【三叉峰〜赤岳】杣添尾根から往復


- GPS
- 11:55
- 距離
- 12.1km
- 登り
- 1,456m
- 下り
- 1,461m
コースタイム
- 山行
- 10:20
- 休憩
- 1:33
- 合計
- 11:53
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
海ノ口自然郷横岳登山口Pは、5:00到着時点で4台の駐車。 その後、出発までに数台が到着。 下山後は4台ほど。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【トイレ】 ・赤岳展望荘(有料) ・赤岳頂上山荘(有料) ・南八ヶ岳林道(東屋有り)に簡易トイレは使用禁止だったらしい。 【危険個所】 三叉峰〜地蔵の頭にかけて、足場が悪い箇所多し。(ハシゴ、クサリ有り。) |
写真
感想
去年の同時期、同じ杣添尾根を上がり、体調が良ければ赤岳往復を狙っていたんだけど、上がってみると頭痛発生。
結局、硫黄岳まで往復に変更。
頭痛は下山まで続き、ヘロヘロで下山ということに。
お陰で、下りはコースタイムの倍も掛かったという悲しい結果。
で、今年はそのヘロヘロにリベンジすべく、再度杣添尾根に挑戦する。
あのヘロヘロはすっかり忘れているというお気楽な自分になんだかな…と思うけど。
稜線に上がってみて、また体調が悪ければ、途中で引き返せばいいし、場合によってはもう一度硫黄岳という手もあるかな…と。
去年と同様に夜中に自宅を発ち、5時に登山口駐車場着。前回ほどの寒さはなし。そして、雲天。
<横岳登山口〜三叉峰>
おおよそのコースが分かっているということは、精神的にも楽。
別荘地を上がり、林道に出て、2か所目の登山口へ。
ここから本格的な登山道になり、すぐに沢を渡ると本格的な登りになる。
途中、去年は無かった2100mを示す標識やら、去年は気がつかなかった「中間点」の標識にも気がつき、順調な滑り出し。
尾根に上がると一旦は斜度が弱まるが、一本調子の上り坂であることには変わらず。
途中、下山者から「稜線上は風が強く、吹き飛ばされそうな状態」との情報を得る。
相変わらず、ガスっているし、気温も低め。
天候は回復傾向であることには間違いないので、稜線に上がったら、晴れてくれることを祈りつつ、喘ぎながら登る。
ハイマツ帯に出る。去年はここから赤岳が見えていたけど、今回はガスガスガス。しかも、風が吹くと寒い。去年は暑くて堪らなかったことを思い出す。
結局、まったく途中の展望無しで、ガスの中を三叉峰まで上がった。
<三叉峰〜赤岳>
とにかく寒い。上っている途中は半袖でも耐えられたが、行動を停止するとあっという間に風が体温を奪う。長袖シャツを着用で小休止。
前回と違い、体長は良い。頭痛も無し。
ということで、赤岳に向かう。
コースは一般道になっているけれども険しい。
いくつかの岩峰の脇をトラバースしたり、大きな峰を乗り越えたり、滑りやすい一枚岩を両手両足、鎖を使って上り下りしたり。勿論、ハシゴも。
そして、茅野側に出ると風が強く、寒い。野辺山側に出ると、ホッとする。
そして、少しずつだが、野辺山側の展望が開けてくる。
地蔵の頭で険しさは一旦終了。
でも、やっぱり茅野側からの風が強くて寒い。あぁ、こればっかり。
赤岳展望荘では、野辺山側の山小屋が風を遮る場所で休憩。
赤岳への電光石火型の登山道が全貌を表す。
あぁ、これを登るのか…。(゜-゜)
足場の悪い電光石火登山道を喘ぎつつ登ると、赤岳頂上小屋の建つ赤岳北峰に到着。
そして、南峰へ。展望皆無だけど、標柱の記念撮影。
<赤岳〜三叉峰>
往路を戻る。
ルートが頭に入っているので、復路は精神的には楽。
振り返ると徐々に雲が取れ、赤岳の山頂部がガスの中に顔を出す瞬間もあり。
そう、今回気がついたこと。意外にメット着用の登山者が多いなという印象。
確かに、横岳と赤岳の稜線は岩場が多く、滑落の危険性もあるし、小さな落石が起きそうな感じ。
安全登山、リスク軽減として、ヘルメットは有効なのかな…とも思う。
三叉峰に近づくにつれ、茅野側のガスも切れてくる。
足元を見ると、行者小屋、赤岳鉱泉も見えてくる。そして、硫黄岳方面も。
徐々にヘタリつつも、三叉峰着。
<三叉峰〜横岳登山口>
下山開始。
野辺山側は明るくなってきていたので、杣添尾根の全貌が見える。
逆に見えてしまうと、どこまで下りれば、登山口なんだろという不安も頭をもたげてくる。
まずは、ハイマツ帯を急降下。
途中、赤岳がきれいに見てきた。でも、今日はこれで見納め。
樹林帯に突入。
そして、ここからが前回同様に長かった。
休憩多数、ヨロヨロ歩きで、コースタイムの倍以上の時間を掛ける。
というか、あのコースタイムは早過ぎないか?という気もしてくる。
往路に確認した標識もほとんど確認することができず、気がついたのは2100mの標識だけ。
あの「中間点」の標識も見逃していたくらい。
前回転倒した橋の手前も慎重に下る。
そして、やっと南八ヶ岳林道にたどり着く。
あとは、別荘地を行くだけだったのが、見事に道を間違えた。
素直に標識に従えばよかったのに、何を思ったのか「杣添」という文字に引き寄せられて、途中を右折。
すぐに、これは間違えたなと思ったけど、事前の調査でこういう道もあり、結果的には登山口の近くに出るということは予想できたので、そのまま進む。
意外と歩きやすい道でスイスイと進み。車道に出る。
本来の登山口より、南に50mほどの箇所から車道に出た。
<まとめ>
去年のリベンジ的な意味があった今回。
体調も悪くなく、赤岳まで行けたのは大収穫だったのではないか。
但し、やっぱり下山でヘロヘロ。
これは何とか克服しなかればと思うが、鍛えてもいないし、年齢的な限界があるか。
いや、通勤で座るのは止めようと心に誓うのであるが…。
その前に次はどこに行くか。また、地図を見る楽しみも増えるのである!
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