ガスとカモシカ君とクリンソウと石楠花の御座山
- GPS
- 05:40
- 距離
- 10.2km
- 登り
- 1,284m
- 下り
- 1,284m
コースタイム
キャンプ場の案内センターの横にある舗装された駐車場に車を停めて、登山スタートしました。キャンプ場の中を通り、案内板に従って林道を進みますが、途中から泥道になる区間が300mほどあります。ここを抜けると新緑のカラマツ林の中をうぐいすの鳴き声を聞きながら、徐々に高度を上げて、木の階段や落ち葉のクッションの効いた登山道が続きます。一旦、下りになると、前方に紅白の大きな鉄塔が見えて、この鉄塔の下をくぐり、またピークを登り切ると白岩登山口からの合流点です。
8:25白岩登山口からの合流点
シラカバ、カラマツ、ミズナラ、トウゴクミツバツツジなどが混在する樹林帯の中をフラットな尾根道となりますが、下草にシダが多くなるあたりから、九十九折りの登りとなり、大石や岩、木の根の階段状の急登となります。
9:00見晴らし台
あまり広くはありませんが、西側が開けていて晴れていればかなりの展望なのでしょうね。この見晴らし台の少し前から、登山道の周りにシャクナゲの群生が始まります。
9:35前衛峰
岩場で、ここも広くはありませんが、晴れていればかなりの展望が期待できそうでした。前衛峰まで来るとシャクナゲはかなり減りました。岩場を一旦下り、鞍部まで来ると、山頂までは急登となります。植生も変わり、コメツガやシラビソ、ダケカンバなどの八ヶ岳の原生林のような雰囲気となります。
10:10御座山頂上
山頂は、大きな岩が重なっているような形状です。周りには障害物もないので、晴れていれば360度の大パノラマなのでしょうね。
10:45前衛峰
11:15見晴らし台
11:50白岩登山口からの合流点
12:45長者の森キャンプ場の駐車場
天候 | 曇り時々ガス、そして小雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山道は、まずまず整備されており、歩きやすかったですね。登山ポストは見当たりませんでした。 |
写真
感想
昨日、気象庁からついに関東甲信越地方にも梅雨入り宣言がされましたが、天気予報によれば、山梨・長野地方は午前中は晴れ間ありということで、御座山を目指しました。中央高速道路の笹子トンネルを抜けると晴れ間も見えたのですが、須玉インターチェンジから、国道141号線を北上すると次第に雲が多くなり、清里を過ぎると、雨まで降って来て、テンションもサゲサゲで温泉に入って帰ろうかと思ったのですが、登山口である長者の森キャンプ場についた時には、雨も上がったので、もう曇っていても文句は言えないという前向き?な気持ちで、何とか登山スタートしました。
天気は、もう期待出来そうもないので、とりあえずシャクナゲさえ咲いていればいいなという気持ちで、歩き始めたのですが時期的にもバッチリだったようで、展望台付近に群生しているシャクナゲは美しく開花していました。でも満開には少し早く5分咲きというところでしょうか。
御座山手前の鞍部で、休憩していると私の背後でカモシカ君がじっと見つめていました。彼が息を潜めているので全く、その存在に気付かなかったのでビックリしてしまいました。写真を撮影しても微動だにせずに、大人しく被写体となってくれました。
御座山の頂上についても、天気は変わらず、ガスに覆われて何も見えなかったので下山すると、下から多くの登山客の方々が、来るは来るは・・・・、皆さん、シャクナゲの時期に合わせて来られたのですね。
白岩登山口からの合流点まで来ると、セミに鳴き声の大合唱に驚かされました。初めはカエルが鳴いているのかと思ったのですが、ハルゼミの鳴き声のようでした。行きの登りで葉の裏に留まっているハルゼミを見たので間違いないようです。
長者の森キャンプ場まで下りてくると、池のほとりに見事なクリンソウが咲いているのを見つけて、もう感激・・・・。この御座山へは、3つほどの登山口があり、どこから登るか少し迷ったのですが、ここ長者の森キャンプ場からにして大正解でした。
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