ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 187174
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
屋久島

屋久島宮之浦岳(過去山行)

1989年12月30日(土) 〜 1990年01月01日(月)
 - 拍手
GPS
45:30
距離
19.8km
登り
1,184m
下り
1,938m

コースタイム

12/30 淀川入口14:30→15:30淀川小屋
12/31 淀川小屋07:00→宮之浦岳→18:30高塚小屋
1/1  高塚小屋07:30→12:00白谷雲水峡
天候 雪のち晴れ
アクセス
花之江河
2012年05月04日 10:48撮影
5/4 10:48
花之江河
花之江河
2012年05月04日 10:48撮影
5/4 10:48
花之江河
宮之浦岳へ
宮之浦岳山頂
2012年05月04日 10:52撮影
5/4 10:52
宮之浦岳山頂
宮之浦岳を振り返って
宮之浦岳を振り返って
ウィルソン株
屋久島の山々

感想

過去の山行記録です。

12/30 鹿児島よりフェリーに乗り屋久島に向かう。外海に出ると波が高く船は激しく揺れる。気持ちが悪くならないようにと目をつぶって耐える。約3時間の船旅、しかし、当然のことながら外を眺めるなんて暴挙はしなかった。
やっとの思いで屋久島に到着。
しかし休む暇もなく、バスが出発しようとしている。あわてて、バスに乗り込む。バスの中のガソリンのにおい。はっきり言って気持ち悪くなってきた。
天気は悪い。屋久島空港をバスが過ぎるあたりで突然の雨。さすが屋久島と感激する。
安房でバスを降りる。運よくタクシーを捕まえ、同行者も捕まえることができた。淀川入口まで車で行く。海岸付近では雨だったが、山の中に入るにしたがって雪に変わっていく。淀川入口で車を降りる。いよいよ登山開始である。今日は淀川小屋までだから、約1時間強の道のり。そんなにつらくはない。用意を整えて歩き始める。道には雪がうっすらと積もっている。少し疲れてきた頃、淀川小屋が見えてきた。
立派な小屋であ。しかし、小屋に入ってみてがっかりした。毛布がない。
実はこの山行、ウレタンマットもガスコンロも忘れてきたのであった。つまり冷えたものしか食べることができず、しかも冷たい床の上にじかにシェラフを敷くことになるのである。
本当に大丈夫だろうか。寒くて寒くて眠れないのではないか?そんな不安が広がる。そして夜が訪れた…。

12/31 しかし、気がついたら、朝6時過ぎであった。予定では5時に起きるつもりだったのに。さあ、出かけようという時になり、中高年の2人連れの登山者が声をかけてきた。「一緒に行きましょう」というのだ。冬山だし、一緒の方が心強いと思い、OKしたのがとんでもない間違いだった。
この2人遅い。とてつもなく遅い。今日はなんとしても高塚小屋まで行かなければならないのに。
楽しみにしていた花之江河は雪で埋もれていた。唯、それほど風は強くないので寒くはないが。それにしても2人は遅い。そのうち、初心者らしい1人は遅れがちになっていく。これ以上、遅れてたまるものかと思い仕方なく荷物の一部をもってあげることにする。
約コースタイムより3時間近く遅れて宮之浦岳山頂に着く。あまりにも遅いため、疲れたという感じは全然しない。
時間オーバーの為、2人連れは近くの避難小屋に行くことを提案するが、こちらとしてはとても受け入れられない話である。結局、高塚小屋に向かう。
のろのろと2人は進む。途中、日が暮れてくる。ヘッドライトの明かりを頼りに進む。結局、18時30分頃、高塚小屋に着く。
小屋はすでにいっぱい。なんとか中に押し込ませてもらう。2人連れはお礼と言ってお菓子やおつまみをくれたが、それよりお詫びを言ってもらいたかった。
この日も冷たい床の上にシュラフを敷く。ラジオをつけると紅白をやっていた。しらずしらずのうちに眠りについていた。

1/1 次の日、またしても6時30分頃起きる。しかしよく眠るものだ。我ながらあきれてしまう。
朝、出かける時に例の2人連れに会う。今日はもう勘弁と思い、サッと先に行く。
途中、ウィルソン杉や縄文杉を見る。ああ屋久島にいるのだなという感じになる。振り返ると青い空に宮之浦岳が見える。やったという気持ち。やはり山を見なければ来た感じがしない。途中、うっそうとした屋久杉の原生林を通り、昼過ぎに白谷雲水峡に着く。
一時間後、予約していたタクシーが来て、港へ。
船を待っている間、暖かい日が気持ち良く身体にあたる。ああ、新年だなぁと思いつつ、船を待っていた。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:805人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら