縁を大切にして生きていきたいものです。
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