前鬼川・孔雀又谷右俣
むぐむぐ
その他2人 
体力度について
- GPS
- 15:45
- 距離
- 14.4km
- 登り
- 1,784m
- 下り
- 1,777m
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標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 8:10
- 休憩
- 0:42
- 合計
- 8:52
06:50 出発
07:30 2段10m(撤退)
08:50 900m付近 登山道のコル(閼伽坂峠)
09:15 垢離取場 09:30
10:00 大岩
11:15 逆くの字
12:20 孔雀又・二俣、小屋跡
14:00 テン場（遡行図にない滝10m下）
2日目
06:20 出発
06:40 遡行図にない滝15m
07:40 Co.1280m付近
10:10 孔雀岳
10:50 空鉢岳
11:30 釈迦ヶ岳
12:25 深仙小屋
12:55 太古の辻
14:30 前鬼宿坊
15:10 下山完了
| 天候 | 1日目：曇り時々小雨 2日目：快晴！ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2019年09月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| その他周辺情報 | 大宇陀温泉 あきののゆ：休日800円、JAFでタオルもらえる まちめしや(橿原市)：定食注文でご飯とカレールー、漬物が食べ放題 |
写真
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遡行図にない滝��
右岸をツリークライミング
この滝の上に良いテン場があった
感想
201909前鬼川沢登り
大学山岳部の現役2人と大峰前鬼川の沢登りへ。日帰りルートではなく、1泊2日で孔雀又谷右俣を詰め上がるルート。事前情報で「関西起点の沢」の遡行図にない滝があったり、最後はいやらしいがれ場があるということなので気を引き締める。
前夜17:00に京都を出発。橿原市までは曇り程度で天気いいねと思ってたら川上村に入ったくらいから雨足が強くなる。前鬼林道の運転は暗いし雨は強いしで恐怖だった。22:00ごろに前鬼ゲート到着、ちょっとだけ晩酌をして就寝。
1日目
翌日起きると、雨は上がっている。増水の具合はどうだろうと心配しながらとりあえず行くことに。前鬼川に入渓すると多分20cmくらい増水していた。普段は苦労しないであろう普通の渡渉が腰くらいの渡渉になり苦労する。問題は2段10mの上の対岸に渡るところである。2段10mの登りは左岸の残置ロープを使うと簡単に登れたが、渡渉ポイント確認するととてもじゃないけど渡れない。そのまま左岸を巻いて沢に懸垂で降りることも考えたがその後の川幅いっぱいのナメ床L120mが激流だったので潔く撤退ということにする。ただ、このまま帰るのは名残惜しいのでとりあえず登山道を使って垢離取場まで行くことに。
引き返し途中で登山道に続く尾根に乗ってショートカット。垢離取場まで1時間半くらいかかった。垢離取場に着くと水は綺麗。比良以外の沢初体験のT君はゴーグルを取り出して泳ぐ。楽しそうです。緊張する渡渉が出てきたら引き返すという条件付きで先に進むことに。記録でわかっていたことだが、前鬼川は岩がでかい。ザックを踏み台にしたりスリングを出したりしながら進んでいく。このような巨岩帯もT君は初体験らしく、楽しんでいるよう。巨岩帯だけでなく、深い淵を泳ぐところあったり、綺麗なナメ床あったりと楽しい。前鬼のハイライトは垢離取場までという評判をよく聞いていたので良い意味で裏切られた。孔雀又の二俣を少し通り過ぎたところで悪魔の塔が見える。感動しました。
今夜はアシメ谷出合を過ぎていいテン場があればそこで泊まろうと思っていたが、両岸立っていてなかなか快適そうなテン場は見つからない。そうしているうちに遡行図にない滝10mが出てきたので、いいところないかテン場探し。結局、すごい斜めのところを土木作業をして無理やりツェルトを張る。翌日、遡行図にない滝10mの上に快適なテン場があって悔しい思いをした・・・
時々小雨が降るが、夜になると星も見える感じに天候は回復していった。
2日目
朝起きると雲ひとつない快晴。まずいカレーメシを掻き込み、出発。いきなり遡行図にない滝10mの巻き。右岸をツリークライミング。少し緊張したが問題なく通過。続く遡行図にない滝15mは左岸を巻く。こちらは問題なく巻けた。これで前鬼川の核心は終わり。ここから一気に水量は少なくなっていく。最後の詰めは途中で北の尾根に上がる記録が多数あったが、僕らはなるべく沢を詰め上がり最後に尾根に上がった。最後の笹と苔の斜面を登るのは沢靴ではツルツル滑るが、気持ちよかった。そして無事尾根に上がる。
ここから5時間くらいの下山道。登山道ではあるが、大峯奥駈道は笹薮で足元が見えづらく岩場、鎖場もあって結構疲れる。すれ違う人はトレラン風の人が多かったので、トレランでは有名なルートなのかな？ 釈迦ヶ岳にはたくさんの人とお釈迦様が出迎えてくださる。見守っていただきありがとうございます。山頂には犬を連れた方や上半身半裸の人などいろんな人がいた。深仙小屋で水を補給して、あとは長ーい前鬼までの下山路を降る。前鬼宿坊は立派な建物があってびっくりした。
下山後、前鬼林道を車で降っていると多くの車があり、キャニオニングやボートなどアクティビティを楽しむたくさんの人がいた。楽しそう。温泉は川上村の杉の湯を狙っていたがさすが三連休、人がいっぱいで早めに日帰り入浴の受付を終了したとのこと。仕方ないので、「大宇陀温泉 あきののゆ」で入浴。橿原市の「まちめしや」で夕飯。ご飯とカレールー、漬物が食べ放題。しっかりと腹を満たして帰洛。お疲れ様でした。
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