記録ID: 1941776
全員に公開
トレイルラン
富士・御坂
日程 | 2019年07月26日(金) [日帰り] |
---|---|
メンバー | |
天候 | 六合目くらいまで曇り/八合目くらいまで晴れ間から下界展望/頂上小雨 |
アクセス |
利用交通機関
車・バイク
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|
地図/標高グラフ


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コースタイム [注]
- 日帰り
- 山行
- 6時間12分
- 休憩
- 0分
- 合計
- 6時間12分
コースタイムの見方:
歩行時間
到着時刻通過点の地名出発時刻
過去天気図(気象庁) |
2019年07月の天気図 [pdf] |
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感想/記録
by nack0251
去年五合目の部で完走した富士登山競走で今年の頂上の部出場権を得て挑戦する。
日の出頃には鐘山グランド駐車場から全容が見えていた富士山だったが、スタート地点の富士吉田市役所でもポツポツと降り始め、一時的なものかと思っていたらなんと五合目以上は悪天候のため、頂上の部は五合目までにコース変更とのアナウンスがあり一同どよめく。
ここ数ヶ月のきついトレーニングが無駄になったと虚無感に包まれるが、来年の練習に切り替えて、五合目でゴールしたあとそのまま頂上まで登ることにする。
預けた五合目で受け取る荷物の受け取り時間の期限と麓への最終バスの時間が気になったが、荷物は五合目でゴールを待つnaoになんとかしてもらい、バスは確か最終が2時だったかと思うが、7時間あれば戻って来られるかとざっとシミュレーションして決行を決意する。
6:30交通規制実施して各ブロックに殺到。まさにすし詰め状態で時計を見ようにも腕もあげられない。
去年五合目の部を走った時のデータをガーミンに送信してそれと競う設定にして走った。国道138の登りまではタイムの貯金があったが、浅間神社過ぎて貯金使い果たす。その後もどんどん赤字が増えていった。ここに向けて順調にトレーニングを重ねてきたと思っていたが、勝手な思い込みに過ぎなかったか?いよいよ加齢を自認する時が来たか?
2017年11月つくばマラソンで痛めて以来太ももの肉離れ、ふくらはぎの肉離れの故障が尾を引いて意識的に、無意識的に負荷を押さえてきたが、わずかな光明を見出すなら、しっかりと故障を直して、質の高いトレーニングを積めば完走できるかもと望みをつなぐ。
最初はBブロックのランナーばかりだったが、女性ランナーも含めてどんどん抜かれて気がつけば、Cブロックのランナーばかり。道幅が狭いところで大渋滞になるということだったが、案の定えらいことになってしまった。
左右の太ももに巻いた帯状のサポーターがきつくなってきたので、走りながら緩める。
馬返しで大渋滞。裸祭りか?というくらい。しばらく全然進まない。ようやく動き出しても、道幅の狭い箇所に差し掛かるとまた大渋滞の繰り返しが続いてどんどん赤字が増えていく。
すぐそばに『ランナーズ』でおなじみの福田六花氏がいた。2月の別大マラソンでも終盤に追い越されて離されたが、今回も遅れをとった。
二合目、三合目と過ぎ、制限時間にゴールできるか心配になって来た頃ようやく本来のスピードが出せるようになり、増え続ける赤字のペースも落ち着くかと思うが、温めてあったはずの体力もなくなっていたのかまだ赤字が増えていく。五合目なら完走ができないことなど全く考えもしていなかったが、現実を受け止めて諦める。来年の出場権はどうなるのか、去年のタイムは使えるのかと頭をよぎる。
五合目でゴールし、naoに迎えられる。予定通り頂上を目指すことにし、naoに荷物預かりの時間を超えるようなら引き取って置いてもらうことを伝え少し佐藤小屋の方に戻って六合目を目指す。naoは五合目で待つと言ってくれた。
五合目までは要所にエイドステーションがあって水分やバナナを摂取できたので、持っていった栄養ゼリーは五合目あたりから切りのいいところで3回摂取。スポーツようかんは喉を通りそうになかったので食べなかった。
七合目あたりからけっこう晴れてきて頂上や山中湖辺りの下界が見えた。
この辺りから森林限界となる六合目から続いてきた砂礫道に変わって岩場となる。7/7に登った時は、ここからは手袋がないと無理だと思った箇所があったが、今回は最初から手袋をつけていたので、特にここが難所だと思うような箇所もなく無難に登れた。
傾斜を登りきって山小屋などの平地に出た時などふっと気が遠くなる感覚に何度かなり、息を深くしたり、何かにつかまって体を支える。この症状は前回7/7の練習会で八合目五勺まで登った時にはなかった症状。
今回処方してもらった高山病予防の薬はパフォーマンス低下の懸念があり未服用だったが関係はあるのか?
腕に予想タイムをマジックで書いてあったが、汗で消えてしまう。
五合目から七合目まではだいたい予定どおりの区間タイムだったが、徐々に遅れてきて最終的には40分遅れで頂上着。怪我の功名というか、コース変更がなかったら五合目で関門に引っかかって終わっていた。
半ば意識朦朧状態で登っていたが、流石に一般登山者よりは速く抜いていく。ランパンランシャツの姿を見て登山者たちは気持ちよく道を譲ってくれてありがたかった。
西洋人、中国人と外国人が多かった。半分くらいはと思うくらい。小さい子連れの家族も多く、こんな小さいのにと感心。
最後の階段を登って吉田ルート頂上に到着。5:10かかった。制限時間を40分オーバー。山小屋の人にここがゴールかと確認。ガーミンの高度は3770m台でほぼ正確。お鉢巡りをする時間も体力も気力もなくすぐに下山開始。下山道があるのではと思うが、まともな判断力もなく登ってきた道を下る。5分くらい下るとガイドの若い男性に下山道のあることを教えてもらいもう一度山頂に戻ってブルドーザー道と思われる下山道を下る。砂礫道なので細かい石を蹴飛ばすこともあり、一般登山者に気遣いしながら下る。
同じような速さで下るランナーがいて抜きつ抜かれつしながら少し話す。白髪混じりで、自分より上だと思う。彼は今回の出場ランナーではなく、普通のトレイルに来たらしい。頂上まで問題なく登れたのになぜ頂上の部がコース変更になったのか訝しんでいた。
二度目の頂上から53分で佐藤小屋着。すでに後発の五合目の部のランナーの姿もなく、主催者もほとんど撤収完了状態。一人ポツンと佇むnaoと合流して観光客で賑わうバス停、土産物屋に向かう。
naoによるとこの辺りずーっと雲の中状態だったが、ここで本降りになる。
エイドステーションの最後の水二杯とバナナをいただく。
手荷物置き場にはまだ数個残る頂上に向かった他のランナーもいたよう。
バス停でnaoと別れ、時間がないだろうと着替えずそのまま麓に降りるパスに乗る。自分以外は2、3人いただけで貸切状態。男だけだったので右に左に揺れる車内で膝より上を着替える。
バスを降りて会場に行き、参加賞の食券でみたらし団子をもらって、シャトルバス乗り場に戻り、鐘山グランド行きシャトルバスに乗って車に戻り、富士山駅で待つnaoを拾って帰途につく。
途中新東名の静岡SAフードコートで食事して21:00前鈴鹿の自宅着。
《想定通過タイム/実際のタイム》※秒切り上げ
浅間神社 ー/0:14
中の茶屋 0:38/0:41
馬返し 1:03/1:10
五合目関門 2:01 /2:26
六合目 2:27 /2:43
七合目花小屋 2:51 /3:11
八合目 太子館 3:21 /3:44
八合目白雲荘 3:38/4:04
八合目関門 3:54 /ー
八合目五勺御来光館 4:03 /4:35
九合目鳥居 4:15/4:52(九合目)
頂上 4:30/5:10
日の出頃には鐘山グランド駐車場から全容が見えていた富士山だったが、スタート地点の富士吉田市役所でもポツポツと降り始め、一時的なものかと思っていたらなんと五合目以上は悪天候のため、頂上の部は五合目までにコース変更とのアナウンスがあり一同どよめく。
ここ数ヶ月のきついトレーニングが無駄になったと虚無感に包まれるが、来年の練習に切り替えて、五合目でゴールしたあとそのまま頂上まで登ることにする。
預けた五合目で受け取る荷物の受け取り時間の期限と麓への最終バスの時間が気になったが、荷物は五合目でゴールを待つnaoになんとかしてもらい、バスは確か最終が2時だったかと思うが、7時間あれば戻って来られるかとざっとシミュレーションして決行を決意する。
6:30交通規制実施して各ブロックに殺到。まさにすし詰め状態で時計を見ようにも腕もあげられない。
去年五合目の部を走った時のデータをガーミンに送信してそれと競う設定にして走った。国道138の登りまではタイムの貯金があったが、浅間神社過ぎて貯金使い果たす。その後もどんどん赤字が増えていった。ここに向けて順調にトレーニングを重ねてきたと思っていたが、勝手な思い込みに過ぎなかったか?いよいよ加齢を自認する時が来たか?
2017年11月つくばマラソンで痛めて以来太ももの肉離れ、ふくらはぎの肉離れの故障が尾を引いて意識的に、無意識的に負荷を押さえてきたが、わずかな光明を見出すなら、しっかりと故障を直して、質の高いトレーニングを積めば完走できるかもと望みをつなぐ。
最初はBブロックのランナーばかりだったが、女性ランナーも含めてどんどん抜かれて気がつけば、Cブロックのランナーばかり。道幅が狭いところで大渋滞になるということだったが、案の定えらいことになってしまった。
左右の太ももに巻いた帯状のサポーターがきつくなってきたので、走りながら緩める。
馬返しで大渋滞。裸祭りか?というくらい。しばらく全然進まない。ようやく動き出しても、道幅の狭い箇所に差し掛かるとまた大渋滞の繰り返しが続いてどんどん赤字が増えていく。
すぐそばに『ランナーズ』でおなじみの福田六花氏がいた。2月の別大マラソンでも終盤に追い越されて離されたが、今回も遅れをとった。
二合目、三合目と過ぎ、制限時間にゴールできるか心配になって来た頃ようやく本来のスピードが出せるようになり、増え続ける赤字のペースも落ち着くかと思うが、温めてあったはずの体力もなくなっていたのかまだ赤字が増えていく。五合目なら完走ができないことなど全く考えもしていなかったが、現実を受け止めて諦める。来年の出場権はどうなるのか、去年のタイムは使えるのかと頭をよぎる。
五合目でゴールし、naoに迎えられる。予定通り頂上を目指すことにし、naoに荷物預かりの時間を超えるようなら引き取って置いてもらうことを伝え少し佐藤小屋の方に戻って六合目を目指す。naoは五合目で待つと言ってくれた。
五合目までは要所にエイドステーションがあって水分やバナナを摂取できたので、持っていった栄養ゼリーは五合目あたりから切りのいいところで3回摂取。スポーツようかんは喉を通りそうになかったので食べなかった。
七合目あたりからけっこう晴れてきて頂上や山中湖辺りの下界が見えた。
この辺りから森林限界となる六合目から続いてきた砂礫道に変わって岩場となる。7/7に登った時は、ここからは手袋がないと無理だと思った箇所があったが、今回は最初から手袋をつけていたので、特にここが難所だと思うような箇所もなく無難に登れた。
傾斜を登りきって山小屋などの平地に出た時などふっと気が遠くなる感覚に何度かなり、息を深くしたり、何かにつかまって体を支える。この症状は前回7/7の練習会で八合目五勺まで登った時にはなかった症状。
今回処方してもらった高山病予防の薬はパフォーマンス低下の懸念があり未服用だったが関係はあるのか?
腕に予想タイムをマジックで書いてあったが、汗で消えてしまう。
五合目から七合目まではだいたい予定どおりの区間タイムだったが、徐々に遅れてきて最終的には40分遅れで頂上着。怪我の功名というか、コース変更がなかったら五合目で関門に引っかかって終わっていた。
半ば意識朦朧状態で登っていたが、流石に一般登山者よりは速く抜いていく。ランパンランシャツの姿を見て登山者たちは気持ちよく道を譲ってくれてありがたかった。
西洋人、中国人と外国人が多かった。半分くらいはと思うくらい。小さい子連れの家族も多く、こんな小さいのにと感心。
最後の階段を登って吉田ルート頂上に到着。5:10かかった。制限時間を40分オーバー。山小屋の人にここがゴールかと確認。ガーミンの高度は3770m台でほぼ正確。お鉢巡りをする時間も体力も気力もなくすぐに下山開始。下山道があるのではと思うが、まともな判断力もなく登ってきた道を下る。5分くらい下るとガイドの若い男性に下山道のあることを教えてもらいもう一度山頂に戻ってブルドーザー道と思われる下山道を下る。砂礫道なので細かい石を蹴飛ばすこともあり、一般登山者に気遣いしながら下る。
同じような速さで下るランナーがいて抜きつ抜かれつしながら少し話す。白髪混じりで、自分より上だと思う。彼は今回の出場ランナーではなく、普通のトレイルに来たらしい。頂上まで問題なく登れたのになぜ頂上の部がコース変更になったのか訝しんでいた。
二度目の頂上から53分で佐藤小屋着。すでに後発の五合目の部のランナーの姿もなく、主催者もほとんど撤収完了状態。一人ポツンと佇むnaoと合流して観光客で賑わうバス停、土産物屋に向かう。
naoによるとこの辺りずーっと雲の中状態だったが、ここで本降りになる。
エイドステーションの最後の水二杯とバナナをいただく。
手荷物置き場にはまだ数個残る頂上に向かった他のランナーもいたよう。
バス停でnaoと別れ、時間がないだろうと着替えずそのまま麓に降りるパスに乗る。自分以外は2、3人いただけで貸切状態。男だけだったので右に左に揺れる車内で膝より上を着替える。
バスを降りて会場に行き、参加賞の食券でみたらし団子をもらって、シャトルバス乗り場に戻り、鐘山グランド行きシャトルバスに乗って車に戻り、富士山駅で待つnaoを拾って帰途につく。
途中新東名の静岡SAフードコートで食事して21:00前鈴鹿の自宅着。
《想定通過タイム/実際のタイム》※秒切り上げ
浅間神社 ー/0:14
中の茶屋 0:38/0:41
馬返し 1:03/1:10
五合目関門 2:01 /2:26
六合目 2:27 /2:43
七合目花小屋 2:51 /3:11
八合目 太子館 3:21 /3:44
八合目白雲荘 3:38/4:04
八合目関門 3:54 /ー
八合目五勺御来光館 4:03 /4:35
九合目鳥居 4:15/4:52(九合目)
頂上 4:30/5:10
お気に入り登録-人
拍手した人-人
訪問者数:310人
この記録に関連する本
この記録に関連する登山ルート
この記録で登った山/行った場所
- 北口本宮冨士浅間神社 (850m)
- 富士山駅 (809m)
- 馬返し (1450m)
- 佐藤小屋 (2230m)
- 吉田口六合目・富士山安全指導センター (2390m)
- 伊豆岳 (3749m)
- 成就岳 (3735m)
- 久須志岳 (3725m)
- 須走口登山道 八合目 (3270m)
- 須走口・吉田口登山道 本八合目 (3380m)
- 須走口・吉田口登山道 八合五勺 (3450m)
- 須走口・吉田口登山道 九合目 (3580m)
- 吉田大沢
- 吉田口七合目 (2936m)
- 中の茶屋 (1100m)
- 吉田口五合 (2305m)
- 吉田口一合 (1520m)
- 吉田口二合 (1700m)
- 吉田口三合 (1840m)
- 吉田口八合 (3020m)
- 富士吉田市役所
- 獅子岩 (2640m)
- 吉田口四合大黒天 (2050m)
- 吉田口四合五勺御座石浅間神社 (2150m)
- 富士山お休み処(大文司屋)(明大山荘) (1450m)
- 大塚丘 (891m)
- 糸力
- 林道富士線 起点
- 林道侭下線 終点 (1410m)
- 鎌岩館 (2790m)
- 吉田・須走ルート下山口 (3710m)
- 吉田口・須走口頂上 (3710m)
- 吉田口下山道七合目 (2640m)
- 花小屋 (2700m)
- 見晴館
- 江戸屋
- 胸突江戸屋
- 御来光館 (3450m)
- 富士山頂上 山口屋 (3740m)
- 扇屋 (3718m)
- 里見平★星観荘
- 日の出館 (2720m)
- 七合目トモエ館 (2740m)
- 富士一館
- 本七合目鳥居荘
- 東洋館
- 本八合目トモエ館
- 本八合目 富士山ホテル
- 太子館
- 蓬莱館
- 白雲荘 (3200m)
- 元祖室 (3250m)
登山 | 登山用品 | 山ごはん | ウェア | トレイルラン |
トレッキング | クライミング | 富士山 | 高尾山 | 日本百名山 |
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