荒神山 1day 単独 - 出張帰り ミヤマウズラに癒されたくて

2019年09月20日(金) [日帰り]

• GPS: 02:34
• 距離: 5.2km
• 登り: 224m
• 下り: 225m

コースタイム

日帰り

• 山行: 2:11
• 休憩: 0:09
• 合計: 2:20

13:05 荒神山 唐崎コース登山口
14:09 14:09 荒神山古墳
14:26 14:33 荒神山
14:37 14:38 荒神山古墳
14:47 14:48 日夏山三角点
15:10 15:10 荒神山 三角点コース登山口
15:25 ゴール地点

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

彦根市の公共施設として整備されている「荒神山公園」内の駐車場を利用させてもらいました。他所者ですが市民と区別せず無料で感謝。

コース状況／危険箇所等

明瞭。ただしコース上に設置の標識は、基本的にコース名A,B,C,,,のみの表記なので、予定のコース名を事前に把握しておくべき。
イノシシなどの野生動物が公園内に入るのを防ぐため、周縁に柵が設置してあります。帰着時は数少ないゲートを見逃し、駐車場まで遠回りを強いられてしまいました。

その他周辺情報

飲料の自販機は園内にありましたが、コンビニ等の食材や飲料を購入できるお店は、駐車場からの徒歩圏になさそうでした。
下山後「永源寺温泉 八風の湯」を利用。彦根市からは名古屋方面へ向けて遠回りですが、国道421号沿い登山口状況を知りたかったので。温泉の公式HP(外部サイト)→ https://www.happuno-yu.com/eigenji/

写真

9/19 11:13

荒神山(こうじんやま)の遠景。山行前日、出張先の敷地内からの撮影。標高284mとのこと。独立峰でカッコいい。

9/19 11:40

同じく前日に見た荒神山の全景。稲穂が黄金色に輝く季節です。

9/20 12:20

荒神山公園に駐車し、園内を少し散策。

9/20 12:22

幼児、児童向けを中心に、いろいろな設備が充実。天体望遠鏡用のドームもあるようです。

9/20 12:56

今回利用した第一駐車場から最も近い登山口。ですが敷地外の別の参道から入山。

9/20 12:57

ヤブミョウガ(藪茗荷)が開花最盛期。

9/20 12:58

駐車場への入り口

9/20 12:58

荒神山公園は、彦根市子どもセンターとして設置されているようです。体育館、グランドやフィールドアスレチックなどかなり充実した様子。

9/20 12:59

一度敷地の外へ出て、鈴鹿山系を眺望。良い天気ですが、夕方には崩れる予報。

9/20 12:59

雲の様子も夏から秋へ切り換わる気配で、風が涼しいです。

9/20 12:59

琵琶湖へ注ぎ込む宇曽川の流れがゆったりと。

9/20 13:01

唐崎(とうざき)神社の参道入口。山の北東側、県道195号に面しており公園敷地の外です。

9/20 13:01

多くの神様が名を連ねます。

9/20 13:02

階段を上がればあっという間に唐崎神社。

9/20 13:03

屋根瓦が立派な拝殿が設置されています。

9/20 13:04

再掲、ヤブミョウガ(藪茗荷)は、神社やお寺の境内片隅に多く植えられえている日陰を好む植物。

9/20 13:06

唐崎神社まで、車道を通って上がってくることもできます。

9/20 13:07

イノシシ封じの柵ゲートが各所に。

9/20 13:11

ハギ(萩)の一種、ヤマハギということに。

9/20 13:12

オオセンチコガネ(大雪隠金亀子、大雪隠黄金虫)。この地域は黒鉄色ばかりですね。ちなみに雪隠(せっちん)とはトイレのこと。

9/20 13:14

フジバカマ(藤袴)かな？ヒヨドリバナ(鵯花)属の一種としておく方が無難かも。

9/20 13:15

尾根伝いの明るい林道が続きます。

9/20 13:15

たまにこんなクイズがあり、勉強になります。でもこの答え、3つともあてはまりそうな気が？

9/20 13:17

ヤブラン(藪蘭)

9/20 13:18

綺麗な羽根。種類不明で鋭意調査中。
–––
猛禽類っぽい特徴があり、フクロウの仲間のようです（17.Oct.2019追記）

9/20 13:26

たまにロープ設置の急登もあり、楽しめます。

9/20 13:29

ホツツジ(穂躑躅)かな。
有毒。誤食すると、嘔気、頭痛、発汗、酩酊昏睡、痙攣などを引き起こす。これらの毒は花粉にも含まれ、蜂蜜に混入して食中毒を起こすことがある。(Wikiより)

9/20 13:36

このどんぐりの木はコナラ(小楢)だと思います。

9/20 13:37

琵琶湖の手前は曽根沼

9/20 13:38

琵琶湖の向こうは比良山地ですね。

9/20 13:40

何箇所か車道を渡ります。丸太の階段が丁寧に設置してあります。

9/20 13:45

再掲、ホツツジ(穂躑躅)。

9/20 13:45

ノギラン(芒蘭)ですねー。

9/20 13:47

多景島が浮かんでいます。

9/20 13:49

このような半日陰状態の比較的乾燥した雑木林の林道脇を意識的に探してみます。

9/20 13:52

ありました。名前の由来はこのウズラ(鶉)模様の葉っぱ！

9/20 13:52

癒しのミヤマウズラ(深山鶉)です。ばぁ！

9/20 13:53

みんなこっちを見ています。
この場所と、下山時の別ルートでもよく似た限られた環境のみで見かけました。多い場所では2-3mの範囲に10-20株ありましたが、花期が8-9月とのことでもう終わりかけです。

9/20 14:00

ボントクタデ(凡篤蓼)かな？タデ科植物のミズヒキ(水引)の仲間だと思います。

9/20 14:01

そっぽを向くミヤマウズラ。この画像みたいな環境が生育適地のようで、これより暗すぎ、明るすぎ、植生や落ち葉の種類などが少しでも異なると、全く見かけませんでした。

9/20 14:03

陽射しを感じはしますが、すごく涼しいです。

9/20 14:04

前方後円墳だそうです。

9/20 14:06

ササクレシロオニタケ(白鬼茸)の幼菌でしょう。

9/20 14:11

古墳のあたりからルートは平らに。

9/20 14:11

荒神山古墳の説明板

9/20 14:14

チャワンタケ(茶碗茸)の一種ですね。

9/20 14:16

荒神山城跡の石垣かと。

9/20 14:20

荒神山神社の使い、神牛だそうです。

9/20 14:20

神牛の由来説明

9/20 14:20

境内の乾燥地にはハンミョウ(斑猫)が沢山がいました。

9/20 14:21

山頂にある荒神山神社

9/20 14:23

ハンミョウは写真を撮ろうとして近づくと、撮影にちょうど良い距離の少し手前でチョイ逃げするので、何十回ものスクワット運動を強いられます。

9/20 14:23

中には許容範囲が緩い個体もいて、手の届かないギリギリの距離まではOKとのことでした。
それにしても、境内でチョロチョロ動き回ってはスクワットする僕、傍目に見てさぞかし滑稽だったハズ。

9/20 14:25

神社境内近くの展望エリアからの眺望。だんだんと雲が増え広がってきているような気がしました。

9/20 14:26

テレビの電波中継所も設置されているようです。

9/20 14:27

シロヨメナ(白嫁菜)かな、ノコンギク(野紺菊)かな？キク科の山野草は、サッパリ区別がつきません。

9/20 14:29

手水舎の龍、今日はお休みで水を吐き出していません。

9/20 14:37

ヘビイチゴ(蛇苺)でしょう。

9/20 14:39

ヤブハギ(薮萩)かな？ヌスビトハギ(盗人萩)かも知れません。

9/20 14:45

きっとヒメジソ(姫紫蘇)。イヌコウジュ(犬香需)との形態的な違いを比較してみての判断です。

9/20 14:45

メマツヨイグサ(雌待宵草)だと思います。

9/20 14:48

三角点付近の展望台から、彦根市中心部方向の眺望。遠景の山は左端が伊吹山、真ん中が霊仙山、右に向かって鍋尻山、高室山、御池岳が見えているようです。

9/24 18:00

山座同定系アプリ(AR山ナビ)による情報を入れ込んでみました。24.Sep.2019追記

9/20 14:48

荒神山の山頂からおよそ300m北東に設置の三等三角点、標高261.48m、地点名「日夏山」だそうです。麓の日夏町(ひなつちょう)にちなんだ名前だと思います。

9/20 14:50

たまにこんな大岩

9/20 14:54

画像の質があまり良くないですが、前画像の大岩を少し下った限られた範囲に、ウズラ模様の葉が特徴的なミヤマウズラの群生地が。

9/20 15:05

下山に用いたこのコースにも一箇所、車道との交差がありました。

9/20 15:07

笹の下草が生えた涼しい雑木林を緩やかに下ります。

9/20 15:09

イノシシよけのゲートにて、平坦地へ。

9/20 15:16

荒神山公園は周囲が動物避けのフェンスで囲われています。駐車場へ向け最短となるゲートを見逃し、遠回りを強いられてしまいました。

9/20 15:17

公園の端から端まで、自分の感覚を頼りに最短一直線で歩いてみました。

9/20 15:18

綺麗に整備されており、市民の憩いの場となっています。平日のこの時間のためか人影はまばらです。

9/20 16:56

自宅のある愛知県までは少し遠回りになりますが、鈴鹿山地の滋賀県側の情報を探りながら帰ることにしました。
「八風の湯」に立ち寄り、独り反省会。平日17時からのお得な料金で入場しました。食事代1,000円込で計1,400円です。

9/20 17:18

ざる蕎麦大盛りを注文。「荒神山盛り」と勝手に命名。
ざる蕎麦600円、麺大盛りプラス300円なので1,000円に届かず。すなわちお風呂を500円で入った計算に。

9/20 17:02

とび太君のお菓子を発見、即購入！
とくに滋賀県内の道路でよく見かけますが、まさかお菓子まで存在するとは。八風の湯にて。

9/20 19:34

国道421号沿いにある名水「京の水」にて水汲み。国道を少し外れた旧道脇の真っ暗な場所なので、車のライトを頼りに。

9/20 19:33

雨が降り出したなかピョンピョンと、水場の主を発見。下あごに斑がないのでニホンアカガエルだと思います。

撮影機器：

OLYMPUS Tough TG-5 オリンパス

iPhone 8 64GB SIMフリー Apple

装備

個人装備

ザック22L ブーツミドルカット トレッキングポール 紙地図 コンパス ハンディGPS 筆記具 保護グローブ レインウェア上下 ヘッドライト 予備電池 携帯電話 タオル デジカメ ビクトリノックスナイフ 高カロリー食 ペットボトル飲料1 ハイドレーション0.5L 救急セット ウエストポーチ

備考

不使用装備:トレッキングポール,コンパス,筆記具,保護グローブ,レインウェア上下,ヘッドライト,予備電池,タオル,ビクトリノックスナイフ,高カロリー食,救急セット

感想

aramasa

滋賀県彦根市へ木-金に出張。天気が良ければどこかでテント泊山行しようと思っていましたが、あいにくの予報。金曜夕方に天気が崩れる予報なので、出張先の業務が終了した当日のお昼から、涼しくなった低山の日帰り山行へ繰り出すことにしました。

彦根市近辺の低山を検索したところ、「荒神山(こうじんやま)」が筆頭候補に。僕の居住地(愛知県)から近いので、登山口へのアクセスを考え車で出張することに。最近のヤマレコによると、季節的にも環境的にも癒し系の「ミヤマウズラ」の群生地がありそうな気配。いつかは癒されたいと思っていた花で、「会えるといいな」と楽しみにしながら山行開始。

山行距離も比較的短めで、エスケープルートとなる車道が山頂まで通っているので、かなり気をぬいたリラックスモード。ザックを最軽量に準備しましたが、不使用装備もたくさんありました。それでも最低限の安全装備は必須かと。

時折、見晴らしの良い展望地があり、琵琶湖とその先の比良山地、伊吹山-霊仙山と鈴鹿山系など、青空の下でかなり癒しの山行となりました。お目当てにしていたミヤマウズラを見つけることもでき、大満足の山行となりました。下山後、車を走らせている間に雨が降り始めましたが、立ち寄った温泉「八風の湯」でさらにリラックスでき、出張疲れを吹き飛ばすことができました。大感謝です。

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なお今回の山行計画にあたり、下記のヤマレコをものすごく参考にしました。この場を借りてお礼申し上げます。(以下リンク不具合修正 06.Oct.2019)
Yottieさま
　https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1999371.html
hirasuzukaさま
　https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1999950.html
pure0228さま
　https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2008898.html