大熊谷本流溯行崩レ俣谷下降
- GPS
- 09:51
- 距離
- 10.7km
- 登り
- 1,718m
- 下り
- 1,718m
コースタイム
- 山行
- 9:53
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 9:53
天候 | 曇時々晴れ時々小雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
その他周辺情報 | 温泉…奥伊勢フォレストピア |
写真
装備
個人装備 |
ヘルメット
15年前の破れまくってるfinetrackフラッドラッシュ
お尻とか穴開いてるユニクロのジョガーパンツ(長ズボン)
モンベルの沢ソックス
モンベルのゴム底沢靴
メッシュのポケット付チョッキ
雨合羽上着
ネオプレーンのスパッツ
ハーネス
ハーケン8枚くらい
カム3本
トライカム3本
Ballnatz数本
カラビナ10〜15個
シュリンゲ10本
30lザック
黒糖マーガリンパン
カントリーマーム
キャラメル
塩分チャージ
お茶500ccペットボトル2本
コーヒー500ccペットボトル1本
防水バッグ
スマホ
たわし
折りたためるコップ
スカイフック的なヤツ
畳めるライジャケ
スノーケル
競泳ゴーグル
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---|---|
共同装備 |
8mm30mx2本
8.1mmx10m1本
ジャンピングキット
キリ
リングボルト2本
|
感想
●行き先選定など
2018年7月に同じく、大熊谷本流遡行崩レ俣谷下降で計画し、tatsuyayさんと二人で実行に移したが、本流のゴルジュ遡行に手間取り、時間切れで、林業小屋跡から左岸ソマ道を辿り、途中でソマ道を見失い、藪藪の急斜面を時間をかけて数ピッチ降りて、なんとか下山した、、、ということがあった。
今回は そのリトライである。
が、前回とは少し異なる。
・日帰りで行くので、前回、既に沢通しで遡行した本流ゴルジュ部はソマ道でスキップし、時間短縮する。
・前回、途中で見失ったソマ道を、今回は下から辿ることにより、辿り易くなるはず。
・くだりルートは同じ。もし時間が不足するなら、安全をとって、長い林道歩きで下山もあり。
●6/7(金)
21:15頃、愛知県刈谷市の単身赴任宅を出発し、ガソリン給油後ノンストップで下道を名四国道→中勢バイパス→R42と通って、3時間で待ち合わせ場所のカラスキ谷公園着。ここはdocomo圏外。車中で寝袋かぶって寝た。結構すずしかった。
●6/8(土)
5:15 起床。朝食、準備後、取り付きへと車を走らせる。tatsuyayさんの車はプランBの林道下山のケースに備えて、林道の入り口にとめて、1台で大熊谷林道の奥へ。
6:20 駐車地から歩き始める。結構 暑い。前回下山時の記憶を頼りに、三滝谷出合までは暑さを我慢し、林道、ソマ道を辿る。林道は二箇所くらいショートカットした。ソマ道に入ると、木陰になり、涼しなった。
7:02 三滝谷出合着。ここからソマ道探しミッション。大滝の直下からリッジ状の歩き易いところをたどり、10〜15分いくと、フィックスロープをみつけ、ここが道であることを確信。が、その後、しばらくいくと、道が不明瞭となり、いったん戻って上へ登ったりしたが、道は見つからない。途中、登るためにいやらしい箇所をビレイしてもらって登った。なんとかトラバって その後おりていくと、明瞭な道が見つかった。荷物を置いて、道がどこまで続いてるか見に行ったが、少しいったところで山崩れの影響か、不明瞭というかタダの斜面になっていた。GPSログで見ると、水平距離で約100mの区間が、今回たどれなかったソマ道区間ということになる。100mの区間の途中には一部 残ってるところもある可能性もあるし、辿れなくはないのかも。ただ、去年7月にソマ道を下ったときは、何の苦労もなく通過できた区間だったので、昨秋の台風や大雨で大きく崩れた可能性が高いと考えている。
8:48 ソマ道終点からスグの20m滝の釜。綺麗な滝。前回きた時は、この左岸側をロープを出して登ってたら、たどりついたソマ道に人が居て びっくりした。その人は地元の人でソマ道が三滝谷までたどれることを教えてくれたのだった。
この後、しばらく癒し渓が続く。ビレイなしのシャワークライムが出来る滝も多い。とにかく滝が延々と続く。前日50mm/d程度 降ったと思われるので、増水気味のほうが楽しい区間なんやろうと思う。
9:30 一箇所、巻けば簡単と思える滝をロープを出して登った。少し滝を直登した後、左岸水流際をトラバースすべく、ビレイしてもらって登り始めたが、トラバースできず、軟鉄ハーケンうって、そこを支点にして一旦懸垂で降り、その後、ロープを抜いてから、再度、直上、モンキークライム。このモンキークライムもかなりいやらしく、落石ばんばん。このまま登ると落ちるやろなってゆう大きめの石があったので、tatsuyayさんに出来るだけよけてもらってから落としたが、石が落ちて割れて、その割れた石がtatsuyayさんに当たりそうで やばかった。懸垂の支点にしたハーケンとカラビナは半分あきらめてたが、tatsuyayさんが回収して上がってきてくれた。この滝を登り終えるのに1時間ついやした。その後、時間も限られてるので、あまり無理せず巻くとこは巻き、簡単なところだけ登るようにした。
11:10 7mほどの滝をフリーでシャワークライムで登った。水流左岸際から登り、中断で水流を浴びながら右岸に渡り、その後は階段状のところを簡単に落ち口まで。予定通りの谷を辿り、最後は右側に大規模な崩落箇所を見ながら、水がチョロチョロ流れてるところを登り、水が切れた後は、ズルズルしやすい所々木が生えた急斜面を、時には四つんばいになりながら、なるべく獣の踏み跡をたどって、喘登の後、尾根に出た。尾根に出てから登山道のテープを見つけるまではスグやった。しばらく登山道を辿り、地形図上の1285m地点と迷岳の間のコルあたりから崩レ俣谷に下降を始める。
12:56 登山道から崩レ俣谷への下降開始。しばらくはとても降り易い。藪なんてものはなく、というか、藪ではないところを選んで降りていってたわけやけど、林というのか。すごく歩きやすかった。しばらくは沢筋は辿らず、尾根状をたどった。
13:30頃 標高910m付近で沢筋に降り、そのまま下降。時々、滝を巻き降りたりもしつつ、あまり苦もなく、どんどん降りていく。その内、ガレ場の川原になり、なんだかこのまま簡単に下山できてしまうのかなぁなんて気になりはじめていた。15年ぐらい前に、この谷は遡行したことがあるはずで、でも、記録も何も残してないんやけど、上流は崩壊しまくってた憶えがある。こんなんやったんかなぁと思いながら降りていた。
14:50 標高440m。いよいよゴルジュ地形になり、斜度も少し急に。少し先まで降りていくが、滝で降りられず、登り返した。立ち木で懸垂して降りる。30m一本で足りた。その後も16:00頃、標高310m付近までゴルジュが続き、のべ2回か3回、懸垂した。見ごたえのある滝もあった。水量もあり迫力満点。本当にこのまま下山できるのか、と少し不安になるくらいのゴルジュやった。また、途中で雨雲が立ち込めたせいなのか、真っ暗になり不安感を煽った。
16:00 標高310m。空が広がり、明るくなり、川原状の地形となる。もう大丈夫やろうという感じ。適当に川原を歩いてると じきに大熊谷本流の向こうの林道が見えてきて、本流でドロドロになったズボン、スパッツ、沢靴を水洗いして、あがりやすいところから林道に出た。その後200mほど下流側に林道を歩いて駐車地へ。tatsuyayさんも俺も、それぞれ蛭が3匹ついてた。tatsuyayさんは腹部、俺は右下腿部を吸われていた。
下山後、tatsuyayさんは温泉なしで直帰。俺は奥伊勢フォレストピアで汗を流してから、tatsuyayさんの1歳の赤ちゃんに挨拶に行き、遊んでもらって癒された後、門真で餃子を食ってから西宮のチベットまで下道で帰った。今回、下道でずっと帰ったが 案外早く帰れた。
2019/06/12(水)00:54遡行図up
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