早川尾根縦走 アサヨ峰〜高嶺〜鳳凰山
- GPS
- 32:00
- 距離
- 21.5km
- 登り
- 1,981m
- 下り
- 2,639m
コースタイム
- 山行
- 5:12
- 休憩
- 0:53
- 合計
- 6:05
天候 | 雨後晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
|
予約できる山小屋 |
北沢峠 こもれび山荘
|
写真
感想
バスを活用した早川尾根縦走を計画した。以前、夜叉神から鳳凰三山には行ったことあるが、尾根をつないで歩くことにした。
9/24 当初、夜叉神峠に駐車しようとしたが、駐車場の誘導の人から混んでいるときはバスに乗れないかもしれない、と言われ芦安駐車場に停める。広河原まではバスもタクシーもほぼ同じ金額。乗合タクシーに乗れるのは芦安と広河原のみで他はバスのみ。夜叉神駐車場はガラガラであった。広河原で乗り継いで北沢峠に到着。
北沢峠からさっそく登山開始。長衛小屋のテント場にはたくさんのテントが並んでいた。栗沢山への登山道は急なところもあるが、全体的に歩きやすい。ピンクのテープもたくさんあり安心だ。樹林帯を抜けると頂上はすぐ。途中甲斐駒が姿を現す。まっ白な山肌と三角の形が特徴的である。頂上からは360度の展望のはずが、あいにくのガスで甲斐駒と仙丈だけが見え、北岳はほぼ雲の中。休憩中にだんだんとガスが濃くなり、山頂全体を包んでしまったので次に向け出発。
ここから先は稜線歩きだ。樹林帯と異なり稜線ではほとんどマーキングが無い。特に岩場ではルートがわかりにくいところもあった。天気は晴れたり曇ったりを繰り返していたので、時々周囲の山々が姿を見せてくれていた。岩場を登るとアサヨ峰に到着。頂の直下から木々が黄色く色づき始めていた。ここでは天気の回復は無く、ときおりパラパラと雨粒を感じるようになった。気持ちのよい場所であるが先へ進むことにする。
そこから何度もアップダウンを繰り返し、早川尾根小屋に着く。小屋は今年から営業していない。すでに5張りのテントがあったので自分もテントを設営することにする。そのタイミングで雨が降り始めてしまった。テント設営後、テント内にこもって晩飯だ。セブンイレブンの惣菜のチキンステーキと漬物で豪華な食事となった。
雨がやんだので外へ出ると他の方も出てきて山談義。夜叉神からは立席であればバスに乗れたそうだ。また、早川小屋は開放されており、非難小屋のようになっているとのこと。トイレも水場も使える状態であった。
9/25 朝、暗いうちから出発。明るくなると青空が見え始めテンションが高まる。赤薙沢ノ頭で展望が開ける。前日隠れていた北岳も良く見える。晴れているので紅葉の色合いも前日とはぜんぜん違う。ここで初めてのブロッケン現象に遭遇。
白鳳峠から少し急な坂を登り、最後は岩場を登ると高嶺(たかね)に到着。山頂は広く、展望も最高で非常に気持ちのよいところ。鳳凰山から来て高嶺経由、白鳳峠を広河原へ降りる人もたくさんいるようだ。私としてもお勧めの山である。北岳のガスが取れて白根三山が勢ぞろい。
赤抜沢ノ頭からは地蔵岳のオベリスクが間近に見える。登ろうとしている団体さんも見えた。このあたりから登山者の数が一気に増える。バスの時間があるので地蔵岳には寄らず観音岳へ。今回の山行での最高地点である。山頂は大岩がゴロゴロで、その上に立つと最高の展望だ。八ヶ岳〜秩父山系のガスも取れて見渡せるようになった。天候としては申し分ない。
薬師岳は広い山頂で休憩するにはちょうど良い。富士山の眺めもいい感じだ。そこからは下りが続く。展望は無くひたすら下るのみ。夜叉神峠小屋で最後の展望である白根三山を見ながらバスの時間調整を兼ねて休憩。駐車場からここまで登るお手軽ハイキングも良さそうだ。
夜叉神駐車場では無料の水場もあり、食事やソフトクリームなどがある。早めに降りてここでバスを待つ人もいた。芦安でササッとお風呂に入り帰路に着くが、予想通りの中央道大渋滞を経て自宅にたどり着く。
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