矢筈岳(木六山〜青里岳〜矢筈岳)



- GPS
- 58:34
- 距離
- 42.8km
- 登り
- 3,329m
- 下り
- 3,345m
コースタイム
- 山行
- 9:56
- 休憩
- 0:47
- 合計
- 10:43
- 山行
- 13:03
- 休憩
- 0:05
- 合計
- 13:08
天候 | 1日目ガス 快晴(2〜3日目) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
今年は林道をフルに歩くこととなった |
コース状況/ 危険箇所等 |
車の乗り付けは林道入り口まで。例年のこの時期なら林道の中腹まで車で行けるのだが、今回は雪が多くチャレンジランド分岐点からのスタートとなった。 |
写真
朝は北斜面になるのでここは凍っている
6本爪の軽アイゼンで望んだのだが、心もとなかった
おまけに左をロストしているので右を左に履き替え、右手のピッケルを駆使してなんとか上がった。当然まっすぐには登れず斜めに大回りしながら慎重に時間をかけて上がった。
装備
個人装備 |
長袖インナー
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
ネックウォーマー
毛帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
アイゼン
ピッケル
スコップ
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
水筒(保温性)
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
ロールペーパー
携帯
時計
サングラス
タオル
ナイフ
カメラ
ポール
テントマット
シェラフ
|
---|---|
共同装備 |
調理用食材
調味料
コッヘル
調理器具
テント
|
感想
矢筈岳を歩いてきた距離を想う。
今からにして想えば、林道の始点から歩いたことは、先人たちが辿った道と同じという事。2年続けてアタック日に天候に恵まれたことなど、亡き父の導きがあったのではないだろうか。山の姿は今も昔も変わらない。
4月11日(土)AM5:12
林道入り口よりスタート
今年は雪が多くこの時期でも林道に車が入ることはできなかった。今日は一日雨の予報。最初から気がめいるが、明日の快晴の予報を信じてスタート。
AM6:30
水無し平へ抜ける取付に到着
長い林道を終えて登り始める。
AM6:58
佛峠に到着
AM7:19
水無し平へ降りる。視界はよくない。
AM8:26
木六山へ向かう途中
山の神へ安全を祈願する。
AM9:26
木六山に到着。
雨の影響か?タイムも遅れ気味。
メンバーの表情も冴えない。
PM12:28 七郎平
PM1:39 銀次郎
天候が悪いため写真も少ない。
PM2:50
銀太郎への最後の急登。疲れもピーク。
PM3:11 銀太郎
PM3:35
予定の泊地を前倒しして、銀太郎と五剣谷岳の中間にある鞍部に設営することにした。
五剣谷岳への登りは疲労した体には応える。
ここの鞍部はいくつもテントを張った跡があり、泊地には適しているようだ。
前回、撤退した原因の一つに疲労がある。ここで泊まり、この先は身軽に動いた方が懸命と判断したが、それが功を奏したようだ。
12日(日)の朝
前日の晩は降りしきる雨と疲れで写真はない・・・
深夜には満天の星空になっていて、朝には快晴のお天気
AM5:13 出発も遅れ気味。。ちょっとアセる(^^ゞ
AM5:42
五剣谷岳直下
これからこの急な登りに取りかかる。
朝の冷え込みで表面は固いクラスト状態
6本アイゼンがかかりにくい
AM6:09
五剣谷岳に到着
遥か遠くに目指す矢筈岳が見える
青里岳へ向かう
最初は雪を踏める。
順調に進むが雪を拾えない時はここを通るのか?と思うほど
めちゃ細い痩せ尾根がある。
この後小高い頂をトラバースするのだが表面が凍っていて慎重に歩を進める。
青里岳まではルンルンで行けるのかと思いきや
激しい薮がお出迎え。と急な下り。
帰りが思いやられる(^^;)
AM8:09
青里岳に到着
進むべき矢筈を見る
先は長い・・・
後ろを振り返る
五剣谷岳が後方に見える
後ろのメンバーの姿は全く見えない。
所々、休みながら待っていたが、時間もギリギリになってきたので、この後は一人で飛ばすことにした。
申し訳ありません(≧≦)
青里岳から矢筈へ向かう鞍部は高低差が激しい
急な下りを帰りは登らなければならないと思うと気が滅入る
矢筈岳と青里岳との鞍部から矢筈岳方面への北斜面。
朝、最も苦労した斜面。午前中の早い時間だと6本アイゼンだと厳しいです。斜度がキツく長い登り 10本か12本爪は必要かと。
M10:20
矢筈岳直下の最後の尾根に取りかかる前に、必要ないストックとザックをデポする事にした。
ピッケル、水、カメラのみ持参する。
AM10:31
痩せ尾根と切り立った岩場
慎重に慎重を重ね進む
奥に見える薮では、急な登りと激しい藪漕ぎが待ち構えていた。
AM11:00
雪面からの滑落とクレバスに注意しながら
最後の雪面を進み山頂に到着
やっと到着です!
山頂周辺は雪もなく標識も露出していました。
南側の斜面は雪が残っています。
PM12:00
山頂より下り最初の鞍部で後続の2人と合流。
暗くなってもなんとか帰れると二人に山頂を目指すように促すが
引き返す時間を考え、残念だがここより下山する。
申し訳ない。。。
PM12:49
再び青里岳に登る。
帰りも同じような登りが待っていると思うと気が重い。
PM2:50
青里岳の尾根筋に上がる
一部、薮はあるがほぼ雪面を歩ける。
PM3:00
青里岳山頂にてしばし休憩後
仲間より入感あり無線交信をする。
PM5:26
五剣谷岳に上がる
剣谷岳より沈む夕日を見る。
ちょうど去年の今頃、ここへ到着して疲れて寒い中、テントを設営したことを思い出す。
疲労を考えるとテン場は五剣谷岳手前直下に設営するのがベターだと考えた。
PM5:44
五剣谷岳 北側急斜面上よりテン場が見えた。
写真の林の間に見える鞍部に小さなオレンジ色のテントが見える。あと一息!
PM6:30
テン場に到着
この時点ではまだ明るさが残っていて、ヘッドライトは必要なかった。
夕食のカレーライスを食べる。
4月13日(月)
AM6:50
朝食時にメンバーがスープを足にこぼしてしまうというトラブルに見舞われる。狭いテントの中、十分注意したい。
予定の出発時刻より50分ほど遅れるが、日暮れまでに下山すればいいのでまずは支度。
AM7:24
銀太郎に到着
一昨日は雨と視界不良から確認できなかった標識を発見。
AM8:03
銀太郎と銀次郎の間に祠を見つける。
中には男性のシンボルの御神体があった。
山の歴史を感じる。
途中出迎えのメンバーと合流する
PM12:19
木六山に到着
2日前にはまだ咲いていなかったカタクリがあちこちで咲いていた。
水無し平へ降りる
雄叫びをあげて熊に知らせる。
PM2:34
悪場峠に到着
この後はお約束の長〜い林道が待っている(^^ゞ
今回の山行で出会った登山者は1名(単独)
静かな山であった
一部電池切れでルートは直線になったが
大体のデータは以下の通り
総歩行距離45.2km
累積標高4,616.9m
最高標高1,257.5m
トップのGPSでーたからは
青里岳と矢筈岳との鞍部と、登り返しがキツい事がわかる。
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