十字峡から中ノ岳・丹後山周回

2019年09月13日(金) 〜 2019年09月14日(土)

• GPS: 14:50
• 距離: 18.0km
• 登り: 2,123m
• 下り: 2,124m

コースタイム

1日目

• 山行: 6:18
• 休憩: 0:23
• 合計: 6:41

10:35 十字峡登山口
14:06 14:07 日向山
16:30 16:44 池ノ段分岐
17:05 17:13 中ノ岳
17:16 中ノ岳避難小屋

2日目

• 山行: 6:39
• 休憩: 1:24
• 合計: 8:03

5:27 中ノ岳避難小屋
5:35 5:48 中ノ岳
6:04 6:06 池ノ段分岐
7:36 7:37 小兎岳
8:05 8:21 兎岳
8:48 8:54 大水上山
9:03 9:05 利根川水源碑
9:30 9:43 丹後山
9:46 9:46 丹後山避難小屋
12:20 12:49 丹後山登山口
13:26 13:28 林道入口駐車場
13:30 十字峡登山口

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

駐車場/十字峡登山口

コース状況／危険箇所等

道の状況/急登、鎖場、斜面、ザラ場等、注意箇所多数

その他周辺情報

温泉/六日町温泉湯らりん 400円

写真

9/13 10:30

家から5時間。予定より遅れて中ノ岳登山口を出発。気温は平野部で29度の予報

9/13 10:32

明日、通行止めになる。しかし、既に入山している車については調整して通してもらえるとのことで安心

9/13 11:17

いきなりの急登が続き、少し明るくなったところ二合目手前辺り。鎖も下がっている。この辺りで、連れの脚が痙攣を起こす

9/13 11:22

今回は靴を更新したこと、普段より重い荷物でいきなりの急登が影響したのか。千本松原手前

9/13 11:24

とにかく千本松原までは行こう

9/13 11:28

再び、痙攣、しかも両脚。脂汗を流している。脚をマッサージしながら引き返そうかと問う

9/13 11:59

今回はここまでと、展望を一枚。八海山が見えているようだ

9/13 12:00

勾配も緩くなっているので日向山まで行ってみると

9/13 12:16

巻機山方向は雲が覆っている

9/13 12:56

1000mを越えると、ブナ林が美しい

9/13 14:04

進路左上に雨量計測所が見えて

9/13 14:05

五合目、日向山。脚は収まっており進むことに

9/13 14:08

一旦下り。小さな池塘が続く

9/13 14:11

草原を抜けて。この辺りを生姜畑というのかな

9/13 14:23

小天上を目指す。ガスが覆っているが、却って暑くなくていい

9/13 14:35

この辺りにはコゴメグサがよく咲いている

9/13 14:52

小天上の七合目。ガスが晴れていれば、池ノ段が見えるのか

9/13 14:57

左側、中ノ岳から八海山に繋がる稜線、御月山・荒山辺り。この山塊はどこも急峻

9/13 14:57

右側の兎岳方面も雲が晴れない

9/13 15:09

しかし、進むにつれ池ノ段が顔を現してきた。しかし、再び、連れの脚に痙攣が

9/13 15:50

急登になると発症するようだ。だが、もう戻れない。ほぐしほぐし、一歩ずつ。脂汗を吹き出している

9/13 16:16

来た道を振り返る

9/13 16:30

九合目池ノ段まで来た。後ろに荒沢岳。そこから縦走して来たという単独行者に出会う

9/13 16:30

3年前に荒沢岳を日帰りしたが、なかなかの山だ。そこから縦走とは驚き

9/13 16:35

山頂はこの向こうのようだが、ここで一服。良く我慢して登った。相棒は根性の人

9/13 16:59

雲が上がった。先の人が山頂に立っている

9/13 17:03

中ノ岳避難小屋が見えた。奥に越後駒ヶ岳

9/13 17:06

そして、中ノ岳山頂。なんとか登れたことに感謝。日は随分傾いてきたが、まだ、大丈夫

9/13 17:07

小屋の向こうに八海山。稜線のギザギザが特徴的

9/13 17:07

小屋の後ろに越後駒ヶ岳

9/13 17:07

荒沢岳

9/13 17:08

沸き立つ雲の奥には燧ケ岳や日光白根山が顔を出している

9/13 18:05

小屋に入り、着替え、食事を済ませて外に出ると月が出ていた

9/13 18:06

今日は十五夜、中秋の名月をここで迎えられるとは何と幸運

9/13 18:07

明日の天気も期待できそう

9/13 18:08

八海山のギザギザがはっきりわかる。小屋には単独行者ばかり4人。荒沢岳、駒ヶ岳、そして、十字峡と方々から集まっている。早々に床に就いている

9/14 5:15

昨日は気がつかなかったが、小屋の前に大日如来の石碑等が祀られていた

9/14 5:17

日の出は荒沢岳を背に始まりそうだ

9/14 5:17

小屋から、中の岳山頂。既に二人出発している

9/14 5:35

我々も荷を担いで山頂へ。南の方角、稜線のその奥の富士山が見えますか

9/14 5:36

小屋の左、北西の八海山にも朝日が当たってきた

9/14 5:37

北の越後駒ヶ岳。一日の一番いい時間だ

9/14 5:37

向かう方向中央に丹後山。滝雲のように雲が湧いている。向かう途中、丹後山から来たという女性は朝雲がかかって展望はさっぱりとのこと

9/14 5:39

西の南魚沼の平野にブロッケンが浮かぶ

9/14 5:42

宿泊者らはそれぞれの方向に、我々も丹後山に向かって出発だ

9/14 5:47

歩き出した矢先、連れがズルリ。草斜面に張り付いている。今日も気が抜けない。脚は痛みを残したものの大丈夫そうだ

9/14 5:50

名残のマツムシソウ

9/14 6:04

オヤマリンドウ

9/14 6:10

イワショウブ

9/14 6:11

九合目の分岐を過ぎて中ノ岳を振り返る

9/14 6:12

向かう兎岳、丹後山

9/14 6:19

光る草波。兎岳に続く

9/14 6:55

また振り返る

9/14 7:15

向かう兎岳

9/14 7:59

荒沢岳との分岐

9/14 8:20

兎岳山頂から越後三山揃い踏み。左から八海山、中ノ岳、そして越後駒ヶ岳

9/14 8:01

大水上山を経て、丹後山へ向かおう

9/14 8:45

兎岳を振り返り

9/14 8:51

大水上山で一服

9/14 8:50

平らな稜線は平ヶ岳

9/14 9:04

ここから利根川が始まる

9/14 9:04

小高い丘のような山が丹後山

9/14 9:08

道歩きが楽しい

9/14 9:11

名残のハクサンフウロ四姉妹

9/14 9:25

そして、丹後山

9/14 9:26

随分離れてしまった。左が中ノ岳。右が兎岳

9/14 9:42

荒沢岳が存在感を

9/14 9:43

丹後山避難小屋。ここに泊まるのも気持ち良さそう

9/14 9:50

越後沢山方向の道はない。この方向も楽しそうだが。左に下る

9/14 9:53

麓に南魚沼の田園が見える

9/14 9:54

昨日はこの稜線を苦労して登って来たのだ。日向山の後ろに八海山

9/14 10:51

さらに1時間下って、山頂は段々高くなる

9/14 11:00

ここにもブナの美しい森が

9/14 11:43

3合目辺りから激下り。上りも下りも大変だ

9/14 12:20

そして、登山口。林道に出た

9/14 12:37

向かいの三国川に降りて、熱くなっている身体を冷ます

9/14 13:07

林道を十字峡まで下る。ススキが始まっている

撮影機器：

iPhone 7 Plus Apple

感想

teamjnk

水担ぎシュラフ担いで千五百 連れは脚つれ汗降る中ノ

普段、軽装備での日帰りが多いが、今回は避難小屋で一泊の縦走。ほぼ全行程に水場がないとのことで二日分の水と食料、シュラフにマットを担いで標高差1,500mの急登を登るということで準備と覚悟をして臨んだのだが、それ以上に苦戦してしまった。折しも、連れの履き慣れていた靴のつま先が前回の山で開いてしまったので、今回更新したものを近くの公園で試し履きしただけでやって来たことが一つの原因かもしれない。これまで滅多に脚がつれるということがなかったのに、急登に差し掛かること3度も両脚に痙攣が起き、苦痛のあまり顔からは脂汗が溢れ出していた。それでも弱音を吐かずに登り切った我妻には脱帽だ。

十五夜を小屋から眺む中ノ岳 苦しき登り今は忘れて

折しも、今夜は中秋の名月。平野部では雲が多いとの予報の中、山上では夕方より雲が上がり、我々にとっては、それは印象深い満月を迎えることとなった。
翌日には、痛みは残したものの再発はなく、荷物は段々と軽くなり、好日の元、丹後山までの快適なアプローチを楽しむことができた。それにしても、十字峡からのこの山塊はどちらからも勾配は半端ではない。