鹿島槍ヶ岳 猫耳日帰り&アレにビビる夜

2019年09月07日(土) [日帰り]

• GPS: 13:33
• 距離: 21.6km
• 登り: 2,295m
• 下り: 2,346m

コースタイム

日帰り

• 山行: 12:34
• 休憩: 1:00
• 合計: 13:34

2:01 スタート地点
2:18 2:22 柏原新道登山口
3:25 3:25 ケルン（柏原新道）
3:38 3:39 駅見岬
4:29 4:29 水平岬
5:07 5:08 富士見坂
5:42 5:42 種池山荘
6:25 6:27 爺ヶ岳南峰
6:39 6:40 爺ヶ岳中峰
6:56 6:58 爺ヶ岳北峰
7:28 7:28 冷乗越
7:47 7:54 冷池山荘
8:01 8:01 冷池山荘テント場
8:53 8:54 布引山
9:54 10:11 鹿島槍ヶ岳
10:40 10:40 布引山
11:15 11:15 冷池山荘テント場
11:20 11:40 冷池山荘
11:55 11:56 冷乗越
12:28 12:29 爺ヶ岳北峰
12:48 12:49 爺ヶ岳中峰
13:00 13:01 爺ヶ岳南峰
13:27 13:27 種池山荘
13:58 13:58 富士見坂
14:15 14:15 水平岬
14:45 14:45 駅見岬
14:53 14:53 ケルン（柏原新道）
15:35 柏原新道登山口

天候

快晴

アクセス

利用交通機関：

自家用車

【扇沢駅有料駐車場】(利用)
0:00着で3割程度
自販機&ウォシュレット完備
（柏原新道まで15分程度)

【柏原新道付近駐車場】
到着時でほぼ満車
下山後は近くてうらやましい

トイレか利便性か、どちらを選ぶか悩ましい
1日1,000円ですが、なぜか毎回2,000円かかる謎

コース状況／危険箇所等

【柏原新道登山口〜種池山荘】
快適整備の登山道&ナイトハイクも安心です
ケルンまで軽い急登
その後は傾斜が落ち着き、危険箇所のザレ場を過ぎると視界が開けます
風が抜けないので、気温が上がる前の通過がオススメ

【種池山荘〜爺ヶ岳】
広くなだらかな稜線歩き
景色も素晴らしい爺ヶ岳へのウィニングロード
南峰・中峰ともにピークは巻けます
注)下山時はクマが2頭出没したそうです

【爺ヶ岳〜冷池山荘】
2,600m付近を平行移動する快適な散歩道
北峰からは冷乗越に向けてザレ場300mの大下り
帰路の登り返しは体力よりもメンタル的にツライ
(爺ヶ岳がちょっとキライになります笑)

【冷池山荘〜布引山】
テン場〜樹林帯を抜けるとガレ場の急登へ
傾斜は強めですが、広く歩きやすい登山道
布引山からの鹿島槍も素晴らしい

【布引山〜鹿島槍ヶ岳】
最後の急登
周囲が全部抜けるので景色は最高
一番ツラくて、一番楽しい区間でした

全般的に危険箇所・道迷い箇所はほぼありません
整備に感謝です

その他周辺情報

【大町温泉郷・薬師の湯】
本日も700円ナリ

写真

9/7 2:08

AM2:00
久々のがっつりナイトハイク
眠いです

9/7 3:26

ケルンまで1時間ほどの急登
もちろん余裕のウォーミングアップです
(ゼェハァ...

9/7 4:36

ケルンを越えると傾斜も落ち着きます
大好きな場所を発見

9/7 4:36

嬉しい水平道
ちょこちょこと休める区間があるので疲れにくい

9/7 4:46

名所が豊富で楽しい柏原新道
お次は石ベンチ

9/7 4:46

まさに石ベンチ
うっかり座ってしまう

9/7 5:11

唯一の危険箇所
夏場だいぶ踏まれて安定しています

9/7 5:13

ああ、ようやく夜明け
"アレ"にビビっていたけどもう安心です

9/7 5:17

蓮華岳&針ノ木岳も夜明け
あそことあそこが蓮華の偽ピークなんだな

9/7 5:22

さらに視界が開けます
富士山登場!

9/7 5:27

針ノ木が真っ赤に焼けます

9/7 5:34

鉄砲坂を登れば、種池山荘
稜線は初秋の空気感です

9/7 5:40

種池山荘は早朝から営業中
朝コーラをゲット

9/7 5:42

八ヶ岳・富士・南アを一望
皆さん山荘から乗り出して眺めていました

9/7 5:53

カラダが冷える前にリスタート
まずは爺ヶ岳へ向かいます

9/7 5:57

振り返れば立山・剱
今日は立山連峰がずーっと見える贅沢コース

9/7 6:21

前方に目指す鹿島槍を捉えます

9/7 6:26

まずは爺ヶ岳南峰ゲット

9/7 6:30

大町が見下ろせます

9/7 6:33

南峰から中峰へ
快適な空中散歩が続きます

9/7 6:44

GPS的には登ったことになっていますが、実は中峰巻きました
帰りに寄ります（たぶん

9/7 6:49

いい天気
これは暑くなりそう

9/7 7:26

北峰を過ぎると、冷乗越に向けて高度を下げていきます
樹林帯をいくつか超えます

9/7 7:28

鹿島槍がだいぶ近づきました
どんどん下ります

9/7 7:32

冷乗越
まだまだ下ります

9/7 7:39

下りまくって、ようやくこの辺りが最低部
帰りはコレを登り返すのかー...

9/7 7:44

冷池山荘へ到着です
鹿島槍に向けてコーラ(2本目)で燃料補給
「爺ヶ岳のクマに気をつけてね」とのこと

9/7 8:08

テン場を越えると...え、鹿島槍が3峰に増えてる!?
前衛峰の布引山です

9/7 8:46

登ります

9/7 8:46

さらに登ります
ここらへんが一番急かも

9/7 8:52

ここまで来れば、ひと段落
布引山ピークを左へ巻いていきます

9/7 8:57

布引山ピーク
最高の鹿島槍ビューポイントです
巻くこともできますが、ほんの数メートルなので立ち寄りオススメ

9/7 9:15

抜ける様な空の下、南峰へ

9/7 9:17

きついけど快感...

9/7 9:35

この瞬間が最高
あの先は何もないんだぜ、っていう

9/7 9:41

鹿島槍南峰
憧れのネコ耳へ到達です

9/7 9:49

遮るものの無い360°の展望
西側はさらに近づいた立山・剱連峰

9/7 10:00

北西に目をやれば、遠く日本海まで見渡せます

9/7 10:03

北には後立山連峰
白馬岳が小さく見えています

9/7 10:08

鹿島槍ヶ岳北峰(未踏)
調べたら往復40分、行けばよかった...
（片道40分と勘違いして諦めてしまいました

9/7 9:46

剱をバックに撮影していただきました
「葉加瀬太郎みたいですね!!」
...はい、自覚しておりますごめんなさい

9/7 10:11

満喫したので帰ります
爺ヶ岳から針ノ木・蓮華、遠く槍穂連峰までを望みながら
ずいぶん歩いたな

9/7 10:22

サヨナラ

9/7 10:40

惚れ惚れする綺麗な山容です
後立山の盟主の名に相応しい

9/7 10:52

布引山中腹で雷鳥ファミリーに出会いました

9/7 10:52

散歩中？
いいとこ住んでるねー

9/7 10:59

布引山を振り返る
見上げると南峰にそっくりです

9/7 11:02

デポしたザックを回収
冷池山荘〜2時間半の標識にビビって空身に
おかげで短縮できました

9/7 11:21

冷池山荘に戻ってきました
もう屋根がコーラ色にしか見えません
(もちろん3本目補給

9/7 11:43

コーラを流し込んで、いざ帰路へ
（扇沢まで5時間!?

9/7 11:50

爺ヶ岳の登り返し
実際はそうでも無いのですが、見た目にダメージを食らいます
爺ヶ岳がちょっとキライになります

9/7 12:02

写真を撮るフリをして時々サボる(定番

9/7 12:31

北峰付近まで上がれば、ひと段落
あとは南峰までほぼ水平移動

9/7 12:57

爺ヶ岳南峰へ最後の登り返し
どうってことない登りにやられる豆腐メンタル

9/7 13:04

立山連峰に見守られた稜線歩きが終わります
この辺りでクマが2頭出没したそう

9/7 13:29

種池山荘がオレンジジュースに見える
でもやっぱりコーラにしました
オワリ

撮影機器：

PowerShot G9 X Mark II CANON

装備

個人装備

半袖シャツ ドライインナー ソフトシェル ドライタイツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 サングラス 3シーズン靴 ザック ストック 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 コッヘル ライター 地図（地形図） コンパス 笛 ヘッドランプ ファーストエイドキット ロールペーパー 保険証 携帯 時計 ナイフ カメラ ヘルメット

感想

nori813

名峰揃いの後立山連峰で、ひときわ存在感のある盟主・鹿島槍

美しい双耳峰はもちろん、アプローチが不便なこともナゼか惹かれるところもあり

ギリギリまで笠ヶ岳と迷いましたが、駐車場確保で扇沢に軍配が上がり、行ってきました鹿島槍

そんなわけで深夜2時、扇沢をスタート
なかなかタフなロングコースなので、がっつりナイトハイクです

そうは言っても歩きやすい柏原新道
ソロでも真夜中でも、道的には安心して登れます

そう「道的」には…

と言うのも実は遡ること1ヶ月
あれはちょうどお盆の頃でした
（稲川淳二風)

早朝、同じく柏原新道をテクテク登っていると、2,000m付近で後続者の気配がしたのです

で、振り返れば50mほど後方でしょうか
登山道に白っぽい服装の男性の姿

(あ、速い方なんだなー、抜いてもらおう)

そう思って傍に避けて待ったのですが、ナゼか立ち止まったまま登ってこない

（どうしたのかな、抜いていいんだけど）

そう思った次の瞬間、その男性がくるっと向きを変え、下山していきます

…え？

っと思ってよくよく見れば、白いYシャツ姿
（アロハ？にも見えました）

当然ザックすら背負っていないし、登山する格好じゃない

そもそもこんな朝早く、この地点まで登って引き返す意味がわからない

コ、コレってもしかしてアレ...!?
お盆だしそういうこと ⁉︎


...なんていうことがあったので、実はビビりながらのソロナイトハイク

しかし幸い、今回はそんな方も現れず、無事迎えた夜明けにホッと一息

真っ赤に染まる針ノ木や富士山に癒されながら、少し登れば種池山荘
久しぶりに会う生身の人間(失礼)に安堵しつつ、朝コーラで燃料補給です

そして目指す最初のピーク、爺ヶ岳はすぐそこ

前方には目指す鹿島槍

左には快晴の立山連邦

最高の天気にも恵まれ、最高の景色に囲まれながら快適な稜線散歩を続けます

唯一ツライのは爺ヶ岳北峰からの大下り

往路はともかく、帰路のメンタルダメージが大きかったですが、それをも凌駕する、目前に見る鹿島槍の美しさ

もちろん、ピークからの絶景は筆舌に足らず

コースタイムの勘違いで北峰を諦めてしまいましたが、雷鳥にも会えた充実の山行を堪能できました

同じく日帰りピストンされていたお二方、ソロの男性、3人パーティの方々

写真を撮り合ったり、会話をさせていただいたりで、タフなコースの中、とても楽しく励みになりました

また、途中すれ違った皆様にも感謝です

とりあえずそろそろ髪を切るかな
後ろ姿が葉加瀬太郎らしいし。。

コメント

kiyohisa

白い姿:(；ﾞﾟ'ωﾟ'):
nori813さま
お久しぶりです。
安定のナイトハイクですね！
しかし、お盆の話はやばいですね…
白いワイシャツと言うから、一時盛り上がっていた紳士服専門店の社長さんかと思いましたが、どうやらアレなんですかね？
ナイトハイク好きとしてはちょっと怖い話です。
このコースは私も大好きで、シーズンを問わず歩きます。夜明けの剱岳や鹿島槍ヶ岳が素晴らしいですよね〜
あっという間に秋を感じる季節になりましたが、お互い安全登山で！！

nori813

Re: 白い姿:(；ﾞﾟ'ωﾟ'):
kiyohisaさま
コメントありがとうございます!
変な話を書いてしまってすみません(笑
しかし何事もなく、くるっと帰って行ってしまわれる限り、万一アレだったとしても悪いことは何もないのかもしれませんね!
(その方だったらそれはそれで衝撃ですが)
夏の鹿島槍〜五竜のレコ、楽しく参考にさせていただきました
本当に、終始眺めも道も気持ちの良いコースですね
また真夜中にどこかの山でお会いできるのを楽しみにしています!