乗鞍岳【御来光バスで巡る花と雷鳥の乗鞍】

2019年08月04日(日) [日帰り]

• GPS: 05:13
• 距離: 11.0km
• 登り: 575m
• 下り: 574m

コースタイム

日帰り

• 山行: 3:03
• 休憩: 2:10
• 合計: 5:13

4:32 県境ゲートバス停
4:44 4:54 富士見岳（乗鞍）
5:07 5:07 摩利支天分岐
5:20 5:22 剣ヶ峰口
5:45 5:48 朝日岳（乗鞍）
5:56 6:02 蚕玉岳
6:10 6:42 乗鞍岳
6:44 6:46 乗鞍岳頂上小屋
6:51 6:53 蚕玉岳
6:58 7:02 朝日岳（乗鞍）
7:21 7:21 剣ヶ峰口
7:22 7:50 肩ノ小屋
7:59 8:00 摩利支天分岐
8:06 8:08 不消ヶ池
8:17 8:21 雷鳥の碑
8:29 8:30 畳平のお花畑
8:39 8:41 雷鳥の碑
8:43 8:58 畳平バスターミナル
9:02 9:03 乗鞍白雲荘
9:21 9:36 魔王岳（乗鞍）
9:39 9:39 魔王園地
9:45 畳平バスターミナル

天候

ガス時々晴れのち晴れ

アクセス

利用交通機関：

バス 自家用車

◆アクセス、駐車場
▼観光センター駐車場
・無料で200台駐車可能。本日は2:30頃着で6割ほどの駐車率だったでしょうか
・畳平へのバス停留所があり、多くの方はここで乗り換えます。マイカーは三本滝まで入ることができます
・御来光バスの始発は観光センターとなり、今の時期、始発は3:40。3時頃からチケットの販売が始まりました。往復2800円
・ご来光バスの詳細は↓参照
https://norikuradake.jp/goraikou/

コース状況／危険箇所等

◆道の状況
▼県境広場バス停→富士見岳
・県境広場バス停は、ご来光バス限定とのこと
・スニーカーでは滑ります
▼富士見岳→剣ヶ峰→畳平
・富士見岳を下って、肩の小屋までは車道です
・剣ヶ峰直下は大きな岩で、濡れていると滑ります。乾いていても滑ります
▼畳平⇄魔王岳
・クマの目撃情報が直近だけでも3件出ていました。数年前の襲撃事件を忘れてはいけません

◆登山ポスト
畳平にあります

その他周辺情報

◆登山後の温泉
♨乗鞍高原温泉 湯けむり館（未入浴）
・乗鞍登山の定番ではありますが、あまりの駐車場混雑具合によりスルーしました
http://www.norikura.co.jp/yukemuri/
♨さわんど温泉 梓湖畔の湯（未入浴）
・乗鞍方面への交差点である前川渡から上高地方面に行くことになります。しかし、ここも上高地発着の駐車場であるため満車！本日はあまり汗もかいていなかったため、温泉は無しとしました
http://www.sawando.jp

◆飲食店
▼乗鞍観光センター
・山賊バーガーはオススメ。蕎麦も美味かった
https://norikura.gr.jp/product/sanzoku-berger/

写真

8/4 3:08

本日は「ご来光バス」で乗鞍へ
バス5台という人気ぶり

8/4 4:34

ご来光バス限定の県境広場停留場に到着
後ろは大黒岳
こっちでみるか、停留場を挟んだ富士見岳で見るか

8/4 4:45

富士見岳山頂
バス停から15分程度で登ることができます

8/4 4:46

本日はあまり染まらないことは明らかなので、大混雑の富士見岳は早々に去ることにします

8/4 4:47

畳平と恵比須岳・魔王岳、鶴ヶ池

8/4 4:50

槍ヶ岳・奥穂高岳・前穂高岳

8/4 4:51

笠ヶ岳まで入れて
中央は焼岳

8/4 4:52

氷食湖の不消ヶ池
一番左に剣ヶ峰も見えています

8/4 4:59

コマクサ
乗鞍全体に咲いていました

8/4 5:07

富士見岳から下りきったところで御来光
雲海もいい感じ

8/4 5:12

若干モルゲンの剣ヶ峰

8/4 5:16

ウサギギクとヨツバシオガマ

8/4 5:39

大好きな球体レーダー（コロナ観測所（観測停止中））と黒部五郎岳・笠ヶ岳・槍ヶ岳・穂高岳

8/4 5:41

イワカガミが少し残っていました

8/4 5:42

ご来光バスが帰っていきます

8/4 5:49

斜面一面がコマクサ
こんな群生は初めてかもしれません

8/4 5:58

朝方はガス優勢
ということは、、、やっぱり出た！ブロッケン！

8/4 5:59

天空の城のような剣ヶ峰

8/4 6:02

蚕玉岳と剣ヶ峰

8/4 6:06

またまたブロッケン

8/4 6:10

万歳

8/4 6:12

ガスが落ち着いてくると、見事な山岳展望が広がっていました

8/4 6:12

朝日岳・蚕玉岳
朝日岳は夏道が付いていないことを初めて知りました
残雪期は朝日岳からの展望が一番好きです

8/4 6:16

剣ヶ峰
御嶽山も綺麗に見えていました

8/4 6:15

頂上の乗鞍本宮奥宮が丁度オープン

8/4 6:24

山頂限定バッジと御守りを購入

8/4 6:29

山頂鳥居と白山方面

8/4 6:48

権現池

8/4 6:48

よく見ると若干ブロッケン
ブロッケンに2人映るのは珍しい

8/4 6:50

8/4 7:04

アオノツガザクラ

8/4 7:19

イワツメクサ

8/4 7:50

ヨツバシオガマとミヤマシシウド

8/4 7:57

ミヤマダイコンソウ

8/4 7:59

ウサギギクとオンタデと剣ヶ峰

8/4 8:00

不動岳・恵比須岳と不消ヶ池

8/4 8:06

見事な不消ヶ池

8/4 8:09

アイスブルー

8/4 8:14

恵比須岳の麓にはお花畑が広がっています

8/4 8:19

コバイケイソウの群生

8/4 8:20

お花畑へ

8/4 8:23

言葉にならない絶景です

8/4 8:26

ウサギギク

8/4 8:41

クロユリ

8/4 8:42

ハクサンイチゲ

8/4 8:43

コバイケイソウと三角屋根

8/4 8:44

ミヤマキンポウゲとハクサンイチゲ

8/4 8:45

イワギキョウ

8/4 8:50

乗鞍本宮神社
ここで山頂奥宮の御朱印も頂けます

8/4 8:59

ちょうどいいバスは10:05のため、魔王岳へ

8/4 8:59

数年前、畳平で熊襲撃事件があったことをよく覚えています
ここはよく出るのですね〜

8/4 9:00

コマクサ
乗鞍全体に咲いていました

8/4 9:09

ふと、雷鳥が登山道のど真ん中で砂浴びをしています

8/4 9:12

雪浴びは何度も見たことがありますが、砂浴びは初めてです！

8/4 9:14

それにしても大胆な雌ですね
ど真ん中ですよ

8/4 9:14

その後、ハイマツの中にゆっくり消えていった
砂浴び跡が面白い

8/4 9:17

オスは付近をウロウロ

8/4 9:17

動きがスローで笑ってしまいます

8/4 9:17

このあと、雌のもとへだと思いますが、高速歩きでハイマツに消えていきました

8/4 9:25

魔王岳

8/4 9:31

魔王岳から5分で展望スポットに行くことができます

8/4 9:33

ここが行き止まりの展望スポット
実に見事です

8/4 9:36

コマクサをマクロで

8/4 9:53

畳平で飛騨牛コロッケ

8/4 11:14

乗鞍観光センターで山賊バーガー

8/4 11:11

ざる蕎麦
ちゃんとした手打ちでとても美味かった

8/4 11:24

ちなみにざるは3種類あります

8/4 11:40

観光センターから車で5分の「まいめの池」

8/4 11:44

逆さ乗鞍

8/4 11:47

ここでスイカ休憩
観光センターで一切れ100円で売っていました

8/4 19:46

剣ヶ峰山頂奥宮で購入した御守りと奥宮限定バッジ

8/4 19:47

御朱印
畳平で山頂のものを頂けます

撮影機器：

OLYMPUS STYLUS TG-4 Tough オリンパス

Xperia XZ2 Premium SO-04K docomo SONY

感想

Kazu405

乗鞍は4月の残雪期に休暇村からゲレンデ歩きで2回登ったことがあります。
大変ではありますが、真っ白な乗鞍と北アルプスが実に素晴らしかった記憶があります。
夏の乗鞍なんて、観光客ばかりで何が楽しいのかしら、と思い込んでいました。

今回、嫁くんに「ご来光バス」なるものに乗せられ、夏の乗鞍岳に行くこととなりました。
予想通り、40人ほどの定員のバス5台出動するほどの大混雑ぶりで、ご来光スポットの富士見岳は人でぎっしり。
本日はあまり染まらないことが分かっているので、我々は早々に剣ヶ峰を目指すことに。
歩くうちに、コマクサを始め、ウサギギク、ヨツバシオガマ、ミヤマダイコンソウ、チングルマなどなど、この山はこんなにも高山植物が豊富だったのか！と驚きでした。
特にコマクサに関しては、御嶽山・八ヶ岳・草津白根山・岩手山、、、各地の有名コマクサ群生地を超越するほどの群生地であると思います。

そして、畳平に戻り、熊が怖い魔王岳に登ってみると、雷鳥のツガイが楽しげに砂浴び・散策している微笑ましい光景にも出会うことができました。
乗鞍の雷鳥の卵を中央アルプスに移動するという、個人的には愚行と思われる行為の被害を被った乗鞍の雷鳥たち。今回見た限りではありますが、他の山の雷鳥よりも、乗鞍の雷鳥は堂々としており、人懐っこく、また面白いと思いました。

高山植物に雷鳥、そして冬山の美しさにも負けていない夏山の山岳展望。
改めて乗鞍が大好きになった今回の山行でした。