宮之浦岳・永田岳 花咲く南の洋上アルプス

2024年05月15日(水) [日帰り]

• GPS: 10:13
• 距離: 18.0km
• 登り: 1,415m
• 下り: 1,402m

コースタイム

日帰り

• 山行: 8:31
• 休憩: 1:39
• 合計: 10:10

4:57 淀川登山口
5:31 5:32 淀川小屋
6:19 6:21 展望台
6:26 6:30 小花之江河
6:37 6:50 花之江河
7:01 7:01 黒味岳分かれ
7:21 7:21 投石平
7:27 7:28 投石の岩屋
8:26 8:27 栗生岳
8:43 8:59 宮之浦岳
9:14 9:14 焼野三叉路
9:56 10:23 永田岳
10:58 10:59 焼野三叉路
11:15 11:40 宮之浦岳
11:51 11:52 栗生岳
12:51 12:52 投石の岩屋
12:55 12:55 投石平
13:16 13:17 黒味岳分かれ
13:30 13:40 花之江河
13:47 13:50 小花之江河
13:55 13:56 展望台
14:37 14:37 淀川小屋
15:09 15:09 淀川登山口
15:10 ゴール地点

天候

朝早くは曇りがちだったが、昼頃から快晴に。

アクセス

利用交通機関：

自家用車

レンタカーで安房の街から50分走り、淀川口駐車場。4時25分に5番目に到着。線で区画されている4台分は埋まっていたので、100メートル下の道路脇の空きスペースに停めました。後から来た方は、駐車場奥の区画されていない場所に停めていましたが、屋久島町のホームページでは、駐車場と表示されていない場所です。広報があいまいで黙認しているのだと思いますが、停められた方は結果的にラッキーでしたね。

http://www.town.yakushima.kagoshima.jp/pickup/45248/

コース状況／危険箇所等

良く整備されている。花崗岩なので滑りにくいが、ルート上に水が流れている箇所が多い。水の中を歩くことも多いので、出来ればスパッツ・ゲーターを履くのが望ましい。
ステップが大きく、大股歩きをしたり手を使う場所もあるので、出来ればダブルストックを持ち歩いた方が安全だと思う。

写真

5/15 5:20

夜明け前から登り始めました。この写真よりも早い時間からヘッドライト頼りに歩き始めていますが、暗過ぎて何も写りませんでした。

5/15 5:31

淀川小屋。空いていたそうです。

5/15 5:32

テントスペースですね。何張か使われていました。

5/15 5:32

淀川の橋。帰りに川の写真を撮りました。

5/15 5:46

木の根がうじゃうじゃ

5/15 6:17

整備された道

5/15 6:19

山頂に奇岩が

5/15 6:19

朝のうちは曇りがち

5/15 6:23

登りなのに、何故か下り。宮之浦岳登山では、こういう場所が多くて、帰りでも下り登りが連続します。

5/15 6:26

小花之江河

5/15 6:27

日本庭園みたい。

5/15 6:27

開けた場所

5/15 6:28

流れが豊か

5/15 6:33

中間地点。近くに花之江河があります。

5/15 6:48

花之江河分岐

5/15 6:36

花之江河。登山口から4キロくらい。地元の中学生などが遠足に来ます。

5/15 6:36

綺麗な湿原

5/15 6:48

奥の山々が借景になり、見事です。

5/15 6:49

花之江河外れにある分岐。左側へ登ります。
近くに携帯トイレブースがあります。

5/15 6:52

ルートが川そのもの。宮之浦岳登山の特徴ですね。

5/15 6:53

盛大に流れています。

5/15 7:00

黒味岳への分岐と、左側が進行方向。

5/15 7:12

ロープ場で下ります。少し滑りやすい。

5/15 7:16

険しいクラック気味の所に、ロープ。ステップが刻んであります。

5/15 7:18

見事な岩の上のルート

5/15 7:19

貴重な水場①。花之江河から直ぐの所にあります。

5/15 7:19

水が豊か

5/15 7:24

黒味岳、1831メートル。

5/15 7:24

黒味岳山頂に、2人立っているのが分かります。

5/15 7:25

投石岩屋付近の道標

5/15 7:26

ヤクシマシャクナゲの花咲く良い時期に来ました。

5/15 7:32

ロープ場

5/15 7:33

長いロープ場。下は一枚岩ですが、花崗岩なので滑りにくい性質があります。

5/15 7:40

投石岳、1830メートル。

5/15 7:41

宮之浦岳が見えてきました。

5/15 7:42

絶妙な木道

5/15 7:43

これもルートです。

5/15 7:44

こういう状況では、水の中に靴が入るのは、しょうがないですね。

5/15 7:48

ニセ宮之浦岳＝安房岳1847メートル。

5/15 7:50

赤い蕾から、開花すると白い花が咲くみたいです。

5/15 8:05

行く手には宮之浦岳。ラスボス感満載！

5/15 8:07

満開

5/15 8:08

標高1720メートル付近の高所にある水場②。じゃんじゃん流れていて、冷たかったです。行きには飲みませんでしたが、天気が良くなったので、帰りにはガブガブ飲みました。2箇所の水場が有りますので、上手く補給することで、軽量化が可能です。

5/15 8:11

宮之浦岳まで、あと1キロ。

5/15 8:12

ヤクザル。屋久島の野生の猿。この辺りにたくさんいました。

5/15 8:13

携帯トイレブース。ここは宮之浦岳近くにあります。しっかりしたトイレは、淀川登山口と淀川小屋ですので、山中ではいくつかの携帯トイレブースを使うことになります。

5/15 8:15

スターウォーズに出てくる帝国軍のロボットみたい。自然にこうなるのを疑ってしまいます。

5/15 8:17

振り返ってみた左から翁岳1860メートル、安房岳1847メートル、投石岳1830メートルなど。

5/15 8:19

ヤクシマシャクナゲのトンネル

5/15 8:23

この辺りで作業員の方がルートを整備していました。

5/15 8:27

山頂付近に奇岩が多い。

5/15 8:29

人間の脳みそ？

5/15 8:35

宮之浦岳への最後の登り

5/15 8:41

宮之浦岳山頂標識、1936メートル。

5/15 8:45

一等三角点

5/15 8:42

登って来た道を振り返る。手前の緑の山々は、左から安房岳1847メートル、投石岳1830メートル、真ん中が黒味岳1831メートル。

5/15 11:39

宮之浦岳山頂にある標識。縦走コース上の0.5キロ先に焼野三叉路の分岐があり、左に曲がると永田岳への道が続いています。

5/15 8:43

これから行く永田岳。奥に東シナ海と口永良部島。

5/15 9:07

永田岳、1886メートル。屋久島第二の高峰です。
山頂は、4つのギザギザのうち右から2番目の大岩のある場所です。

5/15 9:10

縦走コース方向
２つの山小屋、縄文杉へ続き、白谷雲水峡か荒川登山口に下山します。

5/15 9:11

ヤクシマシャクナゲが、一面に咲き誇っています♪

5/15 9:12

すごい量

5/15 9:13

永田岳とヤクシマシャクナゲ

5/15 9:14

焼野三叉路で左方向の永田岳へ1.5キロ。

5/15 9:36

永田岳への道

5/15 9:35

永田岳が近くなりました。奇岩の山。

5/15 9:35

永田岳山頂の岩に人が座っています。少し苦労しますが、私も登りました。山頂標識近くの岩から岩の間を飛び移るよりも、２つの岩の間をよじ登った方が安全かも。無理はくれぐれもしないで。

5/15 9:52

奇岩の数々

5/15 9:53

永田岳山頂付近

5/15 9:59

永田岳山頂の岩から見た東シナ海

5/15 10:00

宮之浦岳

5/15 10:01

永田岳山頂標識、1886メートル。

5/15 10:05

永田岳山頂の岩によじ登って見る景色

5/15 10:07

パノラマ写真。宮之浦岳から東シナ海まで

5/15 10:10

永田の集落と東シナ海

5/15 10:11

宮之浦岳と右は投石岳1830メートル、黒味岳1831メートル、右奥にジンネム高盤岳1734メートルなど。

5/15 10:13

宮之浦岳の勇姿。永田岳からだと、大きく見えます。

5/15 10:13

ガスが上がって来ました。昼に近くなる時間ほど、影響を受けると思います。

5/15 10:30

宮之浦岳とヤクシマシャクナゲ①

5/15 10:35

宮之浦岳とヤクシマシャクナゲ②

5/15 10:39

永田岳の奇岩群

5/15 10:40

快晴となり、非常に暑くなりました。5月でこれですから、夏は大変だと思います。

5/15 10:43

ヤクシマシャクナゲのトンネル。
通る人を祝福しているみたい♪

5/15 10:45

青空に映える永田岳、手前にヤクシマシャクナゲ。

5/15 10:49

晴れ上がる宮之浦岳

5/15 12:16

帰り道から振り返る快晴の宮之浦岳

5/15 12:16

青空に映える宮之浦岳のアップ

5/15 12:27

5/15 12:35

左が黒味岳

5/15 12:42

黒味岳
山頂が大岩なのが目印です。

5/15 12:45

最も険しい下り。高度感がなかなか。

5/15 12:57

クラックの中にロープ

5/15 13:02

帰り道なのに登りのロープ場

5/15 13:17

黒味岳分岐。ここだけ携帯の電波が一瞬入りました。

5/15 13:40

青空に映える花之江河と奥には黒味岳など。

5/15 13:49

青空に映える小花之江河。スニーカーでノースリーブ姿の外人さんとすれ違いました。花之江河までは、そうしたいでたちの人も来ますね。

5/15 13:49

反対側

5/15 14:23

屋久杉の根本が空洞になっており、緊急時には使えそうです。

5/15 14:36

淀川にかかる橋の上から。非常に澄んだ水で、川底が良く見えます。

5/15 14:37

淀川小屋。この時間帯ですから、今夜の宿を覗かれているのかな？

5/15 15:03

帰り道なのに登りです。つらい…

5/15 15:09

淀川登山口に戻りました。

5/15 15:11

奥に5台くらい駐車

5/15 15:16

手前の駐車場は4台の区画がありますが、朝早くから出ていますので、皆さん既に帰っています。私は、たぶん一番早く登山口から登ったと思いますが、永田岳往復を追加するとやはりかなりしんどかったですね。

5/15 16:05

帰りの道路から見た快晴の屋久島の山並み

5/15 16:06

安房の集落と東シナ海

5/16 7:58

翌日の山並み

5/16 7:58

快晴の下の屋久島の山

5/16 8:00

安房の集落と太陽に照らされた東シナ海

5/16 9:15

屋久島空港で、イワタニのカートリッジが大量に売られていました。飛行機に持ち込めないですからね。
手袋が275円って？随分安くないですか？

5/16 10:07

屋久島始発の飛行機。始発が飛んだ後、台風並みの記録的な暴風のため、2番目の飛行機が欠航になりました。
瞬間的には、風速20メートルを超えたと思います。止まっている飛行機でも、強風で激しく揺れていました。
次以降の便も満席ですから、屋久島を出るには、高速船しか手段がありません。フェリーは白波が立つと欠航しますので、この日は始発から欠航でした。

5/16 10:07

屋久島空港越しの山々

5/17 11:46

17日に開聞岳山頂から撮った屋久島。真ん中の双耳峰のように見える２つのピークのうち、右が屋久島第二の高峰永田岳1886メートル、左が宮之浦岳1936メートルの九州最高峰です。
屋久島全体のシルエットは、海に浮かんでいる要塞のようでなかなか格好良いですね。

撮影機器：

iPhone 13 Pro Max 256GB SIMフリー Apple

感想

hirocroc

ヤクシマシャクナゲの満開の時期に当たり、青空にも恵まれて、非常に楽しい山行になりました。日程には余裕を持たせて、一番天気予報の良い日を宮之浦岳登山に振り向けることが出来たのが良かったと思います。5月中旬で晴れると既に暑さを感じるものの、梅雨入り前のこの時期までの春と秋の涼しい時期が、宮之浦岳登山に向いているように感じます。

宮之浦岳ピストンだと時間が余る気がして、屋久島第二の高峰永田岳まで足を伸ばしましたが、これが結構きつかったです。アタックでしたのでほぼ空身にして水は500CCを持って行きましたが、天候が回復して快晴になったので暑くなり、喉がカラカラになりました。2時間以上行動しましたので、500CCでは足りなかったですね。宮之浦岳への登り返しは息があがりました。2時間かかる場合は、アタックザックを用意して水は1リットル携行する必要があると感じました。

標準コースタイムよりも若干早い時間の山行となりましたが、登り下りともにアップダウンが有り、ロープ場などの険しい箇所も有りますので、他の山域よりも時間がかかる気がしています。計画を立てる際には、少し留意されるといいと思います。