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Yamareco

記録ID: 1883165
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
谷川・武尊

谷川岳 白毛門から馬蹄形半周し土樽へ

2019年06月05日(水) 〜 2019年06月06日(木)
 - 拍手
GPS
32:00
距離
19.2km
登り
1,681m
下り
1,770m

コースタイム

1日目 土合橋4:00→松の木沢の頭9:00→白毛門10:30→笠ヶ岳13:00
→朝日岳15:40→清水峠18:30→白崩避難小屋泊
2日目白崩避難小屋5:00→七ツ小屋山6:00→蓬ヒュッテ7:10→土樽駅11:30
  
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2019年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
土合駅前に駐車
コース状況/
危険箇所等
・土合→白毛門 アップアップ登り 山頂虫多し蚊取り・ハッカ水有効
・白毛門→笠ヶ岳 笠ヶ岳に登る箇所 雪渓から流れる水登山道を覆う
・笠ヶ岳→朝日岳 アップダウンのロングトレイル
・朝日岳→清水峠 清水峠へ下るザレ場注意
・蓬峠→東又出合い 雪渓が残っておりステップ切りを強いられる
・東又出合い→渡渉3〜4箇所あり慎重に
・土樽発12:28水上行きに乗るためには清水峠を最低5:30出発のこと
その他周辺情報 ・湯テルメ谷川 岳人の湯契約3月で終わったとのこと。水上市の観光地 図「おいでちゃんまっぷ」(湯テルメ谷川CMつき)を持参すると570円→470円で入れる
白毛門をめざして
白毛門をめざして
白毛門を目指して土合橋駐車場から出発
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白毛門を目指して土合橋駐車場から出発
やっと谷川岳が見えて来た
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やっと谷川岳が見えて来た
自然のビバーク地
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自然のビバーク地
生命力ある檜
青空に向かって
イワウチワ
岩稜帯越えて
タムシバとこれから向かう白毛門 ビックリセミが飛ぶ写っている
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タムシバとこれから向かう白毛門 ビックリセミが飛ぶ写っている
松の木沢の頭 やっと着く何でも水8Lを背負っている
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松の木沢の頭 やっと着く何でも水8Lを背負っている
800人余りの命を奪った魔の山 谷川岳 一の倉沢も今日は穏やか
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800人余りの命を奪った魔の山 谷川岳 一の倉沢も今日は穏やか
まだまだ白毛門、早く来いと言っている
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まだまだ白毛門、早く来いと言っている
谷川連峰いいな―
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谷川連峰いいな―
ジジ岩 ババ岩 どちらが?
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ジジ岩 ババ岩 どちらが?
半袖1枚で十分 風が心地よい
半袖1枚で十分 風が心地よい
タテヤマリンドウ
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タテヤマリンドウ
左から谷川岳 ノゾキ 一ノ倉岳 茂倉岳 左からマチガ沢 一の倉沢 幽ノ沢
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左から谷川岳 ノゾキ 一ノ倉岳 茂倉岳 左からマチガ沢 一の倉沢 幽ノ沢
岩塊の先に白毛門は待っている
岩塊の先に白毛門は待っている
これから行く笠ヶ岳も見えて来た
これから行く笠ヶ岳も見えて来た
やっと来ました噂の白毛門 山頂で人休み 虫が多くて肌にまとわりかんべん、蚊取り線香で避ける効果抜群
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やっと来ました噂の白毛門 山頂で人休み 虫が多くて肌にまとわりかんべん、蚊取り線香で避ける効果抜群
笠ヶ岳朝日岳方面
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笠ヶ岳朝日岳方面
雪渓上を歩く
シャクナゲ綺麗可憐微笑
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シャクナゲ綺麗可憐微笑
袴のひだたれが由縁ショウジョウバカマ
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袴のひだたれが由縁ショウジョウバカマ
トウゴクミツバツツジ 心なしか奥多摩の色より濃いと思いきやムラサキヤシオだって
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トウゴクミツバツツジ 心なしか奥多摩の色より濃いと思いきやムラサキヤシオだって
再び拝む谷川連峰
再び拝む谷川連峰
今が盛り 見てね!こんな綺麗って!
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今が盛り 見てね!こんな綺麗って!
見れば見るほど歩き涯あり(笑)この辺から真面目に行かねば明るいうちに着かないよー
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見れば見るほど歩き涯あり(笑)この辺から真面目に行かねば明るいうちに着かないよー
鞍部とは良く言ったものだそっくり
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鞍部とは良く言ったものだそっくり
小鳥帽子 大鳥帽子方面は雲湧く
小鳥帽子 大鳥帽子方面は雲湧く
笠ヶ岳山頂 北アの山の名称と同じここも虫がすごい
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笠ヶ岳山頂 北アの山の名称と同じここも虫がすごい
これからまだまだありまっせ!!
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これからまだまだありまっせ!!
シャクナゲいいね!
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シャクナゲいいね!
非難小屋鉄製 中は蒸している
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非難小屋鉄製 中は蒸している
冬はどれだけの命を救ったことでしょう。道添いにはモニュメントあり合掌
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冬はどれだけの命を救ったことでしょう。道添いにはモニュメントあり合掌
これから行く大鳥帽子
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これから行く大鳥帽子
鞍部は石楠花庭園
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鞍部は石楠花庭園
つぼみは真紅咲けば桃色吐息
つぼみは真紅咲けば桃色吐息
撮ってと言わんばかりに咲いている
撮ってと言わんばかりに咲いている
雪渓から谷底を除く
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雪渓から谷底を除く
雪渓上から杣道へ
雪渓上から杣道へ
朝日岳山頂
チングルマ
三角点こんなに飛び出していいのかな
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三角点こんなに飛び出していいのかな
上越の山を見ながら
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上越の山を見ながら
越えて来た登山道 一番向こうは笠ヶ岳
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越えて来た登山道 一番向こうは笠ヶ岳
ホソバナウスユキソウ
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ホソバナウスユキソウ
ジャンクションピーク 宝川温泉との岐路
ジャンクションピーク 宝川温泉との岐路
まるで草原
上越国境巻機山への 道無しとある(積雪時期にあるく)
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上越国境巻機山への 道無しとある(積雪時期にあるく)
上越国境へ続く
大源太山が見えて来た
大源太山が見えて来た
タムシバ咲き
ムラサキヤシオ咲き
ムラサキヤシオ咲き
東洋のマッターホルン大源太山が見えて来た
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東洋のマッターホルン大源太山が見えて来た
夕方の試練
大源太山に目を取られルート見損ない雪渓下まで下りた降りてはダメ藪漕ぎで元の道を探った 
大源太山に目を取られルート見損ない雪渓下まで下りた降りてはダメ藪漕ぎで元の道を探った 
夕日が沈む 送電線監視所と白崩避難小屋が見えて来た
夕日が沈む 送電線監視所と白崩避難小屋が見えて来た
白崩避難小屋本日お世話になります 貸切でした
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白崩避難小屋本日お世話になります 貸切でした
裏に祠があって
送電線監視所
2日目 送電線監視所 蓬峠を目指す
2日目 送電線監視所 蓬峠を目指す
振り返って 避難小屋が小さくなった
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振り返って 避難小屋が小さくなった
大源太山カッコイイ
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大源太山カッコイイ
大源太山への道 いつか行こう!
大源太山への道 いつか行こう!
左先端七ツ小屋山
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左先端七ツ小屋山
アイゼン付けるのも面倒だしキックステップで上がり振り返って見る 赤い線
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アイゼン付けるのも面倒だしキックステップで上がり振り返って見る 赤い線
七ツ小屋山ピーク これでもう登りはない一息
七ツ小屋山ピーク これでもう登りはない一息
シラネアオイの道が続く
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シラネアオイの道が続く
遠雷響く 怪しげな雲
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遠雷響く 怪しげな雲
大源太山の尖峰 再び雷鳴が響く
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大源太山の尖峰 再び雷鳴が響く
蓬ヒュッテが見えて来た
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蓬ヒュッテが見えて来た
ヒュッテ全容
中を覗くと立派な設備 山好きと酒好きの会なんでしょう
中を覗くと立派な設備 山好きと酒好きの会なんでしょう
さあ土樽へ降りるぞ
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さあ土樽へ降りるぞ
美味しい水でした
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美味しい水でした
ステップをしっかり切って振り向いて撮った軌跡赤線1
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ステップをしっかり切って振り向いて撮った軌跡赤線1
振り向いて撮った軌跡赤線2
靴でガッツリステップ切らないと落ちる
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振り向いて撮った軌跡赤線2
靴でガッツリステップ切らないと落ちる
通って来た(赤線)所を振り向いて撮る キックステップもつかれる
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通って来た(赤線)所を振り向いて撮る キックステップもつかれる
靴を4回くらい雪面に蹴り込む、剥がれた雪が顔に当たる 
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靴を4回くらい雪面に蹴り込む、剥がれた雪が顔に当たる 
ダケカンバのゾーンに入る
ダケカンバのゾーンに入る
美味しい水を飲んで生き返る
美味しい水を飲んで生き返る
雪解け滝
白緑桃の競演1
心洗われるピンク
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心洗われるピンク
雪に耐えてるブナ1
雪に耐えてるブナ1
皆根本が曲がっている
皆根本が曲がっている
こちらも雪の重みを耐えて成長
こちらも雪の重みを耐えて成長
石段を下りると
やっと東又出合についた 
やっと東又出合についた 
ここから渡渉1
渡渉2 あと2ヶは大したことない
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渡渉2 あと2ヶは大したことない
長かった沢沿いの道も終わり
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長かった沢沿いの道も終わり
林道へ出る
タニウツギも迎えてくれた
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タニウツギも迎えてくれた
林道終着地駐車場あり4,5台かな
林道終着地駐車場あり4,5台かな
3年前は茂倉新道を使って土樽へ
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3年前は茂倉新道を使って土樽へ
土樽駅到着右登山届ポスト
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土樽駅到着右登山届ポスト
小説「雪国」の一節の案内
小説「雪国」の一節の案内
赤色今回のルート 青色2016年のルート 黄色2017年のルート ピンク色ルートここを歩けば馬蹄形完成 紫のルートいつか繋げたいルート
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赤色今回のルート 青色2016年のルート 黄色2017年のルート ピンク色ルートここを歩けば馬蹄形完成 紫のルートいつか繋げたいルート
清水トンネル案内
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清水トンネル案内
ホームで待っていると電車が来た 鉄ちゃんではないのでわからない
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ホームで待っていると電車が来た 鉄ちゃんではないのでわからない
去って行く てっちゃんなら直ぐ判るのだが
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去って行く てっちゃんなら直ぐ判るのだが
12:28の電車で土合へ向かう
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12:28の電車で土合へ向かう

装備

備考 ・日焼け止め ・ハッカ水(作り方後述) 蚊取り線香

感想

白毛門まで湿気と気温の高さで汗びっしょり、大量の汗をかき体温調節もうまくいかず時間ばかり経って高度を稼げない。松の木沢の頭でやっと視界が開けた。すこぶる天気に小鳥、セミも鳴き初夏の様相、足元には高山植物の花たちが可憐な姿で迎えてくれる。これから岩場に差し掛かる。凍結時は大変だろうと想像した。結氷のころ失敗した知人もいてより慎重になった。白毛門山頂は360°の見晴しに堪能する。谷川岳の主稜線と一の倉沢を始め2つの沢も雪渓が残って眺望が素晴らしい。余りの天気の良さに半袖となり(後で失敗)びっしょりの汗も風に吹き飛んで心地良い。昼食を早めに切り上げ、遅れた分を取り戻すべく足を急ぐも、今度は石楠花が現れて綺麗さに足を止める。カメラタイムとなり進まぬ山行。その後も次々と現れる。夕方まで避難小屋に入ればいいでしょうと自分に甘くなる。雪渓越えありアップダウンありで朝日岳着が16:00過ぎ、ジャンクションピーク辺りは池塘もあり木道あり、草原風景に見とれる。下りに差し掛かり登山道を埋めている雪渓を渡る。この雪渓一番下まで行ってしまい道に続いていない。これから登り返しの30mは時間もかかる。藪漕ぎしかない7m位北方向に登ると道が見つかったヤレヤレ。時間のあせりは視界を見失うものだと反省した。清水峠までの下りはザレ場あり、岩石露出に気を使った。やっとのことで東電の送電線鉄塔に着いた。落日であるしばし見とれながら下に目をやると、カタクリの群生が現れ紫可憐な花を目に焼き付けた。避難小屋はもう近い。先客ありかとこんばんは!と入ると誰もいない。半地下式で10人位は収容する広さでした。床もきれいに使われていた。一人の夜越しとなった。早速食事して本日の山行を想い出す。半袖になった腕が真っ赤で熱を持っている。リストバンドの所だけ白い。気圧の変化で風が出て窓を打つも睡魔が勝り眠りに就く。翌日朝4時起床、あったかいコーヒーとパン2ヶと流動マルチビタミンを飲み出発準備、B/Sキャンプの心得「来た時よりも美しく」「残すものは感謝のみ」で掃除、挨拶。5:00出発七ツ小屋山、蓬峠にかけての花はシラネアオイの可憐な紫が行く足を止める。今回の山行花は勿論こればかりではないウスユキソウ、チングルマ、アカモノ、ミツバツツジ、コイワカガミ、まさに百花繚乱山行となった。昨夜の前線通過の影響か雷鳴が遠くに響いた、早く低地に降りなければと焦るも花々が写真を撮ってと言わんばかりのアピールに負けパシャリパシャリ。蓬峠に着いた時安心感が出た。しばらく歩くと、雪渓下りの急こう配6本アイゼン出すのも時間かかるし、キックステップで乗り切ろうと決めた。雪面に水平方向に靴をけり込むこと4,5回、一歩を乗っけるとまた片足で4、5回蹴り込む、散った雪が顔にかかる、冷めて-
まだ雷は強さを増して来た。もどかしくも安全に乗り切ることが肝要だ。
 ダケカンバの林となり雨が降って来た。木立で雨をしのぎ雨具を準備してると、天気雨となって雨は止んで晴れとなった。また陽射しがきつい日になりそうである。やがて東沢出合の渡渉となり、如何に転ばず渡るべきか、失敗したら足元50センチはずぶぬれになる、3分ぐらい悩んだ末、滑りそうな石に垂直に乗って渡りきった。後は沢沿いに歩き、沢と別れ林道へ出る。土樽から土合まで260円、10分間の乗車であったが、ゆりかごの中にいるようであった。谷川連峰馬蹄半周は百花繚乱山行であった。
・活動距離21.9km・高低差1364m・累積標高登り/下り2540m/2623m・消費カロリー7908Kcalでした。麗嶺

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ハイキング 谷川・武尊 [日帰り]
上越・蓬峠越え
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技術レベル
2/5
体力レベル
3/5

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