白山(御前峰〜大汝峰)
- GPS
- 51:08
- 距離
- 23.0km
- 登り
- 1,809m
- 下り
- 1,848m
コースタイム
- 山行
- 4:53
- 休憩
- 0:42
- 合計
- 5:35
- 山行
- 7:29
- 休憩
- 1:37
- 合計
- 9:06
天候 | 概ね晴れ 暑い |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
夜行バス 渋谷マークシティ22:45発〜金沢駅東口6:00着 9,200円 白山登山バス 金沢駅東口6:00発〜別当出合8:00過ぎ着 2,200円 (帰り) 白山登山バス 別当出合12:30発〜金沢駅東口14:30頃着 2,200円 夜行バス 金沢駅東口22:10発〜バスタ新宿6:12着 9,800円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
★砂防新道は階段状の石段が多く、途中に水場とトイレが2カ所あり安全 南竜ヶ馬場まで最短ルートのため人が多く混雑で疲れる 私は砂防新道で心が折れ、下りは砂防新道の距離の短さに助けられました☆ ★展望歩道は北アルプスの展望が良く、傾斜もきつくないのでオススメ ★御前坂(トンビ岩コース)は距離短いけどダラダラと疲れた… ★室堂から御前峰もまた階段状で人も多くて辛い… 御前峰から大汝峰・池めぐりは人が少なめで良かった 大汝峰から七倉山方面に下り、分岐から巻き道を戻って来るルートは ほぼ平坦でお花畑に囲まれ、展望も良くて気に入った |
その他周辺情報 | ★南竜ヶ馬場キャンプ場 300円 ペットボトル類350mlも500mlも300円 カップヌードルお湯付きで450円だったかな? キャンプ場のトイレ=和式・紙あり 炊事場もあり水が豊富のようだが節水を心掛けましょう 山荘のトイレは…水洗? 和2洋1 ※蚊?がすごくて刺されまくった。特に香しい臭いの靴下の上から足が集中砲火を浴び… ★白山室堂ビジターセンター ペットボトル類 確か400円だった アイスコーヒー(氷付き)600円 カップヌードルお湯付きで450円だったかな? ★金沢駅から無料送迎バスで健康ランド「ゆめのゆ」に行きました。 入浴だけなら550円(タオル類は付かない) 健康ランドコース1,000円(タオル類・館内着付き) サーロインステーキ1,200円 インドカレーうどん900円 コーラ・メロンソーダ各300円 ★金沢駅のコインロッカーにザックを預けたが(600円) 広くてあちこちにコインロッカーがあり 店が閉まると通り抜け出来ず場所がわかりづらくなるので注意 え?そんなバカお前だけだって? (警備員のおじさんに教えてもらいました(^^;)) |
写真
装備
備考 | 半袖ドライレイヤー、長袖メリノウール、駒の小屋Tシャツで夜も寒くなかった |
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感想
( ̄∀ ̄)
夏休み登山は毎年恒例北アルプス縦走のハズですが
今回は何と!3ヶ月ぶりの登山のため
7月の連休に予定しながら中止した白山の方が
ちょっとゆるいだろうと思い、決めました。
ほんとは3泊して別山も登りたかったけど
施設にいる母も心配だし台風も来そうだし
2泊にすればちょうど登山バスの運行にも合う、
というわけで、自分にとってはバッチリなプランとなりました。
(しかし7月の方がお花が多いだろうという考えが消えず、
来年の7月4連休に延ばそうかしつこく悩んでいた)
渋谷からの夜行バスは金沢に6時頃到着予定、
金沢発の白山登山バスは6時と6時半の便があります。
おそらく6時の便に間に合うだろうとふんでいましたが、
本当に間に合いました!(^∀^)ノヤッタ!
思ったより混んでおらず、バスは2台ですんだようです。
しかも立ち乗りのない座席定員制ですからね!
バスの中で小さな玉子パンを食べて朝食代わりに。
とうとう到着した別当出合は標高1260m、やっぱり暑いです。
揺れる吊り橋を渡って砂防新道から登りに入ります。
人が多いです。石段が多いです。つらいです。
心配していた荷物の重さはさほど感じず、最初のうちは
さすが私、テン泊60泊超は伊達じゃないな!と自画自賛しておりました。
一時間ほどで中飯場、トイレ(水洗)と水場あり。
さらに一時間半ほど?で避難小屋…かと思いきや工事用の小屋で、
そのすぐ先の避難小屋もトイレと水場あり、広場もあって休憩適地。
しっかし、あっぢぃ…
距離が短いから何とかなるとは思いますが、すでにバテてきました。
・3ヶ月ぶりの登山 ・暑い ・まともに朝メシ食ってない
3拍子揃っておそらくシャリバテ状態だったかも。
食欲ないから食べて元気を出すことが出来ず、
とにかくゆっくりマイペースで頑張ります。
人が来たら譲って、前から来たら譲って、自分ばっかり休みます。
ああもう、とにかく階段ばっかり…(;_;)
砂防新道はそういう道だと知ってはいましたが、完全に心が折れました…
そして辿り着いた南竜ヶ馬場。山荘で受付してテン場へ行きますが、このほんのちょっとの登りがもう限界に辛くて…(←どんだけヘタレ)
テン場は広くまだ余裕があり、いい場所というほどでもないけどはじっこに張ることが出来ました。
さっそく寝ます。いったん寝たら起きて山荘でカップヌードル買って沢に足をつけながら食べて、そしてまた寝ます。いくらでも寝れそうなほど眠いです。
さんざん寝てたくせに夜も全然問題なく眠ることが出来ました。
まぁ、周囲の物音や話し声に久しぶりに腹を立てたりもしましたが、
もんのすごく大騒ぎしてる人は、幸いいませンでした…。
翌朝。今日はとうとう御前峰に登ります。
ルートは展望歩道で。北アルプスの展望が良いです。
人も少なめで急登もなく良い道でした☆
少し距離が長いので下りに使おうか迷ったのですが、
朝のうちの方が北アルプスが見えて良かったです。
それに、帰りはまた山荘に寄ってテントの受付をしなければならないので
御前坂(トンビ岩コース)を下ればちょうど山荘に出て、
無駄がないという作戦。
さてお花ですが、やはり終わりかけのようです。
ハクサンフウロ、ハクサンコザクラは見れましたが、
白山でハクサンイチゲとゴゼンタチバナを見たい、という私の野望は
今回は叶えることが出来ませんでした(;_;)
それでもお花はいっぱい、テン場にも咲いてます。
お花と展望を楽しみながら、頑張って登ります。
室堂に着いたらまだ売店はやっておらず、神社でお参りしてさっそく登ります。
人が多い〜ぃ、です。
ルートにもよるのでしょうが、どうもここは初級者が多いような気がします(←オマエモナー)
何故なら私と同じくらいしょっちゅう休む人が多かったので(^^;)
あと気になったのが、ストックの横持ち!危ないのでやめましょう。
それと子供連れも多かったです。登りやすい山ですからね。
自分のデカザックにプラスして子供の小さなリュックを2つ持ってたお父さん、ご苦労様。
とにかく階段状の道を、“いつか着くだろう”というハクナマタタな気持ちで
何とか登り切り、御前峰山頂へ。
北アルプスはすでに雲で見えにくくなっていましたが、360°の大展望。
剣が峰は、たぶん登れないようです(登山道ないよね?)
ここから池を見つつ、大汝峰をぐるっとまわって戻る予定です。
火山ぽい石ゴロゴロの道を足元に気をつけながら下ります。
皆さん御前峰までのようで、人が少なくなって助かりました。
大汝峰へは近いな〜と思ってたら、何だか大回りをさせられて
急な岩場を頑張って登りながら(怖くはないです)
広い山頂へ辿り着きました。
数人いた登山者もすぐにいなくなり、しばし山頂独り占め。
多少雲が出てましたがそこそこ景色は見えるし、涼しい。
そろそろ足も疲れて来たのでここからピストンしようか迷いますが、
予定通り七倉山方面へ下って巻き道を通って戻る事に。
人影がないので嬉しいです。
しかも傾斜がなだらかなので下りが苦手な私には丁度良い。
と思ったら、滑って転んで左半身を打ちました…(;_;)
よ、良かった、誰もいなくて… じゃなくて、ケガしなくて良かった。
10分ほど下ると分岐があり、巻き道で室堂方面へ帰ります。
この道はほぼ平坦な上展望も良く、狭い道を塞ぐほどの花畑でとても良かったです。
しかし元のルートに合流する頃にはすっかり足が疲れ、
ほんのちょっとの、ビミョーな登りに足が動かない。
なので、大岩の上に座って靴を脱ぎ、しばし休憩。
仕方ないので歩き始めるも、池めぐりコース(1.5km)と室堂近道(500m)のどちらにするか迷う。
普通に考えれば近道を利用するのですが、近道は目の前のピークを階段で登る。
比べて池めぐりコースはゆるく下って行く感じです。
目先の楽さを優先し、池めぐりコースを選択。
幸いほんのちょっとの登りもなく、そこそこお花も楽しめましたが、
もう… 下りでも、平坦な道でも辛いほどに足が疲れてしまって…
何とか室堂に戻って来たら、売店がやっていた!
カップヌードル(シーフード)とアイスコーヒーを注文しますが、
アイスコーヒーは氷こそ入れてくれるものの、
冷蔵庫から紙パックのコーヒーをドボドボ注ぐだけだったので
ちょっとガッカリ。
しかし乾いた喉にとても美味しく、氷もまだ融け残っていたので
「親父、コーヒーもう一杯!」(←そんな言い方はしていない)
氷とカップをそのままでおかわりしたのでサービス?でタップリ注いでくれ、
一口チョコレートもくれました(^ー^)オマケ
(でもガムシロとミルク入れたらあふれそうで困ったけど)
その後ペットボトルのなっちゃんとお茶も買いました。
当初の予定(希望)では、翌日はいったん室堂に登った後、
観光新道で下る予定だったので、
「明日だとポカリスエット売り切れちゃいますかね?」と聞いたら
「いや、そんなことはないです」と言われたので安心。
今買っといてもいいンだけど荷物になるからね。
しかも南竜山荘の方は、ポカリやコーラ売り切れちゃってたので…
(でも結局、室堂には行かなかったヘタレ)
もう2時半でしたが、後はテントに帰ればいいだけだから焦る必要ない。
予定通り御前坂を下ります。
標識もバッチリあるし迷いようがありません。
と思いきや、何か、もしかして、ここエコーラインじゃね?
別にいいけど、少し長くなるだけでテン場には戻れるし、別にいいけど、
御前坂だったらちょうど山荘に出るからテントの受付がスムーズに出来たのに…
と思いながら「別にいいや、別に」と思いながら歩いてたら、
トンビ岩に着きました!何だ、道間違ってないジャン!(←バカ)
ということは、今日はノルマ達成、バッチリだな!
すぐに山荘とテン場が見えるようになり、すぐジャンと思いつつ下りますが
なんか、ダラダラと長い…(1km程度の距離なのに)
岩ゴロで段差があったりめんどくさい道で、
思ったより全然まったく人がいなかったのでゆっくり下れましたが
「まだかよ〜」「もうヤダ〜」とか言いながら歩いてました(苦笑)
そして山荘のそばの沢に下りて足を水につけます。
待ち望んだ瞬間です!
昨日もやったけど、昨日はいったんテントで寝て疲れがとれてからだったから、
今日は疲れたてホヤホヤ、まるで温泉の足湯のような気分です!
水は死ぬ程冷たいけど、足を浸けてると本当に気持ちイイ!
足の疲れがだいぶ取れた気がします。
そしてテントに戻りますが、何故か今日は眠くない。
夜もなかなか寝付けなくて、拍子抜けでした。
翌朝。最後の日です。
今日の帰りのバスは12時半、しかしつるぎ?駅行きなら15時半にもあります。
傾斜が急でツラいという噂の観光新道で下るか、
ゆっくり砂防新道で下るかの世紀の判断を迫られるも、
そもそも観光新道で下るならまずエコーラインか十二曲りコースを登らなければいけませン。
いやです。
というわけで、アッサリ砂防新道で帰ることにしました。
時間に余裕があるから、途中で休憩して余った固形燃料を使い切ろう!という計算。
当初はいったん室堂まで登って、あわよくばもう一度御前峰に…などとたわけた理想を掲げていたのですが、や〜めたっと。
今日は初日よりも風がなく陽射しも強かった気がします。
汗だくになって登って来る人に、思わず同情してしまいます。
私は予定通り、ナントカ避難小屋の上の広場で目をつけていた木陰のベンチを陣取って、お湯を沸かしてチキンラーメンを食べました。
そしてさらに下って中飯場でフルーツミックスも食べ☆
無事に別当出合に下り切りました(当たり前)が、それでも疲れちゃったり…
金沢行きのバスはガラガラで、私は汗臭いからと一番後ろに座りました。
途中市ノ瀬で入浴していた人達がたくさん乗って来たので満車になりましたが。
金沢に着くとまだまだ昼間、暑いのでウンザリ。
新幹線の席はまだあるようですが、15,000円ほどかかるし
とにかく自分の汗くささが尋常じゃないのでさすがにヤバイ。
予定通り予約した夜行バスに乗ることにし、
時間つぶしも兼ねて健康ランドに行きました(8/14日記参照)。
https://www.yamareco.com/modules/diary/79241-detail-191886
まぁそんなわけで無事帰りましたが、、、、
今回歩いた白山は定番王道ルートだったせいもあるけど、
思ってた以上に整備されている分非常に人も多く、
なんだか… 難易度の低さとは裏腹に…
妙に精神的に辛い登山となってしまいました…。
3ヶ月ぶりの登山であること、そしてとても暑かったこと、
全然白山には関係ない理由なのだけど、
再び白山を訪れるのは遥か先のことになるだろうと思います…。
でも別山とか、違う山にはやっぱり登りたいな☆
白山登山、お疲れ様でした。
まあ、一番人の多いコースを歩かれたので、よけい疲れたのだと思います。
白山には、避難小屋が多くありますので、水さえ持っていけば、重いテント持参なしで、まあまあ楽に行けますよ。
例えば一日目、殿ヶ池避難小屋または室堂泊(素泊り小屋あり)〜2日目、七倉山経由 奥長倉避難小屋 または楽々新道へ行って楽々新道の避難小屋泊 なーんて。
ただ下山地、交通の便の悪いのがネックなんですよね。
また、白山行って(剣が峰はもういいですよね)お花や景色、楽しんでください。
(^^)sari-paA さんこんにちは。
念願の白山でしたが、体がなまっていたのと猛暑でヘトヘトでした
まぁ、もともとヘタレですが。
でもやっぱりお花がいいですね、紅葉も良さそうですが。
これで白山にもツバつけたので またそのうち登ると思います。
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