乾徳山



- GPS
- 10:13
- 距離
- 15.7km
- 登り
- 1,366m
- 下り
- 1,354m
天候 | 曇/晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
鎖場複数あり/頂上直下の扇岩は高度もあり険しいが、巻き道あり |
感想
本来は9日に鶏冠山を登り、登山口でテン泊したあと後続と合流して乾徳山を登る予定だったのだが、前日の雨に加えて体調不良もあり、日曜日の乾徳山のみとなった。
乾徳公園の駐車場に7:00に集合して7:30に登山開始。パーティに年配のメンバーがいたこともあり、ゆっくりした登山になった。登山口からしばらくは杉林のなかを登る。雨上がりの森は気持ち良いが、参道は特に変化のない道のりである。
途中に水場が二つあるが、水が細いと聞いていた銀晶水は、気づかずに通り過ぎてしまった。国師ヶ原の分岐の手前にある錦晶水は水量も多く、しばし喉をうるおす。
国師ヶ原から目指す山頂を見上げると、肩のあたりに開けた草原が見えるが、それが扇平である。扇平の月見岩周辺は展望もよく風もよく通る。道中ではかなり鹿を見かけたが、扇平では幾つかの群が歩いているのを見ることができた。鹿が多いのは、いかにも秩父の山らしい。
扇平から先は登山道も岩がちになり、途中でひとつふたつと、それなりに登りごたえのある鎖場を超える。山頂直下には30mの鎖場があり、ここが核心だろう。鎖なしでも十分登れるが、下部が多少悪いので、鎖を使わないで登るならばホールドの豊富な左下から右上すると良い。巻き道もついているので、不安ならば無理しない方が無難である。
この岸壁を越えると、もうそこが山頂である。鋭峰らしく山頂は狭いので、休憩や昼食には向かない。30mの鎖場のすぐ下に二つほど開けた岩棚があり、展望もきくので、一度そこまで下りてから昼食をとった。
下山道は、扇平までは来た道をたどり、そこから道満尾根へのルートをとった。道満尾根は、それまでとは打って変わってなだらかな尾根筋の道が続く。登山道沿いはツツジが咲き乱れ、少し山道を離れて藪の奥に入ると、シャクナゲも美しい。鎖場の緊張を癒すにはうってつけの下山ルートである。
ツツジがまばらになりはじめると、なだらかだった山道は急に斜度を増し、ここから登山口までは膝にくる急な斜面を下ることになる。とはいえ、道はそれほど悪いわけではなく、特に危険個所もないので、転倒にだけ気をつけてゆっくり下れば良いと思われる。
適度な岩場もあり、登っていて飽きないとても良い山だった。次に訪れることがあれば、黒金山を越えて西沢渓谷まで歩いてみたい。
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