燕岳〜秋が青空から降り注ぐ、晩夏の北アルプス
- GPS
- 07:34
- 距離
- 14.0km
- 登り
- 1,633m
- 下り
- 1,634m
コースタイム
- 山行
- 5:11
- 休憩
- 2:24
- 合計
- 7:35
天候 | 晴れのちガス |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
なし |
写真
感想
秋雨前線が北上し山間部はガスに覆われ降雨となる予想。黒斑山を予定していたが、関東の山間部はほぼ全滅。北アルプスの早朝は全域快晴予想。ただし午後はガスに覆われ始め降雨の可能性大。
群馬から日帰りで尚且つ正午までに下りられる山を確認。唐松岳、常念岳、蝶ヶ岳は今年行ったので、常念山脈の燕岳に行くことにした。CT4時間20分だが3時間で行けるように荷物を10kgと軽量化し、昨夏の西黒尾根2時間半以来の本気モード。50歳の体に鞭を打つ。
ヤマレコで知り合ったirohaさん、kijimunaさん、kazumさん。みなさん月曜休みで近県でもあり「月曜の男たち」のタイトルで、グループLINEにして連絡を取り合っている。皆さん26日から泊まりで裏銀座、笠ヶ岳、西鎌尾根へと北アルプス周辺に集結する。私は日帰りで観光弾丸登山。タッチアンドゴー。
下山時刻から逆算し前橋を1時に出発。関越道から上信越道、長野道で安曇野で下りる。真っ暗な中房線を走って行く。片側交互通行があるので信号順守。
3時40分に中房第一駐車場に到着。何とか空きを見つけて駐車。ほぼ埋まっていた。降ってくるような星空と、眩い三日月を見上げて出発。気温14℃、肌寒い。
ヘッデンを点灯し舗装路を歩み、中房温泉の燕岳登山口へ。真っ暗な登山道は静寂。三日月なので月明かりも頼りない。20分も歩くと有酸素運動に切り替わり、歩調のリズムを作って淡々と登っていく。景色が見えないのが好都合。
第三ベンチからは雲海と朝焼けが見えた。有明山から朝日が上がる。富士山が見えない富士見ベンチを過ぎると急坂。北アルプス三大急登。給湯室でおしゃべりするように、リズム良く軽快に歩んでいく。
まだ営業前の合戦小屋に6時に到着。ここからギヤを上げてラストスパート、登山道を駆け抜けていく。しかし合戦沢の頭で足が止まり失速。表銀座の稜線と槍ヶ岳が目に飛び込んできた、美しい景色に見惚れて佇む。
気を取り直して、ミヤマアキノキリンソウ、ヤマハハコ、トリカブト咲く道を駆け抜けていく。鎖が置いてあるだけの岩稜帯を抜けて燕山荘に到着。アラフィフなりに頑張り、2時間50分で到着。美しい景色が待っていた。
まずは燕山荘の周りを歩いて景色を眺める。気温10℃、ひんやりと秋の空気が身体を包み込む。予想通りの爽やかな快晴、早朝のクリアな北アルプスの眺望。
大天井岳の横には槍ヶ岳がよく見える。北と奥穂高岳、裏銀座縦走路の稜線、立山連峰、後立山連峰と景色が広がっている。
花崗岩の砂礫を歩んで燕岳へ向かう。浸食された奇岩群が立ち並ぶ。イルカ岩、メガネ岩を過ぎると燕岳山頂。北アルプスと立山連峰のパノラマ、東側には雲海が広がる。月曜日の男たち三人が、それぞれ居ると思われる方向に手を振り、パワーを送る。
北燕岳まで足を延ばす。東沢乗越方面は台風で倒木があり、沢が荒れていると書いてある。行こうと思っていたが、ガスが沢を上がり始めたので止める。そして後立山連峰にはガスがかかり、鹿島槍ヶ岳しか見えない。大天井岳も同様だ。
踵を返して燕山荘へ。今回も深夜1時に出発したのでブランチ。見た目が豪快なオレ流冷やし中華をガッツら食う。燕岳もガスに覆われ始め、槍ヶ岳も見えなくなった。9時30分となり予定通り下山する。潮時。
復路は花を観賞しながら下っていく。トリカブトの群生が秋を告げている。オヤマリンドウが花先を恥ずかしそうに開き、ヤマハハコの花が目のようにそれを見ていた。
早々と下山するため、登ってくる方とのすれ違いが多いこと。団体も多く50人以上とすれ違った。小さな子供や明らかに初心者の登山者もいた。やはり北アルプスデビューには良い山なのだろう。
すれ違いも多いが抜く方も多かった。登るより下りる方が経験と技術が必要なのだ。しっかりと足首や膝回りの筋肉を付けないと脚を痛める。荷物を背負っているので体幹も重要なのだ。
混み合う中房温泉に到着。下山後ソフトクリームを食べている方が多い。そのエネルギーの行先は内臓脂肪へ。蒸し暑い舗装路を歩いて駐車場へ。空きが出来ていた。月曜の男たち三人にエールを送り、着替えて帰路へ。
安曇野ほりがねの里、道の駅に寄って、刻みワサビと野沢菜を購入。こんな時のために車内にはクーラーBOXがある。安曇野ICから高速道へ。ピラミダルな常念岳を心の目で見ながらトンネルに入って行った。
growmonoさん 今晩は。
思ってもいなかった山へGOでしたね。
燕岳は俺達も日帰り圏内ですが、ネックは駐車場確保ですが月曜日でもあったのですね。
早朝の時間に登りあげるパワーはやはりすごいですね、
展望も良く北アが歓迎してくれてましたね、
山塊はもう秋風が吹いて(まだ8月ですよ)秋の足音が聞こえてくるようですね、(ほんの2週間前までは猛暑で閉口していましたが)空は真っ青の秋空になって、楽しめましたでしょうね。
こんばんは、yasioさん。
黒斑山を予定してましたが、10時頃からガスとなるのでやめました。時限的な快晴の見込める北アルプスにしました。
日帰りで正午までで下りられる北ア周辺の山で、今年行ってないとなると消去法で燕岳となりました。観光化されていますので、あまり気乗りしませんでしたが、月曜の男たちが近隣で集結するのと、3時間以内の登頂目標を掲げたので、俄然やる気になりました。
秋の走りで移動性高気圧が通るため、快晴の早朝は乾燥した空気で、素晴らしい眺望になるだろうと、また前日の夕立の影響と早朝の気温差で雲海も予想しておりました。今回の目的はクリアな視界で槍ヶ岳が見たかっただけです。なかなか行けないので・・・。
出発してすぐにトレランの方に抜かれました。途中ですれ違ってやはり速いなと思いました。私も小走り程度で行きましたが、水補給や行動食をとったりと随時休みました。
登山時間7時間35分のところ、2時間24分も休んでますからね。ほぼ燕山荘と山頂付近でまったりしてました。歩いていたのは5時間11分とはよく頑張ったなと。歩きやすく整備された道だからこそだと思います。関係の方々に感謝ですね。
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