早池峰山〜シーズン前に花を訪ねて〜

2012年06月01日(金) [日帰り]

• GPS: 04:06
• 距離: 7.6km
• 登り: 897m
• 下り: 889m

コースタイム

9：15　　河原の坊登山口
　　　　　　〜小休何度も繰り返す〜
　　　　頭垢離（コウベゴウリ）、御座走り（ゴザバシリ）、打石（ブツイシ）、仙丈ヶ岩
12：19　山頂（1917m）　
　　　　　〜お昼休憩〜
12：50　小田越コースへ
　　　　　〜御田植場、剣ヶ峰周辺うろうろ〜
13：30　剣ヶ峰分岐小田越コース下山
　　　　　鉄梯子場、竜ヶ馬場、御金蔵経由
15：20　小田越登山口　
　　　　　〜河原の坊に向かって車道歩き〜
15：50　河原の坊登山口　

天候

晴れときどき曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

河原の坊駐車場
※山開き前なのでここまで車入れます。
河原の坊登山口の総合休憩所には、50台程度の駐車場があります。
小田越登山口には駐車場がありません。
毎年6月第2日曜日から8月第1日曜日までの土・日・祝日は車両交通規制があります
http://www.city.hanamaki.iwate.jp/sightseeing/hayachine/

コース状況／危険箇所等

河原の坊コース：道が良く整備されて歩きやすい。沢を何度か徒渉。降雨時は要注意。
　　　　　　　　頭垢離（コウベゴウリ）から上はガレ場、岩場の連続、浮石、落石注意。
山頂付近：二か所ほど残雪あります。シャーベット状になっているので踏み抜き滑り注意。
小田越コース：鉄梯子あります。
　　　　　　　蛇紋岩の岩稜帯を下りたので滑りやすく、浮石、落石注意。
　　　　　　　樹林帯の一合目辺りに残雪あります。
登山ポストは河原の坊登山口、小田越登山口にあります。
トイレは河原の坊駐車場、早池峰総合休憩所にあります。
登山道状況、花の開花状況については総合休憩所の掲示板に書かれています。　　　　　　

写真

6/1 9:09

河原の坊登山口です。

6/1 9:11

晴天の早池峰。新緑まぶしい。

6/1 9:16

この顔はスミレサイシン？

6/1 9:17

エゾイワハタザオ
沢沿いの岩場にたくさん。

6/1 9:20

タチツボスミレ
うす紫が可愛い。

6/1 9:20

コヨウラクツツジのちっちゃな花。

6/1 9:23

ムラサキヤシオの目の覚めるような色。

6/1 22:14

オオタチツボスミレの濃い紫の後ろに

6/1 9:28

白スミレ。

6/1 9:32

ニオイタチツボスミレの丸い顔。

6/1 9:33

シロバナエンレイソウの豪華な顔。

6/1 9:37

沢の徒渉にはロープかかっています。

6/1 9:48

オオタチツボスミレの賑わい。

6/1 9:53

上を見ると遥かに遠く

6/1 9:53

麓の新緑が清々しい。

6/1 9:54

タチカメバソウ

6/1 22:25

エゾイワハタザオのミニ版。

6/1 10:16

あの上まで行けるだろうか…。

6/1 10:21

コウベゴウリ周辺。
ミヤマハンノキ。

6/1 10:30

登山道にはこのマークがあります。

6/1 10:52

見つけました。

6/1 10:53

小さなお姫様。
ヒメコザクラ。

6/1 10:55

ナンブイヌナズナ。

6/1 22:43

花に励まされ登っていくと
遠くに焼石連峰の頂。

6/1 11:04

こんな岩岩を登るんです。
（下るのも大変でしたが）

6/1 11:10

御座走りに来ました。

6/1 11:12

ロープ持って登ります。

6/1 11:17

ヒメコザクラがあちこちで顔出して励ましてくれる
(*^^)v

6/1 11:18

チシマアマナですか？

6/1 11:27

あの岩はラブラドールの横顔に見える。

6/1 11:28

咲いたばかりのミネザクラ。
薄ピンクが初々しい。

6/1 11:31

打石（ぶついし）
天狗が空を飛んでいて風景の美しさに見とれてここに頭をぶつけたという伝説。

6/1 11:32

へばりついて記念写真。

6/1 22:55

仙丈ヶ岩まで来るとあともう少し。

6/1 22:56

ほんの少し色づいているヒメコザクラ。

6/1 12:16

頂上です！
ここまで来られて安心。

6/1 12:18

山頂は険しい巨石の世界。

6/1 12:21

岩手山が見えます。

6/1 12:40

岩手山を遠望できる場所でお昼にしました。

6/1 12:50

御田植場付近は残雪地帯。

6/1 12:56

木道てくてく。

6/1 12:57

再び残雪地帯。

6/2 10:32

アオモリトドマツの若葉が美しい。

6/1 13:09

向かいの薬師岳。
その向こうは遠野です。

6/1 13:10

山頂振り返る。
北側はアオモリトドマツとハイマツの世界。

6/1 13:10

剣ヶ峰周辺。
険しい岩稜地帯です。

6/1 13:14

この白っぽいのは何でしょう？苔の一種？

6/1 13:14

コメバツガザクラの蕾。

6/1 13:30

これから小田越コースに下山します。

6/1 13:32

ハヤチネウスユキソウの葉っぱかな？
待ち遠しいです。

6/1 13:37

鉄梯子下ります。
高度感あって怖い。

6/1 13:47

こちらのコースは
ヒメコザクラや

6/1 13:49

ミヤマキンバイの群生です。

6/1 14:00

ウラシマツツジの小さな花も初めて見ました。

6/1 14:05

ホソバイワベンケイの
芸術的な芽吹き。

6/1 14:11

チシマアマナも

6/1 14:13

ナンブイヌナズナも

6/1 14:22

岩場のあちこちにあります。

6/2 8:18

チシマアマナのアップ。

6/1 14:40

ミネザクラもたくさん咲いてます。

6/1 14:45

樹林帯に入ってすぐ。
ショウジョウバカマの濃い蕾。

6/1 14:53

ヒメイチゲ。

6/1 14:55

タケシマラン。

6/1 14:56

エンレイソウ。

6/1 14:56

ウスバスミレの白。

6/1 15:01

オオタチツボスミレ。

6/1 15:02

ミヤマカタバミ。

6/1 15:06

小さなツボスミレ。

6/1 15:07

面白いショウジョウバカマ。

6/1 15:11

ミヤマカタバミ。
奥のピンク色がくっきり。

6/1 15:11

ミツバオウレン。

6/1 15:12

オサバグサ。
初めて山で見ました。

6/1 15:12

何となく錫杖をイメージしてしまいます。

6/1 15:12

ショウジョウバカマは林床に良く目立ちます。

6/1 15:20

小田越から河原の坊に向かって車道歩き。

6/1 15:22

花巻市と遠野市の境を通過。

6/1 15:23

蕗の綿毛。
たくさん飛んでいました。

6/1 15:24

なんと大きなキクザキイチゲ？

6/1 15:24

群生して綺麗です。

6/1 15:29

ミヤマカタバミも日を浴びて輝いています。

6/1 15:36

新緑麗し。
ダケカンバが多いかな？

6/2 8:36

ヒガラがいました。

6/1 15:40

大きなサンカヨウ。

6/2 8:38

ツバメオモトも道路脇に咲いているんです。

6/2 8:38

オサバグサも群生していました。

6/1 15:48

宮沢賢治の詩碑。
大きな菓子の塔を食べたい(*^_^*)

6/1 15:50

河原の坊登山口に戻って来ました。

6/1 18:08

東北道長者原S.Aの金のゴマソフト￥500
すりゴマのトッピング付き。
ゴマ密度濃厚で美味でした。(*^_^*)

撮影機器：

HIGH SPEED EXILIM EX-ZR10 カシオ

感想

meiken

山開き前の早池峰山。
登山記録によれば残雪も少ないらしいので花に会いに行きました。
昨年小田越コースを登って河原の坊コースを下山したという一般的な登山コースとは逆を行ったため、
今回は一般的なコース周回を取りました。
最初から花に立ち止まって写真を撮ること何回もあり、なかなか前に進めず。
コウベゴウリまで結構時間かかったかな〜^_^;
上を見れば迫りくる岩稜、振り向けば向かいの薬師岳と麓の新緑。
岩岩道をゆっくり進みながら、水分補給と岩場の花たちに何度も立ち止まっては小休繰り返すありさま。
この急峻な岩場を登り切れるか不安になること何度も。
ここまで登ってきたら今更、引き返すこともできないしぜぇぜぇ喘ぎながらも上を目指す。
岩場の小さなヒメコザクラやナンブイヌナズナやミヤマキンバイの黄色に慰められながら
何とか御座走り、打岩まで辿りつく。
目の前の薬師岳の他に遠く焼石連峰の雪の頂きも見渡せて眺望も楽しめるようになってきた。
上を見れば迫りくる怖ろしげな岩稜にげっそりしながらもお花の芽吹きが楽しみなこの岩場を通り突然山頂に出た。
巨岩の山頂で、岩手山を遠望できる場所に腰を落としてお昼ごはん。
雲が増えてすっきりした遠望は無理だけど、ここまで来れた事にただただ感謝。
山頂は人が少なく3〜4パーティほど。監視員の方は登山中に一名、山頂で一名すれ違いました。
御田植場のお花畑はまだショウジョウバカマのみ。途中雪面を横切り、剣ヶ峰分岐へ。
何か目新しいものはないかと剣ヶ峰方面にも行ってみたが岩にへばりついた名も分からぬ苔以外何も得られず。
この山は急峻な南面が高山植物に覆われ、緩やかな北面がアオモリトドマツハイマツに覆われ山稜を挟んで様変わりする。
剣ヶ峰分岐まで戻り、小田越コースを下山開始。
鉄梯子を下りるのは慎重を要する。腕に力が入って筋肉痛になりそうだ。
ここは強風時、吹き飛ばされそうになるんじゃないかな？
岩場をどんどん下りて御金蔵を経由し、向かいの薬師岳がどんどん視線の下から上になってゆくさまを楽しみながら
足元のたくさんのお花たちに感激！ヒメコザクラ、ミヤマキンバイ、ナンブイヌナズナの大群生。一気に花開いたようだ。
樹林帯に入ると、ミヤマカタバミ、オサバグサ、ミツバオウレンなどの花に会えてまたまた感激。
特にオサバグサは一度、山に咲いている姿を見たかったので感動的だった！（園芸種でもらったものを駄目にして自生する様をどうしても見たかった）
小田越登山口から河原の坊登山口までの車道歩きも、花に満ち溢れていて飽きることがない。
普通に道路脇にオサバグサの群生、サンカヨウ、ツバメオモトが見られるなんて！
山に登らなくてもここを歩くだけでも楽しいかも＼(^o^)／

河原の坊〜岳駐車場までの車道は新緑の素晴らしいトンネルをドライブ。快適です！

コメント

yamahiro

meikenさん、こんばんは！
初めてのコメントにて、失礼します。

いやー、たくさんの花、すばらしいですね。
meikenさんの写真だけで図鑑ができてしまいそうですね 。

早池峰山には数年前に一度だけ行ったことがあるのですが、小田越から山頂〜河原坊と時間に追われて登ってしまったので、お花には目もくれず。こんなに素晴らしいところだったなんて

写真をとりながらでなかなか前に進めない状況、よく分かります 。それにしても、ゴマソフトおいしそう

おつかれさまでした

Spring

いいなぁ…！
私も早池峰行きた〜い！！
この季節、なかなか山登りできる時期じゃないので、meikenさんのレコ見て写真見て、いつかは…と思いを馳せています。
人がいっぱいいそうな所に一人で行くの、嫌なんですよね
まぁ、人のいなさそうな所に一人で行く方が危険なんですが

meiken

yamahiroさん、こんにちは。
初めまして。
早池峰は花の名山です
ここにしかない固有種があるので、6月中旬から咲き始めると思います。
ハヤチネウスユキソウはとっても美しいです。
これを見にいらっしゃる方もたくさんいます。
機会があれば是非再訪を！

金のゴマソフトは普通のゴマソフト（￥280だったかな？）より濃厚でした。

meiken

Springさん、こんにちは。
早池峰は人気の山なので土日避けて平日に行きました。
お仕事の都合もあるでしょうし、平日の代休を利用してみたらどうでしょう？
お天気の都合もあるのでそう簡単には行けませんよね
お花はこれからです。
昨年は監視員さんから毎週早池峰通いする仙台の人の話を聞きました。
毎週までとはいかないまでも何回か通ってお花を見たいです
ただ、岩岩道を登るのが大変ですが